チート付与魔術師と史上最強の賢者は…同一人物!? 〜ギルドから追放されたが、スローライフを目指して、第2の人生をまったりする!?〜

白咲焰夜

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プロローグ

〜プロローグ〜

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「零。お前は…このギルドから追放する。」

 『黎月れいつきサメ』のギルドマスターであり、親友のゲンムに言われた。

「なんで!? 私、なんか悪い事した? 何か、やらかした? やらかしたなら、謝るからさ!!」

 と、必死に弁解をした。だが、ギルドマスターや副ギルマスは笑いながら言った。

「ばァーか!! お前は用済みなんだよww」

 ――え…? 今…なんて? 用済み…だって…?

「こうやって、ギルドのクラスがEX級になったのは…お前のおかげだ。だが…」

 ギルドにはクラスがある。1番上からEX・ES・A・B・Cの5つだ。私達がいるのはEX級の第10位だ。

 そして、ゲンムは言う。私の心が折れるぐらいの言葉で…。

「お前、チートだけを付与するだけで攻撃も防御も回復も出来ねぇじゃんww 要らねぇんだよw カスww」

 そうか…親友のゲンムの頼みだから、親友のゲンムの親御さんにもお世話になったから…入ったのに…私を最初から利用するだけだったんだな。

「分かった。しかし、後悔するんじゃないぞ?」

 すると、ゲンムは笑いながら言った。

「する訳じゃねぇじゃんww はよ、出てけよww」

 私は、切れては行けないものが切れた。
そして、悔しい気持ちにもなりながら…怒りの気持ちも支配されながら、故郷に帰った。

 そして、私は復讐を決意し…ゲンムの親御さんに現状の事を手紙で書き、封印していたスキル『魔神王書庫アカシック・レコード』を発動させ、ゲンムの親御さんに向けてカラスが持って行くように仕掛けた。

 次に、私が『黎月の鮫』達に付与したチート武器やチートスキルを全て解除して、言った。

「よくも…″俺″を追放したな。そうすると思って実力を。お前らが、何があっても″俺″は知らない。だって…。」

 俺は、冷酷に言った。

。」

 そう、呟きながら…俺は故郷に帰った。
これから始まる第2の人生で、まったりとゆったりとスローライフを目指す事にしたチート付与魔術師の不知火 零であり、史上最強の??の??? ??であった。

~一方、黎月の鮫は…?~

「あの~すみません。」

「はい! どちら様で…って!? ギルド EX級 第1位のギルドマスター様! 今日はなんの御用で?」

 すると、第1位のギルドマスターは…言った。

「チート付与魔術師の零さんに会いたいのだが。」

「あぁ、あいつなら…今さっき、追放したが…?」

 と、平然とゲンムさんが言った。すると、第1位のギルドマスター様が血相変えながら言った。

「そうか、お前らは後悔するがいい。″重要な人物″をこのEX級から消した事を。」

 すると、黎月の鮫の冒険者がボロボロになりながら帰ってきた。

「おい、聞いてないぞ!!」

 冒険者たちの怒りがゲンムさんに向けて、言ってきた。

「何がだ?」

 と、冷静に言っていたが…この後のセリフで、血相を変えるのだった。

「チート付与が無くなってるのは聞いてないぞ! それも、武器だけじゃねぇ! スキルもだ!!」

「な、なんだって…。」

 そして、カラスがやって来て手紙を落として行った。手紙の主は…黎月の鮫のギルドマスター…ゲンムの親御さんだ。

 それを見たゲンムさんは、愕然として地に伏せて絶望していた。

 私は、その手紙の内容を読んだ。その内容は…驚きだった。

 まさか…あの何も役に立たないチート付与魔術師の正体は……あの伝説の史上最強の賢者…

 神王龍 魔姫かみおうりゅう まひめ様だったのだ。

 それだけじゃない。不知火家と神王龍家の息子さんを追放した事により、それを挑発と認め…ゲンムさんの家族からゲンムさんを破門した事も綴られている。

 つまり、これを何と言うか知っている。″詰み″だ。何も出来ないのだ。このギルドも…。
そして、第1位のギルド。『月夜つきよ黒猫団くろねこだん』の追放により黎月の鮫はすぐさま、解散し…ゲンムさんは帰る場所がないため、路頭を彷徨っているのだった。
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