飛竜誤誕顛末記

タクマ タク

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第三章 将軍様はご乱心!

第40話 ケイタの問題

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**カディ視点**
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「それでは、少し体を見せてもらうぞ」
「はいはい」
椅子に座ったケイタの前に自分も座り、改めて小さな体に目を向ける。
頼りない骨格に薄い筋肉、やはり成人しているとは信じ難い未発達の体に見える。

「どうすれば良いの?上脱いだ方がいい?」
小柄な体を観察していれば、何を考えたのか突然ケイタが服を大きく捲し上げた。
「脱がなくてよいっ」
腹から胸までを丸出しにしたケイタに、思わず声を上げてしまった。
ケイタの横に立っていたヴァルグィも驚いた様に目を剥いて、捲し上げられた服を素早く引き下ろした。
「な、何をしているんだ」
なぜ診察をするだけなのに、服を脱ごうとするのか。
「え、なんかこう心臓の音とか肺の音聞くのに服とか上げるじゃん。子供の時の健康診断でそんなだったから、そういうもんかなって」
「・・・・」
可哀想に、そんな幼い頃から騙され玩具にされていたのか。
診察だと言って服を脱がせるなんて。
きっとこの様子だと、診察と言いながら体も弄られたのであろうな。
チラリと見れば、ヴァルグィの目に陰鬱な影が落ちている。
ケイタを飼っていた者を殺したい気持ちで一杯なのであろう。
「ケイタ、服を脱ぐ必要はないよ。大丈夫だ」
「?あっそう?」
本人は何とも思っていないようで、ケロリとしている。
自分の受けてきた診察が異常だったなんて全く分かっていない様子だ。
「体の中を少し見せてもらうが、肌を出す必要はないからな」
「か、体の中を見るの!?」
ケイタが驚いたように声を上げたと思ったら、胸を隠すように体の前で腕を交差させ体を引いた。
「・・・い、いやん」
私の言葉を妙な意味で捉えたらしい。
「大丈夫だ、変な事はしない。怖いことも無いから安心しなさい」
慌てて言えば、ケイタはヘラりと笑って存外あっさりと元の体勢に戻った。
この子は、拒絶を見せる割には真剣味が無くどこかおちゃらけるような雰囲気を出す事がある。
嫌ならば嫌だとハッキリ言って良いのに、こういう所がヴァルグィの心配するところなのだろう。
「嫌か?嫌ならハッキリと言って良いのだぞ。少しでも怖いと思ったりしたらきちんと言いなさい」
ただの診察だが、本人が嫌だと思うなら無理強いはしたくない。
「あぁ、いやいや。ごめんごめん。冗談よ。別に怖か無いけど。ってか体の中見るってどうやって?『レントゲンみたいのがあるのか?』」
後半は私たちの知らない言葉だったので、何を言っているのか分からなかった。
「ケイタ?何と言ったのだい?」
「ん?いや体の中を見るのに何か道具を使うのかなって。俺のとこだと体の中を見るってなると特殊な道具を使うからさ」
体の中を見る特殊な道具・・・・・。
「つ・・使われた事があるのか?」
「うん、何度かあるよ。定期的に体が健康かどうか診察するんだけど、その時に使う」
不憫すぎる・・・・。
そんな見え透いた嘘で、弄ばれていたなんて。
しかもケイタ本人は酷い事をされているという自覚すら無さそうだ。
話を聞いていたイヴァン殿も、苦虫を噛み潰したような顔になっている。
ヴァルグィは・・・・あぁ、ヴァルグィめ。簡単に殺気立ちおって。
ケイタに気付かれるぞ・・。
「そ、そういう物は無い。大丈夫だ。いいかケイタ、体の中を見ると言っても、お前の体に私の魔力を流し込んで循環させるだけだ」
対象者の身体に魔力を流し込み巡らせれば、体内の大体の様子は見えるようになる。
異常箇所があれば、直ぐに探知できる。
ごく一般的な診察法なのだが・・・。
「魔力って人に流し込めるの?すげぇ」
ケイタは知らないらしい。
そう言えば、砦でも魔法医から治療を受けた箇所を不思議そうに見ていたとヴァルグィが言っていた。
恐らくまともな魔法医療を受けた事が無いのだろう。
「どんな感じなんだ?流れてくる時って分かるもん?痛いのか?」
自分の境遇の過酷さなど全く分かっていないのか、ケイタはただ無邪気にはしゃいでいる。
「流れる時に少し違和感はあるかもしれないが痛くは無い。大丈夫か?見ても良いか?」
「大丈夫大丈夫、やってやって!何、どうすれば良いんだ?」
私の心配をよそに、ケイタはわくわくしたように目を輝かせている。
少しでも嫌がるような素振りがあれば止めようかと思ったが、ケイタはむしろ強い好奇心を見せてきた。
「手を出してごらん」
言えば、なんの躊躇いもなく小さな手が勢いよく差し出される。
警戒心のかけらも無い仕草に、思わず苦笑してしまった。

ほっそりとした手首をとり、脈を取るように親指を置く。
小さな鼓動を感じながら、そこから魔力を流しこむ。
「お?おぉ・・・へぇ・・・」
魔力が流れこんだのが分かったのだろう。
ケイタが初めての感覚を楽しむように、魔力の流れに集中している。
嫌悪感は無さそうなので、私も魔力の流れに集中する為に目を閉じた。
・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・これは。
「よし、終わりだ」
そっとケイタの手を離す。
「え、もう終わり?早いね」
「あぁ、とりあえず病気とかは無かったよ。大丈夫だ」
「ほら、バルギー。大丈夫だって」
「そうか、良かった」
ケイタに穏やかに返事をしながらも、こちらに向けられる目は明らかに納得していない。
それはそうだろう。

「ケイタ、カディと少し話があるから時間を貰って良いか?」
ヴァルグィが我々には見せないような柔らかい目で、ケイタに声を掛ける。
本当にケイタが大切で仕方がないのだろう。
「うん、どーぞどーぞ」
「カルシク、ハガン。ケイタを厩舎に連れて行ってやれ。ケイタ、待っている間馬竜でも見ておいで。竜を見るのは好きであろう?」
「良いの?分かった、行ってくる」
「お前達、ケイタから目を離さぬように」
「はっ」
「ケイタ、馬竜を見るのは良いが手を出すのは駄目だからな。良いな?」
「大丈夫!」
「よし、では行ってきなさい」
ケイタは不思議と竜達に好かれるらしいが、ケイタもまた竜の側に行くのが好きらしい。
ここへ来るときも少し目を離すと直ぐに馬竜や飛竜達のところへ行ってしまうと、前にヴァルグィがこぼしていた。
竜の側など、契約でもしていなければ普通は危険であまり近寄らないものなのだが。
聞いた話では、馬竜の群れの中に入り込んで寝込んでいた事もあったらしい。
ケイタはシラーブに来るまで竜を知らなかったらしいが、無知とは怖いものだ。

ケイタが扉の向こうに姿を消した途端、ヴァルグィがいつもの無愛想な無表情へと戻る。
我が弟ながら、本当に愛想もクソもない男だな。
馬鹿がつくほど真面目で、融通がきかず、他人にも自分にも厳しく、冗談というものが通じない。
それが、このヴァルグィと言う男なのだ。
だから、最初ケイタと一緒にいる姿を見た時は驚きの一言しか無かった。
兄弟である私ですら見たことが無いような甘い顔を見せ、いとも容易く感情を揺らし、狼狽え慌てケイタに良いように振り回されている。
見ていて実に愉快だ。
そして、ケイタである。
不憫な子だが、明るく無邪気で素直、そして強い精神力の持ち主だ。
ヴァルグィとは何もかも正反対の性格だったから、この様な子が弟の好みだったのは意外であった。

「それで実際のところはどうであったのだ、カディ」
イヴァン殿が席を勧め、ヴァルグィが腰を下ろす。
「まず、身体的な面に限って言えば全く問題無い。とても健康だと言える」
「そうか・・・では身体的では無い部分の話なのだな」
「あぁ・・・・何と言うか・・・とても不思議な状態だ」
「不思議?」
「うむ」
「カディ殿、そもそもケイタは本当にあれで大人なのですか?見た目には全く子供のように見えますが」
「えぇ、イヴァン殿。それはどうやら本当の事みたいですね。骨の成長具合を確認しましたが、確かにしっかりと成長しきっていました。あれ以上は大きくならないでしょうね。まるで子供の骨格のまま成熟してしまったような感じです」
イヴァン殿へ説明すれば、ヴァルグィの眉間に皺が寄る。
「まさか、成長を阻害するような呪でもかけられてるのでしょうか」
「ふむ・・・先程診た限りではそのような痕跡はありませんでしたが、呪のような持続的なものではなく一時的な魔法であれば痕跡は消えてしまいますからね・・・。幼い頃から定期的にそのような魔法を掛け続けた可能性もゼロではないでしょう。それに魔法を使わずとも、食事や運動の制限で発育不良を起こさせる事も不可能ではない。もしかしたらケイタの食が異常に細いのも、その様な事が関係しているかもしれません」
体の大きい小さいは個人によって異なるが、ケイタのあれは明らかに異常だ。
「全て憶測の域は超えませんが、何かしらの手段で体が大きくならないよう管理されていた可能性は大きいかと。そうでなければ、病気もないのにあんな未熟な体格のまま成長が終わってしまうなど考えられない」
まるで別世界の生き物のようだ。
「はぁ・・・知れば知るほど、不憫でなりませんね」
「全くです」
「カディ、本当にケイタはあれ以上は大きくならないのか?栄養が足りていないのなら食事面で改善する事は出来ないのか」
ヴァルグィの表情はとても不安気だ。
「ヴァルグィ、残念だがケイタの成長はもう終わっている。可哀想だが、あれ以上の成長は見込めない」
「そうか・・・・身体的には健康だと言っていたが、それは本当に大丈夫なのか?」
「あぁ、体が小さいと言う事以外は思った以上に健康体だ」
「そうか、それならば良い。健康でいてくれるのなら、それだけで良いのだ」
どこかホッとした様にヴァルグィが息を吐いた。
何よりケイタの健やかな生活を願っているのだろう。
「とにかく身体的な話はそんな感じだ。問題は他だ」
安心しているところ言いにくいが、ケイタの問題はそこでは無い。

「問題が・・・あるのか?」
私の言葉に、ヴァルグィは途端にまた不安そうな目になる。
「魔力の事だ」
「魔力?異常があったのか?」
「異常どころの話では無い。ケイタは枯渇状態だった」
「なんとっ!」
「まさかっ!」
イヴァン殿とヴァルグィが同時に声を上げる。
「だが・・・だが、先程お前は健康面では問題が無いと言っていたではないか。魔力が枯渇していて生きていける訳がないっ」
「だから不思議な状態だと言ったのだ。身体面では本当に驚くほど健康なのだ。なのに魔力が殆ど無かった。産まれたての赤子よりも少ない。今僅かにある魔力も、恐らくお前が保護してから取り込んで溜めたものだろう。普通であれば命の危険があるような状態だ」
「そんな・・・」
「今までに魔力が溜まっていた痕跡もない。どうやって魔力もなく命を維持しているのかは分からないが、あそこまで真っさらな状態など・・・・・」
「ケイタを飼っていた者の仕業ですか」
普段は温厚なイヴァン殿も表情がかなり厳しい。
「恐らくは。あの状態にするには、相当周到な魔力管理がされている筈です。それこそ完全に外と隔離された空間で徹底的に魔力を排除する必要があります。ケイタが医療魔法も生活に不可欠な魔法石も知らなかったと言うのも頷けますね」
「そうなると成長を阻害するのも魔法ではなく、やはり栄養面等での制限ですかね」
「そうですね・・・・いや、もしかすると魔力を絶つことこそが成長を止める為の処置なのか・・・・。とにかく、こんな事例は見たことも聞いた事も無いのでなんとも・・・。ケイタの状態は余りにも現実味が無さすぎます。愛玩する為だけに此処までするなど、もはや狂気ですよ」
あの状態を本当に人為的に作り出したのだとすれば、相当の技術力と財力と執念が必要だ。
「まさか、ただ小さいまま育てる為だけに魔力を絶っていたと?・・・・命の保証も無いのに」
「ヴァルグィ、大丈夫か」
弟の顔を見れば、蒼白になっている。
「だが、ケイタは健康なのであろう・・?」
「あぁ、健康だ。今のところはな」
「今のところ・・」
「正直、本当にどうやって命を維持しているのか分からないんだ。何かしら特殊な方法で管理していたのだろうが、ケイタは今その管理から離脱している。現時点では魔力がなくても健康を維持しているが、いつその状態が崩壊するかは分からない」
この世界に生まれた以上、魔力無くして生きるなど体の構造上不可能だ。
「では、いつ何が起こってもおかしく無い状況と言う事なのか」
「安心はできない」
「・・・・・・・・・・・ケイタは死ぬのか?」
ヴァルグィが何処かぼんやりとした表情で呟いた言葉は、とても弱々しいものだった。
「大丈夫だヴァルグィ。解決法はある」
「本当か?」
私の言葉に、食らいつくようにヴァルグィが必死な目を向けてくる。
「今の健康状態が崩れるよりも先に、魔力を供給しきれば良いだけの話だ」
「しかし、そんな急に魔力を溜めるのは簡単では無いですよ」
イヴァン殿が難しそうに考え込む。
「方法としては、とにかく魔力を取り込みやすい環境を作るしかない」
方法は色々とある。
「簡単なのは強い魔石を常に身に付けさせる事だな」
「なるほど」
「それから魔力含有の多い物を食べさせるのも手だ。だがケイタの食の細さを考えると、これはあまり有効では無いだろうな」
「やらないよりはマシであろう。リーフに手配させねば」
「あとは自然の魔力を取り込む事だが・・・ヴァルグィ、そろそろ恒例の魔物討伐があるだろう。それにケイタも連れて行け」
「なっ、無理に決まっておろう!そんな危険なところに連れて行けるか」
「お前がそばにいれば大丈夫だろう。それともケイタ1人守る事も出来んのか」
「そんな訳あるか。わざわざ危険な場所にケイタを近寄らせる意味がわからんのだ」
ヴァルグィは苛立たしげに言うが、イヴァン殿は直ぐに分かったようで隣で成る程と頷いている。
普段であればヴァルグィも直ぐに理解しただろうが、ケイタが関わると心配が先行して思考が鈍るらしい。
「魔物がいると言う事は、近くに魔力溜まりがある可能性が高いと言う事だ。そこに行けば、通常よりも多くの魔力を一気に取り込める」
説明してやればヴァルグィも理解したのか言い返しては来なかったが、嫌そうな表情は変わらずだ。
ケイタを一切の危険から遠ざけたいのだろう。
「考え方を変えてみろヴァルグィ。討伐には数日かかるだろう?その間、目の届かない所でケイタ1人に留守番させるよりも、討伐の間ずっと側に置いておくほうが安心ではないか?普段と違って一日中共に居れるのだぞ。どうせお前は指揮だけで実際に討伐には加わらんのだから、ケイタとゆっくり物見遊山に行くと思えば良いだろ。何ならケイタの前で魔物の1体2体でも倒せば、頼り甲斐がある男だと思ってもらえるかも知れんぞ」
「む・・・・うむ・・」
・・・・面白いほど簡単にグラついておる。
成る程、ケイタの事になると本当に思考が鈍るのだな。

結局、私の言った内容に心を惹かれたらしいヴァルグィはケイタを討伐に連れて行く決心をした。
もちろん、ケイタの命を守る為の魔力供給を優先したのが一番大きな理由ではあるだろうが。
「それにしても、ケイタがあれ以上大きくならないとなると大変だな」
「何がだ。健やかでいてくれるのならば、どのような姿でも構わんであろう」
「ヴァルグィ、お前自分の馬鹿デカい図体を理解しているのか」
「あぁ・・・」
イヴァン殿が察したようで、少し含む様に笑いを堪えている。
「お前も殆ど同じような図体であろう」
「阿呆。そう言う話ではない。お前、いつかはケイタを抱くつもりなのだろう」
「・・・・否定はせんが・・」
「お前とケイタの体格差を考えろと言っているのだ」
「・・・・・・あぁ・・・」
私の言いたい事に漸く思い至ったようで、愚弟は苦悩するように頭を抱え込んだ。
「普通に抱いたら絶対に壊すぞ」
「あの身体ですからねぇ・・・」
恐らくケイタが大人になって大きくなれば問題無いとでも思っていたのだろう。
だが、ケイタはあれ以上大きくならない。
あれでヴァルグィの相手をするとなると、相当の負担がある筈だ。
まぁ、可哀想な事に随分仕込まれていそうだから意外と大丈夫なのかもしれんが。
「ヴァルグィ、ケイタはもう成人していた訳だが焦ってはならんぞ。あの性格に、あの無知だ。世間も常識も何も知らない。歳がいっているところで実質子供と何ら変わらん。ゆっくりと中身も成長するのを待ってやれ」
「分かっておる」
「ヴァルグィ、優しくしてやるのだぞ。大切にしてやれ」
「当然だ。お前なんぞに言われるまでも無い」

ヴァルグィよ、ケイタがお前の想いを受け入れてくれる事を心から願っている。
漸くお前が伴侶を迎えられそうで、意外と私も浮かれているのだ。
全く可愛げの無い弟だが、これでも兄として応援したい気持ちはある。
それにケイタに振り回されるお前はとても面白いからな。
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