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第八話 一日の出来事
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第八話 スターム進撃開始
ナギを連れて向かった先はある商店だった。閉まっていると思っていたがまだ明かりがついていたのでよかった。
所狭しと商品が並べられた店内にはフラスコの中に入ったギョロギョロ動く目や、装備品などがある。
奥にあるカウンターの上には、しわくちゃの饅頭のような物体が揺れ動いていた。
「バーバラさん!」
「…………」
「バーバラさん!!セバスでございます!!」
「…………」
「ふむ。…このクソババア!!」
「誰がババアだ!!あたしゃまだピッチピチの152歳だよ!!」
「これを言わないと起きない設定はそのままなのでございますね。」
「ありゃ、なんだい。セバスじゃないか。どうしたんだこんな時間に。」
「夜分遅くに失礼します、バーバラさん。少し頼みたいことがあるのですが。」
「ふん。あんたの頼みをあたしが断るわけないのわかっとるだろうに。」
「そう言っていただけると思っておりました。色々ありまして、この子を何日か預かっていただきたいのですが。」
「はん?狐形の獣人族かい?セバス。あんたいつかやるとは思ってたけどね。犯罪はいかん。」
「いきなりの犯罪者扱いですかな!」
「とまあ冗談はさておき訳ありなんだろう?嬢ちゃん。名前はなんてんだい?」
「私はナギです。セバス様“の”です!」
「セバス。本当に犯罪者になっちまったのかね。」
「誤解でございます!!」
「ナギ、あんた読み書きはできるかい?」
「簡単なものであれば出来ます!」
「じゃあ決まりだ 。セバスが迎えに来るまではあたしの手伝いをしておくれ。3食昼寝付き、1日につき銀貨1枚がセバスから払われるはずだよ。」
「支払いは私なのですね。まあいいのですけれども。」
「ぎ、銀貨1枚?!そんな!そんな大金どうしよう!」
「あたしゃ厳しいからね。お金の管理も覚えてもらうよ?無駄使いは許さないからね!」
「は、はい!よろしくお願いします!!」
そんなこんなで、バーバラの雑貨屋にナギを置いて、宿屋に向かうセバス。
別れる時にまた耳がペタンと倒れるのは、血の涙がでそうになるほど神々しかったが、仕方あるまい。
予定外のことに時間を使ったため、あと7時間後にはスタームに向かうことになっている。
ただでさえいろいろとごちゃごちゃしてたのだ。充分を取って睡眠と精神統一をしなければ。
「ふう、ようやく着きましたな。」
来楽亭はまだ明かりがともっていた。
と言うか宿屋だからあかりが消えることはないのかな?
「すみません。宿を使いたいのですが。」
「あら、セバス様じゃありませんか!こんなに早くご利用いただけるとは思ってませんでした!ありがとうございます。改めて来楽亭へようこそ!何泊されますか?」
「取り敢えず1泊お願いします。朝食は6時半頃に取りたいのですが。」
「かしこまりました。では銅貨50枚になります!朝食は6時から食堂が利用出来ますのでそちらへどうぞ!お部屋番号は209となっております!」
「ありがとうございます。」
銅貨50枚とは安いな。そう言えば、食堂は別会計だったか。
取り敢えず部屋に行ってシャワーを浴びたら寝よう。
なんだか疲れた。
今日一日を振り返るととんでもない日だった。
マントラを始めてからは分割睡眠を始めたため、朝まではマントラして、3時間ほど寝たら起きて会社に出た。
昼休憩は睡眠をとるかマントラするか迷ったが体調が良かったためマントラを選んで、そこからは怒涛の速さで時間が進んだ。
レッドドラゴンを倒し、バグ称号を得てから隕石で死んだ。
今まで恋なんかしたことが無かったし、分からなかったが、死ぬその時になって狭山さんを好きだった事に気付いた。
マントラに転移し、ガンドと戦い、腕を失っても仲間を見つけながら何とかガルムまでたどり着いた。
これが全て一日のうちの出来事だ。
「濃密だった。正直疲れたな。」
シャワーを浴びて、ベッドに横になり、頭の回転数を落とす。
するといつの間にかまぶたが重くなり、眠りについた。
いつもなら熟睡する故に夢など見ないのだが、この日は違っていた。
「(…この…界を、助け…さい)」
朝。時計にセットしたアラームで起きると、夢の中で言われ続けていた事が急激に薄れていった。
夢をすぐに忘れてしまうのと同じように、言葉が頭の中に残らなくなっていく。
「……何か大事なことを言われていたような。何だったでしょうか。」
考えてみるが、なかなか出てこない。
すると、部屋にベルがチリリーンと鳴った。
「ふむ、モーニングベルですかな。お頼みしていましたかね。」
モーニングコールならぬモーニングベルだ。ある一種の魔道具で、このベルを聞くと、頭と身体が活動状態に入る。
取り敢えず思考を頭の隅に押しやり、執事服にフォームチェンジする。
「さて、行きますかな。」
道具類をすべてアイテムボックスに入れ、食堂で朝食を取る。
自分でもわかるが、少し緊張しているようだ。
朝食を食べ終わったあと、宿をでて中央広場へと向かう。
まだ朝は早いが、それなりに人がいる。
「そう言えば中央広場で、としか言っておりませんでした。グリードさんとライムさんはどうやって探しましょうかね。」
「別に探す必要ないぞ。」
「おおっ!グリードさん!ビックリいたしました!おはようございます。」
「ああ。俺は種族柄鼻が利くからな。ライムももう少しで来ると思う。」
「なるほど、便利ですな。」
「血の匂いを嗅ぐと色々ぶっ飛ぶから何とも言えないがな。」
そうして五分ほど待っていると、人だかりの向こうからライムが歩いてくるのが見えた。
「ん、おはようなの。おまたせ?」
「私達も今来たところです。」
「よし、揃ったし軽く打ち合わせるか。」
3人で南門へと向かいながらフォーメーションや、スタームのダンジョンについて話し合う。
フォーメーションと言っても、グリードは前衛、セバスは中堅、ライムは遊撃と後詰なので今更決める必要も無いのだが念のためだ。
スタームはトラップの類も多いため、その解除はライムに任せることとする。ライムはスライムであるため、トラップに入り込み解除することが出来る。
宝箱の鍵なんかも大体は開けれるため、マントラの時はパーティーに引っ張りだこであった。まぁ、『華麗なる紳士同盟』など、1部欲望と趣味嗜好でライム周辺を動いていた者達もいたが。
スタームはガルムの街から南、縦型に伸びているナジャ湖の湖上にある。馬車を使うと16時間、セバスのエンチャントを使って走ると8時間だ。
これを見ると、エンチャントがいかにもチートっぽいが、長距離転移魔法が使えれば一瞬なのでなんとも言えない。
「さてフルエンチャント状態となりましたので、行きましょうか。」
「索敵は俺の【シックスセンス】使う。セバスは自分の索敵魔法もあるだろうが、力を温存しておけ。」
「了解しました。」
「ちょっと待ってなの。私は走るの苦手なの。」
「ふむ。スライムは俊敏値が高かったと思われますが、ライムさんは違うのですかな?」
「スライムフォルムなら早いの。けど走るとMPを消費するからあまり使いたくないの。」
「じゃあどうする?俺が抱えて走るか?」
「こうするの。」
そう言うと、ライムの身体が溶けるように小さくなる。
そこに現れたのはプルンプルンと揺れ動く半透明の塊。いわゆるスライムであった。
それが勢いよく飛んだかと思うと、グリードの左腕に巻き付いていく。
「(これでいいの。寄生スタイルなの。)」
「左腕がひんやりする程度か。戦闘の時は離れろよ?」
「(もちろんなの。バトルジャンキーに巻き込まれるような真似はしないの。)」
「ふむ?それでしたら私に寄生すればよろしいのでは?」
「(セバスちゃまは変態だから。ちょっと気持ち的に無理なの。)」
「おうふ!なんということでしょうか!!変態を愛してくださる方はどこにもいないのですかな!!」
「バカやってないで行くぞ。」
「ああん!グリードさんのいけず!てすぞ!」
さて、移動はニベアの時と同じくエンチャントを使用してのランニングだ。
街があっという間に遠くなり、ナジャ湖の先端が見えてくる。
ナギを連れて向かった先はある商店だった。閉まっていると思っていたがまだ明かりがついていたのでよかった。
所狭しと商品が並べられた店内にはフラスコの中に入ったギョロギョロ動く目や、装備品などがある。
奥にあるカウンターの上には、しわくちゃの饅頭のような物体が揺れ動いていた。
「バーバラさん!」
「…………」
「バーバラさん!!セバスでございます!!」
「…………」
「ふむ。…このクソババア!!」
「誰がババアだ!!あたしゃまだピッチピチの152歳だよ!!」
「これを言わないと起きない設定はそのままなのでございますね。」
「ありゃ、なんだい。セバスじゃないか。どうしたんだこんな時間に。」
「夜分遅くに失礼します、バーバラさん。少し頼みたいことがあるのですが。」
「ふん。あんたの頼みをあたしが断るわけないのわかっとるだろうに。」
「そう言っていただけると思っておりました。色々ありまして、この子を何日か預かっていただきたいのですが。」
「はん?狐形の獣人族かい?セバス。あんたいつかやるとは思ってたけどね。犯罪はいかん。」
「いきなりの犯罪者扱いですかな!」
「とまあ冗談はさておき訳ありなんだろう?嬢ちゃん。名前はなんてんだい?」
「私はナギです。セバス様“の”です!」
「セバス。本当に犯罪者になっちまったのかね。」
「誤解でございます!!」
「ナギ、あんた読み書きはできるかい?」
「簡単なものであれば出来ます!」
「じゃあ決まりだ 。セバスが迎えに来るまではあたしの手伝いをしておくれ。3食昼寝付き、1日につき銀貨1枚がセバスから払われるはずだよ。」
「支払いは私なのですね。まあいいのですけれども。」
「ぎ、銀貨1枚?!そんな!そんな大金どうしよう!」
「あたしゃ厳しいからね。お金の管理も覚えてもらうよ?無駄使いは許さないからね!」
「は、はい!よろしくお願いします!!」
そんなこんなで、バーバラの雑貨屋にナギを置いて、宿屋に向かうセバス。
別れる時にまた耳がペタンと倒れるのは、血の涙がでそうになるほど神々しかったが、仕方あるまい。
予定外のことに時間を使ったため、あと7時間後にはスタームに向かうことになっている。
ただでさえいろいろとごちゃごちゃしてたのだ。充分を取って睡眠と精神統一をしなければ。
「ふう、ようやく着きましたな。」
来楽亭はまだ明かりがともっていた。
と言うか宿屋だからあかりが消えることはないのかな?
「すみません。宿を使いたいのですが。」
「あら、セバス様じゃありませんか!こんなに早くご利用いただけるとは思ってませんでした!ありがとうございます。改めて来楽亭へようこそ!何泊されますか?」
「取り敢えず1泊お願いします。朝食は6時半頃に取りたいのですが。」
「かしこまりました。では銅貨50枚になります!朝食は6時から食堂が利用出来ますのでそちらへどうぞ!お部屋番号は209となっております!」
「ありがとうございます。」
銅貨50枚とは安いな。そう言えば、食堂は別会計だったか。
取り敢えず部屋に行ってシャワーを浴びたら寝よう。
なんだか疲れた。
今日一日を振り返るととんでもない日だった。
マントラを始めてからは分割睡眠を始めたため、朝まではマントラして、3時間ほど寝たら起きて会社に出た。
昼休憩は睡眠をとるかマントラするか迷ったが体調が良かったためマントラを選んで、そこからは怒涛の速さで時間が進んだ。
レッドドラゴンを倒し、バグ称号を得てから隕石で死んだ。
今まで恋なんかしたことが無かったし、分からなかったが、死ぬその時になって狭山さんを好きだった事に気付いた。
マントラに転移し、ガンドと戦い、腕を失っても仲間を見つけながら何とかガルムまでたどり着いた。
これが全て一日のうちの出来事だ。
「濃密だった。正直疲れたな。」
シャワーを浴びて、ベッドに横になり、頭の回転数を落とす。
するといつの間にかまぶたが重くなり、眠りについた。
いつもなら熟睡する故に夢など見ないのだが、この日は違っていた。
「(…この…界を、助け…さい)」
朝。時計にセットしたアラームで起きると、夢の中で言われ続けていた事が急激に薄れていった。
夢をすぐに忘れてしまうのと同じように、言葉が頭の中に残らなくなっていく。
「……何か大事なことを言われていたような。何だったでしょうか。」
考えてみるが、なかなか出てこない。
すると、部屋にベルがチリリーンと鳴った。
「ふむ、モーニングベルですかな。お頼みしていましたかね。」
モーニングコールならぬモーニングベルだ。ある一種の魔道具で、このベルを聞くと、頭と身体が活動状態に入る。
取り敢えず思考を頭の隅に押しやり、執事服にフォームチェンジする。
「さて、行きますかな。」
道具類をすべてアイテムボックスに入れ、食堂で朝食を取る。
自分でもわかるが、少し緊張しているようだ。
朝食を食べ終わったあと、宿をでて中央広場へと向かう。
まだ朝は早いが、それなりに人がいる。
「そう言えば中央広場で、としか言っておりませんでした。グリードさんとライムさんはどうやって探しましょうかね。」
「別に探す必要ないぞ。」
「おおっ!グリードさん!ビックリいたしました!おはようございます。」
「ああ。俺は種族柄鼻が利くからな。ライムももう少しで来ると思う。」
「なるほど、便利ですな。」
「血の匂いを嗅ぐと色々ぶっ飛ぶから何とも言えないがな。」
そうして五分ほど待っていると、人だかりの向こうからライムが歩いてくるのが見えた。
「ん、おはようなの。おまたせ?」
「私達も今来たところです。」
「よし、揃ったし軽く打ち合わせるか。」
3人で南門へと向かいながらフォーメーションや、スタームのダンジョンについて話し合う。
フォーメーションと言っても、グリードは前衛、セバスは中堅、ライムは遊撃と後詰なので今更決める必要も無いのだが念のためだ。
スタームはトラップの類も多いため、その解除はライムに任せることとする。ライムはスライムであるため、トラップに入り込み解除することが出来る。
宝箱の鍵なんかも大体は開けれるため、マントラの時はパーティーに引っ張りだこであった。まぁ、『華麗なる紳士同盟』など、1部欲望と趣味嗜好でライム周辺を動いていた者達もいたが。
スタームはガルムの街から南、縦型に伸びているナジャ湖の湖上にある。馬車を使うと16時間、セバスのエンチャントを使って走ると8時間だ。
これを見ると、エンチャントがいかにもチートっぽいが、長距離転移魔法が使えれば一瞬なのでなんとも言えない。
「さてフルエンチャント状態となりましたので、行きましょうか。」
「索敵は俺の【シックスセンス】使う。セバスは自分の索敵魔法もあるだろうが、力を温存しておけ。」
「了解しました。」
「ちょっと待ってなの。私は走るの苦手なの。」
「ふむ。スライムは俊敏値が高かったと思われますが、ライムさんは違うのですかな?」
「スライムフォルムなら早いの。けど走るとMPを消費するからあまり使いたくないの。」
「じゃあどうする?俺が抱えて走るか?」
「こうするの。」
そう言うと、ライムの身体が溶けるように小さくなる。
そこに現れたのはプルンプルンと揺れ動く半透明の塊。いわゆるスライムであった。
それが勢いよく飛んだかと思うと、グリードの左腕に巻き付いていく。
「(これでいいの。寄生スタイルなの。)」
「左腕がひんやりする程度か。戦闘の時は離れろよ?」
「(もちろんなの。バトルジャンキーに巻き込まれるような真似はしないの。)」
「ふむ?それでしたら私に寄生すればよろしいのでは?」
「(セバスちゃまは変態だから。ちょっと気持ち的に無理なの。)」
「おうふ!なんということでしょうか!!変態を愛してくださる方はどこにもいないのですかな!!」
「バカやってないで行くぞ。」
「ああん!グリードさんのいけず!てすぞ!」
さて、移動はニベアの時と同じくエンチャントを使用してのランニングだ。
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