彩香スペシャル~タコ怪人の秘密 小説自動生成ソフト七度文庫が自動生成したシナリオを元に書き下ろした長編小説

七度柚希

文字の大きさ
15 / 26

魔界の入り口が突然開いた。地下に入ると迷路になっている。魔界軍団を追いかけて進んでいるうちに代々木体育館に出た。

しおりを挟む
あらすじ
 魔界の入り口が突然開いた。地下に入ると迷路になっている。魔界軍団を追いかけて進んでいるうちに代々木体育館に出た。

 彩香ちゃんの身体が、有紀の身体と重なったまますうっと穴の中に落ちていく。そのままふわっと、身体が穴の底に落ちると反動でふんわりと持ち上がった。
 有紀が身体を起こして立ち上がると、彩香ちゃんも重そうな胸を支えて立ち上がった。目の前に広がるのは薄暗い洞窟で、岩がむき出しになっていてでこぼこになってる。
 これはきっと魔界の入り口に違いない。だとすると、ずっと前にテレビで魔界戦隊を見た夜に魔界の入り口から魔界に迷い込んだのは夢じゃなかったってことになる。魔界はテレビドラマなんかじゃなくて本当にあって、魔界大王も、タコ怪人もみな実在するってことだ。そんな事があるわけないけど、この魔界の入り口が本物なら全部本当の事に違いない。
「ねえ、つねってみてよ」と彩香ちゃんが頬を自分でつまみながら有紀に言った。有紀が手を伸ばして彩香ちゃんの膨らんだほっぺたをつねると、彩香ちゃんは何だか納得しない顔。今度は彩香ちゃんが有紀のほっぺたをつねった。そんなに痛くないから、もしかして夢を見てるのかもしれない。きっと二人とも、お布団の中で同じ夢を見てるに違いない。
 急に彩香ちゃんの指先が有紀のほっぺたをきつくつねりあげてきた。有紀は痛くてたまらずに「止めて」と大声を出した。彩香ちゃんはまだ納得しない顔つきだったけど、取りあえず手を離してくれた。
「ちょっと、行ってみようよ、どこに通じてるのか確かめてみよう」と有紀は周りを確かめながら彩香ちゃんに言ってみた。もしかしてここは、さっきの建物の地下道かなにかで、ここも映画のセットかもしれない。テレビでお化け屋敷風のレストランとかあるって聞いたことがあるから、ここがそのお化け屋敷なのかもしれない。だとすればこの先にはテーブルが並んでいて、お客さんも居るはず。行ってみればすぐわかるから、行ってみるしかない。
 足元を気を付けながら少し先まで歩いてみると、地面は岩だらけだけど柔らかくてふわふわしてる。歩くたびに洞窟が沈み込んで揺れてるのは、夢で見た時と同じだ。洞窟は少しづつ下り坂になっていてすぐ先が曲がり角になってる。もしかしてすぐ原宿の裏通りにでちゃうのかもと思って曲がって見たが、洞窟はまだ下り坂の階段みたいに続いてる。
 足元に注意しながら下まで降りると今度はすぐ目の前にまっすぐ先まで伸びてる。ずっと遠くにさっきの魔界軍団が女の子を抱えて急いでるのが見えて有紀はびっくりした。さっきのモデルの女の子達、魔界軍団に襲われて誘拐されたんだ。
 魔界軍団に見つかると不味いと思って有紀は彩香ちゃんと岩陰に隠れてしばらく様子を伺った。魔界軍団が居るってことは、この先は魔界の城に通じてるのに違いない。あの時見た夢では魔界の城に江実矢君が監禁されてるはず。地上に居る江実矢君は偽物って事だ。
 だとすると何とかして江実矢君を助けださなきゃいけない。彩香ちゃんも有紀と同じ事を考えたらしくて急に真剣な顔付きになって唇を噛んだ。しばらく様子を伺った後、彩香ちゃんは思いきって立ち上がって洞窟を歩き始めた。江実矢君を助けにいくんだと決心して覚悟を決めたみたい。
 しばらく洞窟を歩いていくと、大きな広間ででた。道が幾つにも別れていて、どっちに行っていいのか判らない。そう言えば魔界の入り口って、あちこちにあるらしいと有紀も気がついた。彩香ちゃんの部屋からも魔界の入り口に通じていたし、あの神社の水飲み場にも魔界の入り口があったはず。そうなるとどこの道を行けばいいのか見当もつかない。
 広間から通じてる洞窟を一通り眺めてみると、下り坂になってる道や上り坂になってる道がある。下り坂の道はきっと魔界の城に通じてるにちがいない。上り坂の道を進めばきっと地上のどこかに出るはず。
 江実矢君を助けるのは、今すぐなんかとても出来そうにない。今日の所は取りあえず、地上に戻った方が良さそうだ。
 急な上り坂になってる洞窟に入ってみると、しばらくして急に洞窟が揺れだした。上り坂の道がくねくねと上下に揺れだして今度は下り坂になってとても歩けない。洞窟の揺れが静かになるまで待つと、また上の方まで道が続いてる。もう一度歩き始めると、また洞窟が揺れだした。
「有紀ちゃん恐い」と怯えた声を上げると彩香ちゃんが有紀にしがみついてきた。また洞窟が揺れて有紀は彩香ちゃんと一緒に洞窟の床に倒れ込んだ。
「有紀ちゃん」と彩香ちゃんが甘えた声をだして有紀に抱きついてきた。
 急に有紀の身体がふわっと浮き上がると、ドスンと堅い床の上に尻餅をついた。辺りを見回すと小さな部屋にはモップやバケツが置いてある。ドアを開けると目の前には大きな通路が広がってる。通路には体操のマットや、バスケットボールのボールや、バレーボールのネットが所狭しと置いてある。
 体育館の用具室に魔界の入り口が通じていたらしい。
 恐る恐る用具室から出てみると、体育館のバレーボールのコートのすぐ裏手に出た。広い体育館には観客席が何重にも取り囲んでいて、バレーボールの大会をやってるらしい。会場に座ってるのはみな高校生くらいの女の子達ばかり。広い会場を見まわしてると、見たことのあるような天井だ。
 代々木体育館らしい。
 それも全国高校女子バレー大会の決勝戦の最中。
 原宿からは代々木体育館まではかなりの距離があるけど、魔界の通路はワープしてるから歩いてすぐついちゃったんだ。客席にはもう試合の済んだ女の子達が、ブルマーの体操着姿で並んでる。
 彩香ちゃんは不思議そうな顔で、体育館の中を見回した。さっきの地下室からはそんなに歩いたはずはないけど、やっぱり代々木体育館に間違いない。彩香ちゃんは誰か探してるような目つき体育館の観客席をずっと見まわしてる。江実矢君が居るかとうか確かめてる見たい。
 観客席にいる女の子達は、みなセーラー服姿の女子高生か試合の済んだ選手達だけ。いくらなんでも江実矢君がセーラー服や、体操着のブルマー姿でこんな所にいる訳がない。
 いきなりドスンと大きな音がしたので有紀はびっくりして音のした方向を見た。ちょうど目の前でバレーボールの試合をしてる女の子が回転レシーブをして床に倒れ込んだのだ。バレーボールの選手だけあって、身体が大きくてそのうえ胸も彩香ちゃんのFカップよりも一回りおっきいくらいの超巨乳。さっき歩いてきた洞窟が揺れてたのは、この選手達の回転レシーブのせいだったらしい。
 彩香ちゃんが急に「ねえ、外に出てみない」と有紀に声を掛けた。
「空を見たいの、太陽がでてるはずよね」と彩香ちゃんに言われて有紀はすぐには彩香ちゃんの言葉の意味が分からなかった。だがすぐに有紀にも彩香ちゃんの言いたい事に気がついた。
 もしかしてこの代々木体育館、魔界の地下に作った偽物の体育館かもしれないのだ。だけど外にでて空の太陽を見れば、偽物かどうかはすぐ判るはず。いくらなんでも、太陽の偽物なんか作れるわけがない。
 有紀がなるほどと頷くと、彩香ちゃんはすぐに観客席の間の通路に向かって歩き始めた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜

桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。 上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。 「私も……私も交配したい」 太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

巨乳巫女を信じて送りダスか、一緒にイクか~和の村の事件 総合〜【和風RPG】

シンセカイ
ファンタジー
~参考~ https://ci-en.net/creator/11836 敗戦後に放棄されていた日本の農地が、魔物の瘴気によって再び脅かされていた。 その魔物は土地を「魔族の地」へと変質させる危険な存在で、放置すれば農地だけでなく村や民までもが穢れ、飢餓が広がる可能性がある。 巫女は主への忠誠心と民を守る覚悟を胸に、命をかけて妖魔退治に赴く決意を示す。 だが、戦力は各地に分散しており、彼女一人に任せるのは危険と判断される。 それでも彼女は「自分は神に捧げた存在。消耗品として使ってほしい」と冷静に言い放ち、命令を待つ。 物語は、主が彼女をどう扱うかという重要な選択肢へと分岐していく――。 【信じて送り出すか】 【一緒にいくか】 ※複数ルートありますが、ここの掲載媒体の仕様上、複数ルート、複数形式を一つの作品にまとめています見づらいと思いますがご了承ください

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

王国の女王即位を巡るレイラとカンナの双子王女姉妹バトル

ヒロワークス
ファンタジー
豊かな大国アピル国の国王は、自らの跡継ぎに悩んでいた。長男がおらず、2人の双子姉妹しかいないからだ。 しかも、その双子姉妹レイラとカンナは、2人とも王妃の美貌を引き継ぎ、学問にも武術にも優れている。 甲乙つけがたい実力を持つ2人に、国王は、相談してどちらが女王になるか決めるよう命じる。 2人の相談は決裂し、体を使った激しいバトルで決着を図ろうとするのだった。

処理中です...