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五、一緒にいるということ
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裸になった二人はベッドで触れ合う。
リードするのはロイドで、首や上半身、内腿など全身を味わうかのように舌を這わせる。
他人に体を触れられることが初めての喜三郎はかなり緊張していたがロイドが優しく触れてくるので、いつの間にか緊張はほぐれ、代わりに体が疼いていた。
やがて反応してきた喜三郎の中心にロイドの舌が触れてきたとき、羞恥のあまり待ってくれと思わず声を上げた。
「……どうしたの?」
下半身からこちらを見るロイド。それがまたさらに羞恥心を仰ぐこととなる。
「そんなとこ、舐めるな」
「どうして? 気持ち良くなるから」
そう言うと制止を振り切ってロイドはそれを口ですっぽりと咥え、上下に動かし始めた。
「う、あッ! あ……!」
ビクッと体がしなり、喜三郎は思わず顔を手で覆う。
ロイドはそのあとも強弱をつけて動かしたり、舌で舐めたりして刺激を与えてきた。
自慰とは比べ物にならない快楽に、喜三郎は声を抑えることができない。
「あっ、んんっ……! も、口、離して….…出る……ああっ!」
ロイドは口を離すことはなく、喜三郎が口内に放った精を一滴も残さずに飲み込んだ。
肩で息をしているとするりとロイドの手が後ろの孔に伸びてきたので、喜三郎は思わず上半身を起こし、ロイドを見た。
「男同士はここを使うんだ。……大丈夫?」
喜三郎は頷く。
女性に興味のない喜三郎は男色がどのような性行為をするのか、聞いたことがあった。
聞いた時は衝撃だったが、ロイドと一つになるには必要だ。
「大丈夫」
それからロイドはゆっくりと孔を指でほぐしていく。
一本、二本と指が増えていく共にクチュクチュと淫靡な音が寝室に響く。
すると突然目の前に雷が落ちたような衝撃を受けて思わず声を張り上げた。
「あ、ああっ! そこ、やだ……ッ」
その様子にロイドは満足そうに笑顔を見せた。
「ここだね、覚えとかないとね」
「なに……んんっ!」
それからはだんだんと喜三郎は余裕がなくなっていった。
指が三本になったころには、目が潤んでいる。
そしてロイドが自身のものをトロトロになったところにあてがう。
チラリと見えた、いまから挿れようとしているものの大きさに喜三郎は思わず息を呑んだ。
「……は、入る?」
「ゆっくり挿れるからね」
その言葉通り、ゆっくりと孔に挿れていく。全く痛みがないわけではない。
異物が挿入される違和感に喜三郎はシーツを握りしめ、口をぎゅっと閉じていた。
そんな喜三郎に気がつき、ロイドはシーツを掴んでいる手に自分の手を重ねた。
「つらいね、あと少しだから。息を止めないで」
「う……ん」
ぐぷぷと水音を立てながらゆっくり進み、やがてロイドは前後に腰を振り始めた。
「入ったよ、動くね」
「んあっ!」
ゆさゆさと体が揺れ、喜三郎の体はロイドを受け入れてく。
やがて早くなる腰つきに今度はロイドの体にしがみつく。
「んっ、ん! ん! あッああっ……!」
指とは比較にならない快楽。
それは行為だけではなく通じ合った気持ちをお互いに感じているからだ。
喜三郎が目尻から涙をこぼすとその涙をロイドが舐めた。
「喜三郎、愛している」
「俺も……っ、ロイド……」
それを聞きロイドは一気に腰の動きを早めた。
「やあ、あああっ! あっ、ああ! んんっ」
「喜三郎……っ」
もうお互いに余裕がなくなりギュウッと喜三郎が締め付けるとロイドはもう耐えれなくなり小さくうめくと熱を喜三郎の中に放つ。
そして喜三郎もまた二度目の頂点を迎えて、シーツの上に精を放った。
汗ばんだロイドの体が、喜三郎に覆い被さってきた。
はあはあ、と息を切らすロイドの頭を何度か撫でる。
精を放たれて結ばれたいま、幸せでたまらない。
もちろん一つになれたことも嬉しいが、さっきのロイドの話が本当ならば、ロイドと最期の日まで一緒にいることができるはずだ。
ロイドは体を喜三郎から離し、横に仰向けになった。しばらく放心状態だったが、やがて喜三郎の手を握り、甲に口付ける。
「本当に君に出会えてよかった」
「俺もだ。あの森で俺を待っててくれてありがとう」
喜三郎もロイドの手に口付けしたあと、唇を重ねる。何度も何度も。
「……ああ困ったな、毎日でもしちゃいそう」
「毎日」
「ダメかな? 吸血鬼は性欲が強いんだ。それに君の中が気持ち良すぎて」
「そ、そうか。……俺もロイドが入ってるの幸せだし。でも毎日できるかは正直分からない」
苦笑いする喜三郎に冗談だよ、と笑うロイド。
睦合ったあとのこの時間もまた幸せなのだと喜三郎は感じた。
リードするのはロイドで、首や上半身、内腿など全身を味わうかのように舌を這わせる。
他人に体を触れられることが初めての喜三郎はかなり緊張していたがロイドが優しく触れてくるので、いつの間にか緊張はほぐれ、代わりに体が疼いていた。
やがて反応してきた喜三郎の中心にロイドの舌が触れてきたとき、羞恥のあまり待ってくれと思わず声を上げた。
「……どうしたの?」
下半身からこちらを見るロイド。それがまたさらに羞恥心を仰ぐこととなる。
「そんなとこ、舐めるな」
「どうして? 気持ち良くなるから」
そう言うと制止を振り切ってロイドはそれを口ですっぽりと咥え、上下に動かし始めた。
「う、あッ! あ……!」
ビクッと体がしなり、喜三郎は思わず顔を手で覆う。
ロイドはそのあとも強弱をつけて動かしたり、舌で舐めたりして刺激を与えてきた。
自慰とは比べ物にならない快楽に、喜三郎は声を抑えることができない。
「あっ、んんっ……! も、口、離して….…出る……ああっ!」
ロイドは口を離すことはなく、喜三郎が口内に放った精を一滴も残さずに飲み込んだ。
肩で息をしているとするりとロイドの手が後ろの孔に伸びてきたので、喜三郎は思わず上半身を起こし、ロイドを見た。
「男同士はここを使うんだ。……大丈夫?」
喜三郎は頷く。
女性に興味のない喜三郎は男色がどのような性行為をするのか、聞いたことがあった。
聞いた時は衝撃だったが、ロイドと一つになるには必要だ。
「大丈夫」
それからロイドはゆっくりと孔を指でほぐしていく。
一本、二本と指が増えていく共にクチュクチュと淫靡な音が寝室に響く。
すると突然目の前に雷が落ちたような衝撃を受けて思わず声を張り上げた。
「あ、ああっ! そこ、やだ……ッ」
その様子にロイドは満足そうに笑顔を見せた。
「ここだね、覚えとかないとね」
「なに……んんっ!」
それからはだんだんと喜三郎は余裕がなくなっていった。
指が三本になったころには、目が潤んでいる。
そしてロイドが自身のものをトロトロになったところにあてがう。
チラリと見えた、いまから挿れようとしているものの大きさに喜三郎は思わず息を呑んだ。
「……は、入る?」
「ゆっくり挿れるからね」
その言葉通り、ゆっくりと孔に挿れていく。全く痛みがないわけではない。
異物が挿入される違和感に喜三郎はシーツを握りしめ、口をぎゅっと閉じていた。
そんな喜三郎に気がつき、ロイドはシーツを掴んでいる手に自分の手を重ねた。
「つらいね、あと少しだから。息を止めないで」
「う……ん」
ぐぷぷと水音を立てながらゆっくり進み、やがてロイドは前後に腰を振り始めた。
「入ったよ、動くね」
「んあっ!」
ゆさゆさと体が揺れ、喜三郎の体はロイドを受け入れてく。
やがて早くなる腰つきに今度はロイドの体にしがみつく。
「んっ、ん! ん! あッああっ……!」
指とは比較にならない快楽。
それは行為だけではなく通じ合った気持ちをお互いに感じているからだ。
喜三郎が目尻から涙をこぼすとその涙をロイドが舐めた。
「喜三郎、愛している」
「俺も……っ、ロイド……」
それを聞きロイドは一気に腰の動きを早めた。
「やあ、あああっ! あっ、ああ! んんっ」
「喜三郎……っ」
もうお互いに余裕がなくなりギュウッと喜三郎が締め付けるとロイドはもう耐えれなくなり小さくうめくと熱を喜三郎の中に放つ。
そして喜三郎もまた二度目の頂点を迎えて、シーツの上に精を放った。
汗ばんだロイドの体が、喜三郎に覆い被さってきた。
はあはあ、と息を切らすロイドの頭を何度か撫でる。
精を放たれて結ばれたいま、幸せでたまらない。
もちろん一つになれたことも嬉しいが、さっきのロイドの話が本当ならば、ロイドと最期の日まで一緒にいることができるはずだ。
ロイドは体を喜三郎から離し、横に仰向けになった。しばらく放心状態だったが、やがて喜三郎の手を握り、甲に口付ける。
「本当に君に出会えてよかった」
「俺もだ。あの森で俺を待っててくれてありがとう」
喜三郎もロイドの手に口付けしたあと、唇を重ねる。何度も何度も。
「……ああ困ったな、毎日でもしちゃいそう」
「毎日」
「ダメかな? 吸血鬼は性欲が強いんだ。それに君の中が気持ち良すぎて」
「そ、そうか。……俺もロイドが入ってるの幸せだし。でも毎日できるかは正直分からない」
苦笑いする喜三郎に冗談だよ、と笑うロイド。
睦合ったあとのこの時間もまた幸せなのだと喜三郎は感じた。
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