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🍸3話.ひみつ🍾
しおりを挟む「·····!」
手のひらが腿の上に乗せられる。
「は、ハル·····」
「シー」
耳元で囁かれると、鼓膜が溶けるみたいだ。
長い指先がワンピースの裾をちょっと捲り上げて、素足に触れた。
内腿へ滑っていって、そしてだんだんと上の方へ。
浅くなる呼吸を無視して、指先が"そこ"へ当てられたら、ミチルは思わず下唇をかんだ。
竿は付いてるし、胸もない。生物学的には男。
しかし股の間には、なぜか、付いていてはいけないモノが付いている。
「割れ目、濡れてる」
会う時は、下着を履かない。
ハルキに言い付けられたことだ。
「ちょっと話しただけで、下のお口濡れちゃってたの?」
ソレは誰が見ても、紛いなく女性器だと言うだろう。
「はぅ♡」
「だから、静かにしろってば」
言われて、震える両手で口を塞ぐ。
スカートの中で、カサついた指が割れ目を撫でながらそこを開いてゆく。
長くて細い、しなやかなのに男らしい手。だから自分で慰めるよりもずっと大袈裟にそこが開かれる感覚がして、全身を鳥肌が駆ける。
「遺産が勿体ないなら、自分で稼ぐしかないよね?」
「ぁ·····っ、?ゃ、ゆび、はいって·····♡」
「てか稼ぐってわかる?」
働いたことないよねと言う猫なで声には、声を抑えるのに必死で答えられない。
答えなくても分かりきった質問だ。重度の対人恐怖症で、ずっと引きこもりだった。彼に会うためだけに、こんな恐ろしいところに来てる。
まともに会話すらままならない。
知る人には呼ばれる愛称は"お水ちゃん"。
愛称なんていえば聞こえはいいが、由来はとんでもなく恥ずかしいものだった。
初めてここに来た日、コールの怒号に驚いて失禁した。
ざわめいた客の顔は覚えてない。
無口なボーイが片付けを開始する中、そこを飛び出そうとしたのをハルキになだめられて、裏方の簡易シャワー室を借りた。
そこで、彼に秘密がバレた。
そのあとは簡単だった。
初めてそこを触った他人は、自分が一目惚れしたホストの男。
セックスの経験はあるのかとか、妊娠はするのかと聞かれ、いやらしいムードでとめどなく濡れだしたそこに、動画で見ていたよりもずっと熱くて硬い肉棒を擦り付けられた。
『幼児体型で、セックスの"セ"の字も知らなそうなのにね』
本当はずっと、こんなことがしたかったんだろうと囁かれた。
自分の欲望を始めて暴かれたのだ。
そうしてハルキとの2度目の出会いと共に、今の関係は始まった。
「·····ッ·····♡ん、ぅ·····♡」
「はは、おまんこ撫でられるのほんと好きだね」
浅瀬をクチュクチュ甘い音が響く。
また、お店でこんなこと。
駄目なのに、好きな人の指で、いたずらに弄ばれてしまう。
「エッチなこと大好きなんだから、風俗で働けば?まともに話せなくたってこの身体なら金稼ぐの簡単だよ」
(そんなの、いや)
ハルキだけがいい。
ここに触れられるのも、愛されるのも、彼だからこんなに感じるんだ。
彼は夜職のプロだ。
そんな彼が、こうして客の自分に手を出す理由は、特別だからだって信じてる。
他の人には言わないような冷たい言葉も、何もかも、仕事とは逸脱した行為だから、辛くて嬉しい。
そのはずだった。
「や、♡ハルくん以外は、嫌·····───·····ん"っ·····♡」
たった第2関節まで挿入った中指が、トンと奥を突く。
驚くほど長い指だが、彼からしたら、こちらのナカが浅くて狭すぎるらしい。
「だったらそれ相応に金入れろっつってんの」
「ふぅ·····♡♡·····♡♡ひ、ぅ·····っ♡♡」
静かに激しくなる水音に首を振る。
バランスを保てずに彼によりかかって、絶頂する寸前──ズルリと指が引き抜かれた。
「ぁ·····♡」
(もう少しで、イけたのに·····っ♡)
余韻で甘くイく。
大きな波を解放しそびれて体は小刻みに震え、崩れかけた肩は硬い手にだきすくめられた。
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