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10月24日
しおりを挟む10月24日(木)
この日も検査なし。
毎日毎日暇過ぎてやる事がなく、感染症を防ぐ為に不要な徘徊も控えるよう言われているので、旦那は基本病室のベッドの上。
流石に筋力も低下しつつあり、力仕事で得た自慢の力こぶも萎れてきた。
叩くと硬かった胸筋も柔らかくなってきた事にショックを隠せないでいる旦那は、病室のベッドの上で筋トレを始めた。
100均で購入した握力を鍛えるハンドグリップ?というやつが大活躍している。
取り敢えず、最初は軽いので……と思い、15㎏のやつからスタートしたのだけれど、旦那には弱過ぎる模様。
もっと強いのが良いというので、次は25㎏のを買ってあげようと思う。
ハンドグリップの他に腕立てや片足立ち、腹筋を行っているそう。
足腰を鍛えたいというので、スクワットを勧めたら、膝を折る度に皿の部分がパキパキと音を立てるらしく、怖くなってすぐに止めたという。
骨が脆くなっているという事なのだろうか?
ちょっと頑張り過ぎたのか、軽く筋肉痛のような症状が出たらしい。
本人曰く、大して動いていないらしいのだが……
薬の所為で体が弱くなっているのだから、無理し過ぎないで貰いたい。
体を鍛えるのは良い事だと思うけど、今は普通の体じゃないという事を忘れないで欲しい。
旦那は生活の事があるから、早く復帰したくて焦っているのだろう。
とはいえ、無理は禁物。
今は体を大事にして欲しい。
改めて旦那を観察してみると、入院当初より痩せたなぁ……と思う。
計測していないからはっきりとは言えないけれど、ざっと見た感じ、5㎏は痩せたんじゃないかな、と。
ふくらはぎなんか私と細さがそう変わりないような感じで、女としてのプライドが若干傷付いた。
どうか、これ以上細くなりませんように……
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