彩香スペシャル~タコ怪人の秘密 小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編小説

七度柚希

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江実矢君が本物のファッションショーに出ることになった。ウェディングドレスを着せられた江実矢君はお色気たっぷりでなんだかいつもと変だ。

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あらすじ
 江実矢君がドラマの収録で本物のファッションショーに出ることになった。ウェディングドレスを着せられた江実矢君はお色気たっぷりでなんだかいつもと変だ。


 最初のドラマの収録はなんとか無事に済んだので一安心。次の収録はファッションショーの場面だとタイムキーパーの芳恵さんに教えてもらった。学園祭の時ファッションショーの審査員をしていたタカハシミチヨさんのショーだという話し。ちゃんとしたファッションショーに江実矢君がでるなんて大変な話しだ。
 江実矢君は学校の帰りにモデルの事務所に行って、歩き方の特訓を受け始めた。ファッションモデルの歩き方って、どうみたって変な歩き方だけど先生がいて歩き方を教えてるらしい。昼休みにも、江実矢君は屋上で一人で歩き方の練習をしてるとか同じクラスの子が教えてくれた。
 有紀は彩香ちゃんと一緒にこっそり昼休みに校舎の屋上に行ってみた。ドアの陰からこっそり覗いてみると、やってるやってる。
 江実矢君が足を変な風につっぱるような姿勢で交互に方を揺すりながら歩いてるのをみて有紀は思わず笑いがこぼれた。
 ファッションショーの前日には、江実矢君が招待券を彩香ちゃんと有紀にも渡してくれた。随分と有名なショーなので、招待券はとても手に入らないらし。
 そんなに有名なショーならよっぽど会場は広いと思ってショーの当日に出かけてみると、案内されたのはホテルの結婚式場みたいな部屋。殆ど観客もいなくて、彩香ちゃんは一番前のいい席に陣取って不思議な顔をしてる。何度も時計を確かめたけど、始まる時間は午後3時で間違いない。
 10分前になっても会場には、場内整理のボーイさんが立ってるだけで、誰もいない。それが開演の5分前になると、急に受付に人が並び始めてわずか数分で場内が満員になってしまった。ファッションショーだと言うから見に来てるのは若い女の子達だと思ってたけど、実際には背広を着た男の人ばかり。
 ファッションショーが始まると、女の子達が大勢キャットウォークを気取ったポーズで歩き始めた。つぎから次へと登場しては正面でポーズを取って戻る女の子達はみな江実矢君が屋上でしてたような変な歩き方。
 だけど着ているものが変だ。女の子達が着てるのは下着みたいな小さな布切れだけ。このタカハシミチヨさんのファッションショーは下着のファッションショーだったんだ。それも女の子が男の子みたいな下着を着てる変な感じのショー。
 一通り女の子達が一人づつ入れ替わって登場し終わると今度は大勢が一緒にキャットウォークに並んだ。そのすぐ横一列に今度は赤やピンクのレース模様のお色気下着の女の子がでてきて、男の子風の下着の女の子と向かい合って変なダンスを始めた。
 腰を捻ったり突き出したりと、どう見ても普通のダンスではない。とても見ていられなくて、彩香ちゃんは下を向いてる。
 下着のショーが一通り終わると今度はウェディングドレスを着た女の子が、ゆっくりとした足取りでキャットウォークに登場してきた。パール色に輝く白い靴下をはいた細い足が、ミニのウェディングドレスの裾から見えていて超カワイイ。真っ白な生地にレースやフリルがいっぱい着いたウエディングドレスは女の子のあこがれだ。歩くたびにドレスの裾が揺れて下に着たペチコートのレースが足に絡まって光ってる。数歩歩いては立ち止まって、ちょっと踵を上げて身体をそらすとその度にウェディングドレスの胸が弾んで上下に揺れるので女の子が見ていてもドキドキしちゃう。
 女の子がすぐ近くまで来ると、顔を左右に動かしながら何度も頷いてポーズをとった。視線がちょうど有紀の方を向いたとき、その女の子が江実矢君だと気がついた。上手にお化粧してるからとても江実矢には見えないけど、やっぱり間違いない。彩香ちゃんもウェディングドレスの女の子が江実矢君だと気がついて顔色が変わった。
 いくらテレビドラマの収録だって、江実矢君にこんな格好させるなんて酷すぎる話し。それにこのウェディングドレスは背中や胸が大きくあいたかなり危ない感じのデザインで胸の膨らみもはっきり判る。だいたい江実矢君は男の子だから胸なんかふくれてるはずがない。どうやって胸を大きくしてるのか、揺れ方も自然で変な仕掛けをしてる風には見えない。江実矢君が足を絡ませるように前に踏み出すたびに、目の前で胸が大きく弾むのが見えて彩香ちゃんは目のやり場に困った。
 会場にいる観客の男の人達は、ショーを見るのも仕事だと思ってるのか平気な顔だ。キャットウォークの正面でポーズをとると腰を何度も左右に振りながら、上半身を両手で持ち上げるような格好で頭をそらせた。小さいけれど形よく膨らんだ胸が観客達の前でつんと前に飛び出して上下に揺れると会場からため息のような小さな声が聞こえた。
 江実矢君が後ろを振り向いてお尻を観客にみせるポーズを取ると、今度は両手を膝に載せて左右にお尻を振った。ウェディングドレスの裾がゆらゆらと江実矢君のお尻の下で揺れると次はスカートの裾を掴んで足が腿まで見えそうなポーズでくるりと一回りした。
 いくらなんでもファッションショーでこんな大サービスのポーズなんかする必要無いはず。もう一度ステージ正面で背中を後ろにみせると、ちょうど正面からお婿さんの衣装を着た男性がゆっくりと歩いてきた。顔に黒い覆面をしていて、正義の味方のなんとかレンジャーみたい。江実矢君を後ろから抱きかかえると、後から腰を押しつけるとエッチなポーズをしてる。
 急に江実矢君のウェディングドレスを後ろからひっぱると、今度は江実矢君が丸裸になったので彩香ちゃんはびっくりした。会場の観客も突然の出来事に驚いたのか一斉に歓声が上がった。江実矢君がくるっと一回りしてからすっと座り込んだけどよく見ると裸じゃなかった。
 ウエディングドレスの下に着ていたのはブライダル下着らしくて、薄い生地のブラジャーとパンティーもスケスケだ。女の子が着たらそれはそれでお色気たっぷりで魅力的なはず。だけど江実矢君は男の子だからどうみても変だ。あるはずのものがあるところに見えない。
 江実矢君がお婿さんの役のモデルの男性の足元にすり寄るようにして膝で歩くと、今度は口を半分あけて男性の腰の前に顔を近づけた。急に「ゴホン」と大きな声がすぐ彩香ちゃんの耳元で聞こえて、彩香ちゃんは横を向いた。彩香ちゃんの横に居たのは、あの青レンジャー役の義信さんでこないだ江実矢君と身体を重ねていたはず。義信さんは額に筋を浮かべて怒った顔をしてる。まるで自分の女が他の男とでも浮気してる現場を見つけたような顔。
 なんでこんなことに成っちゃうのか訳が分からないが、江実矢君は義信さんにもファッションショーの切符を渡していたらしい。こんな場面を見せつけられては、普通の男だったら平気でいられるはずはない。いきなり義信さんが、江実矢君の方を見つめたまま彩香ちゃんの手を掴んだ。彩香ちゃんが慌てて手を振り解こうとしたけど、強引に引き寄せられて男の人の力にはとても逆らえない。
 またしばらく変な踊りが続いてからやっとショーが終わったらしく急に静かになった。場内の照明も消えて、音楽も止まると一瞬場内が真っ暗になった。もう一度照明がついたときには、舞台の上には登場した女の子が総出で並んでる。これで終わりらしくて女の子達が何度も挨拶を繰り返すと、不意に義信さんの手が彩香ちゃんから離れた。
 会場にいた人達は、いきなり相互に頭を下げて名刺の交換を始めた。彩香ちゃんの目の前にも名刺を手にした男の人が何人も並んで順番を待ってる。中学生が名刺なんか持ってるわけ無いのに彩香ちゃんは名刺を渡されても返す物がなくて困った顔。
「事務所はどちらですか」と頭の禿げ背広姿の男性が名刺を差し出しながら、彩香ちゃんに聞いた。彩香ちゃんは「事務所ってなんのことだろう」と怪訝な顔で返事に困ってしまった。すぐ隣で様子をみていたデザイナーのタカハシミチヨさんが「あ、うちの事務所なんですよ、なにか仕事あったら紹介して下さいね」と返事をしているので彩香ちゃんがびっくりして聞いていた。
 一通り名刺交換が済むと会場にいた人達は、跡形もなくすっかり姿を消してしまった。有紀は彩香ちゃんと一緒に控え室の前でしばらく待ってたけど、江実矢君は出てこない。いったいなんでこんなショーになんか出たのか彩香ちゃんは江実矢君をとっちめてやるんだと息巻いてる。
 しばらく待ってみてもモデルの女の子達がみんな出た後は静まり返って誰もいないみたい。変だと思って聞いてみると、もうとっくに別の出口から帰ったというので諦めて有紀は彩香ちゃんと会場を出て近く地下鉄の駅まで歩き始めた。
 帰り道の途中でテレビの中継用の車が公園の前に沢山並んでいた。テレビのロケをやってるらしい。公園の中でやってるのはラブシーンらしくてベンチに恋人らしいカップルが並んで身体を寄せ合ってるのが見えた。
 もしかして江実矢君かもと思ったが、江実矢君がラブシーンなんかするわけない。しばらく見ていたが、身体を寄せ合ってるだけのシーンがづっと続いていて終わらない。いつまで見物していてもしょうがないのでそのまま帰ることにした。
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