したことないのに出来ちゃった⁈

友谷良平

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誕生日

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 「智、お誕生日おめでとう‼︎」と満面の笑みでプレゼントが入っているらしき箱を渡された。そう、今日は僕の16回目の誕生日である。毎年毎年、僕の誕生日を2人で盛大に祝ってくれるのは嬉しかったが、僕ももう高校生だ。いい加減やめて欲しかった。僕は両親の機嫌を損ねないよう、学校の課題が残っていると言い訳して家を出た。僕は今年の春から一人暮らしをしている。父親の職場と僕の学校が遠く、寮ではないものの、多くの学生が利用しているアパートに住んでいた。実家までは自転車で1時間程度なのだが、母親が会いに来ようとするので週末には必ず帰るようになっていた。何かやましいことがあるわけではなかったが、それでもやはり親に来られるのは嫌なものだった。
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