誰得☆ラリクエ! 俺を攻略するんじゃねぇ!? ~麗しの桜坂中学校編~

たねありけ

文字の大きさ
2 / 62
プロローグ

002

しおりを挟む
 とにかく情報を集める・・・というかこの世界の常識を集める。
 高天原学園は全寮制だからゲームでは殆どが学園の中。
 外の世界の描写ってあんましなくて、会話の端で想像するしかなかった。
 何より今はSF世界に浸れるのが楽しみ・・・!
 そんなわけで俺は部屋から出た。
 やっぱり寮だったようで、幾つか部屋があって、トイレや食堂、風呂といった共同施設もある。
 下宿として選んだんだろうな、この世界の俺。
 雰囲気が学校の合宿所みたいだ。


「お、京極くん。お出かけかい?」


 寮の管理人っぽいおばちゃんだ。


「はい、学校が始まったら勉強ばかりですから。今日くらいは散歩に行こうかなーって」

「はっはっは。若いのに真面目なこと言って。早く老けちまうよ!」


 中身は四十路なんですがね・・・。
 おばちゃんに手を振って外に出た。

 おお・・・! 日本とは思えない。
 まず電信柱がねぇ。
 道路のアスファルトは現代と同じだけどそのへんの壁材がコンクリっぽくない。
 技術革新で色々変わってるんだな・・・。こういうのって開発陣が考えた設定なのかな。
 そして空を飛び交う車っぽいもの。
 やばい・・・空飛ぶ車だよ・・・!!
 テンション上がるわ・・・! どうやって飛んでるんだよ!?
 そのまま道を歩くと大きな川に突き当たった。
 街路樹が綺麗に整備されていて、土手に登ると来た道が一望できる。
 土手の反対側に学校が見える。
 きっとあれが桜坂中学。
 小高い丘の上にあって、ああやって桜が咲き乱れてるから「桜坂」なんだろうな。
 いい景色だよ。癒やしだ。何かあったらこっから眺めよう。
 ほんと、嫁の雪子や息子の剛、娘の楓に会うためにも戻らねぇと。
 こっちで過ぎる時間がリアルに戻ったときに影響しなきゃ良いんだけどな。


 ◇


 しばらく魅入ってしまった。
 土手を見れば、マラソンしたり散歩したりする人が行き交う。
 服の生地が綿とか麻じゃなくて、なんかよく分からん生地だけど。
 俺が着てるのもそうだから、浮いてはないよな。
 さっきのおばちゃんで言葉が通じるのは確認できたし。
 この日本の公用語が世界語だったらどうしようかと思ったぜ・・・。
 さて、生活するうえで必要なことだけは知っておこう。
 とりあえず店に行けば日常的に使うもんを確認できるかな。
 あそこに見える鳳凰っぽい赤い絵柄の看板の店に行ってみよう。
 店の名前は「フェニックス」。
 不死鳥じゃん。ファンタジックなネーミングですね。
 自動ドアをくぐって中に入ると電子音声?で「いらっしゃいませー」と鳴り響く。
 よし、中を回ってみよう。

 ・・・結論。
 日常生活の用品はあんまり変わってない。
 なんかプラスチックは別の素材に置き換わってるけど、用途や形は知っている物が多かった。
 それに食器だとか食材だとかはリアルと同じ。
 開発陣がそこまで想像できなかったと見た。
 そりゃね、いくら未来だからって食い物まで違ったら、出てきても美味いかどうか分からねぇじゃん?
 きっとそういうことだ。そう納得しよう! 俺も知らねぇもん食いたくねぇし。
 ところで店に入って気付いたけど、俺は自由に使える金を持っているんだろうか。
 通貨は円のままだった。まぁ日本だしな、このへんは。
 そいや、レジの精算方法が面白いんだぜ?
 買い物かごを持って空港のセキュリティゲートみたいな門を潜ると、その先の機械に合計額が出る。
 その端末にカードっぽいものをかざすと決済完了。
 この辺は未来感。うん、興味深い。
 そういえば学費や寮費は親が振り込んでくれてるんだろうけど日常的なお金はどうすんだろう。
 生きていく分には寮の食事で済むんだろけど、さすがに無一文ってことは無いよな。
 あのレジでかざしてるカード、もしかして机の引き出しにあったあのカードかな?
 次に来たときに試してみよう。あ、自販機でも同じ買い方をしてる。
 そうか、自販機なら間違ってても怪しくない。先にこっちで試してみよう。
 ・・・純ファンタジーなら転生者は通りすがる人にお金とか決済方法を聞くじゃん?
 でも曲がりなりにもここ日本。
 んなことを中学生が聞いたら病院か警察か、とにかく通報案件よ。
 目立つの愚策! 常識調査は慎重にいこう。


 ◇


 散歩もそこそこに寮に戻ってきた。
 ふぅ、さすがに疲れた。アタマが混乱してる状況で頑張り過ぎたな。
 脳みその情報処理が追いついてないぜ・・・。
 ベッドに寝そべる。うーー! 伸びが気持ちいい。
 時刻は18時。眠いけど食事の時間だ。食堂へ行こう。
 寮のおばちゃんに聞いた限り、風呂は食事の後だ。
 よし、ノートにやることを整理しておこう。
 ノートノート・・・くそ、電子ノートしかねぇ!
 良いんだけどさ・・・なんか馴染まねぇ。
 やっぱ鉛筆と大学ノートだろ。
 店で見かけたから、テクノロジーが進んでも廃止されてるわけじゃないんだよな。
 よし、食後に腹ごなしついでに買いに行こう。
 まずは夕食だ。
 食堂に行くとテーブルの上に食事が乗ったトレイが並べてある。
 どうやら俺が一番乗りだ。
 ひとり1トレイっぽい。まぁ端っこに座っとこう。


「おばちゃん、いただきます」

「あいよ、いっぱい食べてね」


 挨拶もそこそこに食べる。白米に味噌汁、焼き魚。和食だね。
 食べてると何人か入ってきた。
 ん? 女子もいるんだな。男子寮かと思った。
 皆、中学生っぽい。中学生の寮なのか。
 若いから男女で寮を分けるほどでもないのかな?
 その辺の性差とかモラルがどう変わったのかよく分からん。
 ・・・待て。そういえば。
 そもそもこの世界って重婚オッケーじゃなかったっけ。
 魔王が襲来した惨劇のせいで人口減少に拍車がかかるからって、とにかく産めや増やせやになってたはず。
 それに・・・BLとか百合もあるからな。LGBTが許容されててもおかしくねぇ。
 仲良く話してる野郎たちの様子を見てると、なんか机の下で手を繋いでるやつもいる。
 ・・・おい。いきなりBL遭遇かよ。
 同性じゃ子供増えねぇだろ。
 俺の貞操観念が崩壊するぞ。
 俺はラリクエでラリるくらいにはLGBTに理解あるしちょっとは萌える。
 じゃないと全ルート無理だかんね!
 けど生身でってなると話は違う。想像≠生身、OK?
 まぁ自分の身に何かあったら真面目に考えればいいか・・・。


「相席、良いでしょうか」

「うん、どうぞ」


 いつの間にか混雑してきたので、俺の前の席に誰かが来た。
 考え事をしてて生返事だった。
 席に座った相手が誰だと目を上げてから息を呑んだ。
 銀髪だ。肌も白い。眉や睫毛も銀色だからやたら目立つ。
 それ以上に目鼻立ちのバランスがやばい。絹のような白さなのに和風美人だ。
 これは芸能人って言っても不思議じゃない。
 でも黒髪の日本人に混じると浮く。
 日本人離れしたその姿に目を奪われる。
 この白さ、白人でもこんなじゃないぞ。アルビノってやつか?
 そんな俺の怪訝な視線をものとせずその人は会釈してきた。
 こっちも会釈する。
 あ・・・この顔。なんか知ってる気がする。
 名前を聞いてみるか。


「なぁ」

「はい?」

「俺は京極ってんだ。名前聞いても良いか?」

「はい。わたし、九条と申します」

「九条さんね。同じ寮だし、よろしくな」

「はい、こちらこそ。京極さん」


 やっぱりだよ、こいつ女主人公の一人じゃん!
 笑顔が可愛い・・・。思わず見惚れてしまう。
 でもゲーム開始3年前だかんね、全体的に幼い。
 出るとこ未だ出てないし。おっとセクハラ。
 彼女は九条 さくら。日本人と米国人のハーフでアルビノって設定だったはず。
 ほら、食後にアルビノの薬(日焼けとかで不調にならなくするやつだっけ)を飲んでるから間違いない。
 まさかの同じ寮。主人公連中に絡もうと思ってる俺にとっては僥倖だ。


「あの・・・」

「え?」


 やべ! 見すぎた。不審に思われたか。


「どうしました?」


 こてん、と顔を傾げる姿も可愛い・・・やばい惚れる。さすがヒロイン。


「え、いやー可愛いなーって・・・ハハハ」


 慌てすぎて声が掠れてんぞ俺。不審者すぎる。


「え!?」

「ごめん! つい見惚れちゃった! お先に!!」


 慌てて席を立って食器を返し、部屋に戻った。
 おいおいおい、いきなり主人公と遭遇かよ。まだ心臓がバクバクいってる。
 落ち着け落ち着け。・・・なんか昨日からこればっかだな。
 ・・・ふぅ、落ち着いた。
 あぶねぇ、主人公やサブキャラに遭遇したときの行動指針をまだ立ててねぇんだよ。
 高天原に入学してからのつもりだったからな。
 ええと・・・どうすっか。
 こういった情報をまとめるのにノートだった。だから買い物に行くんじゃねぇか。
 風呂は19時から21時までの間に入れば良いからまだ時間はある。
 よし、買い物に出よう。


 ◇


 例のIDカードを持って外に出る。
 この道の先に・・・自販機あった。
 よく分からんけどスポーツドリンクっぽいのを選ぶ。
 カードをかざす場所が光るのでカードをかざす。
 ピッ ガシャン
 よし、合ってた。
 残額表示:97,800円
 なるほど、200円だったから手持ちは約10万円だったのか。
 物価がそんなに変わらなくて良かった。桁が違ったら理解が追い付かん。
 それにお金の使い方も考えておかないとな・・・。
 ともかく不死鳥の店、フェニックスにノートと鉛筆を買いに行く。
 商品持ってレジゲートを通過して、ピッとかざして終了。残額95,000円也。
 ノートと鉛筆高ぇよ・・・アナログ筆記具が希少品になってんのかもな。
 とにかく目的は達成したので寮に戻ろう。

 部屋に戻ったら忘れないうちに風呂に入っておく。
 さっぱりして部屋に戻る。よし、明日の入学式までのフリータイムだ。

 よし、改めて整理していこう。
 ノートに「攻略ノート」とタイトルをつける。
 なんか小学生のゲーム攻略ノートみたいだな・・・みたいじゃなくてそのものだ、仕方ねぇ。
 手に馴染んだ鉛筆を使って書き込んでいく。
 何となくさ、電子デバイスに記録してたらハッキングとかで人に見られそうじゃん?
 こういった物理的なものに書いておくほうが安心できる。
 ほら、銀行が信用できなくて現金を床下の地面に壺に入れて保管するようなやつ。
 ・・・あれ? 盗まれるやつじゃね?

 気を取り直して最終目的を記入。

 目的:魔王を倒して世界を滅亡から救うこと


「ぶはっ・・・!!」


 くくく、面白すぎる!
 やべえよ、こんなこと真面目にノートに書いてる四十路、やべえよ!
 なんか小学生が遠足のしおりに書く目的みたいになっちまった。
 でも仕方ねぇ、目的と目標を区別してブレークダウンしていくのは基本!
 生きるためだ! 腹をくくって整理するぞ!
 中学生のうちの目標は・・・高天原学園に入学すること。
 高天原学園に入学するには成績を良好にしてAR値を30以上にすること。
 ・・・できるんだよな。 できてくれよ?
 そんで、高天原学園に入学した後は・・・
 主人公たちと交流して信頼を得る。
 そんでもって魔王を倒しに行く集団についてって、魔王を倒す。
 うん、ここからブレークダウンしよう。

 まず、成績良好から。
 数学と歴史はいいとして、科学と世界語だよな。
 英語みたいに単語や文法覚えて、さらに話すんだよな・・・たぶん、高天原だと世界語で授業だ。
 最優先は世界語だ。次に科学。
 AR値は置いておいて、身体能力ってどうなんだ?
 ゲームでは基礎訓練って言って走ったり筋トレしてたけど・・・。
 能力値も訓練すれば上がってたから、具現化のスキル頼りじゃなくて、身体も鍛えたほうがいいな。
 よし、日常的にマラソンとか筋トレもしよう。
 中学時代はこれでいこう。

 それから高天原も含めた主人公たちとの絡みだ。
 ラリクエは最後のほうで「キズナ・システム」というアーティファクトを使うようになる。
 名前で推せるよう、こいつは主人公たちの信頼や愛情の深さによって能力を割合増加させる道具だ。
 だからパートナーと絆を深めておけばおくほど戦いが楽になる。
 問題は俺が主人公ではないということだ。
 戦闘難度が高いゲームだからな、俺の能力が低い場合、仮に主人公とパートナーになっても全体として戦力ダウンする。
 つまり・・・詰む可能性がある。
 だから主人公は主人公同士で仲良くなってもらったほうがいい。
 信頼はある程度得れば良いとして、必要以上に親密になると他の主人公と絡んでもらえなくなる。
 少なくとも俺の具現化能力を確かめるまでは親密になり過ぎないようにしよう。
 取り急ぎ、こんなところだな。
 ふぁ、いいかげん疲れた。
 脳みそ限界。目覚ましをセットして寝よう・・・。
 明日は入学式だ。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~

喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。 音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、 幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。 魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。 そして再び出会う幼馴染。 彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。 もういい。 密かにやってた支援も打ち切る。 俺以外にも魔道具職人はいるさ。 落ちぶれて行く追放したパーティ。 俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります

内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品] 冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた! 物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。 職人ギルドから追放された美少女ソフィア。 逃亡中の魔法使いノエル。 騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。 彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。 カクヨムにて完結済み。 ( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

処理中です...