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第二部 パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
70. エレインとアグニの共闘
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何とか70階層へと帰還したエレイン達。
エレインは粘りつく糸をどうにか切り離して、ホムラから距離を取った。
「グゥゥ…」
捕縛されて身動きが取れなくなりながらも、ホムラはエレイン達を威嚇している。その目は血走り、正気を失っているのは見るに明らかだ。衝動と闘っているのか、苦しそうに顔を歪めている姿が見ていられない。
(ど、どうしたらいつものホムラさんに戻すことができるの…?)
エレインが肩を震わせて涙を堪えていると、眩い光が輝き、ホムラの前に立ちはだかるようにドリューンが姿を現した。頼れる人物の登場に、エレインとアグニの顔に安堵の色が広がる。
「ド、ドリューさん…!!」
「ふぅ、75階層の植物達が慌てて知らせに来たから何事かと思ったら…嫌な予感が的中したわね」
いつも朗らかなドリューンの表情は固い。突然現れたドリューンをも威嚇するホムラを悲しそうに見つめながら、エレインとアグニに事情を聞いた。
「おおよそ見当はついてるけど、何があったか教えてくれる?」
「実は…」
エレインとアグニは、ホムラが花畑で真っ赤な花の蕾に触れ、その花粉を浴びてから様子がおかしくなったことを話して聞かせた。
事情を聞き終えたドリューンは、こめかみを押さえながら溜息をついた。
「やっぱり…その花はオニドクカソウと言ってね、その花の香りで強力な魔物を引き付け、自らの花粉を浴びせるの。そして、その花粉を浴びた魔物の理性を奪い、本能を掻き立てる恐ろしい花よ。暴れる魔物の身体に花粉を付着させ、雌しべに運ばせ受粉させるの。恐ろしいのはね、魔物の力が強ければ強いほど、花粉を浴びると獰猛になってしまうことよ」
ドリューンの話に、エレインとアグニは顔を青くした。そして震える声で尋ねる。
「ど、どうすれば正気に戻すことができるんですか!?」
「…雄しべの花粉の効果を相殺するのは、雌しべの花粉。だけど75階層に行ってその花を摘んでくるのは非現実的ね」
「そ、そんな…」
唯一ホムラを救うことが出来る手立てにしてはあまりにも時間がかかりすぎた。
エレインは《転移門》の登録をする余裕がなかった。また一から先ほどの花畑まで辿り着くにはかなりの時間を要する。
エレインが頭を抱えていると、ふっとドリューンが微笑んだ。
「うふふ、任せなさい。私を誰だと思っているの?このダンジョン全ての植物を管理する者よ。オニドクカソウの花を咲かせるぐらいどうってことないわ」
「「ドリューさん!!」」
エレインとアグニは歓喜に顔を輝かせた。だが、ドリューンの表情は再び険しくなる。
「…ただ、咲かせるのに少し時間がかかるの…それまでどうにか、ホムラ様を抑えることはできる?」
ドリューンが視線を投げた先で、ホムラは苦しそうに呻きながら、ボボ、ボボボッと身体から炎を噴き出していた。
「ね、ねぇ…アグニちゃん…ロックスパイダーの粘糸って…火に強かったっけ?」
「…いえ、粘糸の弱点は…火です」
ホムラの身を縛り付ける粘糸には炎が燃え移っており、パチパチと音を立てては糸が弾けていく。
「…ふぅ、糸が切れるのも時間の問題ね。どう、アナタ達、ホムラ様の相手ができる?」
ドリューンがエレインとアグニに覚悟を問うた。2人は顔を見合わせると、しっかりと頷き合った。
「っ、やります。私たち2人で…!」
「久々に全力を出すしか無いようですね」
「…無理はしないでね」
エレインとアグニは、ホムラに向き合った。ドリューンはボスの間の隅へと退避し、花を咲かせることに集中した。
「グゥゥ…ガァッ!」
とうとうホムラが全身から激しい炎を噴き出し、捕縛の粘糸を焼き切ってしまった。ゆらりと身体を起こしたホムラは、低く唸りながらエレインとアグニを睨みつけている。キツく唇を噛み締めたせいか、口の端から僅かに血が垂れている。呼吸は荒く、時より苦しげに顔を顰めている。
(きっと、ホムラさんも戦っているんだ…)
エレインはアグニと視線を合わせると、杖を構えた。アグニはメキメキと身体を膨張させ、火竜の姿に戻った。
「ホムラ様、少しの怪我は大目に見てくださいよ!」
アグニはその巨大な手を勢いよく振り下ろし、ホムラを押さえつけようとした。が、ホムラは素早く後方に飛び、アグニの手を躱した。
「《風の檻》!!」
エレインはホムラに向かって風の防御魔法を発動した。勢いよく渦巻く風がホムラを包み込む。防御魔法を応用してホムラを捉える魂胆だ。
「…ルァッ!!」
だが、ホムラは火球を風の檻にぶつけ、エレインの魔法を弾き飛ばした。
「くっ…《水球》!!」
間髪入れず、エレインはホムラに向かって幾つもの水球を打ち込んだ。だが、ホムラの鋭い手刀により、その全てが打ち落とされてしまう。その隙に、アグニがブレスをお見舞いするが、ホムラは高く跳躍して難なく回避をした。そしてその勢いのまま、素手でアグニの横っ面を殴り飛ばした。
「ぐぅっ…何て力ですか…」
「アグニちゃんっ!!《強化》!!」
ぐらりとアグニの巨体が揺らいだ。恐ろしいほどの力だ。エレインはすかさずアグニに補助魔法をかけた。強化するのは防御力と耐久力だ。ホムラを傷つけたくないため、攻撃力は強化できない。
「…ありがとうございます」
アグニは手を握ったり開いたりして、魔法の効果を確かめた。その間にも、ホムラは両手に巨大な火球を作り出していた。その威力を悟ったアグニがエレインに檄を飛ばす。
「エレイン!ボクは大丈夫なので、自分を守ることだけ考えるのですよ!」
「わ、分かったっ!」
燃えたぎる炎の球がみるみるその質量を増していく。やがてホムラと同じぐらいの大きさの火球が出来上がると、ホムラはそれらをエレインとアグニ目掛けて撃ち放った。
「手加減なしですか…!」
「くぅっ、《水の壁》!!」
アグニは片翼を盾にしてホムラの火球を凌いだ。エレインも何とか水の防御魔法で攻撃を受け切った。既に2人は満身創痍だが、ホムラの勢いは収まることを知らない。こんな時だが、修行の時のホムラがかなり手加減をしてくれていたことを思い知る。
依然として唸り声を上げながら、ホムラは次々と火球を撃ち込んでくる。
「あっ…!」
ホムラの猛攻に防戦一方だったエレインだが、とうとう水の壁が打ち払われてしまった。そこに幾つもの火球が襲いかかる。
「っ!!」
ギュッと杖を握って思わず目を瞑ったエレインであったが、火球がぶつかる衝撃音だけがその耳に届いた。恐る恐る目を開けると、エレインに覆いかぶさるようにアグニが身を挺して火球を凌いでくれていた。
「アグニちゃんっ!!」
「くぅ…流石に効きますね」
アグニの翼は少し煤けており、ホムラの火球の威力が窺えた。
(ドリューさん…まだなの?!)
エレインがドリューンの方に視線を向けるが、地面から伸びた植物はまだ蕾もつけていない。ドリューンは額に汗を滲ませながらも、集中して花を咲かそうとしているようだった。
「アグニちゃん…もう一踏ん張り、頑張ろう」
「…はい、全く、元のホムラ様に戻ったら絶対何かワガママを聞いて貰いますよ」
「うん、そうしよう」
アグニの言葉に、エレインは小さく笑みを漏らした。
(また、3人で笑って暮らせるように…必ずホムラさんを元に戻すんだ)
エレインは強く決意を固め、再びホムラに向き合った。
エレインは粘りつく糸をどうにか切り離して、ホムラから距離を取った。
「グゥゥ…」
捕縛されて身動きが取れなくなりながらも、ホムラはエレイン達を威嚇している。その目は血走り、正気を失っているのは見るに明らかだ。衝動と闘っているのか、苦しそうに顔を歪めている姿が見ていられない。
(ど、どうしたらいつものホムラさんに戻すことができるの…?)
エレインが肩を震わせて涙を堪えていると、眩い光が輝き、ホムラの前に立ちはだかるようにドリューンが姿を現した。頼れる人物の登場に、エレインとアグニの顔に安堵の色が広がる。
「ド、ドリューさん…!!」
「ふぅ、75階層の植物達が慌てて知らせに来たから何事かと思ったら…嫌な予感が的中したわね」
いつも朗らかなドリューンの表情は固い。突然現れたドリューンをも威嚇するホムラを悲しそうに見つめながら、エレインとアグニに事情を聞いた。
「おおよそ見当はついてるけど、何があったか教えてくれる?」
「実は…」
エレインとアグニは、ホムラが花畑で真っ赤な花の蕾に触れ、その花粉を浴びてから様子がおかしくなったことを話して聞かせた。
事情を聞き終えたドリューンは、こめかみを押さえながら溜息をついた。
「やっぱり…その花はオニドクカソウと言ってね、その花の香りで強力な魔物を引き付け、自らの花粉を浴びせるの。そして、その花粉を浴びた魔物の理性を奪い、本能を掻き立てる恐ろしい花よ。暴れる魔物の身体に花粉を付着させ、雌しべに運ばせ受粉させるの。恐ろしいのはね、魔物の力が強ければ強いほど、花粉を浴びると獰猛になってしまうことよ」
ドリューンの話に、エレインとアグニは顔を青くした。そして震える声で尋ねる。
「ど、どうすれば正気に戻すことができるんですか!?」
「…雄しべの花粉の効果を相殺するのは、雌しべの花粉。だけど75階層に行ってその花を摘んでくるのは非現実的ね」
「そ、そんな…」
唯一ホムラを救うことが出来る手立てにしてはあまりにも時間がかかりすぎた。
エレインは《転移門》の登録をする余裕がなかった。また一から先ほどの花畑まで辿り着くにはかなりの時間を要する。
エレインが頭を抱えていると、ふっとドリューンが微笑んだ。
「うふふ、任せなさい。私を誰だと思っているの?このダンジョン全ての植物を管理する者よ。オニドクカソウの花を咲かせるぐらいどうってことないわ」
「「ドリューさん!!」」
エレインとアグニは歓喜に顔を輝かせた。だが、ドリューンの表情は再び険しくなる。
「…ただ、咲かせるのに少し時間がかかるの…それまでどうにか、ホムラ様を抑えることはできる?」
ドリューンが視線を投げた先で、ホムラは苦しそうに呻きながら、ボボ、ボボボッと身体から炎を噴き出していた。
「ね、ねぇ…アグニちゃん…ロックスパイダーの粘糸って…火に強かったっけ?」
「…いえ、粘糸の弱点は…火です」
ホムラの身を縛り付ける粘糸には炎が燃え移っており、パチパチと音を立てては糸が弾けていく。
「…ふぅ、糸が切れるのも時間の問題ね。どう、アナタ達、ホムラ様の相手ができる?」
ドリューンがエレインとアグニに覚悟を問うた。2人は顔を見合わせると、しっかりと頷き合った。
「っ、やります。私たち2人で…!」
「久々に全力を出すしか無いようですね」
「…無理はしないでね」
エレインとアグニは、ホムラに向き合った。ドリューンはボスの間の隅へと退避し、花を咲かせることに集中した。
「グゥゥ…ガァッ!」
とうとうホムラが全身から激しい炎を噴き出し、捕縛の粘糸を焼き切ってしまった。ゆらりと身体を起こしたホムラは、低く唸りながらエレインとアグニを睨みつけている。キツく唇を噛み締めたせいか、口の端から僅かに血が垂れている。呼吸は荒く、時より苦しげに顔を顰めている。
(きっと、ホムラさんも戦っているんだ…)
エレインはアグニと視線を合わせると、杖を構えた。アグニはメキメキと身体を膨張させ、火竜の姿に戻った。
「ホムラ様、少しの怪我は大目に見てくださいよ!」
アグニはその巨大な手を勢いよく振り下ろし、ホムラを押さえつけようとした。が、ホムラは素早く後方に飛び、アグニの手を躱した。
「《風の檻》!!」
エレインはホムラに向かって風の防御魔法を発動した。勢いよく渦巻く風がホムラを包み込む。防御魔法を応用してホムラを捉える魂胆だ。
「…ルァッ!!」
だが、ホムラは火球を風の檻にぶつけ、エレインの魔法を弾き飛ばした。
「くっ…《水球》!!」
間髪入れず、エレインはホムラに向かって幾つもの水球を打ち込んだ。だが、ホムラの鋭い手刀により、その全てが打ち落とされてしまう。その隙に、アグニがブレスをお見舞いするが、ホムラは高く跳躍して難なく回避をした。そしてその勢いのまま、素手でアグニの横っ面を殴り飛ばした。
「ぐぅっ…何て力ですか…」
「アグニちゃんっ!!《強化》!!」
ぐらりとアグニの巨体が揺らいだ。恐ろしいほどの力だ。エレインはすかさずアグニに補助魔法をかけた。強化するのは防御力と耐久力だ。ホムラを傷つけたくないため、攻撃力は強化できない。
「…ありがとうございます」
アグニは手を握ったり開いたりして、魔法の効果を確かめた。その間にも、ホムラは両手に巨大な火球を作り出していた。その威力を悟ったアグニがエレインに檄を飛ばす。
「エレイン!ボクは大丈夫なので、自分を守ることだけ考えるのですよ!」
「わ、分かったっ!」
燃えたぎる炎の球がみるみるその質量を増していく。やがてホムラと同じぐらいの大きさの火球が出来上がると、ホムラはそれらをエレインとアグニ目掛けて撃ち放った。
「手加減なしですか…!」
「くぅっ、《水の壁》!!」
アグニは片翼を盾にしてホムラの火球を凌いだ。エレインも何とか水の防御魔法で攻撃を受け切った。既に2人は満身創痍だが、ホムラの勢いは収まることを知らない。こんな時だが、修行の時のホムラがかなり手加減をしてくれていたことを思い知る。
依然として唸り声を上げながら、ホムラは次々と火球を撃ち込んでくる。
「あっ…!」
ホムラの猛攻に防戦一方だったエレインだが、とうとう水の壁が打ち払われてしまった。そこに幾つもの火球が襲いかかる。
「っ!!」
ギュッと杖を握って思わず目を瞑ったエレインであったが、火球がぶつかる衝撃音だけがその耳に届いた。恐る恐る目を開けると、エレインに覆いかぶさるようにアグニが身を挺して火球を凌いでくれていた。
「アグニちゃんっ!!」
「くぅ…流石に効きますね」
アグニの翼は少し煤けており、ホムラの火球の威力が窺えた。
(ドリューさん…まだなの?!)
エレインがドリューンの方に視線を向けるが、地面から伸びた植物はまだ蕾もつけていない。ドリューンは額に汗を滲ませながらも、集中して花を咲かそうとしているようだった。
「アグニちゃん…もう一踏ん張り、頑張ろう」
「…はい、全く、元のホムラ様に戻ったら絶対何かワガママを聞いて貰いますよ」
「うん、そうしよう」
アグニの言葉に、エレインは小さく笑みを漏らした。
(また、3人で笑って暮らせるように…必ずホムラさんを元に戻すんだ)
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