24 / 74
10月16日
しおりを挟む10月16日(水)
検査なし。
血圧、酸素数値異常なし。
これといった検査はなく、やる事は朝の薬服用のみで暇をもて余していた様子の旦那。
それに対して、今後の生活を考えてダブルワークを検討していた私。
とにかく早く働かなきゃ……と焦ってた。
合間を見てハローワークに寄ったり、タウン情報誌に載ってる求人をチェックしたり、ネットで探してみたり……と、職探しに勤しんでいた。
探してみると私の希望通りの職は結構ある。
・夜間のパチンコ屋の清掃
・土日のみの配達
・土日祝日のみホテルのベッドメイク
・早朝の新聞配達
いくつかリストアップして旦那に「どう?」と相談してみたものの……
夜間や早朝は、寒くなった時の路面凍結や眠気で事故を起こしたら困るから却下。
ホテルは仕事場までの距離が遠いから却下。
土日に家にいないのは子供達が可哀想だから却下。
見事に全部却下された。
とはいえ、私もめげないもんで、旦那が納得してくれるような仕事を懸命に探した。
で、これなら納得してくれるだろう……と確信した求人を旦那に提出。
ラブホテルのベッドメイクと清掃の仕事で、土曜の夜間のみの仕事。
家からそんなに離れていないし、子供達が寝ている間に仕事が出来、日曜は子供達と一緒にいられる。
夜間の仕事とあって、時給もかなり良い。
これなら文句はないだろう……と、すぐ面接希望を出す気で履歴書まで購入した。
なのに、旦那は首を縦には振らなかった。
夜間に子供達だけにするのは心配だとか、義父がいても頼りにならないからとか、色んな理由をつけられ却下。
何でだ?!と、やる気を挫かれて不貞腐れる私に旦那が強めの口調で説教を始めた。
旦那が小学3年生の頃、親が離婚して父親である義父に引き取られたものの、義父は飲みに出歩いてばかりで、旦那は夜に一人で家にいる事が多かったそう。
だから、自分が嫌だった事を子供達にはさせたくないという。
ただでさえ日頃から“疲れた”やら“しんどい”ばかり言っているのに、土日も働いたらもっと辛くなるんじゃないか、とか
難病の申請をしたんだから、医療費もそんなに掛からないだろうし、無理に仕事を増やす必要はないだろう………というのが旦那の意見。
半分怒りが込められた口調ながら、一応は私の体も心配してくれているらしい。
渋々、ダブルワークを諦めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
痩せたがりの姫言(ひめごと)
エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。
姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。
だから「姫言」と書いてひめごと。
別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。
語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる