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はじまり
守り手に選ばれました①
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隣にいるモフモフの毛皮から顔を上げると、カーテンから日差しが差し込んでいた。
「ふぁぁ。おはよう、ケイレブ」
私が名前を呼びながらモフモフの頭を撫でると、尻尾をフリフリと小刻みに振って返事をしてくる。彼はまだ起きる気がないようだ。
ベッドサイドに置いてある呼び鈴を鳴らすと、すぐに侍女のアメリアがやってきた。
「おはようございます、エヴィ様」
「おはよ、アメリア。ケイレブはまだ寝るそうよ。私だけ先に用意するわ」
「かしこまりました」
朝日を浴びながら目を覚まし、寝ぼけ眼を擦りながら起き上がる。呼び鈴を鳴らせば侍女がやってきて、着替えや洗顔などの身支度を手伝ってくれる。
至れり尽くせりの毎日。素敵な世界だ。
魔法はないけど魔石があって魔術がある世界。便利道具も作り放題。前世の知識を活用して好き放題できる環境。
魔獣はうじゃうじゃいるけど、我が国ピデン公国は島国で割と安全。まあ、不便もあるけど…。
とにかく私は幸せだ。前の自分は平凡で普通の代名詞のような人間だった。でも今は誰が見ても美人な姿だし、ウジウジした性格をやめたことで行動力溢れる女性になれた。
この世界に生まれたのはきっとこの国を豊かにするためなのだ。そう思って幼い頃から邁進してきた。その努力が実って我が国はとても豊かになってきた。
3日後には16歳の成人。翌日には戴冠式があり晴れて女王になる。
そして、私は3日後に結婚式を控えている花嫁でもあった。
「結婚かぁ。実感ないわね」
私がポツリと呟くと、私の髪の毛を結っていたアメリアが少し興味深々な顔で話しかけてきた。
「ケイレブ様との初夜は…」
「おそらく、獣化してするのではないかしら。3日後の16歳の誕生日の朝に変化がなければ」
「…左様でございますか。しかし夜伽の準備では香りのきつくないオイルで念入りにお手入れをさせていただきますね」
「わかったわ。あ、そうだわ。結婚式のためにタキシードは念のためにお父様の採寸で作ってあるけど…あのままなら私が作った蝶ネクタイだけつけて可愛くしなきゃね」
真っ白の蝶ネクタイを首につけた金色のモフモフを思い描きながらニンマリと笑うと、鏡に映るアメリアも楽しそうに笑った。
「楽しみでございますね」
「楽しみ…は、作らなきゃね」
私が困った様な顔になると、アメリアも眉を下げた。
「きっと、人化なさいますよ」
「そうね、そうだといいのだけど」
ふふっと私が小さく笑うと、アメリアは少しだけホッとした顔になった。そして髪を結い上げ終わると、化粧道具を手に持って私に化粧を施し始めた。
「エヴィ様。そういえば…先ほど歯磨きをされてる時に思ったのですが」
「んー?」
化粧をしてもらう間は目を瞑ったまま身動きを取ることができない。口紅を引いてもらいながら返事をしていると、アメリアは手を止めた。
「エヴィ様の舌に何か模様がございませんでしたか?」
「え?」
何を言っているの?と思いながら目を開けると、艶やかな白い髪、真っ赤な瞳、透き通った白い肌。そして綺麗に化粧が施された美しい顔が見えた。顔立ちはなくなったお母様にそっくりだ。
俗にいうアルビノなのだろうが、私は紫外線にも弱くないし目も悪くない。見た目だけがウサギのようなだけ。
(うん、今日も私は美人ね。で、なんだっけ、舌に何かあるって?)
チラッとアメリアに目線を向ければ、少しだけ不安そうな顔だった。
「舌に?模様に見える…出来物でもあるのかしら…」
寝ぼけながら歯磨きをしているため自分の舌に何かあるかなんて気にしていなかった。だが、私の隣で身支度を手伝うアメリアはずっと私の動作を見守っているのだろう。
その彼女が言うのだから何かがあるのは間違いない。
ゆっくり口を開けて舌を出せば、舌全体にグルグルとした何か模様が描かれていた。
「っ…え!?」
思わず舌を出したまま驚いた様な声を出せば、鏡越しに私の舌を見ていたアメリアがハッとした顔になった。
「まさか、これは…守り手の模様では!?」
「え、え!?えええ!?守り手ってあの守り手!?」
舌を口の中にしまい焦りながらアメリアに声をかけると、彼女は私の顔をガッチリと両手で包み込んだ。後ろを振り向こうにも振り向けない。
「もう一度、見てみましょう」
「そ、そ、そうね」
コクコクと首を縦に振りながら舌を口から出す。
見えてきたものは間違いなく何かの模様だ。だがまだまだ薄い。
「………(これ。やっぱりアレよね?)」
「………(そうですね)」
私とアメリアは模様を鏡越しに見つめながら無言で目配せをした。そしてお互いに頷き合うと、私は舌を口の中に戻してから立ち上がった。
「アメリアはお父様に報告を。私は寝坊助の舌も確認してみるわ」
「かしこまりました」
私の指示を受けたアメリアは素早く部屋から出ていった。私はその姿を確認してからいまだベッドに寝ているケイレブの元へと向かった。
「ケイレブ、ケーイ、コラ、寝坊助オオカミ!」
丸くなって寝ている金色の狼の尻尾を掴んで引っ張ると、狼は情けない声を上げた。
「キャウン(いてー!)」
「起きなさい!そして舌を見せなさい」
「キューン!キューン!(いたい!尻尾取れる!)」
「うるさい。早く見せなさい」
尻尾から手を離して大きな狼の体をベッドの上でゴロンと仰向けにさせる。体長3メートルはある大きな体だが私に抵抗する気はないのかされるがままだ。
顔向けになってお腹を出した狼の口を両手でガバッと開けて中を覗くと鋭い牙がたくさんある。噛まれたら致命傷だ。
「ワフワフ(なになに?)」
「ちょ、舌を見たいの。手を舐めないで」
「クーン(えー)」
大人しくしながらも何をされているのか気になるのか私の手を舌で舐めてくる。うざったいがこれ以上無理やり口をこじ開けると反射的に口を閉じられる可能性があるため、辛抱強くやめるのを待った。
ケイレブが大人しくなった頃合いを見てジッと長い舌を見つめると、私と同じような模様があった。
「…あっ、この国終わったわ」
「ガウ!?(ええ?!)」
私が発した言葉にびっくりしたケイレブが口を閉じる前に、私は両手をサッと離した。
「ふぁぁ。おはよう、ケイレブ」
私が名前を呼びながらモフモフの頭を撫でると、尻尾をフリフリと小刻みに振って返事をしてくる。彼はまだ起きる気がないようだ。
ベッドサイドに置いてある呼び鈴を鳴らすと、すぐに侍女のアメリアがやってきた。
「おはようございます、エヴィ様」
「おはよ、アメリア。ケイレブはまだ寝るそうよ。私だけ先に用意するわ」
「かしこまりました」
朝日を浴びながら目を覚まし、寝ぼけ眼を擦りながら起き上がる。呼び鈴を鳴らせば侍女がやってきて、着替えや洗顔などの身支度を手伝ってくれる。
至れり尽くせりの毎日。素敵な世界だ。
魔法はないけど魔石があって魔術がある世界。便利道具も作り放題。前世の知識を活用して好き放題できる環境。
魔獣はうじゃうじゃいるけど、我が国ピデン公国は島国で割と安全。まあ、不便もあるけど…。
とにかく私は幸せだ。前の自分は平凡で普通の代名詞のような人間だった。でも今は誰が見ても美人な姿だし、ウジウジした性格をやめたことで行動力溢れる女性になれた。
この世界に生まれたのはきっとこの国を豊かにするためなのだ。そう思って幼い頃から邁進してきた。その努力が実って我が国はとても豊かになってきた。
3日後には16歳の成人。翌日には戴冠式があり晴れて女王になる。
そして、私は3日後に結婚式を控えている花嫁でもあった。
「結婚かぁ。実感ないわね」
私がポツリと呟くと、私の髪の毛を結っていたアメリアが少し興味深々な顔で話しかけてきた。
「ケイレブ様との初夜は…」
「おそらく、獣化してするのではないかしら。3日後の16歳の誕生日の朝に変化がなければ」
「…左様でございますか。しかし夜伽の準備では香りのきつくないオイルで念入りにお手入れをさせていただきますね」
「わかったわ。あ、そうだわ。結婚式のためにタキシードは念のためにお父様の採寸で作ってあるけど…あのままなら私が作った蝶ネクタイだけつけて可愛くしなきゃね」
真っ白の蝶ネクタイを首につけた金色のモフモフを思い描きながらニンマリと笑うと、鏡に映るアメリアも楽しそうに笑った。
「楽しみでございますね」
「楽しみ…は、作らなきゃね」
私が困った様な顔になると、アメリアも眉を下げた。
「きっと、人化なさいますよ」
「そうね、そうだといいのだけど」
ふふっと私が小さく笑うと、アメリアは少しだけホッとした顔になった。そして髪を結い上げ終わると、化粧道具を手に持って私に化粧を施し始めた。
「エヴィ様。そういえば…先ほど歯磨きをされてる時に思ったのですが」
「んー?」
化粧をしてもらう間は目を瞑ったまま身動きを取ることができない。口紅を引いてもらいながら返事をしていると、アメリアは手を止めた。
「エヴィ様の舌に何か模様がございませんでしたか?」
「え?」
何を言っているの?と思いながら目を開けると、艶やかな白い髪、真っ赤な瞳、透き通った白い肌。そして綺麗に化粧が施された美しい顔が見えた。顔立ちはなくなったお母様にそっくりだ。
俗にいうアルビノなのだろうが、私は紫外線にも弱くないし目も悪くない。見た目だけがウサギのようなだけ。
(うん、今日も私は美人ね。で、なんだっけ、舌に何かあるって?)
チラッとアメリアに目線を向ければ、少しだけ不安そうな顔だった。
「舌に?模様に見える…出来物でもあるのかしら…」
寝ぼけながら歯磨きをしているため自分の舌に何かあるかなんて気にしていなかった。だが、私の隣で身支度を手伝うアメリアはずっと私の動作を見守っているのだろう。
その彼女が言うのだから何かがあるのは間違いない。
ゆっくり口を開けて舌を出せば、舌全体にグルグルとした何か模様が描かれていた。
「っ…え!?」
思わず舌を出したまま驚いた様な声を出せば、鏡越しに私の舌を見ていたアメリアがハッとした顔になった。
「まさか、これは…守り手の模様では!?」
「え、え!?えええ!?守り手ってあの守り手!?」
舌を口の中にしまい焦りながらアメリアに声をかけると、彼女は私の顔をガッチリと両手で包み込んだ。後ろを振り向こうにも振り向けない。
「もう一度、見てみましょう」
「そ、そ、そうね」
コクコクと首を縦に振りながら舌を口から出す。
見えてきたものは間違いなく何かの模様だ。だがまだまだ薄い。
「………(これ。やっぱりアレよね?)」
「………(そうですね)」
私とアメリアは模様を鏡越しに見つめながら無言で目配せをした。そしてお互いに頷き合うと、私は舌を口の中に戻してから立ち上がった。
「アメリアはお父様に報告を。私は寝坊助の舌も確認してみるわ」
「かしこまりました」
私の指示を受けたアメリアは素早く部屋から出ていった。私はその姿を確認してからいまだベッドに寝ているケイレブの元へと向かった。
「ケイレブ、ケーイ、コラ、寝坊助オオカミ!」
丸くなって寝ている金色の狼の尻尾を掴んで引っ張ると、狼は情けない声を上げた。
「キャウン(いてー!)」
「起きなさい!そして舌を見せなさい」
「キューン!キューン!(いたい!尻尾取れる!)」
「うるさい。早く見せなさい」
尻尾から手を離して大きな狼の体をベッドの上でゴロンと仰向けにさせる。体長3メートルはある大きな体だが私に抵抗する気はないのかされるがままだ。
顔向けになってお腹を出した狼の口を両手でガバッと開けて中を覗くと鋭い牙がたくさんある。噛まれたら致命傷だ。
「ワフワフ(なになに?)」
「ちょ、舌を見たいの。手を舐めないで」
「クーン(えー)」
大人しくしながらも何をされているのか気になるのか私の手を舌で舐めてくる。うざったいがこれ以上無理やり口をこじ開けると反射的に口を閉じられる可能性があるため、辛抱強くやめるのを待った。
ケイレブが大人しくなった頃合いを見てジッと長い舌を見つめると、私と同じような模様があった。
「…あっ、この国終わったわ」
「ガウ!?(ええ?!)」
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