チート付与魔術師と史上最強の賢者は…同一人物!? 〜ギルドから追放されたが、スローライフを目指して、第2の人生をまったりする!?〜

白咲焰夜

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第1章

第1話

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 俺は、故郷に帰ってきていた。次の目標はまったりとゆったりとスローライフを送れるギルドを探そうと思っていた。

「ん~。中々…ないな。」

 そして、数時間かけて…見つけたのだ。まったりとゆったりとスローライフを送れるギルドが…。

 それが、″元″EX級 ギルド第1位のギルド
月禍げっか犬猫団いぬねこだん』と言う大規模だったギルドが…。昔、ここはスローライフでやりつつも…強かったギルドだったのだ。

 だが、現在の第1位…『月夜の黒猫団』の侵略により…敗北されたのだ。そこから…色んな人材を抜かれて今は、最低クラスのCまで落ちてしまったのだ。だが、俺的には好都合だった。

 それは…なんでかって…? 答えは簡単だ。
現在のEX級ギルド第1位の『月夜の黒猫団』は性に合わないのだ。理由は…ギルドマスターが気に食わないのだ。欲しいものは何があっても、卑怯な手を使っても…手に入れる。他にも挙げられるが、特にこの理由が俺の性格には合わないと思ったからだ。

 さて、入るとしますかね…。

「すみませーん。冒険者として登録したいんですけど。」

 すると、ギルドのお姉さんが…感動の目をしながら言った。

「本当ですか!? ギルドマスターにすぐに言いに行きますね!! ギルドマスタァァー!!」

 ――は…? そんな簡単に喜べるのか…? 普通なら……。

~妄想の中の零~

「はぁぁん? 募集してないし、弱そうだなァ? 帰った帰った。」

~現在の零~

 …と、思っていたが…。まさか……

「冒険者様が…来てくれました…! 神様…! ありがとうございますぅ~!!」

 ――と、ギルドマスターと看板娘さんが…ペコペコと神棚に土下座でお礼をしていた。

 ……あれ? そこまで落ちぶれてしまったのか…?
――と、思っていると…。

「おい! ここに立ててる迷惑料として金払えよ?!」

 はい! 出ました! お決まりの害悪が!!

「ひぃ~!! ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい…!(以下省略)」

「お金なんて持ってないんだ! もう少し待ってくれ!」

 ――なるほど…そういう事か。落ちぶれてしまったのは、あの…『月夜の黒猫団』のせいか。

 仕方ない。これからお世話になるんだ。早速…恩返しだ。

「ごめん。ちょっといいかな?」

 と、私が横に入ると…そのDQN共は言った。

「あ゙ぁ? ガキは黙ってなw 」

 プッチーン(切れては行けないものが切れた音)

「どうせ、ここに入るんだろ? クソ弱なガキは地に這いつくばってハイハイでもしてろw」

 プッチーンプッチーン(更に切れては行けないものが切れた音)

「お前らなぁ…。どれだけ…人を蔑めば気が済むんだ? あ゙ぁぁ!?」

 久々に出す殺気で…DQN共は、怯える。

「待て…その殺気…チート付与魔術師の不知火しらぬい ぜろ!?」

「あぁ…そうだが? それがどうした?」

「こんな″化け物″が、居るんだよぉぉぉぉ!!」

 …と、言葉を残しながら、消えてしまった。
実に、呆気なかった。

「あの~…。」

 すると、看板娘さんが…俺に声を掛けた。

「はい…? 何でしょう?」

 俺は…普段の態度に変えた。

「不知火 零さんって…EX級ギルド 第10位のギルドに…」

「3日前に…追放されましたけど…?」

『え…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!??!』

 ギルドマスターさんと看板娘さんに驚かれてしまった。まぁ、それに…この人達なら信用できるし。もう1つの存在を言ってもいいか。

 何故、信用できると思ったか…。それはギルドマスターさんと看板娘さんの心と記憶を少し覗かせてもらった。すると…本当に一生懸命、ギルドマスターさんだけが…ダンジョンとかクエストで稼ぎに行って、看板娘さんは″借金″と言う嘘の物を払いながら…やりくりをして生活してるのを見てしまったら…信用出来ないと思えるのか…? 思う奴らは…きっと…心が、腐っていると俺は思う。

「実はですね…。不知火 零もそうなんですが…史上最強の賢者…神王龍 魔姫でもあります。」

 証明の為に…解除魔法で″本当″の姿になる。
すると…ギルドマスターさんと看板娘さんは…顔を真っ青にしながら…言った。

「え…えぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ!??!」

 こうして、俺…不知火 零兼、神王龍 魔姫は、元EX級ギルド 第1位の『月禍の犬猫団』で、まったりと、ゆったりと…スローライフ生活を送る事にしたのだった。
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