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秘書は蜜愛に濡れる…高平奈緒の場合
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「ハッピーバースデー、大樹」
手作りケーキを前にして、大樹はフウッと蝋燭の灯りを消した。
「凄いじゃないか、奈緒の手作りなのかい?」
向かい側でディオがにこやかに訊く。此処は大樹のマンション。
「なんでディオが居るんだ?」
露骨に嫌そうに大樹が云う。
「だあって~ステイしてる陽斗は、ハワイにカレンダー用の撮影に行って居ないし~ハリスはロシアに仕事があるから帰国しちゃうし~」
「…お前その喋り方変」
「奈緒~大樹が虐める」
奈緒にひしっと抱き付いたディオへ、大樹がクッションを投げ付けた。
「それにしても、陽斗君に迷惑じゃないのかな…ディオが押し掛けて」
奈緒が云うと、大樹がそうだそうだと頷いている。
「ああそれなら大丈夫」
自信満々に云うディオに、大樹と奈緒は『何が』と眼で問う。
「小動物みたいで可愛いんだよね案外。あ、奈緒は叔母様譲りの美人だからね?」
「…マザコン」
大樹は突っ込みを入れながら、ケーキをフォークで突つく。
「何とでも云え。せっかく叔父様から奈緒のアルバムを預かって来たのに見せてやら
「何!?」
アルバムに反応した大樹が、ソファーから立ち上がってディオの荷物を漁り出す。
「おお!? これか!?」
大樹は眼を輝かせて、紙袋からアルバムを三冊取り出した。
赤ちゃんから大学入学までの、奈緒の歴史が詰まっている。
「奈緒の母親は奈緒に似て綺麗だな~」
大樹は嬉しそうに眼を細め、奈緒は恥ずかしいとアルバムを片付けようとする。
「華奢なのは変わらないな」
大樹に云われ、奈緒は首を傾げ振り返る。
「何見てるんです!」
大樹が見ていたのは奈緒が赤ちゃんの時の物だ。そしてプールに入る奈緒とディオを指差した。
「お、懐かしいな~」
ディオがデレッと顔をにやけさせ、大樹は奈緒の股間を云う。
「大樹!」
「「可愛い」」
実は仲が良いのではと、奈緒はこっそり思ったりしたのだった。
ドンチャン騒ぎでソファーに爆睡したディオへ、奈緒が肌掛けを掛ける。
「奈緒こっちへおいで」
寝室から呼ばれて、奈緒はそっとソファーから離れた。床の上にはワインが数本と日本酒が置かれている。
「どうしたんです? これ、…大樹?」
にたりと笑う大樹は寝室のドアをロックし、奈緒の肩を押して座らせる。
「今日は私の誕生日だ。酒を飲み交わして祝ってくれるよね? 奈緒」
「…………」
にっこり微笑の大樹に奈緒はつられてにっこり。
「飲まなきゃ駄目?」
「駄目」
ベッドの上に、何故かナース服やメイド服が在るのは、見なかった事にしようか。奈緒はゴクリと息を呑んで、日本酒を差し出す大樹を見た。
数分後。
「…美味しい」
「そうかそれは良かった。それじゃ私は奈緒を戴くとしよう」
スッポンポンにひん剥かれた奈緒は、甘い声で泣き。長い夜を熱く過ごしました。
翌朝目覚めた奈緒は愕然とする。
「…メイド服着れた我が身が嘆かわしい…一句読めても嬉しくない!」
刹那、痛む頭を抱えた奈緒であった。
手作りケーキを前にして、大樹はフウッと蝋燭の灯りを消した。
「凄いじゃないか、奈緒の手作りなのかい?」
向かい側でディオがにこやかに訊く。此処は大樹のマンション。
「なんでディオが居るんだ?」
露骨に嫌そうに大樹が云う。
「だあって~ステイしてる陽斗は、ハワイにカレンダー用の撮影に行って居ないし~ハリスはロシアに仕事があるから帰国しちゃうし~」
「…お前その喋り方変」
「奈緒~大樹が虐める」
奈緒にひしっと抱き付いたディオへ、大樹がクッションを投げ付けた。
「それにしても、陽斗君に迷惑じゃないのかな…ディオが押し掛けて」
奈緒が云うと、大樹がそうだそうだと頷いている。
「ああそれなら大丈夫」
自信満々に云うディオに、大樹と奈緒は『何が』と眼で問う。
「小動物みたいで可愛いんだよね案外。あ、奈緒は叔母様譲りの美人だからね?」
「…マザコン」
大樹は突っ込みを入れながら、ケーキをフォークで突つく。
「何とでも云え。せっかく叔父様から奈緒のアルバムを預かって来たのに見せてやら
「何!?」
アルバムに反応した大樹が、ソファーから立ち上がってディオの荷物を漁り出す。
「おお!? これか!?」
大樹は眼を輝かせて、紙袋からアルバムを三冊取り出した。
赤ちゃんから大学入学までの、奈緒の歴史が詰まっている。
「奈緒の母親は奈緒に似て綺麗だな~」
大樹は嬉しそうに眼を細め、奈緒は恥ずかしいとアルバムを片付けようとする。
「華奢なのは変わらないな」
大樹に云われ、奈緒は首を傾げ振り返る。
「何見てるんです!」
大樹が見ていたのは奈緒が赤ちゃんの時の物だ。そしてプールに入る奈緒とディオを指差した。
「お、懐かしいな~」
ディオがデレッと顔をにやけさせ、大樹は奈緒の股間を云う。
「大樹!」
「「可愛い」」
実は仲が良いのではと、奈緒はこっそり思ったりしたのだった。
ドンチャン騒ぎでソファーに爆睡したディオへ、奈緒が肌掛けを掛ける。
「奈緒こっちへおいで」
寝室から呼ばれて、奈緒はそっとソファーから離れた。床の上にはワインが数本と日本酒が置かれている。
「どうしたんです? これ、…大樹?」
にたりと笑う大樹は寝室のドアをロックし、奈緒の肩を押して座らせる。
「今日は私の誕生日だ。酒を飲み交わして祝ってくれるよね? 奈緒」
「…………」
にっこり微笑の大樹に奈緒はつられてにっこり。
「飲まなきゃ駄目?」
「駄目」
ベッドの上に、何故かナース服やメイド服が在るのは、見なかった事にしようか。奈緒はゴクリと息を呑んで、日本酒を差し出す大樹を見た。
数分後。
「…美味しい」
「そうかそれは良かった。それじゃ私は奈緒を戴くとしよう」
スッポンポンにひん剥かれた奈緒は、甘い声で泣き。長い夜を熱く過ごしました。
翌朝目覚めた奈緒は愕然とする。
「…メイド服着れた我が身が嘆かわしい…一句読めても嬉しくない!」
刹那、痛む頭を抱えた奈緒であった。
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