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飯を食わせると男に騙されて変な店に連れ込まれた。舞台ではトンキーさんが女王様に鞭で打たれてる。男から逃げ出すため三人はショーの舞台に上がる。
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あらすじ
飯を食わせると男に騙されて変な店に連れ込まれた。舞台ではトンキーさんが女子高生のコスプレで女王様に鞭で打たれてる。男から逃げ出すため三人はショーの舞台に上がる。彩香ちゃんがパンティーを脱いでトンキーさんの頭に被せ、その隙に逃げ出す作戦だ。
有紀のお腹が急に大きな音で「グググー、グー」と鳴った。
まるで調子を合わせたように、彩香ちゃんと江実矢君のお腹が「グググー」と鳴ると、男達は急に体を離した。
「飯を食わせるって約束だったな」と男の一人が言うと神社の裏手に歩みはじめた。
神社の裏側から出て、細い裏道を進んだ。
少しあるいて角を曲がると大通りにでて店のネオンが輝いてる。
「ここだ」と男が言って立ち止まった。
けばけばしいネオンの看板の店がその「世界で一番美味しいローストビーフをだすレストラン」らしい。
まるでお城か洞窟みたいな入り口の両脇には古くさい鎧が飾ってある。
レストランにしては何だか店の入り口の作りが変な気がする。
よっぽど高級なレストランなんだろうと思ったけど、やっぱり何だか変だ。
「さあ、ここで旨い物いっぱい食わせてやるぜ」と男に言われて、彩香ちゃんも不安そうな顔付き。
大通りの横の裏通りには変な看板の店が見える。
この店に入るのを断ったら、今度はどんな店に連れて行かれるか判らない。
それに「本場のシェフの作ったローストビーフ」がどんな味なのか今はそれを確かめるのが先だ。
彩香ちゃんのお誕生会の日には、いつも彩香ちゃんのお母さんがローストビーフを作ってくれる。
彩香ちゃんの友達も大勢呼んで、彩香ちゃんがローストビーフをみんなに配るのが恒例だ。
本当は江実矢君も一度はローストビーフを食べてみたいらしいんだけど、江実矢君はいつも遠慮して他の女の子に譲ってる。
彩香ちゃんの話では、江実矢君はローストビーフより添えてあるパセリが好きなんだという事だけど、もちろんパセリの好きな男の子など居るわけ無い。
正面の玄関から店の中に入ると、中は随分と広くなっていてテーブルが沢山並んでる。
うるさいくらいの大きな音で、スピーカーから音楽が流れて来て耳が潰れそう。
壁や天井は全部薄暗い茶色のレンガ造りで、あちこちに古くさい飾り物が置いてある。
高級レストランなんて来たこと無いから全然知らないけど、もしかしてここはもの凄く高級なレストランかもしれない。
ちょうど空いてる席に案内されたけど、壁の隅の席だ。
江実矢君が最初に一番隅に押し込められるように座らされた。
江実矢君の横に男性を座らせる訳にはいかないので、有紀と彩香ちゃんが江実矢君の両脇に座った。
男がその両隣に座ると、三人はソファーに閉じこめられてしまった格好になってもう勝手には立ち上がれない。
ソファの反対側の壁際には小さなステージがあって、何かショーをやってるらしい。
男がテーブルの上のメニューを取って彩香ちゃんに見せてくれた。
見たこともないような料理の名前が並んでいて、彩香ちゃんは目をぱちくりさせてる。
「ここのローストビーフは本当に絶品でね」と男が言うと彩香ちゃんは「絶品」の意味が分からなかったらしくて「それは大変ですね」と訳も分からず返事をしてる。
男が適当に飲み物を注文するとしばらくしてウェイターがお皿を持ってきた。
ローストビーフが来たと思って、お皿を見たがお皿の上には何もない。
いったいどうなってるんだろうと思ってると、別のウェイターが今度は大きなお皿をすぐテーブルの中央に置いた。
最初に配ったのは取り皿で、こんどのお皿がローストビーフらしい。
随分と大きなお皿の中央にローストビーフらしい物が盛りつけてあるのが見えた。
「本場イタリアのシェフが作った絶品のローストビーフ」が目の前にあると思うとそれだけでも有紀は箸を持つ手が震えてきた。
お皿の大きさの割には載せてあるローストビーフは随分と少ない。
また別のウェイターが来ると今度は飲み物を置いた。
グラスの中には見たこともないような赤と青の縞模様になった液体が入ってる。
「じゃあ、乾杯」と言ってさっそく男が、飲み物に口を付けた。
有紀も喉が渇いていたので、すぐにグラスを口に近づけて一気に飲み込もうとしてむせかえった。
口の中が焼けるように熱くなって、無理して飲み込むと今度は胃袋が火傷しそうに熱くなった。
彩香ちゃんも少し試しに飲んでみたけど、とても飲めなくて途中で止めてしまった。
この飲み物の味は、タコイーカ財団の研究所で最初に飲まされた飲み物に似た味だ。
まるでロボット用の燃料みたいな飲み物はとても飲めない。
飲み物は諦めて、彩香ちゃんがローストビーフに箸を延ばそうとして途中で手を止めた。
以前レストランで食事をしたときに「一番目上の人が、最初に料理に手を着けるのがマナーだ」とか言われて叱られた事があるからだ。
有紀もうっかり勝手にローストビーフに箸を着けたら何を言われるか恐くてとても手が出せない。
しばらく箸を手にしたまま三人とも凍り付いたように動けなくなった。
男が気を利かせてくれて手を伸ばして三人に一枚ずつローストビーフを配ってくれた。
男性と食事をするときにはいろいろとマナーがあるらしいけど、そんなこと誰にも習ったことはない。
どうしていいのか判らないけど、ローストビーフの味を確かめないことにはこの世界が本物かどうか判らない。
「頂きます」と言ってから彩香ちゃんがローストビーフを箸で掴んで一口食べてみた。
有紀もさっそく食べようとしたがその前に彩香ちゃんがローストビーフを口から出してしまったのが見えた。
「なにこれ」と途中まで言いかけて、彩香ちゃんはあわてて「これ、すっごく美味しい」と言い直した。
店の中は照明が暗くて良くは見えないけど、有紀はローストビーフを箸でつまんでよく見てみた。
いつも彩香ちゃんのお母さんが作ってくれる柔らかそうな桃色の肉とは全然別物。
ひからびた焼き豚みたいな肉の欠片は、中学校の給食で出てくる安物のハムみたいな代物。
これが「絶品のローストビーフ」なんて訳は絶対ない。
ここはやっぱりタコイーカ財団の地下の実験場で、この男もさっきのウェイターもやっぱり全部ロボットなのかもしれない。
上手く逃げ出したつもりでも結局実験場に戻ってきてしまっただけなのかもしれないと有紀はがっかりした気分になった。
横から男の手が伸びてきて、目の前のグラスを掴むと有紀の口元に押し当てて「さあ、もっと飲みなさい、美味しいよこのジュースは」と甘ったるく囁いてきた。
有紀は頭を横に振って断ろうとしたが「美味しいから飲みなさい」と強引にグラスを唇に押し当てられた。
このグラスに入ってる飲み物が、普通のジュースなんて訳はない。
男が酒を飲ませるのは、エッチな下心があっての事に間違いない。
強いお酒を飲ませて酔わされて、歩けなくなったら今度こそ何処に連れ込まれるか分かったものじゃない。
「いや、」と彩香ちゃんが顔を背けながら、小さく叫んだのが有紀の耳にも聞きこえて来た。
彩香ちゃんも無理矢理に強いお酒を飲ませれそうになってるに違いない。
急にピシャと大きな音が有紀のすぐ耳元で響いた。
有紀が驚いて顔をあげると、今度はと「ウエーーー」と言ううめき声が店の奥から聞こえてきた。
有紀が声のした方を確かめると店の中央に小さな舞台があってそこにセーラー服をきた女の子が縛られてる。
そのすぐ横に鞭をもった女性が立ってる。
黒い皮のぴっちりした上着に、黒い皮のズボンを履いてる姿はまるで女王様みたいだ。
衣装には銀色の金具が一杯付いていて、照明に照らされてキラキラ光ってる。
女王様が手を大きく振り上げると今度は鞭の先が彩香ちゃんのすぐ耳元まで飛んできた。
彩香ちゃんが驚いて顔を上げると、鞭のさきがすばやく反転して行き先を変えると女の子のお尻にぴしゃりと命中した。
「グエーー」と声にならないうめき声を上げると、女の子が体中を引きつらせて仰け反った。
まるでカエルが踏みつけられたような仕草を見て、店の客が下品な笑い声を上げるのが聞こえた。
有紀はもしかして、セーラー服を着た女の子が一緒に地下の実験場を逃げてきた百合ちゃんか久美ちゃんか、それとも良一君かもしれないと思ってはっとした。
だとすると鞭を持っているのはあの鈴木先生だ。
鈴木先生が居るってことは、ここはやっぱりまだ地下の実験場なのだろうか。
それとも鈴木先生が逃げたロボット達を追いかけてここまで来たんだろうか。
また鞭の音が鋭く響いて鞭の先が有紀の座っているテーブルのすぐ横まで飛んできた。
鈴木先生の使っていた鞭とは音が違う気がして有紀は目を凝らせて宙を舞う鞭の先をよく見た。
鈴木先生の使っていた鞭は先が細くて長さもかなり長かったけど、今目の前で床に落ちてる鞭の先は太くて先が幾重にも別れてる。
「あたしに、逆らう奴は容赦しないよ」と大声を張り上げると、女王様は食事をしながら見ている観客のテーブルの間を歩き始めた。
お腹の底から響かせるような太い声は、やっぱり鈴木先生とは違う。
高いハイヒールを履いてるけど、それでも鈴木先生よりはずっと背が高い。
近くのテーブルに座っていた女子高生が二人女王様に何か言われて立ち上がった。
こんな店にセーラー服姿の女子高生が来てるのは何だか変な気がしたけど、男にナンパでもされて連れてこられたらしい。
髪の毛が背中まで垂れていて、スカートの丈も短いけどなんだか歩き方が女子高生にしては変な気がする。
女子高生は二人とも舞台にあがって縛られている女子高生の前に立ちはだかった。
女王様に鞭を渡されて、今度は舞台に上がった女子高生が縛られている女子高生を鞭で叩くらしい。
お尻をこっちに向けて縛られている女子高生はスカートが半分めくれてるけど、下に履いてる下着が何だか変だ。
青色の男物のトランクスみたいな下着だ。
何かか大声で叫びながら、二人の女子高生が縛られている女子高生のお尻を交互に鞭で叩き始めた。
有紀はその時になって、この光景はいつか見たことがあるのに気がついた。
ずっと前にテレビの撮影の時に間違ってナンパされて来た店でやってたショーと同じだ。
なんでこんなおかしなショーをやってるのか訳が分からないけど、男の人はこうゆうのが好きらしい。
こんなショーを見ながらよく食事なんかをしたりできると思ったけど、ここはそうゆう店らしい。
そういえば女王様役の女性もあの時の女王様役の女性と同じみたいだ。
あちこちの店に出張してショーをやってる、女王様らしい。
これならなんとか助けて貰えそうだと有紀は気が付いた。
有紀が彩香ちゃんの顔を見ると、彩香ちゃんも同じ事に気がつたらしい。
急に彩香ちゃんがテーブルの席から立ち上がると「私にもやらせて下さい」と大声で女王様に声を掛けた。
「私鞭が上手なんです、大好きなんです、鞭打ちマニアなんです」と彩香ちゃんが適当に思いついた言葉を並べた。
有紀もすぐに彩香ちゃんのアイデアに気がついた。
三人で舞台に上がってしまえばあとは、なんとかしてこの店から逃げ出せるかもしれない。
たとえ上手くいかなくても、このまま何もしないでお酒を飲まされるよりはましだ。
女王様は彩香ちゃんの声に気がついて鞭を振りながらすぐ近くまで歩み寄った。
「鞭で打たれたいのは、お前からか」と女王様が芝居がかった口調で大声を上げた。
仮面を被っていて、女王様の顔はよく判らないけどやっぱりあの時の女王様と同じ女性に間違いない。
「はい、お願いします。叩くのも叩かれるのもどっちも大好きです」と彩香ちゃんが精一杯の大声で答えると女王様も機嫌良く大声で「は、はっはーーー、はーーーー」と笑った。
男達は仕方ないと思ったのか席を立って三人を舞台まで行かせてくれた。
正面の舞台に上がると、女王様もずっと前に店から追い出した三人だと判ったみたい。 明るい照明で彩香ちゃんと江実矢君と有紀の三人の顔がはっきりと見えたらしい。
女王様はちょっと困った顔で「また、あんた達か、もうやめてよね」と小声で呟いた。
有紀は女王様に鞭を渡されて、縛られている女子高生の前に立った。
女子高生を鞭で打とうとしてその顔をみると、大変な事に気がついた。
縛られている女子高生はモシモシ倶楽部のトンキーさんだ。
トンキーさんが、女子高生のセーラー服を着てこんなショーに出てるなんて訳が分からない。
それにさっき舞台にあがった二人の女子高生もモシモシ倶楽部のメンバーだ。
セーラー服で女装してお化粧もしてるけど、二人ともモシモシ倶楽部のメンバーに間違いない。
どうしようかと思ってると、さっきまで一緒に食事をしていた男達も舞台に上がってきた。
男は女王様から鞭を受け取ると彩香ちゃんのすぐ後に近づいてきた。
男の視線を見て彩香ちゃんを鞭で叩くつもりらしいと有紀は気が付いた。
不味いことになったと有紀は思った。
これじゃあ逃げられない。
急に彩香ちゃんがしゃがみ込むと、セーラー服のスカートの下に手を入れてパンティーを脱いだ。
まだ肌の暖かみがあるパンティーをなんと彩香ちゃんはトンキーさんの頭に被せてしまった。
トンキーさんは目を丸くして大げさな素振りで身体を震わせた。
「このドヘンタイのドスケベ女、あんたなんかこうしてやるわ」と怒鳴ると彩香ちゃんは握り拳を作ってトンキーさんの頭を何度もぐいぐいと押しつけるようにして叩いた。
トンキーさんは、いきなり「ああん、いやん、だめーー」と大声を出して腰をくねらせ始めた。
なんでトンキーさんがそんな変な声をだしたのか店にいる見物客は何がなんだかわからない。
トンキーさんは熱いお湯をかけられたり、熱いおでんをお腹に押しつけられたりする時の熱がる演技が得意なので有名だ。
彩香ちゃんに責められて興奮しちゃってる演技をしてるんだと有紀にも判った。
ステージに上がった男達は変な顔をしてトンキーさんの腰の動きを見つめてるが、事情が分からないらしくて戸惑った顔。
女王様の顔を見て、どうしようかと迷ってる様子だ。
逃げ出すには今がチャンスだ。
彩香ちゃんが逃げだそうと舞台の裾に歩み寄った。
客席の奥に正面の入り口らしいドアが見える。
客席のテーブルの間を四つんばいになって歩けばなんとかなりそうだ。
三人で四つんばいになって犬みたいな格好で彩香ちゃんが先頭になって進んで、その後から有紀がつづいて最後は江実矢君だ。
狭いテーブルの間を進んでいくと有紀の目の前で急に誰かが彩香ちゃんのスカートを捲りあげた。
彩香ちゃんはさっきパンティーを脱いでトンキーさんの頭に被せたから、スカートの下には何も履いてない。
彩香ちゃんはびっくりして身体が凍り付いてる。
「こんな所に雌犬が居るぜ」とすぐ頭の上からいやらしい声で男の子が呟くのが聞こえてきた。
テーブルに座っている客の男の子の誰かに見つかっちゃったらしい。
「おい、お前雌犬なんだろう、俺の足嘗めろ」と男の子が靴を脱いで、汚らしい靴下を彩香ちゃんの顔の前に押しつけた。
彩香ちゃんが嫌がって顔を背けると「雌犬の癖に生意気だぜ」と怒った口調で男の子が呟いた。
他の男の子が彩香ちゃんのお尻を手のひらでぴしゃりと叩きつけると、彩香ちゃんは「うぇ」と声にならない叫びを上げて体が仰け反った。
うっかり大きな声を出せば、舞台の上で鞭で鞭を持ってるナンパ男達に逃げ出そうとしてるのがばれてしまう。
そうなったら今度はナンパ男達に何をされるか判らない。
急に彩香ちゃんを虐めていた男の子が「ギャー」と悲鳴を上げて倒れた。
彩香ちゃんの足元に倒れ込んだ男の子の股間からは血が出ているらしくて、男の子が痛さのあまりに手足をばたつかせている。
他の客達はこれも余興だと思ったらしくて、笑って見ているだけで誰も助けようとしない。
不意に有紀の鼻先をぺろぺろと舌先で嘗める感触があった。
有紀はピーチが有紀の鼻先を嘗めてるのに気が付いてびっくりした。
出会い系喫茶に辿り着いた後はピーチの事はすっかり忘れていたけど、いつのまにかこの店にも着いてきたらしい。
ピーチが男の子の急所に噛みついて、彩香ちゃんを助けたらしい。
ともかくさっきのカーテンの裏に逃げて戻るしかない。
慌てて四つんばいのまま後ろ向きで舞台の袖まで戻ると、ピーチがくんくんと鼻をならしてる。
久美ちゃんがいないのでピーチが何を行ってるのかは判らないが、近くに抜け道があるらしい。
ピーチの後を着いていくと、舞台のカーテンの裏に小さいドアがある。
そっとドアを開けてみると倉庫みたいな部屋の奥に外に出る非常口らしいドアが見える。
やっとこれで助かったと思って三人は急いで非常口から外にでた。
飯を食わせると男に騙されて変な店に連れ込まれた。舞台ではトンキーさんが女子高生のコスプレで女王様に鞭で打たれてる。男から逃げ出すため三人はショーの舞台に上がる。彩香ちゃんがパンティーを脱いでトンキーさんの頭に被せ、その隙に逃げ出す作戦だ。
有紀のお腹が急に大きな音で「グググー、グー」と鳴った。
まるで調子を合わせたように、彩香ちゃんと江実矢君のお腹が「グググー」と鳴ると、男達は急に体を離した。
「飯を食わせるって約束だったな」と男の一人が言うと神社の裏手に歩みはじめた。
神社の裏側から出て、細い裏道を進んだ。
少しあるいて角を曲がると大通りにでて店のネオンが輝いてる。
「ここだ」と男が言って立ち止まった。
けばけばしいネオンの看板の店がその「世界で一番美味しいローストビーフをだすレストラン」らしい。
まるでお城か洞窟みたいな入り口の両脇には古くさい鎧が飾ってある。
レストランにしては何だか店の入り口の作りが変な気がする。
よっぽど高級なレストランなんだろうと思ったけど、やっぱり何だか変だ。
「さあ、ここで旨い物いっぱい食わせてやるぜ」と男に言われて、彩香ちゃんも不安そうな顔付き。
大通りの横の裏通りには変な看板の店が見える。
この店に入るのを断ったら、今度はどんな店に連れて行かれるか判らない。
それに「本場のシェフの作ったローストビーフ」がどんな味なのか今はそれを確かめるのが先だ。
彩香ちゃんのお誕生会の日には、いつも彩香ちゃんのお母さんがローストビーフを作ってくれる。
彩香ちゃんの友達も大勢呼んで、彩香ちゃんがローストビーフをみんなに配るのが恒例だ。
本当は江実矢君も一度はローストビーフを食べてみたいらしいんだけど、江実矢君はいつも遠慮して他の女の子に譲ってる。
彩香ちゃんの話では、江実矢君はローストビーフより添えてあるパセリが好きなんだという事だけど、もちろんパセリの好きな男の子など居るわけ無い。
正面の玄関から店の中に入ると、中は随分と広くなっていてテーブルが沢山並んでる。
うるさいくらいの大きな音で、スピーカーから音楽が流れて来て耳が潰れそう。
壁や天井は全部薄暗い茶色のレンガ造りで、あちこちに古くさい飾り物が置いてある。
高級レストランなんて来たこと無いから全然知らないけど、もしかしてここはもの凄く高級なレストランかもしれない。
ちょうど空いてる席に案内されたけど、壁の隅の席だ。
江実矢君が最初に一番隅に押し込められるように座らされた。
江実矢君の横に男性を座らせる訳にはいかないので、有紀と彩香ちゃんが江実矢君の両脇に座った。
男がその両隣に座ると、三人はソファーに閉じこめられてしまった格好になってもう勝手には立ち上がれない。
ソファの反対側の壁際には小さなステージがあって、何かショーをやってるらしい。
男がテーブルの上のメニューを取って彩香ちゃんに見せてくれた。
見たこともないような料理の名前が並んでいて、彩香ちゃんは目をぱちくりさせてる。
「ここのローストビーフは本当に絶品でね」と男が言うと彩香ちゃんは「絶品」の意味が分からなかったらしくて「それは大変ですね」と訳も分からず返事をしてる。
男が適当に飲み物を注文するとしばらくしてウェイターがお皿を持ってきた。
ローストビーフが来たと思って、お皿を見たがお皿の上には何もない。
いったいどうなってるんだろうと思ってると、別のウェイターが今度は大きなお皿をすぐテーブルの中央に置いた。
最初に配ったのは取り皿で、こんどのお皿がローストビーフらしい。
随分と大きなお皿の中央にローストビーフらしい物が盛りつけてあるのが見えた。
「本場イタリアのシェフが作った絶品のローストビーフ」が目の前にあると思うとそれだけでも有紀は箸を持つ手が震えてきた。
お皿の大きさの割には載せてあるローストビーフは随分と少ない。
また別のウェイターが来ると今度は飲み物を置いた。
グラスの中には見たこともないような赤と青の縞模様になった液体が入ってる。
「じゃあ、乾杯」と言ってさっそく男が、飲み物に口を付けた。
有紀も喉が渇いていたので、すぐにグラスを口に近づけて一気に飲み込もうとしてむせかえった。
口の中が焼けるように熱くなって、無理して飲み込むと今度は胃袋が火傷しそうに熱くなった。
彩香ちゃんも少し試しに飲んでみたけど、とても飲めなくて途中で止めてしまった。
この飲み物の味は、タコイーカ財団の研究所で最初に飲まされた飲み物に似た味だ。
まるでロボット用の燃料みたいな飲み物はとても飲めない。
飲み物は諦めて、彩香ちゃんがローストビーフに箸を延ばそうとして途中で手を止めた。
以前レストランで食事をしたときに「一番目上の人が、最初に料理に手を着けるのがマナーだ」とか言われて叱られた事があるからだ。
有紀もうっかり勝手にローストビーフに箸を着けたら何を言われるか恐くてとても手が出せない。
しばらく箸を手にしたまま三人とも凍り付いたように動けなくなった。
男が気を利かせてくれて手を伸ばして三人に一枚ずつローストビーフを配ってくれた。
男性と食事をするときにはいろいろとマナーがあるらしいけど、そんなこと誰にも習ったことはない。
どうしていいのか判らないけど、ローストビーフの味を確かめないことにはこの世界が本物かどうか判らない。
「頂きます」と言ってから彩香ちゃんがローストビーフを箸で掴んで一口食べてみた。
有紀もさっそく食べようとしたがその前に彩香ちゃんがローストビーフを口から出してしまったのが見えた。
「なにこれ」と途中まで言いかけて、彩香ちゃんはあわてて「これ、すっごく美味しい」と言い直した。
店の中は照明が暗くて良くは見えないけど、有紀はローストビーフを箸でつまんでよく見てみた。
いつも彩香ちゃんのお母さんが作ってくれる柔らかそうな桃色の肉とは全然別物。
ひからびた焼き豚みたいな肉の欠片は、中学校の給食で出てくる安物のハムみたいな代物。
これが「絶品のローストビーフ」なんて訳は絶対ない。
ここはやっぱりタコイーカ財団の地下の実験場で、この男もさっきのウェイターもやっぱり全部ロボットなのかもしれない。
上手く逃げ出したつもりでも結局実験場に戻ってきてしまっただけなのかもしれないと有紀はがっかりした気分になった。
横から男の手が伸びてきて、目の前のグラスを掴むと有紀の口元に押し当てて「さあ、もっと飲みなさい、美味しいよこのジュースは」と甘ったるく囁いてきた。
有紀は頭を横に振って断ろうとしたが「美味しいから飲みなさい」と強引にグラスを唇に押し当てられた。
このグラスに入ってる飲み物が、普通のジュースなんて訳はない。
男が酒を飲ませるのは、エッチな下心があっての事に間違いない。
強いお酒を飲ませて酔わされて、歩けなくなったら今度こそ何処に連れ込まれるか分かったものじゃない。
「いや、」と彩香ちゃんが顔を背けながら、小さく叫んだのが有紀の耳にも聞きこえて来た。
彩香ちゃんも無理矢理に強いお酒を飲ませれそうになってるに違いない。
急にピシャと大きな音が有紀のすぐ耳元で響いた。
有紀が驚いて顔をあげると、今度はと「ウエーーー」と言ううめき声が店の奥から聞こえてきた。
有紀が声のした方を確かめると店の中央に小さな舞台があってそこにセーラー服をきた女の子が縛られてる。
そのすぐ横に鞭をもった女性が立ってる。
黒い皮のぴっちりした上着に、黒い皮のズボンを履いてる姿はまるで女王様みたいだ。
衣装には銀色の金具が一杯付いていて、照明に照らされてキラキラ光ってる。
女王様が手を大きく振り上げると今度は鞭の先が彩香ちゃんのすぐ耳元まで飛んできた。
彩香ちゃんが驚いて顔を上げると、鞭のさきがすばやく反転して行き先を変えると女の子のお尻にぴしゃりと命中した。
「グエーー」と声にならないうめき声を上げると、女の子が体中を引きつらせて仰け反った。
まるでカエルが踏みつけられたような仕草を見て、店の客が下品な笑い声を上げるのが聞こえた。
有紀はもしかして、セーラー服を着た女の子が一緒に地下の実験場を逃げてきた百合ちゃんか久美ちゃんか、それとも良一君かもしれないと思ってはっとした。
だとすると鞭を持っているのはあの鈴木先生だ。
鈴木先生が居るってことは、ここはやっぱりまだ地下の実験場なのだろうか。
それとも鈴木先生が逃げたロボット達を追いかけてここまで来たんだろうか。
また鞭の音が鋭く響いて鞭の先が有紀の座っているテーブルのすぐ横まで飛んできた。
鈴木先生の使っていた鞭とは音が違う気がして有紀は目を凝らせて宙を舞う鞭の先をよく見た。
鈴木先生の使っていた鞭は先が細くて長さもかなり長かったけど、今目の前で床に落ちてる鞭の先は太くて先が幾重にも別れてる。
「あたしに、逆らう奴は容赦しないよ」と大声を張り上げると、女王様は食事をしながら見ている観客のテーブルの間を歩き始めた。
お腹の底から響かせるような太い声は、やっぱり鈴木先生とは違う。
高いハイヒールを履いてるけど、それでも鈴木先生よりはずっと背が高い。
近くのテーブルに座っていた女子高生が二人女王様に何か言われて立ち上がった。
こんな店にセーラー服姿の女子高生が来てるのは何だか変な気がしたけど、男にナンパでもされて連れてこられたらしい。
髪の毛が背中まで垂れていて、スカートの丈も短いけどなんだか歩き方が女子高生にしては変な気がする。
女子高生は二人とも舞台にあがって縛られている女子高生の前に立ちはだかった。
女王様に鞭を渡されて、今度は舞台に上がった女子高生が縛られている女子高生を鞭で叩くらしい。
お尻をこっちに向けて縛られている女子高生はスカートが半分めくれてるけど、下に履いてる下着が何だか変だ。
青色の男物のトランクスみたいな下着だ。
何かか大声で叫びながら、二人の女子高生が縛られている女子高生のお尻を交互に鞭で叩き始めた。
有紀はその時になって、この光景はいつか見たことがあるのに気がついた。
ずっと前にテレビの撮影の時に間違ってナンパされて来た店でやってたショーと同じだ。
なんでこんなおかしなショーをやってるのか訳が分からないけど、男の人はこうゆうのが好きらしい。
こんなショーを見ながらよく食事なんかをしたりできると思ったけど、ここはそうゆう店らしい。
そういえば女王様役の女性もあの時の女王様役の女性と同じみたいだ。
あちこちの店に出張してショーをやってる、女王様らしい。
これならなんとか助けて貰えそうだと有紀は気が付いた。
有紀が彩香ちゃんの顔を見ると、彩香ちゃんも同じ事に気がつたらしい。
急に彩香ちゃんがテーブルの席から立ち上がると「私にもやらせて下さい」と大声で女王様に声を掛けた。
「私鞭が上手なんです、大好きなんです、鞭打ちマニアなんです」と彩香ちゃんが適当に思いついた言葉を並べた。
有紀もすぐに彩香ちゃんのアイデアに気がついた。
三人で舞台に上がってしまえばあとは、なんとかしてこの店から逃げ出せるかもしれない。
たとえ上手くいかなくても、このまま何もしないでお酒を飲まされるよりはましだ。
女王様は彩香ちゃんの声に気がついて鞭を振りながらすぐ近くまで歩み寄った。
「鞭で打たれたいのは、お前からか」と女王様が芝居がかった口調で大声を上げた。
仮面を被っていて、女王様の顔はよく判らないけどやっぱりあの時の女王様と同じ女性に間違いない。
「はい、お願いします。叩くのも叩かれるのもどっちも大好きです」と彩香ちゃんが精一杯の大声で答えると女王様も機嫌良く大声で「は、はっはーーー、はーーーー」と笑った。
男達は仕方ないと思ったのか席を立って三人を舞台まで行かせてくれた。
正面の舞台に上がると、女王様もずっと前に店から追い出した三人だと判ったみたい。 明るい照明で彩香ちゃんと江実矢君と有紀の三人の顔がはっきりと見えたらしい。
女王様はちょっと困った顔で「また、あんた達か、もうやめてよね」と小声で呟いた。
有紀は女王様に鞭を渡されて、縛られている女子高生の前に立った。
女子高生を鞭で打とうとしてその顔をみると、大変な事に気がついた。
縛られている女子高生はモシモシ倶楽部のトンキーさんだ。
トンキーさんが、女子高生のセーラー服を着てこんなショーに出てるなんて訳が分からない。
それにさっき舞台にあがった二人の女子高生もモシモシ倶楽部のメンバーだ。
セーラー服で女装してお化粧もしてるけど、二人ともモシモシ倶楽部のメンバーに間違いない。
どうしようかと思ってると、さっきまで一緒に食事をしていた男達も舞台に上がってきた。
男は女王様から鞭を受け取ると彩香ちゃんのすぐ後に近づいてきた。
男の視線を見て彩香ちゃんを鞭で叩くつもりらしいと有紀は気が付いた。
不味いことになったと有紀は思った。
これじゃあ逃げられない。
急に彩香ちゃんがしゃがみ込むと、セーラー服のスカートの下に手を入れてパンティーを脱いだ。
まだ肌の暖かみがあるパンティーをなんと彩香ちゃんはトンキーさんの頭に被せてしまった。
トンキーさんは目を丸くして大げさな素振りで身体を震わせた。
「このドヘンタイのドスケベ女、あんたなんかこうしてやるわ」と怒鳴ると彩香ちゃんは握り拳を作ってトンキーさんの頭を何度もぐいぐいと押しつけるようにして叩いた。
トンキーさんは、いきなり「ああん、いやん、だめーー」と大声を出して腰をくねらせ始めた。
なんでトンキーさんがそんな変な声をだしたのか店にいる見物客は何がなんだかわからない。
トンキーさんは熱いお湯をかけられたり、熱いおでんをお腹に押しつけられたりする時の熱がる演技が得意なので有名だ。
彩香ちゃんに責められて興奮しちゃってる演技をしてるんだと有紀にも判った。
ステージに上がった男達は変な顔をしてトンキーさんの腰の動きを見つめてるが、事情が分からないらしくて戸惑った顔。
女王様の顔を見て、どうしようかと迷ってる様子だ。
逃げ出すには今がチャンスだ。
彩香ちゃんが逃げだそうと舞台の裾に歩み寄った。
客席の奥に正面の入り口らしいドアが見える。
客席のテーブルの間を四つんばいになって歩けばなんとかなりそうだ。
三人で四つんばいになって犬みたいな格好で彩香ちゃんが先頭になって進んで、その後から有紀がつづいて最後は江実矢君だ。
狭いテーブルの間を進んでいくと有紀の目の前で急に誰かが彩香ちゃんのスカートを捲りあげた。
彩香ちゃんはさっきパンティーを脱いでトンキーさんの頭に被せたから、スカートの下には何も履いてない。
彩香ちゃんはびっくりして身体が凍り付いてる。
「こんな所に雌犬が居るぜ」とすぐ頭の上からいやらしい声で男の子が呟くのが聞こえてきた。
テーブルに座っている客の男の子の誰かに見つかっちゃったらしい。
「おい、お前雌犬なんだろう、俺の足嘗めろ」と男の子が靴を脱いで、汚らしい靴下を彩香ちゃんの顔の前に押しつけた。
彩香ちゃんが嫌がって顔を背けると「雌犬の癖に生意気だぜ」と怒った口調で男の子が呟いた。
他の男の子が彩香ちゃんのお尻を手のひらでぴしゃりと叩きつけると、彩香ちゃんは「うぇ」と声にならない叫びを上げて体が仰け反った。
うっかり大きな声を出せば、舞台の上で鞭で鞭を持ってるナンパ男達に逃げ出そうとしてるのがばれてしまう。
そうなったら今度はナンパ男達に何をされるか判らない。
急に彩香ちゃんを虐めていた男の子が「ギャー」と悲鳴を上げて倒れた。
彩香ちゃんの足元に倒れ込んだ男の子の股間からは血が出ているらしくて、男の子が痛さのあまりに手足をばたつかせている。
他の客達はこれも余興だと思ったらしくて、笑って見ているだけで誰も助けようとしない。
不意に有紀の鼻先をぺろぺろと舌先で嘗める感触があった。
有紀はピーチが有紀の鼻先を嘗めてるのに気が付いてびっくりした。
出会い系喫茶に辿り着いた後はピーチの事はすっかり忘れていたけど、いつのまにかこの店にも着いてきたらしい。
ピーチが男の子の急所に噛みついて、彩香ちゃんを助けたらしい。
ともかくさっきのカーテンの裏に逃げて戻るしかない。
慌てて四つんばいのまま後ろ向きで舞台の袖まで戻ると、ピーチがくんくんと鼻をならしてる。
久美ちゃんがいないのでピーチが何を行ってるのかは判らないが、近くに抜け道があるらしい。
ピーチの後を着いていくと、舞台のカーテンの裏に小さいドアがある。
そっとドアを開けてみると倉庫みたいな部屋の奥に外に出る非常口らしいドアが見える。
やっとこれで助かったと思って三人は急いで非常口から外にでた。
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