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本編
7※微
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※自慰注意です※
帰宅して夕食を取り、両親にカメラのカタログを見せると「好きな物を選びなさい」と返された。
どれが良いのか分からなかったので、初心者にオススメと謳われているキャ〇ンのよく見る型を選んだ。
「お父様、お母様……もうひとつお話があるのですが」
「座った方がいいかな?」
父に促され、リビングルームの机を挟んだ2つのソファに両親、私がそれぞれ座った。
「今日、つがいを見つけた「「本当か(に)!?」」
予想はしていたが、やはり被せて食い付いてきた。
「とうとう雅にもつがいが出来たかぁ……少し寂しいなぁ」
「そうだね……でも幸せならいいんじゃない?僕は貴方がいたからお嫁に来ても寂しくなかったよ?」
「なんて嬉しいことを言ってくれるんだ……!!」
あらら。どんどん2人の世界に入っていってます……
お察しかと思いますが、私の両親は“運命のつがい”同士なのです。ちなみに父がαで母がΩなのですが……口調で分かるように、どちらも男です。
「あの、お父様、お母様……私の話が終わってから寝室で続きをお願いしますわ」
両親は軽くキスを始めていたので、おっ始める前に中断させていただきます。
「すまないな……」「ごめんね」
2人がテレテレと恥ずかしげに私に向き直ったので、話を進めた。
「相手は男性のΩだったのですが……『つがいなんて要らない』と言われまして」
「雅、相手の名前は?人脈を通して圧力をかけよう」
「だ、ダメです!!」
パワハラ、ダメ、ぜったいってやつです!お母様もウンウンじゃありません!
「ちゃんと私を好きになってもらいたいので頑張りますっていう報告です」
先に口を開いたのは母だった。
「その心意気、いいと思うよ。『要らない』って言ってても、カワイイ女の子から言い寄られてるんなら満更でもないでしょ」
「そうだな。雅、父さんと母さんは応援してるからな!圧力かける時はいつでも言っておくれ。」
「ありがとうございます!……かけませんけどね」
こんな感じで両親に報告を済ませた私は、自分の部屋に戻った。
机に向かって予習をしようと教科書を開いたものの、先輩の笑顔が頭から離れなくて全然集中出来ない。
コンコン
「お嬢様、浴室の準備が整いました」
「はい、今行きます」
家付きメイド(これでも一応お嬢様なのです)に声をかけられ、良い気分転換になるだろうと入浴の準備を整えた。
(あ、そうだ)
棚の奥に仕舞ったままだった袋を取り出した。これは去年の誕生日に友人(取り巻き?)の1人からもらったもので、入浴剤やボディクリームが入っている。
(少しでも先輩に可愛く見られたいな……なんてね)
フローラルの香りがする入浴剤を手に取り、浴室へ向かった。
「ハァ……ハァ……ハァ…………」
永冨雅を写真部に送り届けた後、未完成のキャンバスを手に取って大急ぎで家に戻ってきた。
平屋一戸建てのボロいこの家で、俺と母の2人暮らしだ。
随分前に抑制剤は飲んだが、全く効く感じがしない。
…………全部アイツのせいだ。
あの強烈な香りに、自分の“雌”の部分が顔を出す。
いつも発情の時に使う薬だが、こんなに効かないのは初めてだ。
制服のブレザーとスラックスをハンガーにかけ、朝からずっと出しっぱなしだった布団に寝転んだ。
枕からは、嗅ぎなれた自分の匂いと、少しの絵の具の匂い。
(今日中に1枚仕上げようと思ってたけど、無理だな……)
ボクサーパンツの中に手を差し込み、既に反り勃った逸物(スラックスを脱ぐまでは我慢していた)を取り出した。
「はっ……んっんっ……」
とりあえず1回出してしまおうと、箱からティッシュを2枚取り出し、手の速度を速めた。
「ぅあっ……」
ビュルルッと白濁が吐き出された。
ティッシュで全て受け止め、丸めてゴミ箱に捨てた。
一度は落ち着いたものの、再びソレは主張し始めた。
「くそっ……」
亀頭の先を爪で細かく刺激を送りながら、竿をしごく。
「ふっ……ぅんっ……」
彼女の小さな口に先が収まっている。
拙いながらも俺の快感を引き摺り出そうと一生懸命舐めて……
「せんぱい……きもちいですか?」
「んっんっぁ……みやび……みやび……みやび……っっ~~~~!!」
再び白濁を吐き出した。
ーーーーー俺は自己嫌悪に苛まれた。
「俺は、つがいなんて要らない……はずだ」
ティッシュで手を拭き、再びゴミ箱に捨てた。
欲を吐き出したことで少し薬がまわって来たのか、火照った身体も落ち着いてきた。
再燃しないように気をつけているが、やはりアイツの顔ばかりが浮かんでどうしようもない。
「…………チッ」
小さく舌打ちして、着替えを持って浴室へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
BL書きたい衝動が起こったら雅の父母の馴れ初め書こうと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーー
帰宅して夕食を取り、両親にカメラのカタログを見せると「好きな物を選びなさい」と返された。
どれが良いのか分からなかったので、初心者にオススメと謳われているキャ〇ンのよく見る型を選んだ。
「お父様、お母様……もうひとつお話があるのですが」
「座った方がいいかな?」
父に促され、リビングルームの机を挟んだ2つのソファに両親、私がそれぞれ座った。
「今日、つがいを見つけた「「本当か(に)!?」」
予想はしていたが、やはり被せて食い付いてきた。
「とうとう雅にもつがいが出来たかぁ……少し寂しいなぁ」
「そうだね……でも幸せならいいんじゃない?僕は貴方がいたからお嫁に来ても寂しくなかったよ?」
「なんて嬉しいことを言ってくれるんだ……!!」
あらら。どんどん2人の世界に入っていってます……
お察しかと思いますが、私の両親は“運命のつがい”同士なのです。ちなみに父がαで母がΩなのですが……口調で分かるように、どちらも男です。
「あの、お父様、お母様……私の話が終わってから寝室で続きをお願いしますわ」
両親は軽くキスを始めていたので、おっ始める前に中断させていただきます。
「すまないな……」「ごめんね」
2人がテレテレと恥ずかしげに私に向き直ったので、話を進めた。
「相手は男性のΩだったのですが……『つがいなんて要らない』と言われまして」
「雅、相手の名前は?人脈を通して圧力をかけよう」
「だ、ダメです!!」
パワハラ、ダメ、ぜったいってやつです!お母様もウンウンじゃありません!
「ちゃんと私を好きになってもらいたいので頑張りますっていう報告です」
先に口を開いたのは母だった。
「その心意気、いいと思うよ。『要らない』って言ってても、カワイイ女の子から言い寄られてるんなら満更でもないでしょ」
「そうだな。雅、父さんと母さんは応援してるからな!圧力かける時はいつでも言っておくれ。」
「ありがとうございます!……かけませんけどね」
こんな感じで両親に報告を済ませた私は、自分の部屋に戻った。
机に向かって予習をしようと教科書を開いたものの、先輩の笑顔が頭から離れなくて全然集中出来ない。
コンコン
「お嬢様、浴室の準備が整いました」
「はい、今行きます」
家付きメイド(これでも一応お嬢様なのです)に声をかけられ、良い気分転換になるだろうと入浴の準備を整えた。
(あ、そうだ)
棚の奥に仕舞ったままだった袋を取り出した。これは去年の誕生日に友人(取り巻き?)の1人からもらったもので、入浴剤やボディクリームが入っている。
(少しでも先輩に可愛く見られたいな……なんてね)
フローラルの香りがする入浴剤を手に取り、浴室へ向かった。
「ハァ……ハァ……ハァ…………」
永冨雅を写真部に送り届けた後、未完成のキャンバスを手に取って大急ぎで家に戻ってきた。
平屋一戸建てのボロいこの家で、俺と母の2人暮らしだ。
随分前に抑制剤は飲んだが、全く効く感じがしない。
…………全部アイツのせいだ。
あの強烈な香りに、自分の“雌”の部分が顔を出す。
いつも発情の時に使う薬だが、こんなに効かないのは初めてだ。
制服のブレザーとスラックスをハンガーにかけ、朝からずっと出しっぱなしだった布団に寝転んだ。
枕からは、嗅ぎなれた自分の匂いと、少しの絵の具の匂い。
(今日中に1枚仕上げようと思ってたけど、無理だな……)
ボクサーパンツの中に手を差し込み、既に反り勃った逸物(スラックスを脱ぐまでは我慢していた)を取り出した。
「はっ……んっんっ……」
とりあえず1回出してしまおうと、箱からティッシュを2枚取り出し、手の速度を速めた。
「ぅあっ……」
ビュルルッと白濁が吐き出された。
ティッシュで全て受け止め、丸めてゴミ箱に捨てた。
一度は落ち着いたものの、再びソレは主張し始めた。
「くそっ……」
亀頭の先を爪で細かく刺激を送りながら、竿をしごく。
「ふっ……ぅんっ……」
彼女の小さな口に先が収まっている。
拙いながらも俺の快感を引き摺り出そうと一生懸命舐めて……
「せんぱい……きもちいですか?」
「んっんっぁ……みやび……みやび……みやび……っっ~~~~!!」
再び白濁を吐き出した。
ーーーーー俺は自己嫌悪に苛まれた。
「俺は、つがいなんて要らない……はずだ」
ティッシュで手を拭き、再びゴミ箱に捨てた。
欲を吐き出したことで少し薬がまわって来たのか、火照った身体も落ち着いてきた。
再燃しないように気をつけているが、やはりアイツの顔ばかりが浮かんでどうしようもない。
「…………チッ」
小さく舌打ちして、着替えを持って浴室へ向かった。
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BL書きたい衝動が起こったら雅の父母の馴れ初め書こうと思います。
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