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ゲームセンターその1
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偶然遭遇した強盗事件をきっかけに僕と愛川さん、もとい雪乃と仲良くなった。
「せっかく仲良くなったのにいつまでも苗字にさん付けなんて余所余所しいじゃない。これからは雪乃って呼んでね」
「は、はい」
可愛い笑顔でそう言われれば僕としては承諾せざるを得ない。
最近は翔太も交えて話すことが多くなったが彼女がヒーロー活動をしていることは2人だけの秘密だ。
「今日ゲーセン行くけど雪乃ちゃんも行く?」
「ゲーセン?」
「そう、駅前にあるんだけどゲームとかあんまりやったことないでしょ」
翔太は僕と違って人と仲良くなるのが早い。あっという間に雪乃とも打ち解けてしまった。
「和輝はよく行くの?」
「ああうん。僕も結構通ってる」
「そう。それじゃあちょっとだけ行ってみようかな」
雪乃に見えない所で翔太がガッツポーズしていた。正直言えば僕もガッツポーズしたい気分だったが本人の手前それは止めておいた。
「雪乃ー、ちょっと用事があるんだけど」
「それじゃ2人共、また放課後にね」
他の女子に呼ばれた雪乃を見送りながら翔太が話しかけてきた。
「なあなあ、雪乃ちゃんとどこまでいったわけ?」
「どこまでって?」
「だからぁ……2人は付き合ってんの?」
「んな、そんなことあるわけないじゃないか!」
「バーカ、そんな焦ることないだろ」
まあ確かに彼女は魅力的だし付き合えるものなら付き合いたい。けれど僕と彼女とでは住む世界が違う。
「どう考えても僕じゃ釣り合わないよなあ……」
「俺は、別にそうは思わないけどな」
翔太は根拠のないことを笑いながら言った。
放課後僕達3人は駅前のゲーセンに向かった。雪乃はゲーセンはおろか男友達と遊びに行くのも初めてだと言っていた。
「2人はどんなゲームをするの?」
「俺はシューティングゲームとレースゲームとかかなー」
「僕も似たような感じ、あとこれ」
僕が指差したのはクレーンゲームだった。
「あ、このぬいぐるみ可愛い」
雪乃が見ていたのは青いクマのぬいぐるみだった。
「和輝、見せてやれよお前の実力をさ」
「……良いだろう。見せてあげるよ!」
僕は颯爽と財布を取り出したのだった。
「せっかく仲良くなったのにいつまでも苗字にさん付けなんて余所余所しいじゃない。これからは雪乃って呼んでね」
「は、はい」
可愛い笑顔でそう言われれば僕としては承諾せざるを得ない。
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「今日ゲーセン行くけど雪乃ちゃんも行く?」
「ゲーセン?」
「そう、駅前にあるんだけどゲームとかあんまりやったことないでしょ」
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「和輝はよく行くの?」
「ああうん。僕も結構通ってる」
「そう。それじゃあちょっとだけ行ってみようかな」
雪乃に見えない所で翔太がガッツポーズしていた。正直言えば僕もガッツポーズしたい気分だったが本人の手前それは止めておいた。
「雪乃ー、ちょっと用事があるんだけど」
「それじゃ2人共、また放課後にね」
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「なあなあ、雪乃ちゃんとどこまでいったわけ?」
「どこまでって?」
「だからぁ……2人は付き合ってんの?」
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「どう考えても僕じゃ釣り合わないよなあ……」
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翔太は根拠のないことを笑いながら言った。
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「俺はシューティングゲームとレースゲームとかかなー」
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「あ、このぬいぐるみ可愛い」
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「……良いだろう。見せてあげるよ!」
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