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プロローグ(水瀬視点)
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「たまに自分の選択が分からなくなるんです。これでよかったのかな、って。おふくろじゃなくて親父についていったほうが良かったんじゃないかな、とか。兄貴が消えたのは俺のせいじゃないのかな、とか。でも立花さん、言ってくれたじゃないですか。どんな選択でも、その時に選んだ道が自分にとって最良だったんだ。最良になるように帳尻を合わせられるように、人生はできてるんだ。だから私も手伝ってあげるよ、って。その言葉、そのまま返します」
「……水瀬。ありがとう」
彼女は微笑んだ。あたたかく、傷つきやすい少女のような笑みだった。
「サウナでも行きます? 西麻布のテルマー湯」
「そうだね」
俺たちはタクシーを拾った。抱えた秘密は、ひとまず洗い流しておけば良い。彼女は着任したばかりだ。これからも俺たちの仕事は、続いていくのだから。
「……水瀬。ありがとう」
彼女は微笑んだ。あたたかく、傷つきやすい少女のような笑みだった。
「サウナでも行きます? 西麻布のテルマー湯」
「そうだね」
俺たちはタクシーを拾った。抱えた秘密は、ひとまず洗い流しておけば良い。彼女は着任したばかりだ。これからも俺たちの仕事は、続いていくのだから。
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