45 / 47
これにてごめん
ピンクな日々の裏側
しおりを挟む
「今日も出てこなさそうね」
「そうだな。届けた飯は食ってるみたいだけど、キャスリーンがしっかり食べれてるかは怪しいな」
「まあ。唯一のつがいを蔑ろにはしないとは思うから、大丈夫でしょう。キャスリーンが飲み込みやすいように引き続き野菜とお肉は小さめにしましょう」
『かしこまりました』
空になったお皿やお椀が乗ったオボンを手に持ってやってきたディーはそれを流し台に持っていくと慣れた手つきで洗い物を始めた。
私はフゥッと一息ついてから、リビングから2階に繋がる階段を眺めた。
「今日で何日目だっけ?4日目?」
『はい』
「あの体力お化け達が飽きるまでどれくらいかかると思う?」
『そうですね…。ほっておけば2週間は蜜月を過ごしそうですね』
「流石にそれはちょっとダメでしょ!決めた。あの子達は1週間経ったら一旦引き離す」
フンッと鼻を鳴らすと隣にいるベルナールは優しく微笑むと私の頭を撫で始めた。
『ご主人様。本日は本当にエイデン様と見回りに向かわれるのですか?』
「え?うん。ベルナールも一緒に来てくれるでしょ?」
『はい、もちろんでございます』
ダヨネーって顔で撫でられ続けていると、洗い物を終えて外出の用意を終えたディーが声をかけてきた。
「よし。ヴィー、用意できたか?」
「あ、うん」
撫で撫でされつつ、ベルナールから私の体に膜のようなモノを施された。厚着をしなくても暖かい膜のようだ。ベルナールが同じモノをディーにかけてあげれば、ディーは〈便利なもんだ〉と感心した様子になった。
そして、私達三人は晴れ空で少し雪が降る外へと出た。
冬は天気のいい日に見回りをするのが守り手の日課業務らしい。春夏秋でそれぞれ日課が変わるらしい。
「ねぇ。守り手の仕事って魔獣を倒すだけ?」
隣で周りを注意深く観察しながら歩くディーに声をかければ、彼はすこし困った顔になった。
「んー、引き継ぎは終わってるし…守り手の仕事をする必要がないヴィーにどこまで話していいものか…」
その言葉を聞いて私はプゥッと頬を膨らませた。
「なによ。ちょっとぐらいいいじゃない」
「ん、んー…そ、そうだな。関係者だしな」
拗ねる私を見て仕方ないなぁという顔でディーが守り手の仕事について説明を始めた。
「守り手の仕事は、この世界の浄化なんだ」
「え?」
どういう事?っと首を傾げれば、ディーはさらに説明を始めた。
「守り手は、名前の通り守る者だ。それはこの森を守るのではなく、この世界を守る守護者なんだ」
「う、うん?なるほど?」
ディーは一度立ち止まってジーッと右奥の森に目線を向けしばらく眺めたが、また私に目線を向けて微笑んだ。
「ヴィー。あっちにある風が見えるか?」
「風?」
ディーが指を刺す場所はさっきまで彼が見ていた場所だ。私はそちらに目線を向けるが、そこには雪が積もった木々しか見えない。一部の木が揺れている様子もない。
風がなにかわからず首を傾げれば、ディーは納得したような顔で笑った。
「本当にヴィーもう守り手ではないんだな。まだ証は消えてないのに…。風っていうのは、なんというか。渦のようなものだ」
「渦?それってクルクルしてる竜巻みたいなやつ?」
「ああ、そうそう。そんなやつ」
「え?それってこの世界の外でも出るものなの?」
「いや。あれはこの場所でしか出ないはずだ」
「……私、ここに来るまでにゴブがたくさん出てくる竜巻に出会ってるんだけど…」
私の言葉にディーは驚いたような顔になったが、しばらく考えた後に何かに気がついたような様子になった。
「もしかすると、俺が寝てる間に発生したものかもしれない。その時は守り手候補だった双子達に仕事を一時的に任せたのかもな」
「あー。他の人にも見えるようにしたのは私だけじゃ手が足りないからとか?」
「かもな。でもどこまでの考えで外に出したのかは俺にはわからん」
なるほど。ベルナールがあの時言っていた言葉を思い出す。彼はどこまでこの世界について知っているのだろうか。ベルナールを問いかけるような目で見つめるが、彼はカラスの姿で私の肩に乗って語ろうとしなかった。
「じゃあ、守り手はあの竜巻から出てくる魔獣をたおして、その竜巻を壊す?消滅させる?のが仕事って事?」
「ああ。簡単に言えばそうだな。この世界のヨドミついて守り手によって考え方は変わるが…俺はあの風がこの世界の病で、そこから出てくる魔獣は病の原因たる存在なんじゃないかと思ってる。守り手は医者みたいなもので、この世界がより元気になるように定期的に検診し時折治療する。ベルナールの父親は〈便利屋〉って解釈だったけどな。出てくる魔獣の数や種類はモノによって様々だ。魔獣が出てくるまで時間がかかるものもあれば、発生してすぐに魔獣が出てくるものもある。冬は風が出ていても小さいものが多いんだ。だから、魔獣が出て来ず静けさがある。守り手にとっては休息期間のようなものだな」
「ふーん」
私は歩き始めた真剣に見回りするディーについていく。彼は時折立ち止まって森の奥を見つめる。おそらく私には見えていない竜巻を見ているのだろう。
「あの大きさならいつぐらいに魔獣が出るとかわかるの?」
「ああ、だいたいわかる。キャスリーンはまだわからないようだが、数十年働いている間に傾向が分かり始めるからいずれわかるようになる」
「…500年もこの仕事してたんだよね」
「ああ」
「大変だったよね」
「まあ、大変で何度も死にたいと思ったけどずっとずっと今を頑張ればご褒美があるから。そう思って踏ん張ってた」
「なんだか、いいように使われてるような気もする」
私の言葉にディーはなんとも言えない顔になった。
「だけど守り手に選ばれたのにも理由があるはず。選ばれた俺にしかできない…。例え強制的に選ばれたとしても、この世界に住む者ならば誰でも選ばれる可能性があり選ばれたらやり遂げる義務がある。拒否をするならば、わかるだろ?この世界から拒否をされる。こちらに拒否をする権利はある。でも、否定をする姿を見せたとしても許してもらえるわけではない。義務と権利は難しいものだし、俺は深く考えるのやめたんだ。だって、小難しく考えてたって選ばれてしまったし…諦めるのも大事だろ?」
「…でも、なんか…。やっぱり私は森のやり方が好きじゃないかな。人を駒のように扱ってる気がするし、駒の気持ちを見てるようで何も見てないようにも感じる。心がある存在のようで心がない。物のように扱われる。それが嫌でたまんない」
またふつふつとした怒りが込み上げてくると、肩にいたベルナールが頬擦りをしてきた。
『ご主人様はお優しい』
「これは優しいとかじゃないの」
フンッと鼻を鳴らせば、ベルナールは片羽を広げて手を上げるような様子になった。
『では、こう考えてはどうでしょうか。守り手は掃除屋。そしてこの世界に住む人々が知らず知らずのうちに排出しているゴミや汚れを綺麗にしている。森のためではなく、この世界に住む人々のために。誰にも見えない汚れまで綺麗にする事で、ここに住む人々が毎日気持ちよく過ごせるように勤める。誰かに見られる事はないが、いなければ困ってしまう存在。掃除はいつかはやらねばならない事。どんどん汚れていけば、最悪汚れが溜まって住めなくなる。最後は人間が、そして自身が困る。誰かのためにする事であり、自分のためにしている事。汚れを出しているのは、人間達。ならば同じ人間の守り手も選ばれるまでは同じように出してきたはず。つまり、守り手は今までの責任をとっているのです』
「責任…」
『そうです。義務や権利があって自由があれど、責任を果たすことができるのは人間だけなのです。なぜなら、人間がこの世界に住まわなければ汚れは出ないのですから。世界からしたら人間達を受け入れる条件として出てくる汚れは自分達で処理をするようにと思っている』
「…考えるだけで頭痛くなるわね」
「そうだろ?だから自分なりに納得できる解釈を得られた時点で考えるのをやめた方が自分のためだ。だって子難しい事を考えてたって目の前の仕事が減るわけじゃないからな」
長年働いた彼だからこそ出てくる言葉を聞きながら私は小さく頷いた。
それからピンクな奴らを引き剥がす日まで、私は私の中で納得できる理由を求めた。
そして、感じた気持ちを飲み込むために選んだ理由はベルナールが話していた《責任》だった。
義務や権利があって自由があれど、責任を取れるのは当事者だけ。
それがこの世界に住む条件なのだとすれば、いつかは誰かがとらなければならない。
その誰かが【守り手】であり、代表者。
守り手の素質とは?
国を守り、国民を守り、場合によっては命をかけて護る。
理想的な為政者に相応しい人物なのかもしれない。
「そうだな。届けた飯は食ってるみたいだけど、キャスリーンがしっかり食べれてるかは怪しいな」
「まあ。唯一のつがいを蔑ろにはしないとは思うから、大丈夫でしょう。キャスリーンが飲み込みやすいように引き続き野菜とお肉は小さめにしましょう」
『かしこまりました』
空になったお皿やお椀が乗ったオボンを手に持ってやってきたディーはそれを流し台に持っていくと慣れた手つきで洗い物を始めた。
私はフゥッと一息ついてから、リビングから2階に繋がる階段を眺めた。
「今日で何日目だっけ?4日目?」
『はい』
「あの体力お化け達が飽きるまでどれくらいかかると思う?」
『そうですね…。ほっておけば2週間は蜜月を過ごしそうですね』
「流石にそれはちょっとダメでしょ!決めた。あの子達は1週間経ったら一旦引き離す」
フンッと鼻を鳴らすと隣にいるベルナールは優しく微笑むと私の頭を撫で始めた。
『ご主人様。本日は本当にエイデン様と見回りに向かわれるのですか?』
「え?うん。ベルナールも一緒に来てくれるでしょ?」
『はい、もちろんでございます』
ダヨネーって顔で撫でられ続けていると、洗い物を終えて外出の用意を終えたディーが声をかけてきた。
「よし。ヴィー、用意できたか?」
「あ、うん」
撫で撫でされつつ、ベルナールから私の体に膜のようなモノを施された。厚着をしなくても暖かい膜のようだ。ベルナールが同じモノをディーにかけてあげれば、ディーは〈便利なもんだ〉と感心した様子になった。
そして、私達三人は晴れ空で少し雪が降る外へと出た。
冬は天気のいい日に見回りをするのが守り手の日課業務らしい。春夏秋でそれぞれ日課が変わるらしい。
「ねぇ。守り手の仕事って魔獣を倒すだけ?」
隣で周りを注意深く観察しながら歩くディーに声をかければ、彼はすこし困った顔になった。
「んー、引き継ぎは終わってるし…守り手の仕事をする必要がないヴィーにどこまで話していいものか…」
その言葉を聞いて私はプゥッと頬を膨らませた。
「なによ。ちょっとぐらいいいじゃない」
「ん、んー…そ、そうだな。関係者だしな」
拗ねる私を見て仕方ないなぁという顔でディーが守り手の仕事について説明を始めた。
「守り手の仕事は、この世界の浄化なんだ」
「え?」
どういう事?っと首を傾げれば、ディーはさらに説明を始めた。
「守り手は、名前の通り守る者だ。それはこの森を守るのではなく、この世界を守る守護者なんだ」
「う、うん?なるほど?」
ディーは一度立ち止まってジーッと右奥の森に目線を向けしばらく眺めたが、また私に目線を向けて微笑んだ。
「ヴィー。あっちにある風が見えるか?」
「風?」
ディーが指を刺す場所はさっきまで彼が見ていた場所だ。私はそちらに目線を向けるが、そこには雪が積もった木々しか見えない。一部の木が揺れている様子もない。
風がなにかわからず首を傾げれば、ディーは納得したような顔で笑った。
「本当にヴィーもう守り手ではないんだな。まだ証は消えてないのに…。風っていうのは、なんというか。渦のようなものだ」
「渦?それってクルクルしてる竜巻みたいなやつ?」
「ああ、そうそう。そんなやつ」
「え?それってこの世界の外でも出るものなの?」
「いや。あれはこの場所でしか出ないはずだ」
「……私、ここに来るまでにゴブがたくさん出てくる竜巻に出会ってるんだけど…」
私の言葉にディーは驚いたような顔になったが、しばらく考えた後に何かに気がついたような様子になった。
「もしかすると、俺が寝てる間に発生したものかもしれない。その時は守り手候補だった双子達に仕事を一時的に任せたのかもな」
「あー。他の人にも見えるようにしたのは私だけじゃ手が足りないからとか?」
「かもな。でもどこまでの考えで外に出したのかは俺にはわからん」
なるほど。ベルナールがあの時言っていた言葉を思い出す。彼はどこまでこの世界について知っているのだろうか。ベルナールを問いかけるような目で見つめるが、彼はカラスの姿で私の肩に乗って語ろうとしなかった。
「じゃあ、守り手はあの竜巻から出てくる魔獣をたおして、その竜巻を壊す?消滅させる?のが仕事って事?」
「ああ。簡単に言えばそうだな。この世界のヨドミついて守り手によって考え方は変わるが…俺はあの風がこの世界の病で、そこから出てくる魔獣は病の原因たる存在なんじゃないかと思ってる。守り手は医者みたいなもので、この世界がより元気になるように定期的に検診し時折治療する。ベルナールの父親は〈便利屋〉って解釈だったけどな。出てくる魔獣の数や種類はモノによって様々だ。魔獣が出てくるまで時間がかかるものもあれば、発生してすぐに魔獣が出てくるものもある。冬は風が出ていても小さいものが多いんだ。だから、魔獣が出て来ず静けさがある。守り手にとっては休息期間のようなものだな」
「ふーん」
私は歩き始めた真剣に見回りするディーについていく。彼は時折立ち止まって森の奥を見つめる。おそらく私には見えていない竜巻を見ているのだろう。
「あの大きさならいつぐらいに魔獣が出るとかわかるの?」
「ああ、だいたいわかる。キャスリーンはまだわからないようだが、数十年働いている間に傾向が分かり始めるからいずれわかるようになる」
「…500年もこの仕事してたんだよね」
「ああ」
「大変だったよね」
「まあ、大変で何度も死にたいと思ったけどずっとずっと今を頑張ればご褒美があるから。そう思って踏ん張ってた」
「なんだか、いいように使われてるような気もする」
私の言葉にディーはなんとも言えない顔になった。
「だけど守り手に選ばれたのにも理由があるはず。選ばれた俺にしかできない…。例え強制的に選ばれたとしても、この世界に住む者ならば誰でも選ばれる可能性があり選ばれたらやり遂げる義務がある。拒否をするならば、わかるだろ?この世界から拒否をされる。こちらに拒否をする権利はある。でも、否定をする姿を見せたとしても許してもらえるわけではない。義務と権利は難しいものだし、俺は深く考えるのやめたんだ。だって、小難しく考えてたって選ばれてしまったし…諦めるのも大事だろ?」
「…でも、なんか…。やっぱり私は森のやり方が好きじゃないかな。人を駒のように扱ってる気がするし、駒の気持ちを見てるようで何も見てないようにも感じる。心がある存在のようで心がない。物のように扱われる。それが嫌でたまんない」
またふつふつとした怒りが込み上げてくると、肩にいたベルナールが頬擦りをしてきた。
『ご主人様はお優しい』
「これは優しいとかじゃないの」
フンッと鼻を鳴らせば、ベルナールは片羽を広げて手を上げるような様子になった。
『では、こう考えてはどうでしょうか。守り手は掃除屋。そしてこの世界に住む人々が知らず知らずのうちに排出しているゴミや汚れを綺麗にしている。森のためではなく、この世界に住む人々のために。誰にも見えない汚れまで綺麗にする事で、ここに住む人々が毎日気持ちよく過ごせるように勤める。誰かに見られる事はないが、いなければ困ってしまう存在。掃除はいつかはやらねばならない事。どんどん汚れていけば、最悪汚れが溜まって住めなくなる。最後は人間が、そして自身が困る。誰かのためにする事であり、自分のためにしている事。汚れを出しているのは、人間達。ならば同じ人間の守り手も選ばれるまでは同じように出してきたはず。つまり、守り手は今までの責任をとっているのです』
「責任…」
『そうです。義務や権利があって自由があれど、責任を果たすことができるのは人間だけなのです。なぜなら、人間がこの世界に住まわなければ汚れは出ないのですから。世界からしたら人間達を受け入れる条件として出てくる汚れは自分達で処理をするようにと思っている』
「…考えるだけで頭痛くなるわね」
「そうだろ?だから自分なりに納得できる解釈を得られた時点で考えるのをやめた方が自分のためだ。だって子難しい事を考えてたって目の前の仕事が減るわけじゃないからな」
長年働いた彼だからこそ出てくる言葉を聞きながら私は小さく頷いた。
それからピンクな奴らを引き剥がす日まで、私は私の中で納得できる理由を求めた。
そして、感じた気持ちを飲み込むために選んだ理由はベルナールが話していた《責任》だった。
義務や権利があって自由があれど、責任を取れるのは当事者だけ。
それがこの世界に住む条件なのだとすれば、いつかは誰かがとらなければならない。
その誰かが【守り手】であり、代表者。
守り手の素質とは?
国を守り、国民を守り、場合によっては命をかけて護る。
理想的な為政者に相応しい人物なのかもしれない。
11
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる