二度目の初恋は、穏やかな伯爵と

柴田はつみ

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第19章 未来への誓い 深まる愛

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数週間後、二人は南の島に到着した。エメラルドグリーンの海が広がり、白い砂浜がどこまでも続く。


リーシャンは、都会の喧騒を離れ、自然の中で過ごす時間が心から心地よかった。


「わあ、見てください。アラン様!とても綺麗‥‥!」

リーシャンは、波打ち際で貝殻を拾いながら、無邪気にアランに呼びかけた。アランは、そんなリーシャンを愛おしそうに見つめながら、彼女の隣りに並んで歩く。

「本当に美しいな。君の笑顔のように」

アランの言葉に、リーシャンは照れて俯いた。

「もう、アラン様ったら‥‥」

二人は波打ち際に座り、穏やかな波の音に耳を傾けた。沈みゆく夕日が、空を茜色に染めていく。

「リーシャン、以前の私は、まさかこんな風に、誰かと心を通わせる日がくるとは思っていなかった」

アランがポツリと呟いた。彼のの横顔は、夕日の光に照らされ、どこか感慨深げだった。

「私もです。アラン様と再会した時、正直、どうしていいか分かりませんでした。でも、今のアラン様は、まるで別人。心から、アラン様を選んでよかったと思っています」

リーシャンの言葉に、アランはリーシャンの手を取り、そっち口付けした。


「君が私を選んでくれたことに、感謝している。君は、私に本当の愛とは何かを教えてくれた」


アランの真剣な瞳が、リーシャンを見つめる。リーシャンは、彼の言葉に胸がいっぱいになり、そっとアランに寄り添った。


「私の方こそ、アラン様には感謝しています。二度目の人生で、こんなにも幸せな時間を過ごせるとは、思っても見ませんでしたから」


波の音が、二人の会話を優しく包み込む。リーシャンは、アランの温かい腕の中で、未来への希望を感じていた。


過去の苦しみは、もう二人の間には存在しない。あるのは、ただ、お互いを深く愛し合う、確かな絆だけだった。


「リーシャン、永遠に愛している」


アランの言葉が、リーシャンの心に深く響いた。リーシャンは、アランの胸に顔を見て埋め、彼の温もりを感じながら、静かに頷いた。


「私も、アラン様を愛しています‥‥永遠に」


沈みゆく夕陽が、二人のシルエットを長く伸ばす。それは、新たな人生を共に歩み始めた二人の、永遠の愛を象徴するかのようだった。


終わり
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