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桜りお2
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山本だいきとはじめてはなしたのは高1の5月のことだった。
クラス委員だった私は、郊外学習の行き先を決めるため、教壇にたってみんなの意見をきいていた。
「いいんちょー!USJいこーぜー!!」
「山本くん、予算があるので、現実的なアイデアでお願いします」
だいきは最初からクラスの中心で、どんどんアイデアを出してきた。
皆がしーんとなる中で、だいきのはつらつとした声はとても嬉しかった。
だいきは次々と案を出してくれて、めんどくさそうに机に突っ伏していた男子達も気がついたらだいきの方に身を乗り出していたっけ。
だいきはもうすでに女子達の間では有名だったので、だいきの発言に女子達も乗り気でクラスの雰囲気がとても華やいだのを覚えている。
私が始めた時はお通夜のようだったのに。
だいきはその後もクラス会や、校外学習でみんなを盛り上げてくれてたのですごい。
本人は盛り上げようとしてやっているのか、ただ自分のしたいようにしてそうなってるのは謎だけど。
まじめすぎる私とは大違いだ。
だいきはキリッとした目だけど笑うと目尻がさがり、クラスの女子いわく、甘いマスクをしているらしい。
小柄だけれど、サッカー部の主将というのがギャップ萌らしく、先輩もクラスの女子からもモテていた。
高校1年生の夏休みが終わった頃、だいきが二股しているという噂が立っていた。
全く興味はなかったけれど、みんなが噂するので嫌でも耳に入った。
文化祭でだいきとはなす機会が多くなっていた私はつい、余計なことを聞いてしまった。
「山本くんって好きな人いるの?」
噂を確認するのもよくないなと思いつつ、きかないのもモヤモヤしたので本人に聞こうとするとなぜかこんな風にきいてしまった。
「えっ?いいんちょーもそんなこと聞くんだ。」
驚いた顔でだいきはこっちをみた。
そんな驚かなくても、委員長だって普通の女子高生ですけど。
そんなことっていわなくてもいいんじゃないの?
「いいんちょーこそ、好きな人いるの?」
「質問に質問で返さないでよ」
でもそんなに仲良くないのに行きなり立ち入った質問をしたのは失礼だったのかもしれない。
「好きな人ってあまりわからないかな。いたらどんな感じなんだろう...」
きかれる度にいないって答えてきたけど、本当はいるって私もいつかいいたい。
「...まー焦らなくていいんじゃない」
だいきが答えた。
「別に焦ってないし。」
なぜか上から答えるだいきに腹が立って刺々しく返してしまったが、だいきはにやりと笑っていた。
余裕のあるやつはちがうなーと黒い感情が湧く自分に嫌気がさす。
結局だいきからはっきりした答えはなかったけど、きいたところで私は恋ってものがわからないし、なにもいえないのだと思った。
クラス委員だった私は、郊外学習の行き先を決めるため、教壇にたってみんなの意見をきいていた。
「いいんちょー!USJいこーぜー!!」
「山本くん、予算があるので、現実的なアイデアでお願いします」
だいきは最初からクラスの中心で、どんどんアイデアを出してきた。
皆がしーんとなる中で、だいきのはつらつとした声はとても嬉しかった。
だいきは次々と案を出してくれて、めんどくさそうに机に突っ伏していた男子達も気がついたらだいきの方に身を乗り出していたっけ。
だいきはもうすでに女子達の間では有名だったので、だいきの発言に女子達も乗り気でクラスの雰囲気がとても華やいだのを覚えている。
私が始めた時はお通夜のようだったのに。
だいきはその後もクラス会や、校外学習でみんなを盛り上げてくれてたのですごい。
本人は盛り上げようとしてやっているのか、ただ自分のしたいようにしてそうなってるのは謎だけど。
まじめすぎる私とは大違いだ。
だいきはキリッとした目だけど笑うと目尻がさがり、クラスの女子いわく、甘いマスクをしているらしい。
小柄だけれど、サッカー部の主将というのがギャップ萌らしく、先輩もクラスの女子からもモテていた。
高校1年生の夏休みが終わった頃、だいきが二股しているという噂が立っていた。
全く興味はなかったけれど、みんなが噂するので嫌でも耳に入った。
文化祭でだいきとはなす機会が多くなっていた私はつい、余計なことを聞いてしまった。
「山本くんって好きな人いるの?」
噂を確認するのもよくないなと思いつつ、きかないのもモヤモヤしたので本人に聞こうとするとなぜかこんな風にきいてしまった。
「えっ?いいんちょーもそんなこと聞くんだ。」
驚いた顔でだいきはこっちをみた。
そんな驚かなくても、委員長だって普通の女子高生ですけど。
そんなことっていわなくてもいいんじゃないの?
「いいんちょーこそ、好きな人いるの?」
「質問に質問で返さないでよ」
でもそんなに仲良くないのに行きなり立ち入った質問をしたのは失礼だったのかもしれない。
「好きな人ってあまりわからないかな。いたらどんな感じなんだろう...」
きかれる度にいないって答えてきたけど、本当はいるって私もいつかいいたい。
「...まー焦らなくていいんじゃない」
だいきが答えた。
「別に焦ってないし。」
なぜか上から答えるだいきに腹が立って刺々しく返してしまったが、だいきはにやりと笑っていた。
余裕のあるやつはちがうなーと黒い感情が湧く自分に嫌気がさす。
結局だいきからはっきりした答えはなかったけど、きいたところで私は恋ってものがわからないし、なにもいえないのだと思った。
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