だいきとりお

mirei

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山本だいき2

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「山本くんって好きな人いるの?」

みんながキラキラした顔で、だいたいほおを赤らめてきいてくる。

なのではじめてりおにきかれた時は驚いた。

唐突に真剣な顔でまっすぐ、かつ冷静に俺の目をみていいはなった。

尋問かなにかかと思うくらい。
そんな顔で聞く質問じゃないから!


りおは高1の時に自らクラス委員に立候補していて、こんなめんどくさいこと進んでするやついるんだーと驚いた。

でもイベントは女子と接点作れるし、積極的に協力した。

おかげさまで連絡先交換をたくさんすることができたし、りお様々。






「だいきってなんか付き合ってる気がしないんだよね」

告白は断ったことないし、自分から振ったこともない。
けれど俺は付き合うと何かが足りないらしい。

一度振られたあと、すぐ別の子に告白されたので付き合ったら、二股扱いされたこともあったっけ。

「好きな子?俺を好きでいてくれる子かな!」

俺のことを好きにならない子を好きになるなんて不毛じゃん。


委員長は恋愛経験があまりないそうだが、そりゃそうだとおもった。まじめすぎる。委員長が似合いすぎる。

こないだの件だけど、山本くんがみんなの意見をまとめてくれたから先生も納得してたよ。ありがとう。
今度この案を出してみようと思うんだけど、山本くんどう思う?

りおとはこんなクラスのイベントの話しかしていなかったから、意外な質問に俺もいつもの返しを忘れてしまっていた。

「いいんちょーこそ、好きな人いるの?」

単純に気になった。こんなしかめっ面からどんな答えがでてくるのだろう。

りおは好きな人がいないようだったが、話す彼女の目は艶やかで潤いを帯びていた。


りおもよくみたらかわいい。じきに好きなやつが現れて付き合うのだろう。

「まー焦らなくてもいいんじゃね」


りおは不機嫌な様子でこっちをみたので、いつものりおの顔にほっとした。












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