前向き時々後ろ向き

江上蒼羽

文字の大きさ
63 / 74

11月24日

しおりを挟む



11月24日(日)


入院して約2ヶ月。

長い間入院していたのにも拘わらず、今になって病院の正面入り口付近に階段がある事に気付いた旦那。

1階から2階までしか繋がっていないけれど、絶好のトレーニング場所を発見し、大喜び。

早朝の誰もいない時間帯に上ったり下りたりを繰り返しているそうで、不審者感半端ない。

片道30段で、往復すると60段。

それを6往復したという。

1段1段の幅が狭いので、結構膝にくるんだとか。

息が切れるまで続けていたそうなので「無理するなって言われてんだろが!」と、厳重注意。

せっかく退院が見えているのに、また伸びたら最悪だ。

日頃のウォーキングと、階段の上り下りで脚の筋肉ははち切れんばかり。

何気なく隣に並んで脚の太さを比べたら、私より細くなっていた……

これには大変なショックを受け「私より細くなるなって言ったじゃん!」と叱責。

体重も80㎏を切り、現在79㎏。

入院当初より12㎏もお痩せになられた。

憤慨する私に対して、旦那はへらへら笑っていたのがまた悔しい。

あとは、腹回りを締めるだけと、意気込んでいた。



この日、家のオーブンレンジを使用していたら、何やらパキッと音がした。

中を見ると、オーブンレンジのフラットタイプになっている底面が割れていた。

普通に使用していただけなのに何故?とパニック。

すぐさま旦那に報告し、購入した店舗に修理依頼を出した。

分からないなりに手配をして、翌日出張修理に来て貰うようにしたのだけれど、調べてみると修理に2~3万は掛かるらしい。

夏に買ったばかりなので、保証はきくと思っていたのだけれど、底面の割れはどうも保証対象外のよう。

困っていると、病院にいる旦那が知り合いの町の電気屋さんにTELをしてくれ、見に来て貰うよう約束を取り付けてくれた。

ありがたい。

こういう時、自分で判断出来ない要領悪さと機転の鈍さが腹立たしい。

旦那の存在有りきな駄目な自分が情けない。

 
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

痩せたがりの姫言(ひめごと)

エフ=宝泉薫
青春
ヒロインは痩せ姫。 姫自身、あるいは周囲の人たちが密かな本音をつぶやきます。 だから「姫言」と書いてひめごと。 別サイト(カクヨム)で書いている「隠し部屋のシルフィーたち」もテイストが似ているので、混ぜることにしました。 語り手も、語られる対象も、作品ごとに異なります。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

おじさん、女子高生になる

一宮 沙耶
大衆娯楽
だれからも振り向いてもらえないおじさん。 それが女子高生に向けて若返っていく。 そして政治闘争に巻き込まれていく。 その結末は?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...