【完結】守り手になるので呪いを解いてください!

あさリ23

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旅の終わり?

ビューンッとな

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 ホープ伯爵は私の提案を聞いてすぐに行動した。

 通信魔道具で王城へ帰還の連絡。今回の件で良い案を持つ人物を探し当てたと謁見の申請を済ませると、国境で手配した二頭立て馬車に彼は私と一緒に乗り込んだ。

 彼は私が守り手であることを国に伝えていないようだ。国境にいた人々にも緘口令を敷いた。話を広めたら懲罰を受けさせるとまで言って厳しくしていた。

 早馬に乗って、休む暇もなく蜻蛉返りし、現状最善である対応をする。この人は髪が薄くてずんぐりむっくりでも、しっかり宰相だった。

 相当疲れていたのだろう。ホープ伯爵は馬車が揺れ始めると椅子に座って腕を組んだ体勢で寝始めた。

「ねぇ、ベルナール。伯爵、疲れて可哀想だから体を綺麗にしてちょっと疲れをとってあげられない?」

『ご主人様のご要望ならば』

 私の声掛けにベルナールは頷くと、肩から飛び立ってホープ伯爵の右太ももにとまった。そして、すぐに彼の体が淡い緑の光に包まれた。

 先ほどまで少し臭かったホープ伯爵の体は爽やかな石鹸の香りになり、悪い顔色も良くなった。スゥスゥと立てる寝息の音も若干楽そうだ。

 私はベルナールの仕事に満足し、ウンウンと頷くと彼はパサパサと音をたてて定位置に戻ってきた。

『馬車の速度も速めましょうか?』

「そうね。お馬さん達を疲れ知らずにして、御者は夜の間は落ちないようにして寝かせてあげて。急いでるから昼夜問わず走らせるのは可哀想だけど…せっかく時間短縮したのにこの国で時間をかけるのは勿体無いから」

『かしこまりました』

 ベルナールはペコッと頭を下げると両羽を広げた。すぐにグンッとスピードが速くなり、御者がびっくりしたような声を出したがしばらくするとそれも落ち着いた。

 ホープ伯爵からは馬車で五日はかかると言われたが、そんなに待てない。私達は走り続けて2日で到着する早馬のように馬車を進めた。

 途中、ホープ伯爵が目を覚ましかけたがベルナールがチョイッと触って眠らせた。このカラスは本当に万能だ。

 馬車の中で飲食、寝泊まりしつつ、お馬さん達に時折水分補給と休憩をさせた。そして、私達は予定通り出発して2日目にホープ伯爵の屋敷にたどり着いた。


 私は眠りこけたホープ伯爵の肩をゆすった。

「伯爵様。起きてください。多分目的地に着きましたよ」

「ん、んん。すまない。眠っていたようだ。目的地とは初めの休息地点かい?」

 むにゃむにゃと眠そうな声で起きた伯爵は目をこすりながらあくびをした。

「いいえ。伯爵様のご自宅ですね」

「はっ!?」

 私の言葉を聞いて目を見開くとバッと勢いよく馬車の窓から外を眺めた。

「ほ、ほ、ほ、ほんとうに。私の屋敷ではないか」

 びっくりした様子のホープ伯爵はアワアワッと口を震わせている。その様子を横目で見つつ私は今後の予定を確認した。

「一旦ここに滞在して王城へ向かうのですか?」

「あ、ああ。そうだ。謁見申請はしたがいつ許可が降りるかわからないからな。ただ急ぎの内容だと知らせたから…」

「じゃあ、帰ってきた事を知らせて明日にでも謁見できるといいですね」

「あ、ああ」

 私の質問に答えながらも、ホープ伯爵の頭の中は混乱しているようだ。

「あ、あの。実は持っている魔道具を使って馬車の速度を速めたんです。なので、早馬と同じように2日で首都に着きました」

「…そ、そうなのか。魔道具を…」

「はい」

 ホープ伯爵は〈速度を速くする物が他国にはあるのか〉と自分を納得させるかのように呟くと、一つため息を漏らした。

 (別に嘘は言っていない、うん)

「まあ、いい。私の屋敷で待っていてくれ。私は登城し状況を確認をしてくる。謁見できる見通しがつき次第連絡する。大人しく待っていてくれるだろうか」

「もちろんです!」

「そうか…」

 ホープ伯爵と一緒に馬車から降りると執事らしき男性が近寄ってきた。50代くらいだろうか。ホープ伯爵は彼にコソコソと話をし、相手の肩をポンポンッと叩くと私達が乗ってきた馬車に乗って去っていった。

 そして、私達は目の前で微笑む執事らしき男性に案内されて屋敷へとお邪魔することになった。

 ホープ伯爵は私達の世話を失礼のないように!と指示したらしく、貴族でもなんでもない(設定)の私達に使用人たちは丁寧に接してくれた。

 部屋を案内されてすぐに、荷解きをする暇もなく私は侍女達に攫われるように浴室へと連れて行かれた。もちろん、オス達は置いてけぼりだ。

 旅疲れがおありでしょうと言われ、彼女達はいい匂いのする湯船に私を浸し、泡泡で体を丁寧に洗った。もう、強く触ればヒビが入るガラスかの様に丁寧に丁寧に触られた。

 しかも全身のオイルマッサージ付きだ。これは痛気持ちよかった。終わった後の爽快感といったら、最高だ。

 ベルナール達はその間案内された部屋で大人しくしていたようだ。ケイレブは馬車に乗った日からずっとケージポーチの中にいる。

 私が湯上がりほかほかで帰ってくると、ケイレブはケージの中で退屈そうな顔で伏せていた、ケージを手に取り目線を合わせるように持ち上げると、私は彼に話しかけた。

「ケイレブ。つまんないと思うけど少し我慢して。後で遊ばせてあげるから」

「ガウ(ケッ)」

 ケイレブはつまらなさそうに舌打ちをすると、くるんっと体を丸めて寝たふりを始めた。

「ほら。お風呂は新しいお湯を頼んでおいたからさ!人型になってキレイキレイしちゃいなよ!ね!」

「………」

「あと、食事はどうするか聞かれたからこの部屋で食べたい、肉料理多めでとか頼んでおいたから!ね!機嫌なおしてよ」

「…ガウ…(…別に拗ねてない…)」

「そうなの?じゃあ、ご飯の時間までまだ時間あるしさ。お風呂に入ってきちゃいなよ。すぐ用意するって言ってたからもう大丈夫だと思う」

「ワフ(わかった)」

 ケイレブが小さく頷いてモゾモゾ動くのを確認した私はケージの扉を開けた。しゅるるるっと音を出しつつ大きな体が目の前に現れる。

 収納カポーチからチョーカーを取り出してつけてあげれば、光と共にケイレブは人型に変化した。

「ベルナールもお風呂にする?」

『そうですね。では、ケイレブ様と水浴びに行ってまいります』

 クスッと笑ったベルナールは一言も話さないケイレブの肩に乗った。ケイレブは下半身だけタオルで隠して、あとは阻害の布を体に巻き付けるとベルナールと共に浴室へと移動していった。

 数十分後。ぽっかぽかな状態で2人が帰ってきた。ベルナールの羽毛も艶々だ。ケイレブはタオルしか持っていかなかったが、服を着ている。気が利く私が着替えを用意して持っていってあげたのだ。

 ケイレブは少しばつの悪そうな顔をしながら私のところへやってきた。

「服、ありがとうな」

「うん。どういたしまして。ご飯が来るまでの間も念のため阻害の布つけたままベッドで寝てなよ」

「ああ。そうする」

 素直にお礼を言う兄に広々とした場所で休む様に促せば、彼はウンッと首を縦に振って寝室へと消えた。

 夕食が届けられると、私は寝ていたケイレブを起こして3人でワイワイと話して食べた。実際に食べたのは2人だが…。

 その頃にはケイレブの機嫌も治っていたようで、ケージの中に狼がいないと騒がれないように寝る頃には狼の姿に戻り、自主的にケージに入っていった。

 そして、私たちは明日に向けて作戦会議をすることにした。場所は、広いベッドの上だ。ダブルベッドほどの大きさのベッドで眠るのは久々だ。

 うつ伏せになって足をバタバタさせる私。ヘッドボード近くにベルナールがたたずみ、ケイレブはケージに入ったままその隣にいる。

 私は彼らに目線をむけて話を進めた。

「さて、謁見で喋るのって私よね?」

「ガウ(そうだな)」

「目上の人と話す言葉遣いなんて、できる気がしないんだけど???」

『大丈夫ですよ。いざとなれば私がお助けいたします』

「ガーウ(俺は寝てたーい)」

「くっ、ずるい…」

 私は口を尖らせ足をジタバタさせた。そんな私を見つめながらベルナールは何かを考えるような声で話した。

『しかし、本当に皇女殿下は結婚をする気があったのでしょうか』

「え?」

 彼は片羽を顎の下にあてて考える仕草をしながら話を続けた。

『本当に守り手の3人目に選ばれたとして。その場合は役目に対してご本人の抵抗がもう少しあってもいい気がするのです。あちらの王太子殿下に対して恋慕の情があるのならば、尚更です。ご主人様の国もそんな理由で放棄する選択をなさっています。やはり何も反応なくというのはおかしいかと』

「あー。まあ、今まで国内では負けなしだったなら負けた相手にキュンッてした可能性はあるよね。でもさー、私はこのお姫さんは女性らしい思考と言うよりも、男性よりな気がするんだよね。あんまり深く考えていない気がする」

『ご本人にお会いしないとなんとも評価し難いですが…。恋は盲目といいます。胸がときめき、頭に花が咲いている間は日頃の信念すら忘れるものなのです。だから一夜の過ちや伴侶以外への浮つきがあるのですよ』

「ちょ、ベルナール!その言葉は棘あるってば!」

『恋とは時として人を狂わせますからね…』

 過去を振り返りしみじみとした様子で話すベルナールの玄人感に笑いが込み上げてくる。私はヒヒヒッと笑ってお腹を抱えて足をジタバタさせた。ケイレブは興味なさげに鼻でため息をついた。

「ガウ?ガウガウ(で?結局どうすんだ)」

「んー、そうね。本当に言ったかどうかの確認はしたいかな。あと、ここの皇帝さんがどんな雰囲気なのかも見たいかも。伯爵の話を聞く限りは、感情に行動が支配される人かなって思うんだけどさ」

「ガウガウ(確かに考えるよりも先に体を動かす性格ぽい)」

「でしょ?脳筋な気がするのよねー」

『為政者とは時として柔軟な対応を求められます。独裁的にやるべき時、周りや意見を聞いて決めるべき時。どちらかに偏っていては悪い結果を呼ぶ可能性があるものです。もし、私が彼に力を与えるとすれば[人の心を読む力]を与えたかもしれません。ふふふ』

「うわあ。脳筋に腹芸は無理だって遠回しに言ってる」

 黒い笑みを浮かべるベルナールはさらに話を続けた。

『また皇族に仕える身近な使用人に階級の低い平民を採用することは少ないため、侍女なり侍従なり、彼らも貴族でしょう。この国が元々争いを仕掛けるつもりで剣術大会を開催していたとすれば、それを悟られないようにご主人様の対応次第では貴族らしく言葉匠に揚げ足を取ってくる可能性もあります。まあ、それもこの国の総意として争いを望んでいた場合ですが…』

「あー、ありそう」

『取引先の社長と商談している。そんな設定で話せば問題ないでしょう』

「なるほどね!コネコネ手を揉んで話したらいいのね。シャッチョさーんおねがーいって」

『そうですそうです』

「…ガウー(…トリヒキサキシャチョウってなんだよー)」

 私とベルナールの会話についていけないケイレブはつまらなさそうに欠伸をした。私とベルナールはその様子を見て笑いつつ話を続けた。

「じゃ、確認することは。1、婚姻の相手だと断定したか。2、守り手の証の確認はどこまでしたのか。この2点で攻めようと思うんだけど、どうかな」

『いいでしょう。必ず《婚姻相手》は強い相手としたいと断言したのかをしつこく聞きましょう。また、守り手の証は体のどこかに現れる。それが見せやすい場所であると絶対的に決まっているわけではございません。現に、ご主人様達は舌の上にございます。ならばどこまでどのように確認しているのかを追求すれば良いかと。皆さんの証の位置が共通している可能性はありますからね。彼女も舌の上にあるのかもしれません』

「わかったわ。作戦通りにやれるか不安だけど、頑張る。ねぇ、ベルナールはついてきてくれる?」

『もちろんでございます』

「じゃ、ケイレブは寝ててもいいや」

「ガウガウ(よし寝るわ)」

 話は終わったと言わんばかりに、ケイレブは丸くなって目を瞑ると5秒以内にスピスピ寝息をたてはじめた。

「私達が次代の守り手であるってことは、いつ言えばいいと思う?」

 私の質問にベルナールはふむっと考える仕草をした。

『そうですね。開戦のきっかけとなった守り手の模様の位置をどこまで確認したか。ご主人様と同じ場所にある可能性が出てきたらで良いでしょう』

「でも、なんて言ったらいいんだろう」

『嘘も方便とは良い言葉ですね。ここは【森の意思】という解釈をうまく使いましょう』

 例えば?っと首を傾げると、ベルナールは私の耳元までピョンピョンッと飛び跳ねて寄ってきた。そして嘴を耳元に当ててヒソヒソと話す。

 その内容にプッと吹き出し笑いをすれば、ベルナールもクスクスと笑い始めた。

「ねぇ、伯爵の言葉の意味って本当にそれであってるの?」

『ええ、間違いないでしょう。ご主人様が入浴されている間にこの屋敷でできる限りの情報を集めました。その情報を照らし合わせても、あの言葉はそう言った意味かと』

「えー、いつの間に仕事してんの?有能だねー」

『ふふふ。お褒めいただき光栄でございます』

 2人で向かい合ってクスクス笑ってから、私はベッドに仰向けに寝転がった。
 
「よし、もしその作戦が使えなさそうなら、逃げる!」

『はい、そういたしましょう』

 明日の作戦も決まった。あとは、なんちゃって敬語を駆使して話せばいいだろう。なんとかなるなる。

 私は自分に言い聞かせるように頷くと、ベッドの毛布を体に包み眠りについた。
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