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7:物を投げる際は周りを確認し確実に狙ったものだけに当てるべし
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適当に森の中を歩くが、いつでも戦えるよう周囲を警戒しながら進む。するとゴブリンに似てはいるがそれよりも一回り大きくい存在を見つける。
身長はゴブリンより頭一つ分大きい、150㎝位だろうか、手には棍棒らしき物も持っており、今までの敵よりも強そうに感じられる。
「あれは、ホブゴブリンか…。つーか奥まで進んでもゴブリンってどうなってんだよ」
悪態を付きながらも新たなスキルを得られるかもしれないことに、心踊らせ戦うことにする。
まずは様子見で石を投げて攻撃する。スキル”命中率上昇”により多少軌道がズレても補正により当てることが出来のでそこまでコントロールは重要じゃない。
力を込め、石を投擲するとホブゴブリンの胸を貫いた。
「グギャァァァァ」
石が貫通し最期の叫びとばかりに叫び声をあげながらドサッと倒れるホブゴブリン。
初めて戦う敵だからと言う事で、纏衣も使い攻撃したがどうやらオーバーキルだったようだ。
「ありゃ、まじか」
唯の石で殺せるとは思ってもいなかったので少々の驚きを禁じ得ない。が最初のころは普通のゴブリンすら結構時間がかかったのに今回はゴブリンとは言えその上位種である、ホブゴブリンを投石だけで倒せたのだ。着実に強くなっていることが目に見えても分かり嬉しさがこみ上げるてくる。
(まぁゴブリン程度そこまで強くはないのだが…)
ホブゴブリンの叫びを聞き、他のモンスターが襲ってこないとも限らないのでここを離れる。
囲まれたら厄介であるためだ。そこで今では結構なじみになったアナウンスが入る。
≪魂を消化 …魂に付随する情報の取得。開示しますか?≫
情報の開示を要求すると情報が頭の中に浮かぶ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ホブゴブリン
レベル:13
体力 :235
魔力 :80
筋力 :200
敏捷 :100
耐性 :80
スキル
筋力強化 LV2
体力強化 Lv1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上位種になっただけだというのにステータスが大幅に上がり強くなっていた。一発で倒せたのは心臓を貫いたからだろか。お陰で魔石も砕いたが、気にしない。そう、男は小さいことで一々文句は言っていられないのだ。
≪魂を喰らった事によりその全ての権利が譲渡されます≫
スキル"体力強化Lv1"を習得し再びモンスターを探そうとした矢先、矢が飛んでくるのを捉えた。
地面をゴロゴロ転がり回避。距離をとったと思った所で、顔をあげるとそこにはいくつもの緑色をした奴らがこちらに視線を向けていた。
ホブゴブリンの声のした方に行く途中だったのかもしれない。
(何で囲まれてんだか、つーかホントゴブリンばっかだな)
囲まれているとは言ってもそこまで数は多くなくせいぜい五匹程度だ。その全てがホブゴブリンである。
見た感じだと…ホブゴブリンアーチャー1、ホブゴブリンメイジ1、ホブゴブリンファイター2、ホブゴブリンモンク1というなんともゴブリンまみれの顔ぶれだ。
だが、種族は同じでもタイプが違う。豪華な面子だ。特に今までメイジなんてのは見たことがなかったので戦闘中だというのに心が躍ってしまいそうになる。
そんな考えをしているとモンクが襲い掛かってきた。
両の拳を交互に突き出し連続で殴り掛かってくる。
アーチャ―、メイジは後方から援護射撃し、ファイターは背後に周り、後ろから剣で切り付けてくるといった見事な連携だった。
だが、所詮はゴブリン。ホブゴブリンモンクが繰り出す右フックを身をかがめ回避すると、背後からホブゴブリンファイターが剣で横なぎの攻撃を仕掛けてくる。屈んだ状態から左腰に差してある剣を抜き時計回りに回転し剣を受け止める。
「グギ」
止められると思ってなかったのか悔しそうな声を漏らす。が、そんなことはお構いなしにさらに時計回りに回転すると同時に、モンクの片足を掴み上げ、刃を交えているファイターに目掛けてぶつける。そうしたことで射線が開き遠距離攻撃の矢と火の玉が飛んでくる。
横に転がり回避し直ぐに起き上がり地面を蹴ると先程吹っ飛ばした二匹に窮迫していく。
「まずは二匹」
そう言い一気に仕留めようとするが横からもう一匹のファイターが突っ込んできたためにそちらを先に処理せざるえなくなった。
攻撃を回避し横なぎに一閃。ファイターを一匹を仕留めることに成功する。が、直ぐに援護射撃がきて近接戦のモンクとファイターに近づけず一旦歩みを止められてしまう。
先程倒したファイターのスキルを得てステータスが上昇するのを感じながらどう倒すかを考える。
(後方射撃は面倒だな。何より木なんかで姿を隠せる。射線から位置はある程度把握できるのが救いだろうな)
考えてると近接二匹が突っ込んでくる。自らも走って近付く。ファイターに向かい剣を投げ飛ばす。
「ギャッ…」
「これで三匹、あとはアーチャーとメイジか」
スキル”拳技”、”筋力強化”、”纏衣”により強化された攻撃でモンクの顎をアッパー。顎が砕け、脳にダメージがいきグラリと倒れた。
ファイターもまさか剣が飛んでくるとは思ってなかったのか、対処に手間取り頭に剣が刺さり息絶えていた。
近接タイプがいなくなったことで今までより苛烈な攻撃がくる。
アーチャーが矢を放ち、同時にメイジが杖を構えるがメイジは魔法を使ってこない。
避けた所を狙うつもりなのだろう。
だがその目論見通りに動くほどセリムは、お人よしでも善人でもない。
スキルにより強化されている肉体により、自分よりも大きなモンクの死体を掴み矢が飛んでくる方に投げ飛ばした。そして直ぐ近くに転がっていた石をメイジに向かって蹴る。
その隙に投げた剣をファイターから抜き取り、ついでにファイターの剣も拾っとく。
ちょうどその時に死体を投げられ慌てて回避したアーチャーが木から落ちたため拾った剣をアーチャーに向かい投げることで仕留める。同時に後方でドサリと言う音が鳴り、振り向くとメイジが死んでいる事を確認することが出来た。
「石、中々使えるな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ホブゴブリンファイター
レベル:12
体力 :230
魔力 :100
筋力 :320
敏捷 :200
耐性 :93
スキル
剣技 LV2
敏捷強化 Lv1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ホブゴブリンモンク
レベル:13
体力 :200
魔力 :90
筋力 :280
敏捷 :270
耐性 :80
スキル
拳技 LV3
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ホブゴブリンアーチャー
レベル:15
体力 :190
魔力 :110
筋力 :170
敏捷 :280
耐性 :150
スキル
命中率上昇 Lv3
耐性強化 Lv1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
・ホブゴブリンメイジ
レベル:16
体力 :230
魔力 :200
筋力 :100
敏捷 :130
耐性 :200
スキル
魔力強化 LV1
火魔法 Lv1
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
また囲まれて集団戦になっても面倒だったのでホクホク顔をしながら、いそいそとその場を離れるのだった。
「連携は結構ウザかったけど、一匹一匹はが大した事なかったな。それよりも、ついに魔法が…」
移動しながら悪態を付く。が魔法を手に入れたことで気分を良くなり、さっきまでの気持ちはどこかにいってしまう。
やはりファンタジーと言ったら魔法だろうと心の奥では思っていたので、やっと魔法が得られたことに気分が高まってしまうのだ。
その所為で調子に乗り、この後○ブリンスレ○ヤーとなったのは言うまでもないことか…
身長はゴブリンより頭一つ分大きい、150㎝位だろうか、手には棍棒らしき物も持っており、今までの敵よりも強そうに感じられる。
「あれは、ホブゴブリンか…。つーか奥まで進んでもゴブリンってどうなってんだよ」
悪態を付きながらも新たなスキルを得られるかもしれないことに、心踊らせ戦うことにする。
まずは様子見で石を投げて攻撃する。スキル”命中率上昇”により多少軌道がズレても補正により当てることが出来のでそこまでコントロールは重要じゃない。
力を込め、石を投擲するとホブゴブリンの胸を貫いた。
「グギャァァァァ」
石が貫通し最期の叫びとばかりに叫び声をあげながらドサッと倒れるホブゴブリン。
初めて戦う敵だからと言う事で、纏衣も使い攻撃したがどうやらオーバーキルだったようだ。
「ありゃ、まじか」
唯の石で殺せるとは思ってもいなかったので少々の驚きを禁じ得ない。が最初のころは普通のゴブリンすら結構時間がかかったのに今回はゴブリンとは言えその上位種である、ホブゴブリンを投石だけで倒せたのだ。着実に強くなっていることが目に見えても分かり嬉しさがこみ上げるてくる。
(まぁゴブリン程度そこまで強くはないのだが…)
ホブゴブリンの叫びを聞き、他のモンスターが襲ってこないとも限らないのでここを離れる。
囲まれたら厄介であるためだ。そこで今では結構なじみになったアナウンスが入る。
≪魂を消化 …魂に付随する情報の取得。開示しますか?≫
情報の開示を要求すると情報が頭の中に浮かぶ。
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・ホブゴブリン
レベル:13
体力 :235
魔力 :80
筋力 :200
敏捷 :100
耐性 :80
スキル
筋力強化 LV2
体力強化 Lv1
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上位種になっただけだというのにステータスが大幅に上がり強くなっていた。一発で倒せたのは心臓を貫いたからだろか。お陰で魔石も砕いたが、気にしない。そう、男は小さいことで一々文句は言っていられないのだ。
≪魂を喰らった事によりその全ての権利が譲渡されます≫
スキル"体力強化Lv1"を習得し再びモンスターを探そうとした矢先、矢が飛んでくるのを捉えた。
地面をゴロゴロ転がり回避。距離をとったと思った所で、顔をあげるとそこにはいくつもの緑色をした奴らがこちらに視線を向けていた。
ホブゴブリンの声のした方に行く途中だったのかもしれない。
(何で囲まれてんだか、つーかホントゴブリンばっかだな)
囲まれているとは言ってもそこまで数は多くなくせいぜい五匹程度だ。その全てがホブゴブリンである。
見た感じだと…ホブゴブリンアーチャー1、ホブゴブリンメイジ1、ホブゴブリンファイター2、ホブゴブリンモンク1というなんともゴブリンまみれの顔ぶれだ。
だが、種族は同じでもタイプが違う。豪華な面子だ。特に今までメイジなんてのは見たことがなかったので戦闘中だというのに心が躍ってしまいそうになる。
そんな考えをしているとモンクが襲い掛かってきた。
両の拳を交互に突き出し連続で殴り掛かってくる。
アーチャ―、メイジは後方から援護射撃し、ファイターは背後に周り、後ろから剣で切り付けてくるといった見事な連携だった。
だが、所詮はゴブリン。ホブゴブリンモンクが繰り出す右フックを身をかがめ回避すると、背後からホブゴブリンファイターが剣で横なぎの攻撃を仕掛けてくる。屈んだ状態から左腰に差してある剣を抜き時計回りに回転し剣を受け止める。
「グギ」
止められると思ってなかったのか悔しそうな声を漏らす。が、そんなことはお構いなしにさらに時計回りに回転すると同時に、モンクの片足を掴み上げ、刃を交えているファイターに目掛けてぶつける。そうしたことで射線が開き遠距離攻撃の矢と火の玉が飛んでくる。
横に転がり回避し直ぐに起き上がり地面を蹴ると先程吹っ飛ばした二匹に窮迫していく。
「まずは二匹」
そう言い一気に仕留めようとするが横からもう一匹のファイターが突っ込んできたためにそちらを先に処理せざるえなくなった。
攻撃を回避し横なぎに一閃。ファイターを一匹を仕留めることに成功する。が、直ぐに援護射撃がきて近接戦のモンクとファイターに近づけず一旦歩みを止められてしまう。
先程倒したファイターのスキルを得てステータスが上昇するのを感じながらどう倒すかを考える。
(後方射撃は面倒だな。何より木なんかで姿を隠せる。射線から位置はある程度把握できるのが救いだろうな)
考えてると近接二匹が突っ込んでくる。自らも走って近付く。ファイターに向かい剣を投げ飛ばす。
「ギャッ…」
「これで三匹、あとはアーチャーとメイジか」
スキル”拳技”、”筋力強化”、”纏衣”により強化された攻撃でモンクの顎をアッパー。顎が砕け、脳にダメージがいきグラリと倒れた。
ファイターもまさか剣が飛んでくるとは思ってなかったのか、対処に手間取り頭に剣が刺さり息絶えていた。
近接タイプがいなくなったことで今までより苛烈な攻撃がくる。
アーチャーが矢を放ち、同時にメイジが杖を構えるがメイジは魔法を使ってこない。
避けた所を狙うつもりなのだろう。
だがその目論見通りに動くほどセリムは、お人よしでも善人でもない。
スキルにより強化されている肉体により、自分よりも大きなモンクの死体を掴み矢が飛んでくる方に投げ飛ばした。そして直ぐ近くに転がっていた石をメイジに向かって蹴る。
その隙に投げた剣をファイターから抜き取り、ついでにファイターの剣も拾っとく。
ちょうどその時に死体を投げられ慌てて回避したアーチャーが木から落ちたため拾った剣をアーチャーに向かい投げることで仕留める。同時に後方でドサリと言う音が鳴り、振り向くとメイジが死んでいる事を確認することが出来た。
「石、中々使えるな」
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・ホブゴブリンファイター
レベル:12
体力 :230
魔力 :100
筋力 :320
敏捷 :200
耐性 :93
スキル
剣技 LV2
敏捷強化 Lv1
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・ホブゴブリンモンク
レベル:13
体力 :200
魔力 :90
筋力 :280
敏捷 :270
耐性 :80
スキル
拳技 LV3
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・ホブゴブリンアーチャー
レベル:15
体力 :190
魔力 :110
筋力 :170
敏捷 :280
耐性 :150
スキル
命中率上昇 Lv3
耐性強化 Lv1
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・ホブゴブリンメイジ
レベル:16
体力 :230
魔力 :200
筋力 :100
敏捷 :130
耐性 :200
スキル
魔力強化 LV1
火魔法 Lv1
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また囲まれて集団戦になっても面倒だったのでホクホク顔をしながら、いそいそとその場を離れるのだった。
「連携は結構ウザかったけど、一匹一匹はが大した事なかったな。それよりも、ついに魔法が…」
移動しながら悪態を付く。が魔法を手に入れたことで気分を良くなり、さっきまでの気持ちはどこかにいってしまう。
やはりファンタジーと言ったら魔法だろうと心の奥では思っていたので、やっと魔法が得られたことに気分が高まってしまうのだ。
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