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第1章 第2話 〜信長は、急激な進化をす〜

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 契約した俺、虹凪  信長は実感がなかった。
まさか、話をよく聞くと……封印された禁忌の神だったらしい。

 どうやら、昔に契約していた人間がいたが……ステータスが上昇していく度に、体が追いつかなくなり、暴走したとか……。

え?  何それ、怖い()
と、思いながらも……とりあえず、地上に出る方法を調べた。

 すると、俺に待ち構えていたのは……
美味しい空気を吸えるシャバの空気!!
じゃなくて……毒の匂いがした龍!!!!

 おぇぇぇぇ!!  何がとは言わないけど、おぇぇぇぇ!!  死ぬ!!  死ぬって!!!!

 そして、戦うことになったが……戦闘はこれが初なので分からない。
どうしたらいいのかも分からないのだ。

 試行錯誤しながら、攻撃したり避けたりする。
あれ?  おかしいなぁ~?  こんなに俊敏だったっけな?

 とりあえず、こんな事を言ってる場合では無い。
早く倒さないと……でも、どうしたら……?

 すると、毒龍は毒の攻撃が効かなかったので、蒼炎で大爆発を起こそうとしていた中、原初神が溜息をつきながら言ってきた。

『はぁ……虚空神ヨグソトース!』

 ……その瞬間、俺と原初神以外の時が止まった。
何があったのか、さっぱり分からない。
だけど、原初神は……何となく強いのがよくわかった。

『あのなぁ~?  ステータスを確認せぇーや!
これじゃ、死ぬで?』

「あ、そうか!
確認するの忘れてた!!」

『ズコー!!』

 ━━━え?  なんか、俺……悪い事した?
まぁ、いいか!

『良くないけどな……(ボソッ)』

 ……一瞬、何か言ってたが……気にしなーい!

と、言いながらステータスを確認した。
すると、目に映った光景は……絶句する物だった。

-----------------------ステータス一覧----------------------

名前  虹凪 信長(にな のぶなが)

神様 原初神(アザトース)

個性 『生殺与奪』
・ありとあらゆるものの生か死か、そのものの全てを奪うか、何かを与えるかを掌握するチートの個性

・色んな耐性や無効化、上回る奴ect.が居たとしても、貫通するチート個性。

・別の次元や存在ect.で、信長に敵対心や殺意があったり、干渉したり、言葉で説明やら設定してるから~ect.と言って消そうとしたり、弄ろうとした時点で、信長や原初神の意思で、死に至り…その者の姿やステータスを奪って、自分の物にするチート個性。

スキル
『生』…生き返させるスキル

『殺』…即死するスキル。

『与』…森羅万象を使い、色んな"もの"を与えるスキル。

『奪』…ありとあらゆる"もの"を奪うスキル。

『零無』…自動的に発動するスキルで、ありとあらゆる全ての存在が発動したスキルや個性を零にして無かったことにするスキル。

-------------------------終わり--------------------------

 マジか、チートすぎる。
だけど、これで……俺も反撃できる!!

『よし、解除するぞ』

 そして、原初神は時を開始させた。
毒龍の攻撃を零にして無かったことにして、
全てのスキルを、スキル 『奪』で奪った後、
スキル 『死』で、殺した。

スキル獲得……『毒』と『蒼炎』だった。

 よーし!!  このまま突き進むぞ~!!

と、言ってしばらくの間、狩り続けた。

 まずは、フェンリルと戦って、
フェンリルのスキルを狩って殺した。

スキル獲得……『不老不死』と『複製コピー』と、『黒炎』と『黒雷』。

 次に、大熊と戦って、
大熊のスキルを狩って殺した。

スキル獲得……『パンチ力×∞』と『飢餓状態の呪い』と……こんなの勝てるやつが居ない!
と、思うようなぐらいまで進化した。


 そして、空気が一気に変わり……
どんよりとした空気となって、如何にも…ボスモンスターがいる部屋が目の前にあった。

「どうする?  原初神……?」

『こりゃ、進めるしかないかもな』

「だよね。行こうか!」

 俺と原初神は、気合いをまた入れ直してボスモンスターの部屋に入った。

 ……入ると、そこには、マグマと絶対零度の氷が半分半分の部屋だった。

 正直、ホッとした。フェンリルのスキルを奪っておいて……と。

 そうではないと、この階層モンスターの攻略を知らない限りは、ある意味、詰みゲーになるからだ。

途端に、冷や汗が出てきた。
その理由は、あのボスを攻略しなければ……
俺たちに、未来などない!!

 と、思いながらそこに現れたのはLv9999億の最強クラスのボスモンスターだった。

先手は俺たちだった。

「スキル 『奪』!!」

 結果は……奪えなかった。
消えてしまったのだ。

 そして、現れたのは……
後ろだと気づいたのはいいものの……
攻撃を避けられるはずなのに、避けられなかった。
そして、また消えた。

『信長!! また、後ろだ!!』

「あ、あぁ!!
スキル 『パンチ力×∞』」

 そうして、パンチ力×∞のパンチで地面を殴って地震を起こした。
すると、ボスモンスターは体勢を崩したので、
スキル 『毒』を使って、弱体化させる。

 そして、弱体化した後に……
スキル 『奪』で、スキルを奪う。

 そして、スキル 『死』で殺した。

スキル獲得……『レベルカンスト』と『瞬間移動』と『時空間移動』と『スキル強化』。

 だった。あれ?  待てよ?
この時空間移動で、帰れるんじゃ?

 そう思った俺は早速、使う事にして時空を落とされた直後に設定をして飛んだのだった。

~??サイド~

「・・・。
奪われてしまったか。
あの、天災神原初神を。」

~信長サイド~

「よし、着いたな。
ん?  あぁ、見事に笑ってるね。」

『なぁ、たまには変わってもらってもいいか?』

「え?  原初神は、意識を変われるの?」

『あぁ、俺だけは何故かな?』

「わ、分かった。」

 そして、俺は……原初神に意識を渡し、眠りに着くのであった。
 
~原初神サイド~

「なぁ、優斗。」

「なんだよ。って!?  はぁ!?
な、なぜ、お前が!!  お前は、俺が落としたはず!!」

「さっきは、ありがとな~
お返しだ。」

 俺は、残虐な事をした。
それは何か?  そう……優斗の顔面を掴んで毒を吐いたついでに、優斗の全てのスキルと個性を奪った。

「あがぁぁぁぁぁぁぁぁあー!!
何故だァァァァ!!!!
何故、維持神が発動しないぃぃぃぃー!!」

 俺は、嘲笑いながらも言った。

「それは、俺のスキルで奪ったからさ。」

「な、なんだと!!!!」

 顔がぐちゃぐちゃなのに、それでも睨みながらこっちを見てくる。

 流石、男らしいねぇ~。雑魚だが()

「お前と俺では格の違いがありすぎる。

それに、お前……言ってたよな?」

 優斗が察して暴れ出した。

「や、やめろ!!
言うな!!  悪かった!!  俺が、全て悪か……」

 俺は、それでも辞めずに発した。

「お前は、弱者…そして、俺は強者…
ここは、弱肉強食。
強き者に逆らったら殺されるぞ?
……このゴミクズが。

あまり、ナメてるとこうやって痛い目に遭うんだよ。

来世ではいい子ちゃんにしてな。
まぁ、その前に天罰が降るがなぁぁぁぁあ!!」

「ぁがぁぁぁがぁぁあ。」

 俺は、致死量の毒を注ぎ込んだせいで……
どうやら……死んでいたようだ。つまんねぇな。

さて、主を起こすか()

 さぁ、起きろ……お前の好きな人が来るぞ……
と、変わるのだった。

スキル獲得……『維持神』etc…。
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