屋台の夜から暮らす猫

猫の侍

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猫転がし

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夜がきた
千里屋台が完全に撤収した一本糸通り 
5キロの道のりはかなり長い

老夫婦には屋台のおじさんが電話してくれた。もう眠いので帰るそうだ。
なんだか薄情な気もした。

「お嬢ちゃんそろそろだ」

「うん…」 

私はマリを抱えて
踏み出す決心をした。

「もしかして神転がしってこの儀式の真似?」

「あぁ、そうかもな。その辺は俺もよく知らねぇや。」

「私そろそろ行くね。」

石段を下って一本糸通りへ。

「うわぁ!」

地面が光っている。
綱引きの綱と同じ位の線が
埋まっているのが分かった。

「これを辿っていくんだ」

私は歩いた。

朝が来た。
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