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朝起きたら女体化していた俺。センター街で知り合った女子高生と相席居酒屋で食事をしたあとカラオケのできるラブホテルに連れ込まれる。
(1)
俺は夜遅くまで中間試験の準備をしてから布団に入った。
夜中に変な夢を見た。
夢の中で俺は駅の改札口にいた。
急いで電車に乗らないと学校に遅刻してしまう。
改札口を急いで通り抜けてホームにでるとちょうど電車が入ってきた。
電車の行き先は分からなかったがともかく急いで乗り込んだ。
電車の中は混んでいてセーラー服を着た女子高生も一杯いた。
俺は吊り革につかまった時自分もセーラー服を着ているのに気がついた。
短いスカートを履いていて二本の太いももが丸見えだ。
次の駅で女子高生達がいっせいに降りると電車の中の乗客がかなり減った。
次の駅でまた乗客が降りると電車に乗っているのは俺一人になってしまった。
変だと思ってまどの外の景色を見ると森の中を電車が走っている。
俺は乗る電車を間違えてしまったらしい。
しかたなく俺は次の駅で降りた。
改札口を出ると駅前には旅館が並んでいる。
近くの旅館の前を通り掛かると旗を持った仲居さんに旅館の中に案内された。
廊下の奥は露天風呂になっている。
俺はセーラー服を脱いで体にタオルを巻いて温泉に入った。
温泉は混浴らしくてカップルらしい男女が体を寄せ合ってキスしてるのが見えた。
俺のすぐ前に全裸の男が立ちはだかると自慢そうに大きくなった物を俺の目の前に近づけてきた。
夢の中だから何が起きてもおかしくないがどうしてこんな夢を見るのか訳が分からない。
そういえば俺は子供の頃から女の子の服を着せられて喜んでいた記憶がある。
もしかして俺の心の奥には女になりたいという願望があったのかもしれない。
だが夢からさめたらいつもの俺の体にもどるはずだと思った。
ぼんやりと考えている内にまた意識が遠くなって熟睡してしまった。
目が覚めると胸に何かが載っているような重みをかんじた。
胸に目をやるとパジャマの胸が膨らんでいる。
パジャマの胸に誰かが風船でも押し込んだのかと思ったが誰がやったのか思いつかない。
それに胸が重たく感じるので風船にしては変だ。
風船に水でも入れない限りこんなに重くなる訳がない。
体を起こしてみると、やっぱり胸に変な感触がある。
いったいどうなってるんだろうと思ってパジャマを脱いでみると胸が大きく膨らんでいる。
それもかなり大きい。
それだけでなく乳首がかなりの大きさで乳輪もでかい。
どうみても女の胸にしか見えない。
どうして胸がこんなにでかくなったのか理由が分からない。
俺はなんだか変な予感がして、パジャマの上から股間を探ってみた。
あるはずのものがないのに気が付いたとき俺は訳が分からなくなった。
俺は自分の目で確かめようと思ってパジャマのズボンを脱いだ。
俺は自分が女物のパンティーを履いているのに気がついて当惑した。
いつもの紺のトランクスではなくピンク色のフリルの一杯ついた可愛らしいパンティーだ。
俺は女物のパンティーを履く趣味なんかない。
どうして俺が女物の下着を履いているのか理由が分からない。
それになによりも肝心なのはパンティーの前にあるはずの膨らみがないってことだ。
俺はパンティーの下に手をつっこんで確かめたが、肉の膨らみの間に細い割れ目の感触がある。
いつもだったら指先に触れてくるはずのオXンXンがどこにもないのだ。
俺はその時になって自分の体が女になっているのに気が付いた。
いったい何がなんだか訳が分からない。
とりあえず学校にいかないといけないと思って制服を探した。
いつも制服をかけてあるクロゼットのドアを開けてみると、服は全部女物だ。
制服らしい服はセーラー服しかない。
俺は一瞬ためらった。
男の俺がセーラー服なんか着るわけにはいかない。
だがセーラー服しか着る服がない。
とりあえず着るだけ着てから後のことを考えるしかない。
ブラウスを着ようとして俺は素肌にブラウスを着るわけにはいかないと気がついた。
ベッドの横を見ると椅子の上にブラジャーが置いてあるのを見つけた。
俺はブラジャーなどしたことはないのでどうやってつければいいのか分からない。
なんとか工夫してブラジャーを胸につけると胸が前に飛び出して見える。
息をするたびにブラジャーで胸が締めつけられて苦しくて仕方がない。
だがブラジャーなしで外を出歩くわけにもいかない。
セーラー服に着替えてリビングルームに行くと、朝食の支度がもうできている。
おかんは洗濯をしてるらしい。
俺は急いで朝食を食べて、外に出た。
俺は高校生だから朝起きたら学校にいくしかない。
いつもの道を駅まで歩き始めたが、足元が妙に涼しい。
セーラー服を着た時には気が付かなかったけどスカートの丈が随分と短い。
歩くたびにスカートの裾が揺れて足に風が吹きつけてくる。
涼しいというより寒くて凍えてしまいそうなくらいだ。
地下鉄に乗って学校の前まで来たとき俺ははたと気が付いた。
俺の学校は男子校だ。
セーラー服を着た女の子が校舎に入れるわけがない。
俺が男だと言い張っても、どうみてもセーラー服を着た女の子にしか見えない。
俺は学校に入るのは諦めて、駅に戻った。
どこに行けばいいのか分からないのでとりあえず駅前のモスバーガーで一休みすることにした。
いつものようにシェークを頼もうと思ったが、足が冷えるのでとても冷たいものなんか飲めない。
ブレンドコーヒーを頼んで、席に着くとこの先どうしようかと思案した。
自分の身に何が起きているかいまいちちゃんと把握できていない。
このまま家に帰るかどうか俺には決心がつきかねた。
俺はもともと男の子なはず。
家に戻れば家の子じゃないと言われるに決まっている。
だが朝クロゼットを見た限りでは、服は女物ばかりだ。
どうして俺の部屋の服が女物と入れ替わってるのか説明が付かない。
俺はもう家には戻れないと思ったけど行く場所の当てはない。
財布を調べたが、金は小銭が少しあるだけでホテルになんかとても泊まれない
俺は家出した少女が渋谷のセンター街に集まるという話をテレビの番組でやっていたのを思い出した。
家出した少女を不健全な商売で働かせる業者がいるとかの話だ。
不健全な商売というのがどうゆう商売なのか、俺にはよくわからないがとりあえず泊まる場所くらいは用意してもらえるはず。
たとえ一部屋に大勢で雑魚寝するとしても、泊まる場所がないよりはましだ。
渋谷までの電車賃もあるので、俺は渋谷のセンター街に行ってみることにした。
(2)
電車に乗って渋谷駅で降りると、地下道が入り組んでいてどこから階段を上がればいいのか分からない。
駅の標識をたよりに階段を上がると、ちょうど渋谷の駅前にでた。
スクランブルの交差点が目の前にあるので、信号を渡るとセンター街に出た。
まだ昼間だというのに大変な数の通行人が行き来していて、歩いているだけでもぶつかりそうになる。
若い女の子やセーラー服を着た女子高生もいっぱいいて、テレビで見た通りだ。
家出した女の子はセンター街を歩いているだけで男に声を掛けられるとテレビでやっていた。
俺もセンター街を暇そうにあるいていればきっと男に声を掛けられるはず。
ゆっくりとセンター街の中央を歩いて見たが、通行人はみな忙しそうに足早に歩いて俺を追い越していく。
とうとうセンター街の端まで来たが、その先は人通りが少ない。
俺は仕方なく今来た道を逆に歩き始めたが、やっぱり誰も声を掛けてこない。
センター街の入り口近くまで戻ってスクランブル交差点が見えてきたので、俺は仕方なく一旦立ち止まった。
こんな事を繰り返していてもしょうがない。
財布を確かめるとコーヒー代くらいはある。
モスバーガーを見かけたので、一休みしてコーヒーを飲むことにした。
レジでコーヒーを買って席を探したが、店はかなり混んでいてなかなか席が見つからない。
しばらくトレーを持って待っていると、席が空いたのでやっと座れた。
コーヒーに砂糖とミルクを入れていると「その席座っていいわよね」と声を掛けられた。
顔を上げると女子高生がすぐ俺の目の前に立っている。
俺は女子高生の制服が俺と一緒なのに気が付いた。
俺はどう返事をしていいのか一瞬迷ったが、俺が返事をする前に女子高生は俺の前の席に勝手に座った。
「あなた今日学校さぼったんでしょう、勝手にさぼると大変よ」と女子高生が俺に話しかけてきた。
「私静香って言うのよ。宜しくね」と女子高生が挨拶した所をみると俺とは知り合いではないらしい。
「私は恵美です」と俺は仕方なく返事をした。
静香ちゃんは席に着くなり、もの凄い勢いで喋りだした。
俺は適当に相槌を打ちながら、静香ちゃんの話を聞いていた。
静香ちゃんの話は全部が全部男と女の話で、それ以外の話題は一切ない。
女子高生というのはそんなに男と女の事にしか興味がないのかと思って呆れてしまった。
しばらくお喋りが続いた後に静香ちゃんが「恵美ちゃんお腹空いたでしょう、ご飯食べにいかない」と誘った。
俺は「お金がないから」と断ろうとしたが「大丈夫、女の子ならただでご飯食べられる店があるのよ」と静香ちゃんが言い出した。
女の子ならただでご飯が食べられる店なんか聞いたこともないけど、静香ちゃんが言うので一緒に行くことにした。
センター街をしばらく歩いて小道に入ると、坂を上がった途中に「相席居酒屋」の看板が見えた。
「ここよ、タダでご飯食べられるのは」と静香ちゃんに言われて俺は一緒に中に入った。
店はランチタイムらしくて、お昼の食事をしている客の姿が見えるがどの席も男性二人に女性二人が向かい合って座っている。
男性が女性に食事を奢るシステムになってるらしくて、順番を待つ男が何人か並んでいる。
相手は選べない仕組みらしくて、誰と相席になるのかは分からない。
すぐに席に案内されると、男性が二人私達の前に座った。
二人ともブランド物のカジュアルな服装だが何だか変だ。
見た目は大学生だがその割りには年が老ける。
ランチメニューを適当に選んで注文を済ませるとさっそく男が話しかけてきた。
静香ちゃんは楽しそうに笑顔で男達とお喋りを始めた。
男は何気ない会話の中にもエッチな下ネタを混ぜて俺達の反応を面白がってる様子だ。
俺は別に男と喋ったところで楽しくもないが、静香ちゃんは何を言われてもニコニコしてる。
初対面の相手なのにこんなに楽しそうに男とお喋りができるなんて女というのはとんでもない生き物だ。
食事も済んだ後、俺達は男達がレジで会計を済ませるのを待った。
お昼のランチタイムだからそれほど高額でもないがそれでも結構な金額を払ってる。
店を出ようとすると「これからカラオケに行かないか」と男達に誘われた。
お昼の食事を奢ってもらったので、カラオケに誘われたら断るわけにもいかない。
静香ちゃんは「わたしカラオケ大好きなんです」と嬉しそうな口ぶりで返事をした。
相席居酒屋というのは最初からナンパのための店で、食事のあとカラオケに誘われるのは当たり前の事らしい。
相席居酒屋を出て裏道に入ると変な建物の前に来た。
紫色の看板が出ていてご休憩の文字が見える。
建物も窓が多くてカラオケ店にしてはなんだか変な気がした。
「ここってラブホテルですよね」と静香ちゃんが大声で言ったのを聞いて俺はどうやらカラオケに誘ったのはうそだったらしいと気がついた。
最初からラブホテルに連れ込むつもりだったらしい。
「ここはね、ラブホテルだけどカラオケの設備が凄いんだ。ステージがあって照明も凄くてまるで本物の歌手が歌ってるみたいな気分になれるんだ」と男が静香ちゃんに説明してる。
「それは凄いんですね、試しに歌って見たいな」と静香ちゃんが答えたので俺はびっくりしてしまった。
静香ちゃんが男達と一緒にラブホテルに入ろうとするので俺は慌て追いかけた。
部屋に入ると確かに男がさっき説明した通りに部屋の中央がステージがあって、照明も本物の舞台みたいだ。
静香ちゃんがさそっく曲を選んで歌いだすと、音楽に合せて照明が輝いてまるで本物の歌手が歌ってるみたいだ。
静香ちゃんはすっかり上機嫌で踊りながら数曲歌うと、今度は男達が得意の歌を歌い始めた。
随分と下手な歌だが本人たちは上手いつもりらしいのでうっかりしたことは言えない。
歌い終わるたびにみんなで拍手をして静香ちゃんが「上手ですね」と褒めると男達は機嫌が良さそうに笑顔を浮かべてる。
みんなで何曲か歌ったあと冷蔵庫から飲み物を取り出して一休みしていると「ここのカラオケはねインターネットカラオケでねYOUTUBEだった見れるんだよ」と男が言い出した。
「それは凄いんですね」と静香ちゃんが相槌を打つと男はリモコンを操作した。
画面が切り替わると韓国のアイドルグループのビデオが映し出された。
韓国のアイドルグループの女の子たちはみなお色気たっぷりの露出度の高い衣装を着ていて、日本のアイドルとは随分と違う。
俺は韓国のアイドルになんか興味はないが最近の男性は韓国の女性アイドルが大好きらしい。
「このカラオケではもっと面白いことができるんだよ」と男が言うとまたリモコンを操作した。
ゲームでもやるのかと思っていたら、液晶テレビに映し出されたのは裸の女だ。
海外のエロ動画のサイトにアクセスしたらしい。
裸の男とセーラー服を着た女が身体を絡ませている画像が映ってすぐにアダルトビデオだと分かった。
それもモザイクなしの裏ビデオだ。
裏ビデオなんて珍しくもないがいつもはパソコンの小さな画面で見てるだけだ。
家に置いてある液晶テレビの倍くらいもある巨大な液晶テレビで見ると迫力が全然ちがう。
まるで目の前で実際に男と女が居るみたいに見える。
女の方はまだ幼くて女子高生らしいが、男は太った中年の男性だ。
どうやら援助交際のカップルらしい。
急に液晶テレビのスピーカーから「死んじゃう、死ぬーーーーーーーー」と大声で叫ぶ女の子の声が聞こえて俺は液晶テレビの画面を注視した。
「このビデオ何なんですか」と静香ちゃんが大きな声を上げた。
「お前らも金が欲しいんだろう、いくら欲しいんだ」と男の子が言うと静香ちゃんは「馬鹿にしないで下さい。私帰ります」と言い返した。
俺はこんな男の子達の相手をしていたら何をされるか分からないと思って静香ちゃんの手をつかんで部屋から出ようとした。
「おい逃げるんじゃねえ」と男の子の一人が大声をだした。
俺は必死でドアのノブを握って開けようとしたが手が震えてうまくいかない。
男の子達はすばやい動きで俺と静香ちゃんに飛び掛かると床に押し倒してきた。
俺は男の子の急所を蹴飛ばそうとして足を蹴り上げたが上手くいかない。
男の子の体が俺の体の上に覆い被さってくると息が苦しくて身動きできなくなった。
支配者に従順に従うことだけが、俺に許された快感だと心の底から思えてきた。
激しい渦の流れに俺の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなった。
俺は夜遅くまで中間試験の準備をしてから布団に入った。
夜中に変な夢を見た。
夢の中で俺は駅の改札口にいた。
急いで電車に乗らないと学校に遅刻してしまう。
改札口を急いで通り抜けてホームにでるとちょうど電車が入ってきた。
電車の行き先は分からなかったがともかく急いで乗り込んだ。
電車の中は混んでいてセーラー服を着た女子高生も一杯いた。
俺は吊り革につかまった時自分もセーラー服を着ているのに気がついた。
短いスカートを履いていて二本の太いももが丸見えだ。
次の駅で女子高生達がいっせいに降りると電車の中の乗客がかなり減った。
次の駅でまた乗客が降りると電車に乗っているのは俺一人になってしまった。
変だと思ってまどの外の景色を見ると森の中を電車が走っている。
俺は乗る電車を間違えてしまったらしい。
しかたなく俺は次の駅で降りた。
改札口を出ると駅前には旅館が並んでいる。
近くの旅館の前を通り掛かると旗を持った仲居さんに旅館の中に案内された。
廊下の奥は露天風呂になっている。
俺はセーラー服を脱いで体にタオルを巻いて温泉に入った。
温泉は混浴らしくてカップルらしい男女が体を寄せ合ってキスしてるのが見えた。
俺のすぐ前に全裸の男が立ちはだかると自慢そうに大きくなった物を俺の目の前に近づけてきた。
夢の中だから何が起きてもおかしくないがどうしてこんな夢を見るのか訳が分からない。
そういえば俺は子供の頃から女の子の服を着せられて喜んでいた記憶がある。
もしかして俺の心の奥には女になりたいという願望があったのかもしれない。
だが夢からさめたらいつもの俺の体にもどるはずだと思った。
ぼんやりと考えている内にまた意識が遠くなって熟睡してしまった。
目が覚めると胸に何かが載っているような重みをかんじた。
胸に目をやるとパジャマの胸が膨らんでいる。
パジャマの胸に誰かが風船でも押し込んだのかと思ったが誰がやったのか思いつかない。
それに胸が重たく感じるので風船にしては変だ。
風船に水でも入れない限りこんなに重くなる訳がない。
体を起こしてみると、やっぱり胸に変な感触がある。
いったいどうなってるんだろうと思ってパジャマを脱いでみると胸が大きく膨らんでいる。
それもかなり大きい。
それだけでなく乳首がかなりの大きさで乳輪もでかい。
どうみても女の胸にしか見えない。
どうして胸がこんなにでかくなったのか理由が分からない。
俺はなんだか変な予感がして、パジャマの上から股間を探ってみた。
あるはずのものがないのに気が付いたとき俺は訳が分からなくなった。
俺は自分の目で確かめようと思ってパジャマのズボンを脱いだ。
俺は自分が女物のパンティーを履いているのに気がついて当惑した。
いつもの紺のトランクスではなくピンク色のフリルの一杯ついた可愛らしいパンティーだ。
俺は女物のパンティーを履く趣味なんかない。
どうして俺が女物の下着を履いているのか理由が分からない。
それになによりも肝心なのはパンティーの前にあるはずの膨らみがないってことだ。
俺はパンティーの下に手をつっこんで確かめたが、肉の膨らみの間に細い割れ目の感触がある。
いつもだったら指先に触れてくるはずのオXンXンがどこにもないのだ。
俺はその時になって自分の体が女になっているのに気が付いた。
いったい何がなんだか訳が分からない。
とりあえず学校にいかないといけないと思って制服を探した。
いつも制服をかけてあるクロゼットのドアを開けてみると、服は全部女物だ。
制服らしい服はセーラー服しかない。
俺は一瞬ためらった。
男の俺がセーラー服なんか着るわけにはいかない。
だがセーラー服しか着る服がない。
とりあえず着るだけ着てから後のことを考えるしかない。
ブラウスを着ようとして俺は素肌にブラウスを着るわけにはいかないと気がついた。
ベッドの横を見ると椅子の上にブラジャーが置いてあるのを見つけた。
俺はブラジャーなどしたことはないのでどうやってつければいいのか分からない。
なんとか工夫してブラジャーを胸につけると胸が前に飛び出して見える。
息をするたびにブラジャーで胸が締めつけられて苦しくて仕方がない。
だがブラジャーなしで外を出歩くわけにもいかない。
セーラー服に着替えてリビングルームに行くと、朝食の支度がもうできている。
おかんは洗濯をしてるらしい。
俺は急いで朝食を食べて、外に出た。
俺は高校生だから朝起きたら学校にいくしかない。
いつもの道を駅まで歩き始めたが、足元が妙に涼しい。
セーラー服を着た時には気が付かなかったけどスカートの丈が随分と短い。
歩くたびにスカートの裾が揺れて足に風が吹きつけてくる。
涼しいというより寒くて凍えてしまいそうなくらいだ。
地下鉄に乗って学校の前まで来たとき俺ははたと気が付いた。
俺の学校は男子校だ。
セーラー服を着た女の子が校舎に入れるわけがない。
俺が男だと言い張っても、どうみてもセーラー服を着た女の子にしか見えない。
俺は学校に入るのは諦めて、駅に戻った。
どこに行けばいいのか分からないのでとりあえず駅前のモスバーガーで一休みすることにした。
いつものようにシェークを頼もうと思ったが、足が冷えるのでとても冷たいものなんか飲めない。
ブレンドコーヒーを頼んで、席に着くとこの先どうしようかと思案した。
自分の身に何が起きているかいまいちちゃんと把握できていない。
このまま家に帰るかどうか俺には決心がつきかねた。
俺はもともと男の子なはず。
家に戻れば家の子じゃないと言われるに決まっている。
だが朝クロゼットを見た限りでは、服は女物ばかりだ。
どうして俺の部屋の服が女物と入れ替わってるのか説明が付かない。
俺はもう家には戻れないと思ったけど行く場所の当てはない。
財布を調べたが、金は小銭が少しあるだけでホテルになんかとても泊まれない
俺は家出した少女が渋谷のセンター街に集まるという話をテレビの番組でやっていたのを思い出した。
家出した少女を不健全な商売で働かせる業者がいるとかの話だ。
不健全な商売というのがどうゆう商売なのか、俺にはよくわからないがとりあえず泊まる場所くらいは用意してもらえるはず。
たとえ一部屋に大勢で雑魚寝するとしても、泊まる場所がないよりはましだ。
渋谷までの電車賃もあるので、俺は渋谷のセンター街に行ってみることにした。
(2)
電車に乗って渋谷駅で降りると、地下道が入り組んでいてどこから階段を上がればいいのか分からない。
駅の標識をたよりに階段を上がると、ちょうど渋谷の駅前にでた。
スクランブルの交差点が目の前にあるので、信号を渡るとセンター街に出た。
まだ昼間だというのに大変な数の通行人が行き来していて、歩いているだけでもぶつかりそうになる。
若い女の子やセーラー服を着た女子高生もいっぱいいて、テレビで見た通りだ。
家出した女の子はセンター街を歩いているだけで男に声を掛けられるとテレビでやっていた。
俺もセンター街を暇そうにあるいていればきっと男に声を掛けられるはず。
ゆっくりとセンター街の中央を歩いて見たが、通行人はみな忙しそうに足早に歩いて俺を追い越していく。
とうとうセンター街の端まで来たが、その先は人通りが少ない。
俺は仕方なく今来た道を逆に歩き始めたが、やっぱり誰も声を掛けてこない。
センター街の入り口近くまで戻ってスクランブル交差点が見えてきたので、俺は仕方なく一旦立ち止まった。
こんな事を繰り返していてもしょうがない。
財布を確かめるとコーヒー代くらいはある。
モスバーガーを見かけたので、一休みしてコーヒーを飲むことにした。
レジでコーヒーを買って席を探したが、店はかなり混んでいてなかなか席が見つからない。
しばらくトレーを持って待っていると、席が空いたのでやっと座れた。
コーヒーに砂糖とミルクを入れていると「その席座っていいわよね」と声を掛けられた。
顔を上げると女子高生がすぐ俺の目の前に立っている。
俺は女子高生の制服が俺と一緒なのに気が付いた。
俺はどう返事をしていいのか一瞬迷ったが、俺が返事をする前に女子高生は俺の前の席に勝手に座った。
「あなた今日学校さぼったんでしょう、勝手にさぼると大変よ」と女子高生が俺に話しかけてきた。
「私静香って言うのよ。宜しくね」と女子高生が挨拶した所をみると俺とは知り合いではないらしい。
「私は恵美です」と俺は仕方なく返事をした。
静香ちゃんは席に着くなり、もの凄い勢いで喋りだした。
俺は適当に相槌を打ちながら、静香ちゃんの話を聞いていた。
静香ちゃんの話は全部が全部男と女の話で、それ以外の話題は一切ない。
女子高生というのはそんなに男と女の事にしか興味がないのかと思って呆れてしまった。
しばらくお喋りが続いた後に静香ちゃんが「恵美ちゃんお腹空いたでしょう、ご飯食べにいかない」と誘った。
俺は「お金がないから」と断ろうとしたが「大丈夫、女の子ならただでご飯食べられる店があるのよ」と静香ちゃんが言い出した。
女の子ならただでご飯が食べられる店なんか聞いたこともないけど、静香ちゃんが言うので一緒に行くことにした。
センター街をしばらく歩いて小道に入ると、坂を上がった途中に「相席居酒屋」の看板が見えた。
「ここよ、タダでご飯食べられるのは」と静香ちゃんに言われて俺は一緒に中に入った。
店はランチタイムらしくて、お昼の食事をしている客の姿が見えるがどの席も男性二人に女性二人が向かい合って座っている。
男性が女性に食事を奢るシステムになってるらしくて、順番を待つ男が何人か並んでいる。
相手は選べない仕組みらしくて、誰と相席になるのかは分からない。
すぐに席に案内されると、男性が二人私達の前に座った。
二人ともブランド物のカジュアルな服装だが何だか変だ。
見た目は大学生だがその割りには年が老ける。
ランチメニューを適当に選んで注文を済ませるとさっそく男が話しかけてきた。
静香ちゃんは楽しそうに笑顔で男達とお喋りを始めた。
男は何気ない会話の中にもエッチな下ネタを混ぜて俺達の反応を面白がってる様子だ。
俺は別に男と喋ったところで楽しくもないが、静香ちゃんは何を言われてもニコニコしてる。
初対面の相手なのにこんなに楽しそうに男とお喋りができるなんて女というのはとんでもない生き物だ。
食事も済んだ後、俺達は男達がレジで会計を済ませるのを待った。
お昼のランチタイムだからそれほど高額でもないがそれでも結構な金額を払ってる。
店を出ようとすると「これからカラオケに行かないか」と男達に誘われた。
お昼の食事を奢ってもらったので、カラオケに誘われたら断るわけにもいかない。
静香ちゃんは「わたしカラオケ大好きなんです」と嬉しそうな口ぶりで返事をした。
相席居酒屋というのは最初からナンパのための店で、食事のあとカラオケに誘われるのは当たり前の事らしい。
相席居酒屋を出て裏道に入ると変な建物の前に来た。
紫色の看板が出ていてご休憩の文字が見える。
建物も窓が多くてカラオケ店にしてはなんだか変な気がした。
「ここってラブホテルですよね」と静香ちゃんが大声で言ったのを聞いて俺はどうやらカラオケに誘ったのはうそだったらしいと気がついた。
最初からラブホテルに連れ込むつもりだったらしい。
「ここはね、ラブホテルだけどカラオケの設備が凄いんだ。ステージがあって照明も凄くてまるで本物の歌手が歌ってるみたいな気分になれるんだ」と男が静香ちゃんに説明してる。
「それは凄いんですね、試しに歌って見たいな」と静香ちゃんが答えたので俺はびっくりしてしまった。
静香ちゃんが男達と一緒にラブホテルに入ろうとするので俺は慌て追いかけた。
部屋に入ると確かに男がさっき説明した通りに部屋の中央がステージがあって、照明も本物の舞台みたいだ。
静香ちゃんがさそっく曲を選んで歌いだすと、音楽に合せて照明が輝いてまるで本物の歌手が歌ってるみたいだ。
静香ちゃんはすっかり上機嫌で踊りながら数曲歌うと、今度は男達が得意の歌を歌い始めた。
随分と下手な歌だが本人たちは上手いつもりらしいのでうっかりしたことは言えない。
歌い終わるたびにみんなで拍手をして静香ちゃんが「上手ですね」と褒めると男達は機嫌が良さそうに笑顔を浮かべてる。
みんなで何曲か歌ったあと冷蔵庫から飲み物を取り出して一休みしていると「ここのカラオケはねインターネットカラオケでねYOUTUBEだった見れるんだよ」と男が言い出した。
「それは凄いんですね」と静香ちゃんが相槌を打つと男はリモコンを操作した。
画面が切り替わると韓国のアイドルグループのビデオが映し出された。
韓国のアイドルグループの女の子たちはみなお色気たっぷりの露出度の高い衣装を着ていて、日本のアイドルとは随分と違う。
俺は韓国のアイドルになんか興味はないが最近の男性は韓国の女性アイドルが大好きらしい。
「このカラオケではもっと面白いことができるんだよ」と男が言うとまたリモコンを操作した。
ゲームでもやるのかと思っていたら、液晶テレビに映し出されたのは裸の女だ。
海外のエロ動画のサイトにアクセスしたらしい。
裸の男とセーラー服を着た女が身体を絡ませている画像が映ってすぐにアダルトビデオだと分かった。
それもモザイクなしの裏ビデオだ。
裏ビデオなんて珍しくもないがいつもはパソコンの小さな画面で見てるだけだ。
家に置いてある液晶テレビの倍くらいもある巨大な液晶テレビで見ると迫力が全然ちがう。
まるで目の前で実際に男と女が居るみたいに見える。
女の方はまだ幼くて女子高生らしいが、男は太った中年の男性だ。
どうやら援助交際のカップルらしい。
急に液晶テレビのスピーカーから「死んじゃう、死ぬーーーーーーーー」と大声で叫ぶ女の子の声が聞こえて俺は液晶テレビの画面を注視した。
「このビデオ何なんですか」と静香ちゃんが大きな声を上げた。
「お前らも金が欲しいんだろう、いくら欲しいんだ」と男の子が言うと静香ちゃんは「馬鹿にしないで下さい。私帰ります」と言い返した。
俺はこんな男の子達の相手をしていたら何をされるか分からないと思って静香ちゃんの手をつかんで部屋から出ようとした。
「おい逃げるんじゃねえ」と男の子の一人が大声をだした。
俺は必死でドアのノブを握って開けようとしたが手が震えてうまくいかない。
男の子達はすばやい動きで俺と静香ちゃんに飛び掛かると床に押し倒してきた。
俺は男の子の急所を蹴飛ばそうとして足を蹴り上げたが上手くいかない。
男の子の体が俺の体の上に覆い被さってくると息が苦しくて身動きできなくなった。
支配者に従順に従うことだけが、俺に許された快感だと心の底から思えてきた。
激しい渦の流れに俺の体は飲み込まれ、体ごと深く沈み込んで浮き上がる望みもなくなった。
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