チート・ア・デート 〜突如現れた…召喚者達と、デートをする!?〜

白咲焰夜

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プロローグ

〜プロローグ〜(始まり)

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「ここは、何処だ?」

 私達は…異次元に居た。しかも…周りは真っ白だ。

「起きました…か…? 私達が召喚した召喚者様…。」

 どういう事だ? 召喚者…? この8人が…?

「あなた達には…別の世界で…世界を守っていただきます。」

 ――ふざけんな…。いきなり召喚されて、命を落とせと言ってる様なもんだ。

「それでは、頑張ってくださいね」

 私達は…決めたのだ。その世界で、暴《・》と…。

~主人公side~

 召喚者様達が来てから、10年が経つ。
平和になったのはいいのだが…問題は発生していた。召喚者様達は…表では、正義を降っているが…裏では…無罪の人たちを、殺している事を。

 それが物騒なので、私…虹凪未来になみくは、活動を自粛している。色々と怖いからだ。

 だが、夕ご飯を作ってた時に…問題が発生した。
醤油が切れてしまった。

「ごめん。醤油切れたから…買い物してくるな。」

「分かった~。気をつけてね~!」

 今、適当に返事された女の子は…虹凪未來になみらいだ。私の妹である。

 そして、暗い空の中…外に出た。
私は、無事に帰ればいいと思っていた。
だが、違った…。

 今、私は…召喚者様達と会ってしまって…殺されかけてるところだ。

「さて、どうするよ? 剣騎士様よ。殺す?」

 と、言ったのが…スライム人間…リリアム様だ。
そして…聞いた人物は言った。

「もちろん。殺す選択肢しかないだろ。」

 答えた人は…二刀流の剣騎士…キユリ様だ。

「待って、死にたくないです! お願いですから…殺さ…」

 言い切る前に…破滅の魔力魔王…アリス様が、腕を切り裂いた。

「アアアアアアアアアア!!!!」

 痛い…痛すぎる…。だけど…そんな事してられないんだ。

「へぇ…そんな声を出せるだけマシだな。一般人だと…もう…声が出ないぞ。」

 確かに…普段の人なら…声が出せない痛さだ。
だが、その腕は…いつの間にか…治っていた。

「なに…お前…!? 何故治った?!」

 アリス様は言った。だが、驚いていたキユリ様はすぐさま冷静になった。

「ほう。面白い。どうせ。お前も召喚者って所か。」

「違うわ…その子は…忌み子よ? まぁ、私が拾ったんだけどね。」

「……!? あなたは…虹凪未來様…!?」

 キユリ様が驚いていた人物は…私の妹の未來だった。未來は…怒りながら言った。

「ねぇ…キユリ…言ったよね?」

「な…何がで…す…か?」

「私の兄を殺そうとしたら…タダじゃ置かないって…」

「すみませんでした! どうか…お許しを! なんでもしますので!」

「そう。なら…お兄ちゃんとデートしなさい。そうすれば、あなた達を許すわ。」

『はい?』

「は?」

 何言ってるんだ? 未來は…?

「デートすれば、あなた達は幸せになるんじゃないかしら? まぁ、しなかったら…殺すけど。」

 と、未來が言った瞬間…顔が青くなりながら言った。

「分かりました! 引き受けます! だから、許してください!」

 マジかよ…私の拒否権ないんだな…。
はぁ…幸先が不安だ。

「いいか…そこのにん…」

「あ゛ぁ?」

「未来…10日間で、私達を惚れさせろ。惚れさせなかったら…この世界を壊す!!」

「えぇ…。」

 こうして、私と召喚者様達のデート戦いが始まるのだった。上手く行くのかは…まだ、分からないのであった。
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