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第94話 そして辿り着いた或るパラダイス #3
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さあ、いよいよ次は第10階層、今回の探索のグランドフィナーレである。乙女達に湧き上がる笑顔、期待に胸踊らせ妖しく蠢くその指先!
もちろんピノも先程までの悲しげな様子から一転、気持ちをリセット、相手もリセット!
そしてついに――
「ししょー、天国は存在したんですね」
「ああ、あたしゃあついに約束の地に辿り着いたよ」
「我涅槃に至る。即ちニルバーナ」
「Et In Arcadia Ego」
降り立った乙女達を優しく迎えてくれるコボルトとケットシー達。
そこにいる誰も彼もが一切の警戒心を持たず、その瞳に浮かべるのはただひたすらの歓迎の意。乙女達は受け入れられたのだ。
そんな中、彼女達にトテトテと近づく一団が――
「っ!?」
「うそ……」
「まだ上があったなんて……」
それは仔犬コボルトと仔猫ケットシーによる一団だった。小型種のケットシーはジャケットに半ズボン、大型種のケットシーはTシャツと短パン、だが仔猫は――
「うわあ、仔猫のケットシーって服を着てないんだ」
生まれたままのモフの姿。
「ああ。だがそれがいい」
不器用に歩きながら近付いてくる仔犬と仔猫達。
時々ペタンと座り込んではまた立ち上がり――
「がんばって」
「あとちょっとよ!」
そんな乙女達の声援を受けながら、とうとう乙女たちの元へと辿り着く事が出来た。
そんな仔犬たち仔猫たちを迎え入れた乙女たちがとる行動、それは勿論――
「うわぁ、すっごくふわふわ」
「やだ、この子ってばこんな小さいのに全身モコモコよ」
「ふふ、この幸せそうな顔ったら」
優しく抱き上げ、そっと撫でるのみ。
そんな彼女達の母性溢れる表情、それがまた更にモフモフの民達を惹き付け、モフモフ達がモフモフされるべくモフモフと寄ってくる。
ここはそんなモフモフパラダイス。
モフモフと彼女たちを楽しませたモフ達だが、その仕草や様子もまた彼女達の目を楽しませる。
「見てあれ。コボルトとケットシーが寄り添って寝てるーーー」
「あっち! ほら、おっきなコボルトの肩にちっちゃなケットシーが座って……」
「ああっ、仔犬コボルトと仔猫ケットシーが遊び始めたよっ!」
「見て、向こうの子達、追い掛けっこしてる!」
そんな中、ピノは嗜好に少し変化があったようで、
「ふふっ、ぷにぷに。こっちの子もぷにぷに」
個々の肉球の感触を比べ始める。
「仔猫のにくきう、やわらかい。……あれ? こっち子のはひんやりしてる。これもまた……」
……どれくらい時間が経っただろう。
ほんの僅かのような気もするし、ずっとここにいたような気もする。
モフモフ達に囲まれた彼女らは、そして全身をモフモフに包まれ、だがそのモフモフ密度が徐々に下がっていくのを感じていた。
「時間切れ、かな……?」
「まあそうだろうね。制限時間を設けなきゃ、ここに居座る連中が現れかねない」
「ししょー、私しあわせでした」
「ああ。あたしももう思い残す事は……って何辞世の一言みたいなこと言ってんだいミレア。思わずつられちまったじゃないか!」
「あーもう大満足! 来てよかったねーー」
「うん、とっても楽しかった」
やがてモフモフ達はひとり消え、またひとり消え……そして彼女達を残し、誰もいなくなった。
「……帰ろっか」
「そうね」
「ああ。今日のところはここまでさね」
「うん、もうこの先に進んでも仕方がないしね。それじゃピノ様、【転移】お願い」
こうして多大な成果を手に入れた乙女達は、大満足のままダンジョンを後にするのであった。
……その第6階層から第9階層に、蕩け切った小型種の犬猫、心に傷を負った大型種の犬猫、そして恐怖と信仰に目覚めたケットラを残して。
そして翌朝。
布団から這い出たセントラルが真っ先に行ったのは、ダンジョン全体のスキャンだった。
「よかったです。奴らどうやら出てったようです。わたしの作戦勝ちですぅ」
乙女達――いやピノがダンジョン内にいない事に心底安堵、そして被害状況を把握すべくモフモフエリアの様子を確認すると……
「こっ困ったです。この子達これじゃあ使えないですよ。何とか心を癒す……ならセラピスト……そうです! お客様の中にセラピストはいらっしゃ……ってこの子達がそのセラピストだったですぅ」
厄災が残していったコボルトとケットシー達の様子にガックリと肩を落とした。
これから彼女はダンジョン管理者として頭を悩ませる事となる。
どうすれば復帰させられるか、それともどこかに再配置すべきか、と……
頑張れ!
某所――
そこでは、日の光が入らぬ薄暗い地下室で何かに没頭する一人のエルフがいた。
やがてそのエルフは顔を上げると怪しげな笑みを浮かべ、やがて徐々にその笑みを深めてゆく。
「ぬっふっふ、ついに完成したぞ。時空間魔法を極めた我が作り上げしこの最高の魔道具によって、我は人間どもに復讐を遂げるのだ。時空間魔法とは神の力。故に時空間魔法を使うのはエルフだけで十分。時空間魔法を使う人間など、この世に存在してはならぬのだ! ぬっはっはっはっはっはっは!!」
誰もいない部屋でそう一頻り高笑いしたその見た目壮年男性のエルフは、スイッチが突然切り替わったかのように真顔に戻る。
「――さあ、今こそ起動するのだ。我が最高傑作『時間超越転送装置28号』よ!」
エルフがコンソールを操作するとその装置は起動を開始、やがて低い音を響かせ怪しく動き始めた。
ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
低く唸るその装置は、2メートル四方の四角い台座とその隅に設置されたコンソールで構成された武骨な姿をしている。その台座の上では徐々に何かのエネルギーが集まってゆく。それはまるで、装置が上げる唸りがその一点に集束してゆくかのように。
やがてそこには大きな変化が現れた。
台座の上の空間が歪み始めたのだ。
その歪みは成長するかのように大きさを増し、それはやがて周囲の光を吸い尽くしたかのような黒い空間となり、そして――
パンッ!
何かが破裂したような甲高い音が鳴り響いた。
「ぬっ、来おったか!」
男が見つめる台座の上――
そこには先ほどの黒い空間は消え失せ、艶やかな金属の塊のような物体が3つ、そしてその脇に1冊の冊子が出現していた。
塊は一つ一つがそれぞれ人間一人くらいのサイズをしており、柔らかい材質で出来ているのかその表面はゆらゆらと波打っている。
男はその冊子を取り上げるや、冒頭の数ページに素早く目を通し、そして――
「ぬははははは、さすが我だ。まさかこのようなものを用意していようとはな。しかも取説まで付ける周到さ、まさに天才、まさに完璧だ!」
男が手にしたそれは謎の物体の取扱説明書だったのだろう。そこに書かれた内容に、興奮を抑えきれない様子で身を捩っている。
「やってやる、やってやるぞ! これを使ってまずは王都に巣食う時空間魔法師達に一泡吹かせてやるのだ! そしてその次はいよいよ……くくっ、エルフを騙る『カルア』とやらを誘き寄せ、他の時空間魔法師諸共一網打尽とするのだ! ぬくくくく、ぬふふふふ、ぬはははははははは!」
そう一頻り笑い、またスイッチが切り替わったのか一瞬で冷静さを取り戻す。
「まずはこやつらの性能チェックと動作テスト、そして性能を引き出すための訓練だな。その能力が完璧に把握出来たらいよいよ作戦開始だ。待っているがいい、時空間魔法を使う人間どもよ。そして偽エルフ『カルア』よ!」
台座の上の謎の塊は、ただゆらゆらと揺らめいていた。
もちろんピノも先程までの悲しげな様子から一転、気持ちをリセット、相手もリセット!
そしてついに――
「ししょー、天国は存在したんですね」
「ああ、あたしゃあついに約束の地に辿り着いたよ」
「我涅槃に至る。即ちニルバーナ」
「Et In Arcadia Ego」
降り立った乙女達を優しく迎えてくれるコボルトとケットシー達。
そこにいる誰も彼もが一切の警戒心を持たず、その瞳に浮かべるのはただひたすらの歓迎の意。乙女達は受け入れられたのだ。
そんな中、彼女達にトテトテと近づく一団が――
「っ!?」
「うそ……」
「まだ上があったなんて……」
それは仔犬コボルトと仔猫ケットシーによる一団だった。小型種のケットシーはジャケットに半ズボン、大型種のケットシーはTシャツと短パン、だが仔猫は――
「うわあ、仔猫のケットシーって服を着てないんだ」
生まれたままのモフの姿。
「ああ。だがそれがいい」
不器用に歩きながら近付いてくる仔犬と仔猫達。
時々ペタンと座り込んではまた立ち上がり――
「がんばって」
「あとちょっとよ!」
そんな乙女達の声援を受けながら、とうとう乙女たちの元へと辿り着く事が出来た。
そんな仔犬たち仔猫たちを迎え入れた乙女たちがとる行動、それは勿論――
「うわぁ、すっごくふわふわ」
「やだ、この子ってばこんな小さいのに全身モコモコよ」
「ふふ、この幸せそうな顔ったら」
優しく抱き上げ、そっと撫でるのみ。
そんな彼女達の母性溢れる表情、それがまた更にモフモフの民達を惹き付け、モフモフ達がモフモフされるべくモフモフと寄ってくる。
ここはそんなモフモフパラダイス。
モフモフと彼女たちを楽しませたモフ達だが、その仕草や様子もまた彼女達の目を楽しませる。
「見てあれ。コボルトとケットシーが寄り添って寝てるーーー」
「あっち! ほら、おっきなコボルトの肩にちっちゃなケットシーが座って……」
「ああっ、仔犬コボルトと仔猫ケットシーが遊び始めたよっ!」
「見て、向こうの子達、追い掛けっこしてる!」
そんな中、ピノは嗜好に少し変化があったようで、
「ふふっ、ぷにぷに。こっちの子もぷにぷに」
個々の肉球の感触を比べ始める。
「仔猫のにくきう、やわらかい。……あれ? こっち子のはひんやりしてる。これもまた……」
……どれくらい時間が経っただろう。
ほんの僅かのような気もするし、ずっとここにいたような気もする。
モフモフ達に囲まれた彼女らは、そして全身をモフモフに包まれ、だがそのモフモフ密度が徐々に下がっていくのを感じていた。
「時間切れ、かな……?」
「まあそうだろうね。制限時間を設けなきゃ、ここに居座る連中が現れかねない」
「ししょー、私しあわせでした」
「ああ。あたしももう思い残す事は……って何辞世の一言みたいなこと言ってんだいミレア。思わずつられちまったじゃないか!」
「あーもう大満足! 来てよかったねーー」
「うん、とっても楽しかった」
やがてモフモフ達はひとり消え、またひとり消え……そして彼女達を残し、誰もいなくなった。
「……帰ろっか」
「そうね」
「ああ。今日のところはここまでさね」
「うん、もうこの先に進んでも仕方がないしね。それじゃピノ様、【転移】お願い」
こうして多大な成果を手に入れた乙女達は、大満足のままダンジョンを後にするのであった。
……その第6階層から第9階層に、蕩け切った小型種の犬猫、心に傷を負った大型種の犬猫、そして恐怖と信仰に目覚めたケットラを残して。
そして翌朝。
布団から這い出たセントラルが真っ先に行ったのは、ダンジョン全体のスキャンだった。
「よかったです。奴らどうやら出てったようです。わたしの作戦勝ちですぅ」
乙女達――いやピノがダンジョン内にいない事に心底安堵、そして被害状況を把握すべくモフモフエリアの様子を確認すると……
「こっ困ったです。この子達これじゃあ使えないですよ。何とか心を癒す……ならセラピスト……そうです! お客様の中にセラピストはいらっしゃ……ってこの子達がそのセラピストだったですぅ」
厄災が残していったコボルトとケットシー達の様子にガックリと肩を落とした。
これから彼女はダンジョン管理者として頭を悩ませる事となる。
どうすれば復帰させられるか、それともどこかに再配置すべきか、と……
頑張れ!
某所――
そこでは、日の光が入らぬ薄暗い地下室で何かに没頭する一人のエルフがいた。
やがてそのエルフは顔を上げると怪しげな笑みを浮かべ、やがて徐々にその笑みを深めてゆく。
「ぬっふっふ、ついに完成したぞ。時空間魔法を極めた我が作り上げしこの最高の魔道具によって、我は人間どもに復讐を遂げるのだ。時空間魔法とは神の力。故に時空間魔法を使うのはエルフだけで十分。時空間魔法を使う人間など、この世に存在してはならぬのだ! ぬっはっはっはっはっはっは!!」
誰もいない部屋でそう一頻り高笑いしたその見た目壮年男性のエルフは、スイッチが突然切り替わったかのように真顔に戻る。
「――さあ、今こそ起動するのだ。我が最高傑作『時間超越転送装置28号』よ!」
エルフがコンソールを操作するとその装置は起動を開始、やがて低い音を響かせ怪しく動き始めた。
ヴゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
低く唸るその装置は、2メートル四方の四角い台座とその隅に設置されたコンソールで構成された武骨な姿をしている。その台座の上では徐々に何かのエネルギーが集まってゆく。それはまるで、装置が上げる唸りがその一点に集束してゆくかのように。
やがてそこには大きな変化が現れた。
台座の上の空間が歪み始めたのだ。
その歪みは成長するかのように大きさを増し、それはやがて周囲の光を吸い尽くしたかのような黒い空間となり、そして――
パンッ!
何かが破裂したような甲高い音が鳴り響いた。
「ぬっ、来おったか!」
男が見つめる台座の上――
そこには先ほどの黒い空間は消え失せ、艶やかな金属の塊のような物体が3つ、そしてその脇に1冊の冊子が出現していた。
塊は一つ一つがそれぞれ人間一人くらいのサイズをしており、柔らかい材質で出来ているのかその表面はゆらゆらと波打っている。
男はその冊子を取り上げるや、冒頭の数ページに素早く目を通し、そして――
「ぬははははは、さすが我だ。まさかこのようなものを用意していようとはな。しかも取説まで付ける周到さ、まさに天才、まさに完璧だ!」
男が手にしたそれは謎の物体の取扱説明書だったのだろう。そこに書かれた内容に、興奮を抑えきれない様子で身を捩っている。
「やってやる、やってやるぞ! これを使ってまずは王都に巣食う時空間魔法師達に一泡吹かせてやるのだ! そしてその次はいよいよ……くくっ、エルフを騙る『カルア』とやらを誘き寄せ、他の時空間魔法師諸共一網打尽とするのだ! ぬくくくく、ぬふふふふ、ぬはははははははは!」
そう一頻り笑い、またスイッチが切り替わったのか一瞬で冷静さを取り戻す。
「まずはこやつらの性能チェックと動作テスト、そして性能を引き出すための訓練だな。その能力が完璧に把握出来たらいよいよ作戦開始だ。待っているがいい、時空間魔法を使う人間どもよ。そして偽エルフ『カルア』よ!」
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