彩香スペシャル~タコ怪人の秘密 小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編小説

七度柚希

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代々木公園から原宿に行こうとすると変な男の子にナンパされる。テレビドラマの魔界戦隊についてやたらと詳しい。魔界戦隊のボードがあるらしい。

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あらすじ
 代々木公園から原宿に行こうとすると変な男の子にナンパされる。テレビドラマの魔界戦隊についてやたらと詳しい。魔界戦隊のボードがあるらしい。

 薄暗い通路を抜けて、体育館をでると目の前に広い公園が広がってる。彩香ちゃんが空を見上げると、大きな広い空は何処までも限りなく広がっていて頭の上には太陽がまぶしく輝いてる。
 やっぱりこの代々木公園は本物に間違いない。
 こっちのはずだと原宿方向に歩き出すと「もしもし」と声を掛けられた。
「いや君達ね、あの魔界戦隊に出てる女の子じゃないか」と言われて振り向くと、背中にリュックを背負った小太りの男の子が立ってる。確かに魔界戦隊のドラマには彩香ちゃんも有紀もエキストラのちょい役で出演してるけどそんなこと言われたのは初めてだ。
「俺、古田良一、よ、ろ、し、く」と自己紹介してくれたけど、全然知らない男の子だ。
「いや、そうだ、これはすごい、偶然だね一緒に写真を撮ってくれないか」と言われて、彩香ちゃんはちょっと面食らったが「はい」と返事をした。
 男の子は何枚か彩香ちゃんと有紀を立たせた間にたって写真を撮った後「もう一人いつも一緒の女の子がいたよね」と言い出した。
「ほらいつも君たち三人組だろう、仲良し三人組、それも幼なじみなんだろう」と言われて彩香ちゃんはびっくりした顔。
「あ、情報ボードにでてるから」と言われて彩香ちゃんは怪訝な顔で「情報ボードってなんですか」と聞き返した。
「もちろん、魔界戦隊の情報ボードだよ、魔界戦隊のことなら何でもわかるんだ」と言いいながら良一君は携帯の画面を見せてくれた。
 インターネットのサイトらしい画面には確かに魔界戦隊のことがいっぱい載ってる。
「だけど、誰がどうやって調べたんですか」と彩香ちゃんが聞くと「誰でも、投稿できるからね、みんなが調べるんだ、だけど誰が誰だかお互いに会ったこともないんだ」と良一君が教えてくれた。
 確かに彩香ちゃんもインターネットにはいろんな人がいて、百科事典まで作っちゃうんだとかいう話しは聞いたことがある。だけど魔界戦隊の情報ボードが有るなんて聞いたことはない。何が書いてあるのか気になったけど、今はゆっくり見てる暇はない。
 良一君がケータイのページを見て「あ、恵美ちゃんは今原宿にいるみたいだね」と言い出した。魔界戦隊の情報ボードにちょうど今撮したばかりの江実矢君の写真を見つけたらしい。映っているのはゴスロリのメード服を着せられて原宿の陸橋の前でポーズを取ってる女の子だ。変だと思ってよく見ると、やっぱり江実矢君に間違いない。
「恵美ちゃんは魔界戦隊ボードでも大人気なんだよ」と良一君が得意そうに教えてくれた。江実矢君は魔界戦隊には希美ちゃんの代役で出演してるから良一君も江実矢君のことはしってるらしいけど、江実矢君のことは女の子だと思ってる見たい。
 さっきの魔界戦隊ショーに出てた江実矢君、こんどは写真のモデルをやらされてるらしい。彩香ちゃんと一緒に原宿に買い物に行くのを江実矢君が断ったのはこのせいだ。女の子の格好をして写真のモデルなんかしてるなんてとても許せない。
 原宿まではすぐなので、さっそく彩香ちゃんは有紀と江実矢君をとっちめに行こうと歩き出したが、良一君もついてくる。しょうがないから原宿まで一緒に行くことにしたけど、男の人と一緒に歩くのなんて初めてなので何を話したらいいのか判らない。
 しばらく黙って歩いていると「君たち、いつもどこで遊んでるのかな」と良一君が聞いてきた。遊ぶと言ったらいつもは学校の校庭か、家の前の路地くらいしか思いつかない。
「いつもは、学校の校庭で遊んでます」と有紀が取りあえず答えてみた。
「他には」と良一君にまた聞かれたので「近所の公園とか、あと家の前の大通りです」と彩香ちゃんが答えたけど「通りで遊ぶのは危ないから止めなさいってママに言われてるからいつもは部屋で遊んでます」と慌てて言い直した。
「そうじゃなくて、カラオケとか、ほら原宿とか六本木とか、遊ぶところは色々あるだろう、女の子が行く所って」と良一君に聞かれたけどなんの話しかよく判らない。
「そうですね、カラオケ私得意なんです、カラオケって六本木にもあるんですか」と有紀が言ってみると「もちろんいっぱいあるよ、今度一緒に六本木のカラオケに行こうね」と良一君が今度はちょっと得意げな顔付きで言った。
 彩香ちゃんはカラオケは大好きだけど、お母さんはお父さんと家族一緒でないとカラオケには連れて行って貰えない。お父さんは仕事で忙しくて家には滅多に帰らないので、カラオケに行ったのは小学校の時一回だけだ。
「そうなんだ、一度行ってみたいな」と彩香ちゃんが思わず口にすると「じゃあ、これからカラオケに行こう、今日これから暇あるかな」と良一さんに言われて2人は黙ってしまった。いくら何でも、さっき話しかけられたばかりの男の人に一緒にカラオケなんか行けるわけがない。ナンパされてるらしいと有紀も気がついて彩香ちゃんの顔を見ると彩香ちゃんも困った様子で唇を軽くとがらせた。
「君胸大きいね、ブラジャーのサイズはFカップあるんじゃないの」と今度は良一君が彩香ちゃんの胸を見ながら言った。なんでいきなりブラジャーの話しになるのか判らないけど一目でFカップだとサイズを言い当てられて彩香ちゃんはびっくりした顔で「はい」と答えしてまった。
「それで今日の下着の色は何色かな」と当たり前のような顔で良一君に聞かれて彩香ちゃんは困って俯いてしまった。
「良一さん、趣味は何なんですか」と彩香ちゃんが今度は逆に良一君に聞き返した。だけど良一君は彩香ちゃんの言葉などまったく無視して「付き合うんだったらどんな男がタイプなの」と随分とはっきりとした事を聞き出そうとしてくる。男の人となんか話したことないし、そんなこと聞かれたこともなくて彩香ちゃんは困って返事もできない。
「背が高くて、痩せてて、大人しい人がいいです」と有紀はわざと良一君とは反対の事を言ってみた。
「じゃあ、僕はぴったりだね、背も高いし、痩せてるし、大人しいしね」と良一君が言い出したので有紀はびっくりして思わず唾を飲み込んだ。この良一君はよっぽど自分勝手な性格で何を言っても無駄らしい。
「あの、魔界戦隊って凄いですね、あの桃色レンジャーに私憧れちゃって」と彩香ちゃんが話題をそらせた。すると良一君は桃色レンジャーのファンらしくて「あ、あの桃色レンジャーは胸はDカップでね、そんなに巨乳じゃないけど、身体が小さいからね」と一度話しが始まったらもう止まらない。しばらく良一君が桃色レンジャーの話を続けているうちに、原宿の陸橋近くまで来た。
 ちょうど橋の上では、ゴスロリのメイド服を着た女の子がポーズを取っていて、その周りを大勢の男の人達が取り囲んで写真と取りまくってる。さっき携帯で見た魔界戦隊の情報ボードに載っていたのと同じ服なので、江実矢君らしい。さっそく江実矢君と一緒に帰ろうと思って、彩香ちゃんと有紀が近づくといきなり「じゃまだ、じゃまなんだよ、さっさとどけ」と大きな声が後ろから聞こえた。びっくりして振り向くと、さっきから江実矢君のメイド服姿を撮影しているらしい男の人達が大勢で怒鳴り声を上げてる。
 知らん顔して彩香ちゃんが江実矢君の手をひっぱって連れて行こうとするといきなり見知らぬ男の人が彩香ちゃんの腕をねじり上げてひっぱった。ジャンパーを着てリュックを背負った格好は、さっきの良一君みたいにオタクっぽくて感じが悪い。
「痛い、やめて」と彩香ちゃんが叫んだが、通りがかりの人達は知らん顔して通り好き過ぎるだけ。
「止めて下さい」と有紀が彩香ちゃんに駆け寄ると、今度は有紀の腕がねじ上げられた。力任せに腕を捻られて、痛くて死んじゃいそうで声もでない。泣きそうになっても、怖くて涙もでない。通りがかりの人に助けを求めようとしたが、みな避けて通るだけで知らん顔。関わり合いになるのがいやなのか、それとも映画の撮影かなにかだとでも思ってるらしい。
 しばらくして男の子が一人近づいてきた。手にはピンクのフリルがいっぱいついたドレスを持ってる。男の子は江実矢君の耳元で声をかけると、すぐにドレスを江実矢君に渡した。江実矢君は目の前で、今着てるゴスロリのワンピースを脱ぎだした。男の子だから女の子が普通にするように、上から次のドレスを着て下から前のドレスを脱ぐなんて器用なことは出来ない。
 大勢の人が通りすがりに見てるのに平気な顔で下着姿になっちゃった。真っ白なレース模様の下着は女の子が着るような可愛らしいデザインで、ブラジャーは布の三角形がちっちゃい。江実矢君の胸が、スケスケのブラジャーの下から半円形に大きく膨れてる。それにパンティーの前も全然膨らんでなくて、普通に女の子みたいにしか見えない。いったいどうなってるのか全然判らないけど、誰も気にしてる様子もなく江実矢君が着替えるのを待ってる。
 ピンクのミニのワンピースに着替えが終わると、また写真のシャッターの音がかちゃかちゃと江実矢君の周囲から聞こえてきた。誰かが近くまで来て撮ろうとするとつかさずに「さがれ、じゃまだ」と他の男の子が声をかけるので誰も近づく男の子は居ない。何度も着替えを繰り返しているうちに、辺りがだんだん薄暗くなってきた。そのうちストロボの光りが目に入ってきて、目が痛いくらい。
「終了」と誰かが声を掛けると、男の子達は一斉にカメラをしまい始めた。暗くてもう写真を撮るのは無理みたいなんだと有紀にも判った。さっそく彩香ちゃんが江実矢君に駆け寄ると、江実矢君は花柄のワンピース姿だ。とても着替えてる暇はないので、このまま帰るしかない。
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