屋台の夜から暮らす猫

猫の侍

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444回目

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猫を探し出さなければならない理由は
屋台のおじさんから説明を受けた
昨夜も同じ説明をしてくれたらしい

「その儀式はいつなんですか?」

念のため確認してみた。

「今日の夜20時だって昨日言っただろ!」

屋台のおじさんは呆れている。

「お爺さんとお婆さんは何なんですか?」

「あぁこの老人たちは12回前と13回前の運命の人間だ」

「ほっほっほ、26回前の猫釣りでわしの親父さんが儀式に失敗して、まきびし山が噴火したんじゃよ。集落の半分がダメになったと聞いたのぅ。」

お爺さんは笑っていた。

「これを見てごらんなさい。」

お婆さんが歴史年表を見せてくれた。
猫釣り年表と書かれている
5回前から猫じゃらしゲームに
名前が変わっていた。

「ここに猫を釣り上げた年と成功したか失敗したかが書かれておる。今回は444回目の節目の年じゃ。失敗したら何が起こるかも代々運命の人間に受け継がれておる。」

今度はとても古い本を取り出した、

「ここに444回までの災いが書かれておる。失敗した年はこの通りの災いが起こっておる。444回、これで最後の意味が分かるかい?」

「い、いいえ。なんでですか?」

「それはこれで最後の猫釣りだからじゃよ。そう伝えられておる。444回目の失敗は巨大隕石の落下じゃ。この町と同じサイズの星が降ると言われておる。失敗は許されん。」

「い、隕石⁉︎」

もはや嘘だ。
こんな事はあり得ない。
しかし、年表と災い本を観ると
歴史の通りである。

「猫じゃらしで猫が釣れるわけねぇだろ。見えない力が働いてんだよ。なぁ、猫探すしかねぇよ」

屋台のおじさんは焦っている。

「俺は猫に逃げられて失敗してんだ」
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