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第一部 ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
49. 処分と対価
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「ぐすん…ぐすん…」
アレクと対峙した翌々日の昼。
エレインは現在、ギルドの地下にある牢に繋がれていた。
アレクと戦い、勝利した後、リリスが連れてきたギルドの要人達に捕らえられたのだ。
◇◇◇
リリスはホムラと別れたあと、救援を求めてギルドに向かっていた。夜も更けていたため、人数を集めるのに時間がかかり、更に何かと厄介な手続きなどもあり、到着が早朝になってしまったのだ。
問題は、ホムラとエレインがどこにいるかであったが、街外れの廃屋街とはいえ、あれだけの騒ぎを起こせば、すぐに所在が割れた。
ホムラの存在がギルドにバレるのはマズいため、リリスが先行して到着し、現場を確認した。それから真っ先にホムラを起こし、ギルドの要人が来ることを伝え、エレインの《転移門》の魔石を持たせてダンジョンへと帰したのだった。
ホムラはエレインを置いて帰ることを躊躇っていた。エレインは意識を失うと同時に、増幅魔法の効果が切れて、元の姿に戻っていた。
リリスが必ずエレインを帰すと約束し、ホムラは後ろ髪引かれながらも、自身の守護する階層へと戻って行ったのだった。
ホムラが転移したのと入れ違いに、ギルドの要人達が集まって来た。彼らは遠目で激しい火柱や爆発を目にしていた。現場に到着した彼らは、その場に倒れるエレインとアレクを確認すると、その双方を重要参考人として捕らえたのだった。
現場の状況から、エレインが魔法でアレクを倒したことは明白であった。
廃屋街は幸いにも無人だったため、死者や怪我人は出なかったが、ダンジョンの外で人を傷つけるレベルの魔法を使ってはならないというギルドの規定をエレインは破ったのだ。
リリスが必死に事情を説明してくれたが、エレインが罪を犯したことには変わりはない。連行先で意識を取り戻し、事情を説明されたエレインは、素直にお縄についたのだが、どんな罰に処されるか、内心ビクビクしていた。
ちなみに、アレクはエレインよりも厳重に牢に投獄されている。
今回の一件の最たる原因はアレクだ。100人の冒険者への未払いの件についても訴えが多く出ているようで、その罪にも問われている。懲役何年か、あるいは国外追放か、強制労働か、厳しい処分は免れないだろう。
◇◇◇
「エレイン氏」
「うっ、うっ…ろ、ローラさん…?」
シクシクと泣くエレインの牢へ現れたのは、担当受付官のローラであった。
ローラは何も言わずにエレインにハンカチを差し出した。エレインは両手を前にして手錠を嵌められていたので、ハンカチを受け取ることはできた。ぐしぐしと涙を拭い、ぶーっと鼻を噛む。
「アナタへの処分を伝えに来ました」
「え…?その、さ、裁判とかは…?」
てっきり裁判にかけられ、数日かけて罪状が決められると思っていたエレインは目を丸くした。
「ああ、私はギルドのサブマスですので。少々職権を濫用させていただきました」
「さ、サブマス…!?」
サラリとローラが告げた言葉に、エレインは目を見開いた。一方のローラは涼しい顔をしている。
「ええ、私の父がギルドマスターでして。私もこう見えて、昔は冒険者をしてたんですよ」
「ええっ!?初耳です…」
「ふ、70階層にも挑んだことがあります」
「ええっ!?!?」
爆弾発言を投下しまくるローラに対し、エレインは驚かされるばかりである。
エレインの緊張がほぐれた頃かと判断したローラは、胸に抱えていた書簡を開き、本題について話し始めた。
「まあ、そんなことよりも。アナタへの処分ですがーーー」
エレインはごくりと唾を飲み込み、ローラの言葉に耳を傾けた。
◇◇◇
ギルドの最下層。
重犯罪者が囚われる牢獄に、虚な目をしたアレクの姿があった。
エレインの補助魔法により致命傷は避けられていたが、重度の火傷や複数の傷跡が見られ、数人の治癒師による治療を受けた。外傷はすぐに治癒したものの、精神面にも深いダメージを負っているようで、長いケアが必要と判断された。
虚な目で空を見つめるアレク。ふと外した視線の端に、見知った人物の姿が目に入った。
何人の侵入も許されない厳重な牢屋のはずなのに、いつの間にかその片隅に闇魔法使いの姿があった。
「貴様…どうやってここに」
アレクはゆっくりと首を闇魔法使いの方へ向ける。そして掠れた声で尋ねると、闇魔法使いは小さく肩をすくめた。
「くくく、どうやら惨めにも負けたようだな」
闇魔法使いの言葉に、アレクは鋭く目を細めた。
「だが、魔道具の効果はしっかりと確かめることができた。消滅してしまったのは惜しかったがな」
「……こんな所まで、わざわざ嫌味を言いに来たのか」
要領を得ない闇魔法使いに、アレクは苛立ちを露わにする。
「対価を貰いに来たのだよ」
「対価…だと」
そう言った途端、ばたりとアレクは地面に突っ伏した。
「ああ、対価にお前の生力を貰いに来た。ふふふ、なにせ地上で生きていくには養分が足りなくてね」
闇魔法使いの言葉は、もうアレクには届いていなかった。闇魔法使いは、白目を剥いて倒れるアレクの顔を覗き込む。
「さて、魔道具の効果は間違いないようだが…どうやら持ち手の人格も歪めてしまうようだな」
闇魔法使いがアレクへ手渡した短剣と手鏡は、特別な力が込められた魔道具であった。だが、それ故に持ち手の負の感情を増幅する作用をもたらしたようだ。
「それにしても…あの小娘には驚かされたな」
闇魔法使いは、気配を気取られない距離から、一昨夜の戦いを傍観していた。その時、エレインの覚醒した姿を目にしていたのだ。
「地上に降りた同郷の末裔か…くくく、面白そうだ」
闇魔法使いは不気味な笑い声を残して、牢の闇の中へと消えて行った。
アレクと対峙した翌々日の昼。
エレインは現在、ギルドの地下にある牢に繋がれていた。
アレクと戦い、勝利した後、リリスが連れてきたギルドの要人達に捕らえられたのだ。
◇◇◇
リリスはホムラと別れたあと、救援を求めてギルドに向かっていた。夜も更けていたため、人数を集めるのに時間がかかり、更に何かと厄介な手続きなどもあり、到着が早朝になってしまったのだ。
問題は、ホムラとエレインがどこにいるかであったが、街外れの廃屋街とはいえ、あれだけの騒ぎを起こせば、すぐに所在が割れた。
ホムラの存在がギルドにバレるのはマズいため、リリスが先行して到着し、現場を確認した。それから真っ先にホムラを起こし、ギルドの要人が来ることを伝え、エレインの《転移門》の魔石を持たせてダンジョンへと帰したのだった。
ホムラはエレインを置いて帰ることを躊躇っていた。エレインは意識を失うと同時に、増幅魔法の効果が切れて、元の姿に戻っていた。
リリスが必ずエレインを帰すと約束し、ホムラは後ろ髪引かれながらも、自身の守護する階層へと戻って行ったのだった。
ホムラが転移したのと入れ違いに、ギルドの要人達が集まって来た。彼らは遠目で激しい火柱や爆発を目にしていた。現場に到着した彼らは、その場に倒れるエレインとアレクを確認すると、その双方を重要参考人として捕らえたのだった。
現場の状況から、エレインが魔法でアレクを倒したことは明白であった。
廃屋街は幸いにも無人だったため、死者や怪我人は出なかったが、ダンジョンの外で人を傷つけるレベルの魔法を使ってはならないというギルドの規定をエレインは破ったのだ。
リリスが必死に事情を説明してくれたが、エレインが罪を犯したことには変わりはない。連行先で意識を取り戻し、事情を説明されたエレインは、素直にお縄についたのだが、どんな罰に処されるか、内心ビクビクしていた。
ちなみに、アレクはエレインよりも厳重に牢に投獄されている。
今回の一件の最たる原因はアレクだ。100人の冒険者への未払いの件についても訴えが多く出ているようで、その罪にも問われている。懲役何年か、あるいは国外追放か、強制労働か、厳しい処分は免れないだろう。
◇◇◇
「エレイン氏」
「うっ、うっ…ろ、ローラさん…?」
シクシクと泣くエレインの牢へ現れたのは、担当受付官のローラであった。
ローラは何も言わずにエレインにハンカチを差し出した。エレインは両手を前にして手錠を嵌められていたので、ハンカチを受け取ることはできた。ぐしぐしと涙を拭い、ぶーっと鼻を噛む。
「アナタへの処分を伝えに来ました」
「え…?その、さ、裁判とかは…?」
てっきり裁判にかけられ、数日かけて罪状が決められると思っていたエレインは目を丸くした。
「ああ、私はギルドのサブマスですので。少々職権を濫用させていただきました」
「さ、サブマス…!?」
サラリとローラが告げた言葉に、エレインは目を見開いた。一方のローラは涼しい顔をしている。
「ええ、私の父がギルドマスターでして。私もこう見えて、昔は冒険者をしてたんですよ」
「ええっ!?初耳です…」
「ふ、70階層にも挑んだことがあります」
「ええっ!?!?」
爆弾発言を投下しまくるローラに対し、エレインは驚かされるばかりである。
エレインの緊張がほぐれた頃かと判断したローラは、胸に抱えていた書簡を開き、本題について話し始めた。
「まあ、そんなことよりも。アナタへの処分ですがーーー」
エレインはごくりと唾を飲み込み、ローラの言葉に耳を傾けた。
◇◇◇
ギルドの最下層。
重犯罪者が囚われる牢獄に、虚な目をしたアレクの姿があった。
エレインの補助魔法により致命傷は避けられていたが、重度の火傷や複数の傷跡が見られ、数人の治癒師による治療を受けた。外傷はすぐに治癒したものの、精神面にも深いダメージを負っているようで、長いケアが必要と判断された。
虚な目で空を見つめるアレク。ふと外した視線の端に、見知った人物の姿が目に入った。
何人の侵入も許されない厳重な牢屋のはずなのに、いつの間にかその片隅に闇魔法使いの姿があった。
「貴様…どうやってここに」
アレクはゆっくりと首を闇魔法使いの方へ向ける。そして掠れた声で尋ねると、闇魔法使いは小さく肩をすくめた。
「くくく、どうやら惨めにも負けたようだな」
闇魔法使いの言葉に、アレクは鋭く目を細めた。
「だが、魔道具の効果はしっかりと確かめることができた。消滅してしまったのは惜しかったがな」
「……こんな所まで、わざわざ嫌味を言いに来たのか」
要領を得ない闇魔法使いに、アレクは苛立ちを露わにする。
「対価を貰いに来たのだよ」
「対価…だと」
そう言った途端、ばたりとアレクは地面に突っ伏した。
「ああ、対価にお前の生力を貰いに来た。ふふふ、なにせ地上で生きていくには養分が足りなくてね」
闇魔法使いの言葉は、もうアレクには届いていなかった。闇魔法使いは、白目を剥いて倒れるアレクの顔を覗き込む。
「さて、魔道具の効果は間違いないようだが…どうやら持ち手の人格も歪めてしまうようだな」
闇魔法使いがアレクへ手渡した短剣と手鏡は、特別な力が込められた魔道具であった。だが、それ故に持ち手の負の感情を増幅する作用をもたらしたようだ。
「それにしても…あの小娘には驚かされたな」
闇魔法使いは、気配を気取られない距離から、一昨夜の戦いを傍観していた。その時、エレインの覚醒した姿を目にしていたのだ。
「地上に降りた同郷の末裔か…くくく、面白そうだ」
闇魔法使いは不気味な笑い声を残して、牢の闇の中へと消えて行った。
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