13 / 77
【第二章】乙女の誘惑
【第五話】乙女の真意(十六夜・談)
しおりを挟む
「——そう、ですか」
一連の話を私から聞き、紅茶の注がれたカップを傾けながらエレオスが言ったのはその一言だけだった。だが表情はとても神妙で、複雑な心境である事が見て取れる。エレオスはあまり感情を面に出さない女性の様だが、流石にこの一件はそうもいかなかったみたいだ。
「絞首刑の直前まで烈火の如く怒り狂って、このままでは怨霊にでもなりそうな勢いだったが、その辺は安心していい。フレサ令嬢という器が持ち合わせていた光魔法の魔力ですっかり浄化され、彼女の魂は自らの光で完全に消滅したからな」
フレサには、“アウローラ”からは『自業自得だな』以外に掛ける言葉の無い最後だった。
“私”が普段接している魂達みたいに、本当にフレサが現世からこの物語の世界にやって来た者だったのだとしたらこの一件で魂が完全消滅してしまった事になるので、彼女はもう輪廻転生が不可能になった事になる。それでも、やはり“私”からも『因果応報ですね』としか言いようが無いくらいの態度だったので、同情する気持ちすら湧いてこない。
「フレサ令嬢は…… 最後まで剣呑なお方だったのですね。報告、感謝致します」
ソーサーにカップを戻すと、エレオスが一礼する。そして少し迷いながらも「…… ところで、ルークス様のご様子は?」と私に訊いてきた。
「ルークスは…… 憔悴していて、最近はずっと床に就いたままだ。フレサに心酔していた者達の中でも、あの子は特に仲が良かったのだろうからな。王子の伴侶としては最も相応しい其方との婚約を破棄すると決めた程の気持ちだった分、この結果は受け入れ難いものだろう」
『フレサが熱望した事だったとはいえ、宴の席で断罪したせいかもしれない』
『私がフレサを殺したようなものなのでは?』
『本当は心優しい子なのに。きっと私のせいで心が壊れて、あんな言動を…… 』
そんな考えがぐるぐると駆け巡り、何の助け船も出せぬまま愛おしい者の絞首刑を止める事が出来なかった心の傷は、そう簡単には癒えないだろう。時薬に期待するか、それとも誰かに支えてもらう他には立ち直る術もあるまい。幸いにして弟はあの容姿だ。助けようと名乗り出る者も現れるだろう。もしかしたら、元婚約者であったエレオスが支えていく可能性だってあるかもしれない。
「ところで其方は、ルークスが改心するなら、再度弟と婚約する意志はあったりするのか?」
真剣な眼差しでそう訊くと、エレオスは迷い無く「いいえ」と即答した。
「双方の歳が同じで、王家に嫁ぐに丁度いい立場だからという理由だけで親同士が決めた婚約でしたから、未練など少しもありませんので」
そう言って、エレオスが珍しく『微笑み』と言うに相応しい笑みを浮かべている。彼女の様な考えに馴染みきれないせいか、本来は“十六夜”である“私”では、その考え方は理解し難いものだった。だけど貴族同士の婚約関係なんぞそんなものなのかとも思い、「そうか」と少し複雑な気持ちで答えると、彼女は言葉を続けた。
「…… それに、私の胸にはずっと、心に秘めたお方がおりましたから」と。
驚きに目を見張ったが、すぐに居住まいを正し、「そうだったのか?」と返す。
「はい」と答えたエレオスの瞳は完全に恋する乙女のものだった。
なんだ、そうか。既に居たのか。
彼女はこのまま逃してしまうには実に惜しい有能な人材である。だが想い人がいるのならばその心を優先するべきだろう。
立場上、私もいずれは誰かと結婚せねばならないだろうが、そもそも“私”では女性を娶ってもどう扱っていけばいいのかわからない。それはこの体の本来の持ち主である“アウローラ”であろうが同じ事だが、“私”がこの世界から抜けた後に頑張ってもらおう。
その辺を全て考慮すると、エレオスには想い人がいるという事実はこちらにとっても好都合な流れかもしれない。幸いにしてあの場でエレオスは『婚約の申し入れを受ける』とは言っていない。なので後日きちんと断られたと皆に伝えれば何とか出来そうだ。
王族からの申し出ではあったが、あれは状況が状況だった。
エレオスは公爵家の娘でもあるし表立って非難する者も多くはないだろう。
一人でそう考えていると、エレオスは意外な事を言い始めた。
「なので、喜んで王太子殿下からの婚約の申し出をお受けしたく、本日は馳せ参じました」
「…… ん?」
こちらが思考停止していると、彼女は可愛らしい表情を顔に浮かべ、熱っぽい眼差しで更に言葉を紡ぐ。
「ずっとずっとお慕い申し上げておりました、王太子殿下。たとえ義妹でもいい。家族になれるのならと、この想いは王家の墓場に入れるその日まで秘めたままでいるつもりだったのですが、あの日、あの様にして貴方様から婚約を申し込んで頂けた事をとても喜ばしく思っております」
頬をうっすらと染め、大きめの胸にそっと手を当てる。まるで喜びで高鳴ってしょうがない気持ちを落ち着けようとでもしているみたいだ。
「この僥倖が夢では終わらぬ様にと、もう既に父母には胸の内を明かしてありますので、今頃は国王陛下へも報告済みかと。私的には本日から妃教育の為にも慣例に倣って王城へ移り住み、婚約の儀の用意や結婚式の打ち合わせなどを早急に進めたいと思うのですが、王太子殿下はどのようにお考えで?」
「——ま!待ってくれ!」
ソファーから立ち上がり、両手でテーブルをバンッと叩いてしまった。重厚な造りをした天板に大きなヒビが入りってしまい、今にもテーブルは真っ二つに割れそうだ。エレオスが咄嗟に機転を利かせ、サッとカップを二客とも持ち上げてくれたおかげでそちらを割らずに済んだ事だけは幸いだった。
「あ…… すまない」
「問題ありませんわ」
大きな音に気が付き、侍女達が慌ててやって来る。片付けやテーブルの交換を手早く済ませると室内はまたすぐに二人っきりっぽくなった。
私を…… 慕っていた、だと?
私の中の“アウローラ”と前世の記憶が激しく動揺し、もうパニック状態だ。七つも下の、しかも弟の元婚約者が、長年ひっそりと惚れていた相手が自分だったという事実がどうしても受け止めきれない。
戦火で喪った“アウローラ”の元婚約者も、ルークスの場合と同じく、親同士の決めた相手だった。幼馴染でもあり共に武勇を鍛えてきたからか、相手に恋心を抱いた事はなく、親友同士といった感じであったみたいだ。
戦火の中で“アウローラ”を守って亡くなったなどといった悲劇もなく、別々の戦場で運悪く亡くなってしまったからか、友人を失ってしまった失望感以上の感情を持たぬまま今に至る。最も恋をしてもおかしくない相手にでさえそれだったので、二十五歳になった今でも“アウローラ”は、恋心というものがピンとこないままだ。王太子という立場上いつかは結婚せねばと思ってはいるが、そのうち政略の道具として使うつもりでいた。
暫定的に婚約してからの破棄。
もしくは婚約以前の問題で終わる話だろう。
そう思っていたこの一件が、まさか急に…… 『ずっと慕っていた』と言われも返答に困ってしまう。だが婚約をと言い出したのは他でもない自分自身だだ。有耶無耶にするにはあまりにも証人が多過ぎる。
つまりは、詰みだ。
逃げ場は無い。
流れは色々とあれども、最終的に婚約は断られる前提でいたから、こちらからの答えは『わかった』のみなのだ。
…… まさか、フレサの狂った様な行動も、あの断罪騒動も、全てはエレオスの計略だったのでは?
——と、一瞬頭の隅にそんな考えがよぎる。勢いよく顔をあげると、鳥の羽根をふんだんにあしらった扇で口元を隠しているエレオスと目が合った。ニコッと笑ったその赤い瞳はまるで、『してやったり』と語っている様な気がした。
一連の話を私から聞き、紅茶の注がれたカップを傾けながらエレオスが言ったのはその一言だけだった。だが表情はとても神妙で、複雑な心境である事が見て取れる。エレオスはあまり感情を面に出さない女性の様だが、流石にこの一件はそうもいかなかったみたいだ。
「絞首刑の直前まで烈火の如く怒り狂って、このままでは怨霊にでもなりそうな勢いだったが、その辺は安心していい。フレサ令嬢という器が持ち合わせていた光魔法の魔力ですっかり浄化され、彼女の魂は自らの光で完全に消滅したからな」
フレサには、“アウローラ”からは『自業自得だな』以外に掛ける言葉の無い最後だった。
“私”が普段接している魂達みたいに、本当にフレサが現世からこの物語の世界にやって来た者だったのだとしたらこの一件で魂が完全消滅してしまった事になるので、彼女はもう輪廻転生が不可能になった事になる。それでも、やはり“私”からも『因果応報ですね』としか言いようが無いくらいの態度だったので、同情する気持ちすら湧いてこない。
「フレサ令嬢は…… 最後まで剣呑なお方だったのですね。報告、感謝致します」
ソーサーにカップを戻すと、エレオスが一礼する。そして少し迷いながらも「…… ところで、ルークス様のご様子は?」と私に訊いてきた。
「ルークスは…… 憔悴していて、最近はずっと床に就いたままだ。フレサに心酔していた者達の中でも、あの子は特に仲が良かったのだろうからな。王子の伴侶としては最も相応しい其方との婚約を破棄すると決めた程の気持ちだった分、この結果は受け入れ難いものだろう」
『フレサが熱望した事だったとはいえ、宴の席で断罪したせいかもしれない』
『私がフレサを殺したようなものなのでは?』
『本当は心優しい子なのに。きっと私のせいで心が壊れて、あんな言動を…… 』
そんな考えがぐるぐると駆け巡り、何の助け船も出せぬまま愛おしい者の絞首刑を止める事が出来なかった心の傷は、そう簡単には癒えないだろう。時薬に期待するか、それとも誰かに支えてもらう他には立ち直る術もあるまい。幸いにして弟はあの容姿だ。助けようと名乗り出る者も現れるだろう。もしかしたら、元婚約者であったエレオスが支えていく可能性だってあるかもしれない。
「ところで其方は、ルークスが改心するなら、再度弟と婚約する意志はあったりするのか?」
真剣な眼差しでそう訊くと、エレオスは迷い無く「いいえ」と即答した。
「双方の歳が同じで、王家に嫁ぐに丁度いい立場だからという理由だけで親同士が決めた婚約でしたから、未練など少しもありませんので」
そう言って、エレオスが珍しく『微笑み』と言うに相応しい笑みを浮かべている。彼女の様な考えに馴染みきれないせいか、本来は“十六夜”である“私”では、その考え方は理解し難いものだった。だけど貴族同士の婚約関係なんぞそんなものなのかとも思い、「そうか」と少し複雑な気持ちで答えると、彼女は言葉を続けた。
「…… それに、私の胸にはずっと、心に秘めたお方がおりましたから」と。
驚きに目を見張ったが、すぐに居住まいを正し、「そうだったのか?」と返す。
「はい」と答えたエレオスの瞳は完全に恋する乙女のものだった。
なんだ、そうか。既に居たのか。
彼女はこのまま逃してしまうには実に惜しい有能な人材である。だが想い人がいるのならばその心を優先するべきだろう。
立場上、私もいずれは誰かと結婚せねばならないだろうが、そもそも“私”では女性を娶ってもどう扱っていけばいいのかわからない。それはこの体の本来の持ち主である“アウローラ”であろうが同じ事だが、“私”がこの世界から抜けた後に頑張ってもらおう。
その辺を全て考慮すると、エレオスには想い人がいるという事実はこちらにとっても好都合な流れかもしれない。幸いにしてあの場でエレオスは『婚約の申し入れを受ける』とは言っていない。なので後日きちんと断られたと皆に伝えれば何とか出来そうだ。
王族からの申し出ではあったが、あれは状況が状況だった。
エレオスは公爵家の娘でもあるし表立って非難する者も多くはないだろう。
一人でそう考えていると、エレオスは意外な事を言い始めた。
「なので、喜んで王太子殿下からの婚約の申し出をお受けしたく、本日は馳せ参じました」
「…… ん?」
こちらが思考停止していると、彼女は可愛らしい表情を顔に浮かべ、熱っぽい眼差しで更に言葉を紡ぐ。
「ずっとずっとお慕い申し上げておりました、王太子殿下。たとえ義妹でもいい。家族になれるのならと、この想いは王家の墓場に入れるその日まで秘めたままでいるつもりだったのですが、あの日、あの様にして貴方様から婚約を申し込んで頂けた事をとても喜ばしく思っております」
頬をうっすらと染め、大きめの胸にそっと手を当てる。まるで喜びで高鳴ってしょうがない気持ちを落ち着けようとでもしているみたいだ。
「この僥倖が夢では終わらぬ様にと、もう既に父母には胸の内を明かしてありますので、今頃は国王陛下へも報告済みかと。私的には本日から妃教育の為にも慣例に倣って王城へ移り住み、婚約の儀の用意や結婚式の打ち合わせなどを早急に進めたいと思うのですが、王太子殿下はどのようにお考えで?」
「——ま!待ってくれ!」
ソファーから立ち上がり、両手でテーブルをバンッと叩いてしまった。重厚な造りをした天板に大きなヒビが入りってしまい、今にもテーブルは真っ二つに割れそうだ。エレオスが咄嗟に機転を利かせ、サッとカップを二客とも持ち上げてくれたおかげでそちらを割らずに済んだ事だけは幸いだった。
「あ…… すまない」
「問題ありませんわ」
大きな音に気が付き、侍女達が慌ててやって来る。片付けやテーブルの交換を手早く済ませると室内はまたすぐに二人っきりっぽくなった。
私を…… 慕っていた、だと?
私の中の“アウローラ”と前世の記憶が激しく動揺し、もうパニック状態だ。七つも下の、しかも弟の元婚約者が、長年ひっそりと惚れていた相手が自分だったという事実がどうしても受け止めきれない。
戦火で喪った“アウローラ”の元婚約者も、ルークスの場合と同じく、親同士の決めた相手だった。幼馴染でもあり共に武勇を鍛えてきたからか、相手に恋心を抱いた事はなく、親友同士といった感じであったみたいだ。
戦火の中で“アウローラ”を守って亡くなったなどといった悲劇もなく、別々の戦場で運悪く亡くなってしまったからか、友人を失ってしまった失望感以上の感情を持たぬまま今に至る。最も恋をしてもおかしくない相手にでさえそれだったので、二十五歳になった今でも“アウローラ”は、恋心というものがピンとこないままだ。王太子という立場上いつかは結婚せねばと思ってはいるが、そのうち政略の道具として使うつもりでいた。
暫定的に婚約してからの破棄。
もしくは婚約以前の問題で終わる話だろう。
そう思っていたこの一件が、まさか急に…… 『ずっと慕っていた』と言われも返答に困ってしまう。だが婚約をと言い出したのは他でもない自分自身だだ。有耶無耶にするにはあまりにも証人が多過ぎる。
つまりは、詰みだ。
逃げ場は無い。
流れは色々とあれども、最終的に婚約は断られる前提でいたから、こちらからの答えは『わかった』のみなのだ。
…… まさか、フレサの狂った様な行動も、あの断罪騒動も、全てはエレオスの計略だったのでは?
——と、一瞬頭の隅にそんな考えがよぎる。勢いよく顔をあげると、鳥の羽根をふんだんにあしらった扇で口元を隠しているエレオスと目が合った。ニコッと笑ったその赤い瞳はまるで、『してやったり』と語っている様な気がした。
1
あなたにおすすめの小説
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
王宮侍女は穴に落ちる
斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された
アニエスは王宮で運良く職を得る。
呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き
の侍女として。
忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。
ところが、ある日ちょっとした諍いから
突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。
ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな
俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され
るお話です。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
【完結】私は聖女の代用品だったらしい
雨雲レーダー
恋愛
異世界に聖女として召喚された紗月。
元の世界に帰る方法を探してくれるというリュミナス王国の王であるアレクの言葉を信じて、聖女として頑張ろうと決意するが、ある日大学の後輩でもあった天音が真の聖女として召喚されてから全てが変わりはじめ、ついには身に覚えのない罪で荒野に置き去りにされてしまう。
絶望の中で手を差し伸べたのは、隣国グランツ帝国の冷酷な皇帝マティアスだった。
「俺のものになれ」
突然の言葉に唖然とするものの、行く場所も帰る場所もない紗月はしぶしぶ着いて行くことに。
だけど帝国での生活は意外と楽しくて、マティアスもそんなにイヤなやつじゃないのかも?
捨てられた聖女と孤高の皇帝が絆を深めていく一方で、リュミナス王国では次々と異変がおこっていた。
・完結まで予約投稿済みです。
・1日3回更新(7時・12時・18時)
脅迫して意中の相手と一夜を共にしたところ、逆にとっ捕まった挙げ句に逃げられなくなりました。
石河 翠
恋愛
失恋した女騎士のミリセントは、不眠症に陥っていた。
ある日彼女は、お気に入りの毛布によく似た大型犬を見かけ、偶然隠れ家的酒場を発見する。お目当てのわんこには出会えないものの、話の合う店長との時間は、彼女の心を少しずつ癒していく。
そんなある日、ミリセントは酒場からの帰り道、元カレから復縁を求められる。きっぱりと断るものの、引き下がらない元カレ。大好きな店長さんを巻き込むわけにはいかないと、ミリセントは覚悟を決める。実は店長さんにはとある秘密があって……。
真っ直ぐでちょっと思い込みの激しいヒロインと、わんこ系と見せかけて実は用意周到で腹黒なヒーローの恋物語。
ハッピーエンドです。
この作品は、他サイトにも投稿しております。
表紙絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品(写真のID:4274932)をお借りしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる