前向き時々後ろ向き

江上蒼羽

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突然の入院②

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旦那を病室に残し、実家まで車を走らせた。

入院書類の連帯感保証人の欄に、生計を別にする人からサインして貰わないといけない為、実父に頭を下げに出向いたのだ。

父には入院が決まった時点で電話で伝えてあり、サインの件も快く了承して貰っていた。

実家に着いて父に「どんな感じだ?」と聞かれ、普通に答えようとしたのに、勝手に涙が出てきた。


「もしかしたら助からんかもしれない…」


更に嗚咽まで邪魔をして上手く説明出来なかった。

父は私の支離滅裂な説明を黙って聞いてくれ、私が差し出した病院の書類を受け取ると、静かにページを捲った。

書類の中には医師によって走り書きされた診断書も入っていて、父はそれをじっくり眺めてた。

元々口数の多い方じゃないし、気の利いた事を言えるような器用な人でもない父は「大事にしてやれ」とだけ言って、連帯保証人の欄にサインしてくれた。

親の前で泣きたくなかったのに、みっともなく泣いてしまい、情けなかった。



父に見送られ、学童保育まで下の娘を迎えに行った。

それからすぐに家に戻り、夕飯の支度をして洗濯を取り込み畳んだ。

夕方6時頃、上の娘が部活を終えて帰宅。

子供達に次の日の準備をさせ、義父に食事を出してから娘と3人で旦那のいる病院へと向かった。 

病室で寛いでいた旦那と対面した娘達はいつも以上に旦那にベッタリ。

そんな姿を見て何とも複雑だった。

僅かな時間の面会を終えて、エレベーターまで見送ってくれた旦那に手を振り帰路についた。

帰りの車中で上の娘が旦那を恋しがって号泣。

つられて私まで泣きそうになった。

旦那の急な入院は、早い段階で治療すれば治る可能性があるからなのか、それとも、もう手遅れで少しでも長く生きられるように迅速な治療が必要だからなのかは分からない。

けど、どうか前者であって欲しい。

旦那の入院を機に、アルファポリスにて闘病記を書く事を決めた。

自分の行き場のない負の感情を吐き出したいのと、闘病記を公開して人から読んで貰う事によって、もしかしたら良い情報が入ってくるかもしれないと考えたから。

間質性肺炎を克服したよ、とか、10年以上元気に過ごしてます、みたいなコメントが届いたらいいな……というのが狙い。

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