「あなたは妃になれません」と言われた令嬢を、隣国王太子が望んで離しません

柴田はつみ

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第18話 セレフィーナの苛立ち

セレフィーナが苛立ちを覚え始めたのは、ほんの小さな違和感の積み重ねからだった。

 最初は、気のせいだと思った。

 王妃は自分を前へ出してくれている。
 夜会でも、花見でも、少人数の茶会でも、王妃の隣に立つのはセレフィーナだった。
 周囲の令嬢たちも、女官たちも、すでに次はこの方なのだろうという目で見ている。

 順調なはずだった。
 少なくとも、前までは。

 それなのに、どこかひとつ、思い通りにならない。

 王太子アシュレイが、公の場で一歩も引かないこと。
 そして隣国王太子カイルの視線が、なぜかリシェルへ向き始めていること。

 その二つが、薄い棘のように胸の奥へ刺さっていた。


 その日の午後、セレフィーナは王妃付き女官たちとともに、来たる昼食会のための卓飾りを確認していた。

 南棟の小広間。
 白いクロスの上に置かれた銀の燭台、淡い花々、ガラスの器。春らしく、しかし軽くなりすぎないよう整えられている。

「こちらの配置でよろしいかと存じます」
 女官が言う。
「ええ、とても綺麗ですわ」
 セレフィーナはやわらかく頷いた。
「王妃殿下もお喜びになると思います」

 そう言いながらも、視線は無意識に広間の奥へ向いていた。

 そこでは、リシェルが一人、席札の並びを確認している。

 淡い青灰のドレス。
 派手さはない。
 華やかでもない。
 それなのに、最近あの娘を見るたび、以前とは違うものが胸に引っかかる。

 ただ静かなだけだったはずの令嬢が、少しずつ何かを持ち始めている。
 そう感じるのだ。

「セレフィーナ様?」
 女官に呼ばれ、セレフィーナははっとする。
「ごめんなさい、少し考え事を」
「お疲れではありませんか」
「いいえ」
 花のように微笑む。
「大丈夫ですわ」

 完璧な笑顔。
 これなら誰も疑わない。

 でも、その笑みの裏で、青緑の瞳は冷えていた。

 少し前まで、リシェルは扱いやすかった。
 大人しくて、言い返さなくて、痛いところを刺しても静かに受け止めるだけ。
 自分が少しずつ前へ出れば、そのまま後ろへ退いていくと思っていた。

 なのに最近は違う。

 王妃の茶会で問い返した。
 書庫でも、自分に対してはっきり言葉を返した。
 王妃から目立つなと言われても、消えるつもりはないと、そういう顔をし始めている。

 しかも。

 カイルが、それを面白がっている。

 あの男の目は、女を眺めるだけの男の目ではない。
 外見の華やかさに惹かれるなら、最初から自分だけを見ていればいい。
 でも彼は違う。
 リシェルの返す言葉、考え方、場の見方、その全部を価値として拾い上げ始めている。

 それが気に入らなかった。


「セレフィーナ」

 王妃の声に、セレフィーナはすぐ振り返った。

 マティルダ王妃は広間の入口に立っていた。今日も揺るぎなく美しい。
 セレフィーナはすぐに近づき、一礼する。

「王妃殿下」
「こちらの確認はどうですか」
「ほぼ整っておりますわ」
「そう」
 王妃の視線が広間をなぞる。
「昼食会では、アストラディア側の随員も同席します。柔らかさだけではなく、格も見せなければなりません」
「承知しております」

 王妃の求めるものは、最近よくわかる。

 華やかさ。
 場を明るくする会話。
 誰の目にも王宮にふさわしいと映ること。

 それはセレフィーナが最も得意とするところだ。
 だからこそ、ここまで順調に前へ出てこられた。

「カイル殿下は、やはり見どころのある方ですね」
 セレフィーナは慎重に言った。
「ええ」
 王妃は短く答える。
「人をよく見ています」
「そうですわね」

 一拍の間。

 その沈黙の意味を探るように、セレフィーナは続ける。

「……リシェル様のことも」
 王妃の瞳がわずかに細められた。
「気づいています」
「やはり」
「ですが、それを広げる気はありません」
 王妃の声は静かだった。
「リシェルにはすでに言ってあります」
「目立たぬように、と?」
「ええ」

 その答えに、セレフィーナの胸の内でわずかに安堵が広がる。

 王妃はちゃんと動いている。
 リシェルを抑えようとしている。
 それならば、まだ大丈夫だ。

 ……本当に?

 そう思った自分に、セレフィーナはすぐに気づいた。

 まだ大丈夫だ、と言い聞かせなければならない時点で、もう余裕は削られている。

「セレフィーナ」
 王妃が言う。
「あなたは、余計な感情を見せないことです」
 青緑の瞳がわずかに揺れた。
「余計な感情、ですか」
「焦りです」
 はっきりと言われ、セレフィーナは一瞬ハッとした。
「王太子が思うように動かない。隣国王太子が別の令嬢へ興味を示す。だからといって顔へ出しては、すべてが台無しになります」
「……はい、王妃殿下」
「あなたの強みは華やかさだけではない」
 王妃は静かに続ける。
「どんな場でも、美しく立てることです」
「はい」
「忘れないように」

 セレフィーナは深く一礼した。

「肝に銘じます」

 王妃はそれ以上言わず、次の確認のため広間の奥へ向かった。

 セレフィーナは顔を上げる。
 美しく立てること。
 それが自分の強み。

 わかっている。
 だからこそ、今まで勝ってきた。
 でも、相手がただの大人しい令嬢ではなくなってきた以上、それだけで足りるのかという不安もあった。


 その日の夕方、セレフィーナは一人で東棟の回廊を歩いていた。

 窓の外は春のやわらかな日差しで溢れている。
 磨かれた床に映る自分の影は、いつも通り整っていた。背筋も、歩幅も、表情も完璧だ。

 なのに気持ちだけが整わない。

 回廊の角を曲がろうとした、その時。
 向こうから聞き覚えのある声がした。

「そこまで細かく見ているとは驚いた」
 カイルの声だ。

 反射的に足が止まる。
 視線だけをそっと向けると、少し先の窓辺にカイルとリシェルが立っていた。

 また。

 その一言が、胸の中で冷たく落ちる。

 リシェルは控えめな色のドレスのまま、少しだけ顔を上げて答えていた。

「驚かれるようなことではありません」
「いや、驚きますよ」
 カイルは笑っている。
「見える人にしか見えないことですから」

 そのやり取りは、ごく短いものだった。
 社交辞令かもしれない。
 でもセレフィーナには、ただの挨拶以上に見えた。

 カイルは、リシェルと話す時だけ少し違う。
 言葉の温度が違う。
 拾い方が違う。

 それがどうしようもなく腹立たしかった。

 自分だって完璧に振る舞っている。
 王妃の隣に立ち、笑顔を崩さず、必要な言葉を必要なだけ返している。
 なのに、なぜ興味深いのはあちらなのだ。

 リシェルの何が、そんなに。

 セレフィーナは自分でも気づかぬうちに、扇の骨を強く握りしめていた。

 ぱき、とごく小さな音がする。

 はっとして、力を抜いた。
 いけない。

 こんなことで苛立ちを露わにしてどうする。
 王妃の言葉を思い出す。
 余計な感情を見せるな。
 美しく立て。

 セレフィーナはゆっくり息を吸い、整えた笑みを唇にのせた。
 それから、何事もなかったように角を曲がる。

「まあ、カイル殿下」
 明るい声で呼びかける。
「こちらにいらしたのですね」

 カイルが振り向き、すぐに微笑んだ。
 完璧な社交の笑みだ。

「セレフィーナ嬢」
「探しておりましたの。王妃殿下が、次の件で少し」
「そうでしたか」
 カイルは軽く頷く。

 その横で、リシェルが一礼して身を引こうとする。
 その動きが自然すぎて、また苛立つ。

「リシェル様」
 セレフィーナはやわらかく呼び止めた。
「せっかくですもの、あなたもご一緒にいかが?」
 リシェルが少しだけ瞳が揺れた。
「わたくしは」
「だって、細かなことにお詳しいのでしょう?」
 にこりと笑う。
「カイル殿下も、そのほうが安心ではなくて?」

 カイルの深い青の瞳が、セレフィーナへ向く。
 その視線の意味を一瞬読み取れず、胸がざわついた。

「ありがたいお申し出ですが」
 彼は穏やかに言う。
「今は王妃殿下のご用件を優先しましょう」
 それは断りだった。
 柔らかく、でもきっぱりと。

 セレフィーナの笑顔が一瞬だけ固まる。
 だが、崩さない。

「そうですわね」
 花のように笑う。
「では、リシェル様、また後ほど」
「はい」
 リシェルは静かに一礼する。

 その何でもないやりとりの中で、自分だけが一歩外されたような気がして、セレフィーナの胸の内はさらに冷えた。


 王妃の私室へ向かう途中、セレフィーナは一度も足を乱さなかった。

 背筋も、微笑みも、完璧。
 誰が見ても、王妃の隣にふさわしい令嬢だと思うだろう。

 でも胸の中では、苛立ちが静かに膨らみ続けていた。

 うまくいかない。
 いや、形の上ではうまくいっている。
 王妃は自分を前へ出してくれている。
 周囲の空気もまだ味方だ。

 それなのに、王太子は頑なで、隣国王太子は余計なところを見る。

 しかもリシェルは、以前のようにただ黙って沈む娘ではなくなりつつある。

 だったら。

 セレフィーナは胸の内で静かに思う。

 だったら、もっと確実な形で示さなければならない。

 ただ前に立つだけではだめだ。
 リシェルを静かな令嬢として残しておくから、見る目のある男に拾われる。

 ならば、そうではないと見せればいい。
 慎ましいだけの令嬢ではない。
 王宮にふさわしい器ではない。
 そう誰の目にもわかる形で。

 王妃の私室の前で足を止めた時には、セレフィーナの表情はもう完全に整っていた。

 ノックをし、呼ばれて中へ入る。

「遅くなりました、王妃殿下」
「いいえ」
 王妃は席についたまま言う。
「顔を上げなさい、セレフィーナ」

 言われるまま顔を上げる。

「あなた、苛立っていますね」
 その一言に、さすがのセレフィーナも一瞬だけ目を見開いた。

「……そのように見えましたか」
「見えます」
 王妃の声は静かだった。
「隠せているつもりでも、こういう時のあなたは扇の持ち方が変わる」
 セレフィーナは言葉を失う。

 そこまで見られている。
 王妃はやはり王妃なのだ。

「申し訳ございません」
「謝る必要はありません」
 王妃は淡々と言う。
「ですが、苛立ちを外へ出すのは愚かです」
「……はい」
「リシェルが静かにしていないことが気に入らないのでしょう」
 セレフィーナの指先がわずかに冷える。
「王太子が退かないことも、隣国王太子が見る目を持っていることも」
「……はい、王妃殿下」

 隠しても無意味だとわかり、素直に認める。

 王妃はしばらく沈黙したあと、静かに言った。

「ならば、あなたはあなたの強みを使いなさい」
「強み」
「美しく立ち、自然に人をこちらへ向かせることです」
 その瞳は冷静だ。
「相手を潰そうとしてはなりません。自分を高く見せなさい」
 セレフィーナは息を整える。
「……ですが、リシェル様は」
「放っておけませんか」
「はい」

 王妃はわずかに目を細めた。

「なら、なおさら感情を出してはいけない」
 低い声。
「静かな娘を敵と見なした時点で、あなたの価値は落ちます」
「……」
「ただし」
 一拍置いてから、王妃は続ける。
「周囲にふさわしさの差を思い出させるのは有効です」
 セレフィーナは顔を上げた。
「ふさわしさの、差」
「ええ」
 王妃は静かに頷く。
「次の席で、それを見せなさい」

 その一言で、セレフィーナの胸の奥に別の熱が灯った。

 そうだ。
 苛立つ必要はない。
 見せればいいのだ。
 誰が華やかで、誰が前に立つべきで、誰が王宮にふさわしいのかを。

 その時、扉の外で女官の足音が止まる。

「王妃殿下、明日の席順案が整いました」
「入りなさい」

 新しい次の場が、もう動き始めている。

 セレフィーナは王妃の前で一礼しながら、胸の内で静かに微笑んだ。

 焦るのは終わり。
 次は、きちんと差を見せる。

 リシェルが少し言葉を持ったくらいで、立つ場所が変わるわけではないと、誰の目にもわかる形で。

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