明楽日生

江上蒼羽

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2024.3/9

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女性しかいない職場で働いているのだけれど、改めて女は怖いな……を体感している。

前の職場も同じような物だったので、どこで働こうが色々とあるよね。

取り敢えず、自分はまだ入ったばかりの新人だから……という甘い考えは一切持たずに、足を引っ張らないよう頑張るのみ。

分からない事を聞けば親切に教えてくれる人もいれば、露骨に苛立たれて、自分がやった方が早い的なオーラを出しながら引ったくるように仕事を取ってスッと去る人もいる。

後者は見て盗めと言いたいのだろうが、だからといって私がやったやり方が気に食わないだの、分からなかったら聞けばいいのに……みたいな態度を取られたり影で言われたり。

色々と匙加減が難しい。

悔しいから早く1人前に仕事が出来るようになりたいと躍起になっているけれど、逆にそれが鼻につくようで、当たりが強くなったりする。

表面はニコニコしてる人でも、裏ではボロクソに誰かをこき下ろしてたりもして。

あぁ……人間関係って面倒臭い。

早くリタイヤしてのんびり暮らしたいと思っているものの、このご時世じゃ一生働かないといけなくなりそう。

世の中が変わる事をただ願うだけじゃ何も変わらないけど、自分に変えられる力がないのは明らかだから、ただただ日々を生きるだけ。

来世に希望を託すわ~なんて、ただの愚痴。

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