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終章 攻略! 虹色の魔王

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 ラリクエの魅力を語らせれば俺の右に出る者はいない。
 そのくらいの自負はある。
 なにせ30周だ。全キャラによる全キャラ攻略を網羅したのだから。

 最初にプレイした主人公はレオン=アインホルン。
 パッケージでいちばん前に格好良く剣を構えてる金髪の貴公子。
 収まりの悪い癖毛に碧眼、すっと筋のとおった鼻に引き締まった金の眉。
 まさに絵に描いた王子様。ロールプレイに不足なしだ。
 強そうだしイケメンで文句のつけようがなく主人公。

 性別が選べるなら最初のプレイは同性だろ。
 そんで異性を攻略してくのが恋愛ゲームギャルゲーの王道だからな。

 最初の攻略対象をどう選ぶかも迷った。
 金髪縦ロールのお嬢様、ソフィア=クロフォードも捨て難い。
 小柄なで元気そうな紅髪の少女、ジャンヌ=ガルニエも惹かれる。
 でも俺が最初に攻略対象にしたのは清楚系の銀髪女子、九条 さくらだ。

 レオン=アインホルンと並んで描かれたその姿。
 腰まで伸ばした白銀プラチナの髪、優し気な眉、そして意思の強さ湛える瞳。
 雪のように白い肌がまるで人形を思わせるほどだ。
 この姿を見て目を留めないなどあり得ない。
 ラリクエ購入層の数割は彼女の見た目で購入を決めたんじゃなかろうか。

 その主人公の彼ら彼女らは物憂げな真剣な表情なのだ。
 恋愛ゲームなのに笑ってねぇんだぜ、こいつら。
 最初は恋愛要素あんのにデザイン間違ってんじゃねぇかと思った。

 でもプレイして理解した。
 鬱ゲーというわけじゃない。
 「虹色ルシファークエスト」だけあって濃密な世紀末な世界観があるからだ。
 世界滅亡を狙う魔王に立ち向かう彼らの想いがゲームを彩っていく。
 その紡がれる物語はまさに虹色を描くかのような見事なものなのだ。
 そのストーリーの結末を見るために頑張った記憶プレイ
 特にレオン=アインホルンの1周目は印象深く覚えていた。


 ◇


 俺の1周目のプレイは困難を極めた。

 まず処女プレイで俺が詰んだのが3年生のアトランティス迷宮攻略だった。
 セーブロードを繰り返しても合格基準である15階を突破できなかったからだ。
 攻撃力が高いはずのレオンのスキルでも敵に火力が通らない。
 パートナーのさくらは防御力が低くすぐに瀕死になる。
 おまけに回復手段が乏しい。
 拠点で持たされる魔力傷薬ポーションと道中で拾うそれだけ。
 気合で到達できたのは12階までだった。
 あとちょっとと思って無策に突っ込むと敵に囲まれてジ・エンド。
 あまりの難度にコントローラーを投げた。

 2度目のやり直しプレイはもっと慎重になった。
 前半の恋愛AVGパートで基礎訓練ができるようになってからステータス上げに没頭した。
 そして部活でスキルレベルも上げて戦闘力を意識した育成を行った。
 もはやRPGだ、恋愛要素は最低限。
 前回の2倍くらいはステータスを上げてリベンジを挑んだアトランティス。
 だが俺はこの攻略も失敗した。
 このときは10階と前回よりも悪い結果だった。

 何故か。
 それは「キズナ=システム」の恩恵を十分に受けられなかったから。
 処女プレイ時は恋愛ゲームとして親愛値、愛情値を上げまくった。
 そのぶん能力値が低かったけれどキズナ=システムの恩恵を受けられた。
 だが2回目は訓練ばかりやってしまったのだ。
 結果として1度目よりも総合能力値が低くなりこのような結果となってしまった。
 俺はそこでラリクエの恋愛要素の意味を悟った。
 単に選択肢だけで進んでクリアできる恋愛AVGではないのだと。

 3度目はさすがに反省を生かした。
 恋愛AVG部分は特に好感度の上がるところを重点的に意識する。
 基礎訓練もスキルレベル向上も空いた時間でとにかくやりまくった。
 1度目と2度目の折衷案を取ったのだ。

 親愛値が高くなると連携がよく発生する。
 そして連携を起こすたびに親愛値が少し上昇するのだから利用しない手はない。
 戦闘時のレオンとさくらの掛け合いを何度聞いたことだろう。
 「頼むぞさくら!」「援護します!」
 「隙ありです!」「良いぞ貰った!」
 2度目よりもはるかに高ダメージを叩き出すふたりは無事に15階を突破した。

 高天原学園を卒業した主人公たちは軍属となり世界戦線で闘うことになる。
 ところが彼らが戦線に配属される前に魔王が動き出し、世界中が魔物の侵攻で大混乱に陥る。
 混乱の中、主人公たちは世界政府が立案する特攻作戦『アメノムラクモ』に組み込まれていく。
 「人類最高峰の戦力として期待している」との訓示を受けて。

 やがて主人公たちはムー大陸へと上陸する。
 アトランティスの比ではないほどの苛烈な敵の攻撃。
 相変わらず回復手段の乏しい道中。
 これまで以上に困難なRPGパートが待っていた。

 パートナー以外の4人の主人公たちも活躍してくれる。
 主人公であるレオンとさくらを奥に進ませるために闘ってくれたのだ。
 「ここは俺に任せて先に行け!」的な展開だ。
 ベタながらもゲームの難度もあって真剣味が違った。

 涙の別れを経て行くぞと思っていたところでまたしても俺は詰んだ。
 敵の攻撃が理不尽すぎたのだ。
 物理攻撃だけじゃなく、火や水といった属性攻撃も多用してくるようになる。
 属性攻撃は魔法と防具で防ぐしかない。
 でも威力を軽減させる魔法は対立属性と限られているし魔力を消耗する。
 ボス戦以外で使っていたらすぐに魔力が尽きたのでロード案件となった。

 何とか節約して進めると敵はさらに状態異常まで多用してくるようになる。
 行動不能スタンや混乱、毒、麻痺、魅了。
 これらは運次第ながらも状態回復アイテムを使用できれば誤魔化せた。
 だが特に酷いのは即死だった。
 攻撃を喰らった瞬間に画面が真っ赤になって死亡、だ。
 何が起こったのかわからない理不尽な死に方で思わずコントローラーを投げた。
 防具で属性攻撃や状態異常対策をしないと話にならないという結論を得た。

 屈辱の4度目のプレイ。
 ここまで来ると意地もあった。
 それに彼らの物語の結末を何としても見たいと思っていた。
 3周目と同じく能力上げに加え今度はアイテム集めにも走った。
 2年生以降に出雲とか恐山のダンジョンに潜ってアーティファクトを集める。
 それを学園の解析室にいるエリア博士に持ち込み装備を整える。
 属性攻撃を軽減させる防具。
 状態異常を防ぐアクセサリ。
 限界だと思うくらい効率化して親愛値や愛情値、能力、スキル、装備を整えた。

 そうしてふたたびムー大陸へ挑む。
 魔王の居所までは荒れ地が続く。その先はクレーター状の地。
 すり鉢状の土地を降りて地獄の底へ向かうように進む。
 今度は何とか魔王まで辿りついた。
 このゲームの理不尽なところは魔王の手前で回復できないことだった。
 いや、そもそも敵地の中で回復できるゲームがおかしいんだけどさ。

 回復をケチって戦闘へ突入した。
 魔王の小手調べ、初手の全体攻撃で全滅して唖然とした。
 即ロードしてしっかり回復して臨み、ようやくまともな闘いとなった。

 多少の苦戦はしたが魔王戦は初回でクリアできた。
 道中の苦労に比べて楽に倒せたように記憶している。
 ここまでの用意周到な、慎重なプレイのお陰だと俺は理解していた。

 魔王を倒すとあとは読むだけのストーリーとなる。
 崩壊するムー大陸から脱出する主人公たち。
 倒したはずの魔王の残留思念が彼らの行く手を阻む。
 「貴様らも道連れだ!」
 そう言って津波のような黒いオーラで主人公たちを包み込む。
 そのオーラは魔王から発せられたの負の感情。
 ネガティブな感情に包まれ行動不能になっていく主人公たち。
 このままでは崩壊に巻き込まれて死んでしまう。
 あわや魔王の思い通りになるのかというところで主人公とパートナーが立ち上がった。
 「「俺たちは/私たちは屈しない、皆で生きるんだ!」」
 そう叫んで皆の手を掴み全員で無事にムー大陸からの脱出を果たすのだ――


 ◇


 ああ、今となっては懐かしい1周目。
 苦労して魔王を倒してエンディングを迎えて、パートナーから貰う言葉。
 桜吹雪の中でさくらは真剣な表情をして言のだ。

 「わたしはもう、あなたなしではいられない」

 その言葉に応えるよう腕を広げたレオンに彼女は飛び込む。

 「あなたを愛しています。その少し撥ねた髪も、その空色の瞳も、ぜんぶ、ぜんぶ!」

 ゲームにかけるにしては尋常ではない苦労の末、最初に見たエンディング。
 セリフだけ見ればありがちで単純な言葉。だからこそ俺は涙した。
 主人公がする苦労をプレイヤーが追体験したといえるほど共感したからだろうか。
 あの苦労はその価値を増大させるためのメーカーの策略ではないか。
 そう思えるほどに強烈に、彼女の、さくらの想いが俺に突き刺さった。

 それは俺がラリクエを好きになった瞬間だった。


 ・・・
 ・・・・・・
 ・・・・・・・・・

 真っ暗な闇の中。
 光も差し込まぬ、平衡感覚さえ狂うような空間に俺はいた。
 いつぞやのシミュレーターのように俺の姿と彼女の姿だけは見えていた。


 ――とても頑張ったんですね――


 そりゃそうだろ。何十時間かかったと思ってんだよ。
 寝る間も惜しんでやったんだぜ。


 ――感動できる物語って素敵です!――


 ああ、俺も良い歳して泣いたくらいだしな。
 ほんとに良い物語だと思うよ。
 今でもあれがシミュレーターかよって思うくらいだし。
 魔法だか権能だか知らねぇけど、不可思議な力だよな、まったく。

 ま、そのおかげで二次元バーチャルのはずだったあいつらと会話できたのは嬉しいよ。
 相当に入れ込んだアイドルに会えたって感じだな。


 ――ふふ、少しでも喜んでもらえて良かったです。それで、エンディングまでの道程は再現できそうですか?――


 う~ん・・・俺の知ってる攻略の再現は無理じゃねえの?
 装備はともかく能力値とかスキルとか確認できねぇし。
 第一、キズナ=システムがねぇんじゃ再現って話以前の問題だろ。


 ――討伐記録などは学園データベースでわかります。汎用能力や固有能力もです――


 なるほどね。そんなら強さの目安くらいはつけられるか。
 装備も今回の遠征で得たもんがある。
 問題はキズナ=システムぶんの能力上昇だな。


 ――共感エンパシーを使えば大丈夫みたいですよ――


 共鳴レゾナンスねえ?
 シミュレーターでは再現できなかったからキズナ=システムにしたんだっけ。
 それには主人公連中がお互いに絡んでねぇと駄目だろ。
 ある程度、仲が良いのは知ってんだけど誰がどこまで進んでるかなんてわからねぇ。

 ゲームでの最終決戦は卒業後だからそれと比較して2年以上短いんだぜ?
 十分に絆が出来てるなんて思えねぇよ。
 それにあいつら俺にばっか構って来やがるしよ。


 ――相手は貴方でも良いらしいです。むしろ貴方のほうが良い・・・――


 馬鹿言うなよ。
 何のためにここまで共鳴しないよう苦労したんだっての。
 俺が無能じゃ戦力低下だって。


 ――自己評価を下げるのは実際にやってみてからにしてください――


 んな無責任なことできるかっての!
 俺は帰っちまうんだから相手の気持ちを弄ぶようなもんだろ。
 結婚詐欺みたいなことできるか!
 共鳴したらそのぶんのAR値は取り消せねぇっての知ってんだろ?


 ――母体マザーを確実に倒してから帰るんですよね? 手段を択ばないほうが良いです――


 ・・・乗りかかった舟だ、倒すことには協力する。
 でも手段は選ぶぞ。
 人の生き死には勿論、後腐れのないようにしてえんだよ。


 ――・・・そのわりにあの人と情事を結んでますよね?――


 ぐっ・・・彼女は成り行きっつーか・・・うん。
 あんときはここがゲーム世界の幻想だって思い込んでたんだよ。
 もしゲームと同じならモブの彼女と関わっても影響ねえじゃん?


 ――その理屈ならストーリーから外れた主人公の方々とも情事を結べたのでは?――


 だからぁ、そんときはキズナ=システムがあると思ってたんだって!
 ・・・彼女の件は俺の不徳の致すところだ、責任は取る。
 土下座でもなんでもしてわかってもらうよ。


 ――はぁ、わかりました。でもわたしも泣き喚くくらいはしたいんですよ?――


 ああもう、ごめん、ほんと悪かったって。
 これまでどうしても隠さざるを得なかったんだよ。
 ぜんぶ事情を知ってると協力なんてしてもらえねぇだろ?


 ――な~んて冗談です。わかっています、貴方も被害者ですもんね――


 ・・・うん、まぁ。
 でも俺は帰る手段があんだ、俺的には目的は達したんだよ。
 ここからはおまけだ。エキストラステージみたいなもん。


 ――ふふ、そのくらい余裕があったほうが上手くいきそうです――


 だろ?
 できることはやっからよ、色々助けてくれよ。


 ――そのつもりです。でも覚醒時はキャパシティが足りませんから・・・――


 あ~、やっぱ制限があんのか。
 え? もしかしてこうやって一緒に意識を飛ばしてねぇと交信できねぇの?


 ――えっと・・・原理は共感エンパシーと同じです。くっついて魔力交換をすれば良いです――


 ・・・ああ、うん。
 やり方は理解した。
 お前からアクセスしてくれるとはいえ触れ合いが必須になんのか。
 要するに一緒に寝れば良いんだな?
 ちなみによ、小鳥遊さんはそのことを理解してんの?


 ――私の持ってる情報を伝えてはいますけど、覚えていてくれるかどうか・・・――


 え?
 おい、ちょっと待て。
 それって俺から「一緒に寝ようぜ」って誘えってこと?
 できるかそんなこと!
 絶対に勘違いされんだろ!!


 ――あはは、大丈夫ですよ! 応えてくれますって。だって貴方のことを大好きなんですから――


 アホ! アイギス、お前やっぱり何もわかってねぇだろ!?
 中途半端に知識だけ乗っ取りやがってよ。
 そうやって笑えるってことは感情も理解してんだろ?
 なら恋愛的な情緒も理解してくれよ。


 ――あ、そろそろ目が覚めるみたいです。ここまでですね――


 お、ちょ、おま、待てって!?
 どうすんだよ!
 これじゃ小鳥遊さんまで騙すことになんじゃねえかよ!?


 ――脱出までのことはお話したとおりです。頑張ってください――


 それはわかってるけどよ、そうじゃなくて!
 くそっ! 何も問題は解決してねぇじゃねえかよ!


 ――ふふ、貴方の言う『問題』がそれだけなら良いですね。それでは・・・――


 こら! まだ終わってねえ!!
 こんなんどうしろってんだよ!?
 ああ、もう・・・!!


 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・
 ・・・


「――! ――――!! ――、武!! しっかりしろ!」

「・・・んあ?」


 激しく揺さぶられて意識が戻される。
 もうちょっと寝たいと不機嫌な声が出てしまった。


「武、気付いたか!? 俺だ、わかるか?」

「・・・レオンか、どうした?」

「どうしたも何も、気を失っていたお前と彼女を見つけたんだ!」

「・・・え!?」


 細かく地面が揺れていた。
 あちらこちらで魔物の叫び声や、ばちばちという魔力同士が拮抗する音が聞こえて来る。
 まるで戦場だ。こんなところで寝ていたのか、俺は。
 そんな状況とは相反するようなゆったりした夢を見ていた気がするのに。

 俺は身体を起こした。
 冷たい地面に寝かされていたせいか背中がヒヤリとした。
 右手に違和感があると思ったら小鳥遊さんの手を握っていた。


「ん・・・あ、あれ?」

「美晴! 気が付いたか!」

「大丈夫か、小鳥遊さん?」

「あ、え、先輩、レオンさん。ここは・・・?」


 同時に小鳥遊さんも目覚めたようだ。
 良かった、互いに無事みたい。
 それに安堵した俺は周囲を見渡した。

 後ろにある火山は何だか噴火しそうなほど煙を吐き出している。
 ずっと謎の地鳴りが続いていた。これ、ほんとに噴火すんじゃね?
 ぞっとして慌てると周囲に魔物がうろついているのに気付いた。


「ここはアトランティスの地上だ。どういうわけか皆が地表に移動したようだ」


 レオンは俺たちに「向こうへ行け、本部がある」と最低限のことを伝えると具現化してあった王剣カリバーンを構えた。
 その剣を大きく一振りすると、こちらへ飛びかかって来たハウンドウルフが声もなく分割された。


「お前たちはこのまま本部へ進め」

「すまねぇ、ずっと守ってくれてたんだな。助かった!」

「レオンさん、ありがとうございます!」

「礼は良い、早く行け!」


 レオンは俺たちが立ち上がったのを見届けると魔物がうろついているほうへ駆け出した。
 見れば数人が大型の魔物を相手に闘っている。
 それを援護するつもりのようだ。


「レオン! 先に行くぞ!」

「ああ。美晴を頼んだ!」


 俺は小鳥遊さんの手を取って駆け出した。
 彼女は驚いた様子だったけれど、大人しく俺に引かれてくれた。

 この大陸へ来たときには地表に魔物なんていなかった。
 どうにかなってしまっているこの状況。
 もはや引き返せないところまで来てしまっていた。

 アイギスの道具に、思いどおりになってやるものかという天邪鬼な気持ちと。
 彼ら彼女らを救ってやりたいという想いと。
 相反する感情を整理できないまま、俺はただ前へと走った。

 今はとにかく安全な場所へ。

 鳴り止まぬ地鳴りがずずずという低い音を不気味に響かせていた。





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