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一章
98.首輪
しおりを挟む「!」
ベットのサイドテーブルにチョーカーが置いてある。
(ハインツェが振り返る前に付けないと)
鈴がならないように首に回す。金具を合わせようとしたら、努力も虚しくチリンと高い音が鳴った。
こちらを振り返った男はふっと笑った。
「自分から首輪つける奴隷って、ウケるね」
そうしないといじめられるから必死になっていたのに、酷い言われようだ。
口笛を辞めたハインツェがこちらへ近づいてくる。
ムッとしていたミチルは途端に不安になってきて、そっと両手を握りしめた。
飛び上がった体を持ち上げられ、彼の胸に背を預ける体制になる。
突如両腿を鷲掴みされた。
「!??」
驚くのも束の間だった。
割れ目を伝った指が穴を突き止め侵入する。鈍い痛みに襲われた。
「いたい」
拒絶は許されないのに、思わずそんな単語が洩れる。
これからまた犯すつもりなのだろうか。目尻には既にじんわりと涙が浮かんだ。
「ごめんなさ····っ、····う、うごかさないで·····いたいの·····」
慌てて謝罪するが、震え声は溜息にかき消された。
「分かってるっつーの。だから今診てやってるっしょ?」
大人しくしてろとなだめられ、口を塞ぐしかなくなる。
「血は出てねえし·····大袈裟な奴」
他人事だと思って。
おしりの穴の中を数え切れないほど擦られる気持ちなんて、ハインツェに分かるわけない。
けれど傷がないか気にしてくれていることがおかしくて怒ることも出来ない。
いや、使えなくなったら困るからだろうか?
特に痛いところがあれば伝えるように言いつけられる。頷くと、彼は浅い所から順にナカを指圧していった。
全部痛い。
腫れ上がった粘膜が熱をともし、脈すら感じ取れる。
ナカをいじられればそれだけでは済まされなかった。
時折震え上がる膝を必死に耐える。
動きを制御したら、その分ナカが活発に波を打つ。一定の箇所を強く押されると、へそ裏で電気が走った。
「ぁ·····そこ、ゃ·····♡」
「·····あ?どこ?」
「ぁ♡ちが·····ッ」
違うと言う前に、彼の指が同じところを叩く。
1回、2回と続き、甘く放電する。奥から熱いものが滲み出た。
「おい、どこだって·····」
「·····っ♡」
内襞は勝手に波を飲み込み、きゅうと指を締め付ける。
イキ疲れてお腹の下が痛い。それなのに挿入っている指が、粘膜を刺激し続ける。
「おい?」
珍しく笑っていないハインツェの声にドキリとする。
なんでかは分からないが、彼は意外にも真剣だ。
こんな時に気持ちよくなってしまったことに罪悪感を覚える。
知られないように、何とかして誤魔化さないと。
「下の、ところ·····」
「どんなふうに痛ぇの?」
言いながら、彼の指が少し引き抜かれる。
ミチルは思わずヨダレを垂らした。
「あ········ゆび、ぃ·····ごりごり、····っ·····ッ·····らめ·····♡」
「はぁ?」
冷たくなった声がすぐ耳元に落とされる。
質の良いコロンの香り、硬い胸元。今は気にするべきでないことに神経がそれて、内肉がまたひくつきだす。
「ぁん·····♡そこ·····きもちぃ·····♡」
「···············」
数秒の沈黙と静止。
その後、彼の指が前後に動き出す。
さっきまでの怪我を確認する動きとは違う。愛液を使ってわざと下品な水音をたてられ、腰はかくかくと震えていた。
指はイく寸前に引き抜かれてしまった。
「人の指でオナニーしてんじゃねえよ」
組み敷かれると、シーツに擦れた背がゾクゾクする。
彼の手は愛液に濡れていた。
「無駄に煽ってきやがって·····誰がイイとこ言えって言ったの?やっぱ痛いのが好きなのかなぁ」
影のある笑顔に唾を飲み込む。
「あ」と思った頃には遅く、彼のスイッチを押してしまったことは明確だった。
前戯もなく、いきり勃った雄を押し込まれてピンと足を伸ばす。
痛みなんでどうでもいいほどの快感に飲まれる。
もしかしたら、痛みすら心地良さに変わっているのかもしれない。腰を持ち上げられると、太い肉棒と結合部が見えた。
しばらく目の前をチカチカしたものが飛んでいた。
欲を吐き出された時、身体中が痙攣していた。
どうやったってもう出来ない。ぼんやりする意識の向こうで、ベットに腰掛けたハインツェが小包を解きだす。
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