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【幕間の物語】
添い寝
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馬車の中で首を絞められて五度目の死を迎え、今回は双子の姉である“ティアン”の体で蘇ったカーネは、姉の婚約者であるメンシス公爵とは会いたくない一心で家出を決意した。鞄一つだけを持って屋敷から飛び出し、一夜目は野宿になったが、第二夜となった今日は宿屋『月下草』の二階・最奥にある部屋に泊まっている。思わぬ流れで三日目以降から住む先と職を得て、万人には見えぬ不思議な白猫のララと共に部屋に戻ったカーネは確かに内側から鍵をかけた。——掛けたのだが、何故かガチャリと勝手に鍵が開き、青年が一人、彼女の部屋の中へ忍び込む。
「ありがとう、ロロ」
青年は小声でそう言うと、木製の扉をするりとすり抜けて顔と前足だけを廊下側に出している黒猫のロロの頭を優しく撫でた。どうやら部屋の鍵を開けた犯人はロロの様だ。そして侵入者の方は、カーネの前では“シス”と名乗っているメンシス公爵だった。
『このくライ、お安いご用ダヨ』
ニコッと笑うロロの顔は古い童話に出てくる縞模様の巨大な猫にそっくりだ。そのせいか、ロロは嬉しそうに笑っているはずなのに、どうしたって悪巧みでもしていそうな雰囲気がある。
(トト様だって自分でも開けられるノニ、敢えてボクを頼ってくれるのが嬉しイナ)
ゴロゴロと喉を鳴らしながらロロがメンシスの肩の上に飛び乗った。猫の割に巨体な為、上半身は彼の頭の上に乗せた状態で寛いでいる。高身長のメンシスの上に更に黒猫が乗っかると今にも天井に猫の頭がめり込みそうだ。
念の為、「眠ってる、よね?」と小さな声で訊きつつ、メンシスが部屋の中を気配も音も無くそっと歩く。起きている様な物音はせず、室内からの返答も無い。深く寝ているっぽい事に安堵しながら彼がもう一歩前に出た時、カーネとララの寝姿がメンシスの目に入った。
「——!(眼福っ!)」
声は出さず、心の中だけでメンシスが叫ぶ。大声をあげずにぐっと耐えた自分を褒めてやりたい気分になった。『可愛い可愛い可愛い——』と、同じ単語で頭の中がいっぱいになり、頬を染めてメンシスがそっと自分の鼻頭を押さえる。そうでもしないと鼻血が出てしまいそうで、ついつい宥め行動をしてしまった。
カーネとララはダブルベッドの上でゴロンと寝転がって寝息を立てている。宿泊客側から特に要望が無ければこの宿は、お一人様の客にはシングルベッドの個室に案内するのが通例なのだが、カーネがダブルベッドのある広い部屋の鍵を渡されたのはもちろんメンシスの指示によるものだった。ララに誘導されて到着したこの宿がそもそもセレネ公爵家所有の物件なので、このくらいの細工は造作もない。
「記録しておきたいくらいに、尊い寝顔だな」
『…… マァ、そうダネ』
興奮気味にそう言うメンシスに、ロロが渋々同意する。我が妹の寝顔の可愛い事よと内心思っていたから、どうしたってロロも否定はしづらかった。
「ロロ。彼女の眠りを深くしてもらえるか?」
『いイヨ、わかッタ』
ロロは頷くと、すぐにカーネの眠りが深るなる様に魔法をかける。これでもう夜中に自然と目を覚ます心配は無い。だが、このまま放っておけばいつまででも眠ったままになるリスクもある魔法なので、ロロはメンシスがこの部屋から退室したのを合図として解除する様に紐付けをしておく事にした。
『ヨシ、もう大丈夫ダヨ。——もしかシテ、早速子作りすルノ?』
首を傾げ、期待に満ちた瞳のロロがメンシスに尋ねる。ド直球な問い掛けをされた事でメンシスは口元を少し震わせたが、頬を赤ながら「…… イヤ」と言って首を振った。
「お前達の傍でそれは、な?流石に私も抵抗があるから」
『そうナノ?まだなのカァ』
残念そうな顔をされ、メンシスが少し困り顔になる。ロロが望んでいるからと免罪符を掲げて睡眠中に襲う事は容易いが、二匹の息遣いを気にしながらは背徳的過ぎて萎えてしまいそうだ。そもそもそんな葛藤をまずするな!と自分に言い聞かせ、メンシスはロロの体を抱え上げると、ぽすんっとララの隣に座らせてやった。
(…… 良い寝顔だ。君の魂がその身に収まっただけで、こうも美しく輝くとは。もっと早くこの体を君に返してやれれば…… 私達はもっと早く、正しい形で再会出来たのに)
カーネの寝姿を見ながらそんな事を考え、メンシスは彼女の頬を手の甲でそっと撫でた。
“ティアン”に奪われていた体は、略奪者本人が手放すと決意せねば取り戻せなかった。そのせいで十八年も歪な状態のまま放置せざるおえなかった事が悔やまれてならない。
あの女ならばもっと早くに“カーネ”を殺そうとするだろうとメンシス達は思っていたのだが、短絡的な性格なくせに、意外と殺意に関しては忍耐強かった事は計算外だった。母親、婚約者、父親、兄とが“歪な者”への殺意を抑えきれずにカーネに手出しをしてきたが、馬車でのトラブルがなければきっと、今もまだ“ティアン”はカーネを殺すにまでは至っていなかっただろうとメンシスは推察している。体を奪った事により、あの魂が一番欲しかったであろう“優位性”を既に得ていた為、自分の代わりに“カーネ”となった者を死なない程度にいたぶって、虐めて詰って、常に己よりも下位の存在にしておきたい欲求の方が遥かに強かったのであろうと彼は思った。
(『お前』は生まれ変わろうが、結局は唾棄すべき存在のままなのだな)
カーネ達は五歳。メンシスは七歳の頃に参加したお茶会で会った“ティアン”の姿が不意に頭に浮かび、彼は吐き気を催した。その姿に彼女達の前世の姿も重なり、より一層不快感が強くなる。だが…… もう、復讐は果たした。なのにまだこの不快な感情を解消出来ないのは完全に個人の問題である為、メンシスはただただ強く拳を握りしめる事しか出来なかった。
カーネは寝落ちしてしまったので、掛布もなく、外を歩き回っていた時の格好のままだ。そんな二人の上にメンシスがブランケットを掛けながら、一つロロに提案をしてみる事にした。
「ロロ、今日は皆で一緒に寝るのはどうだい?」
『——ッ!』
ロロが大きな瞳を更に大きくさせ、すぐ側に腰掛けたメンシスを見上げる。青いキャッツアイには期待が満ちており、まるでお祭り前の子供みたいだ。
『添い寝?二人に添い寝をしてあげルノ?』
声が弾み、ロロがそわそわと大きな体を揺らす。
「あぁ、そうだ。…… “家族”っぽいだろ?」
一方で、そう言うメンシスの方は少し瞳に切なさが滲み出ていた。
ロロだけじゃなく、側でぐっすり眠っているララも『家族』というワードに強い憧れを持っている。それも全ては二人の生い立ちが原因だ。母の胎に居る間に殺されて今の姿となった二匹を相手に、『生い立ち』と言うのも変な話かもしれないが。
(もっと早くに、叶えてやりたかったな…… )
心からそう思うからかメンシスの表情には憂いが混じる。大きなベッドに家族皆で寝転んで、仲良く寄り添い合って眠るという、ただそれだけの事すらも長い間叶えてやれなかった事への不甲斐なさと、それを不可能とした者達への恨みがましい気持ちで彼の胸の中はぐちゃぐちゃだ。
『ウン!ボクモ、そう思ウ』
瞳を細めてそう言うロロの表情はとても柔らかくて穏やかだ。目の前にあるささやかな幸せと、緊急イベントへの期待だけを享受している。そんな愛らしいロロの気持ちに水を差すまいと、メンシスは作り笑いをしながらゴロンッと、ちょっと大袈裟な動作でベッドの上で横になった。カーネと彼の間にロロとララが寝転ぶ形となり、自分の腕を枕がわりにして体を横向きにする。ロロは既に液体と化した様にでろんと寝転がり、妹であるララの体にぴたりと寄り添っていた。
『…… 目を覚ましタラ、絶対ララも喜ブネ』
もう眠気が襲ってきているのか、ロロの声はか細くってとても小さい。
「あぁ、そうだな」
『…… いつカハ、カカ様も喜んでくれるカナァ』
「そうだな。彼女も、喜んでくれる様に頑張ってみるよ」
眠るララと寄り添うロロの姿を見ているうちに、段々とメンシスも気を緩ませ、彼の頭に尖った獣耳が現れた。背後には大きな尻尾も生え始め、みるみる間に全身が獣の姿に変貌していく。美しい碧眼を持ち、濡れ羽色をした真っ黒な狼の姿に。
『トト様、本体になっちゃっタネ。珍しいネェ、そんなに気が緩むノハ』
「そうだな、やっとこうやって皆揃ったからかもな」
当人は敢えて変化したのだが、その辺はロロの受け止め方に合わせた。
『フフッ、きっとそうダネ』
二匹揃って尻尾を嬉しそうにパタパタと動かす。カーネを強制的に眠ったままになどせず、当たり前の様にこうやって眠れる日が来る日を夢見て、ロロとメンシスが瞼を閉じた。
ヒトであるカーネ、猫の姿をしたロロとララ、そして緊張を解いて狼の姿に戻っているメンシス達の体に窓の外から月明かりが差し込んでいく。その月光はとても優しい光を放ち、まるで月の女神のであるルナディアが彼らの再会を祝福しているかの様だ。まだ全てが『本来あるべき正しい姿』ではなくとも、また逢えた喜びを噛み締めながら眠りに落ちていく彼らの見る夢はきっと、とても幸せなものだろう。
「ありがとう、ロロ」
青年は小声でそう言うと、木製の扉をするりとすり抜けて顔と前足だけを廊下側に出している黒猫のロロの頭を優しく撫でた。どうやら部屋の鍵を開けた犯人はロロの様だ。そして侵入者の方は、カーネの前では“シス”と名乗っているメンシス公爵だった。
『このくライ、お安いご用ダヨ』
ニコッと笑うロロの顔は古い童話に出てくる縞模様の巨大な猫にそっくりだ。そのせいか、ロロは嬉しそうに笑っているはずなのに、どうしたって悪巧みでもしていそうな雰囲気がある。
(トト様だって自分でも開けられるノニ、敢えてボクを頼ってくれるのが嬉しイナ)
ゴロゴロと喉を鳴らしながらロロがメンシスの肩の上に飛び乗った。猫の割に巨体な為、上半身は彼の頭の上に乗せた状態で寛いでいる。高身長のメンシスの上に更に黒猫が乗っかると今にも天井に猫の頭がめり込みそうだ。
念の為、「眠ってる、よね?」と小さな声で訊きつつ、メンシスが部屋の中を気配も音も無くそっと歩く。起きている様な物音はせず、室内からの返答も無い。深く寝ているっぽい事に安堵しながら彼がもう一歩前に出た時、カーネとララの寝姿がメンシスの目に入った。
「——!(眼福っ!)」
声は出さず、心の中だけでメンシスが叫ぶ。大声をあげずにぐっと耐えた自分を褒めてやりたい気分になった。『可愛い可愛い可愛い——』と、同じ単語で頭の中がいっぱいになり、頬を染めてメンシスがそっと自分の鼻頭を押さえる。そうでもしないと鼻血が出てしまいそうで、ついつい宥め行動をしてしまった。
カーネとララはダブルベッドの上でゴロンと寝転がって寝息を立てている。宿泊客側から特に要望が無ければこの宿は、お一人様の客にはシングルベッドの個室に案内するのが通例なのだが、カーネがダブルベッドのある広い部屋の鍵を渡されたのはもちろんメンシスの指示によるものだった。ララに誘導されて到着したこの宿がそもそもセレネ公爵家所有の物件なので、このくらいの細工は造作もない。
「記録しておきたいくらいに、尊い寝顔だな」
『…… マァ、そうダネ』
興奮気味にそう言うメンシスに、ロロが渋々同意する。我が妹の寝顔の可愛い事よと内心思っていたから、どうしたってロロも否定はしづらかった。
「ロロ。彼女の眠りを深くしてもらえるか?」
『いイヨ、わかッタ』
ロロは頷くと、すぐにカーネの眠りが深るなる様に魔法をかける。これでもう夜中に自然と目を覚ます心配は無い。だが、このまま放っておけばいつまででも眠ったままになるリスクもある魔法なので、ロロはメンシスがこの部屋から退室したのを合図として解除する様に紐付けをしておく事にした。
『ヨシ、もう大丈夫ダヨ。——もしかシテ、早速子作りすルノ?』
首を傾げ、期待に満ちた瞳のロロがメンシスに尋ねる。ド直球な問い掛けをされた事でメンシスは口元を少し震わせたが、頬を赤ながら「…… イヤ」と言って首を振った。
「お前達の傍でそれは、な?流石に私も抵抗があるから」
『そうナノ?まだなのカァ』
残念そうな顔をされ、メンシスが少し困り顔になる。ロロが望んでいるからと免罪符を掲げて睡眠中に襲う事は容易いが、二匹の息遣いを気にしながらは背徳的過ぎて萎えてしまいそうだ。そもそもそんな葛藤をまずするな!と自分に言い聞かせ、メンシスはロロの体を抱え上げると、ぽすんっとララの隣に座らせてやった。
(…… 良い寝顔だ。君の魂がその身に収まっただけで、こうも美しく輝くとは。もっと早くこの体を君に返してやれれば…… 私達はもっと早く、正しい形で再会出来たのに)
カーネの寝姿を見ながらそんな事を考え、メンシスは彼女の頬を手の甲でそっと撫でた。
“ティアン”に奪われていた体は、略奪者本人が手放すと決意せねば取り戻せなかった。そのせいで十八年も歪な状態のまま放置せざるおえなかった事が悔やまれてならない。
あの女ならばもっと早くに“カーネ”を殺そうとするだろうとメンシス達は思っていたのだが、短絡的な性格なくせに、意外と殺意に関しては忍耐強かった事は計算外だった。母親、婚約者、父親、兄とが“歪な者”への殺意を抑えきれずにカーネに手出しをしてきたが、馬車でのトラブルがなければきっと、今もまだ“ティアン”はカーネを殺すにまでは至っていなかっただろうとメンシスは推察している。体を奪った事により、あの魂が一番欲しかったであろう“優位性”を既に得ていた為、自分の代わりに“カーネ”となった者を死なない程度にいたぶって、虐めて詰って、常に己よりも下位の存在にしておきたい欲求の方が遥かに強かったのであろうと彼は思った。
(『お前』は生まれ変わろうが、結局は唾棄すべき存在のままなのだな)
カーネ達は五歳。メンシスは七歳の頃に参加したお茶会で会った“ティアン”の姿が不意に頭に浮かび、彼は吐き気を催した。その姿に彼女達の前世の姿も重なり、より一層不快感が強くなる。だが…… もう、復讐は果たした。なのにまだこの不快な感情を解消出来ないのは完全に個人の問題である為、メンシスはただただ強く拳を握りしめる事しか出来なかった。
カーネは寝落ちしてしまったので、掛布もなく、外を歩き回っていた時の格好のままだ。そんな二人の上にメンシスがブランケットを掛けながら、一つロロに提案をしてみる事にした。
「ロロ、今日は皆で一緒に寝るのはどうだい?」
『——ッ!』
ロロが大きな瞳を更に大きくさせ、すぐ側に腰掛けたメンシスを見上げる。青いキャッツアイには期待が満ちており、まるでお祭り前の子供みたいだ。
『添い寝?二人に添い寝をしてあげルノ?』
声が弾み、ロロがそわそわと大きな体を揺らす。
「あぁ、そうだ。…… “家族”っぽいだろ?」
一方で、そう言うメンシスの方は少し瞳に切なさが滲み出ていた。
ロロだけじゃなく、側でぐっすり眠っているララも『家族』というワードに強い憧れを持っている。それも全ては二人の生い立ちが原因だ。母の胎に居る間に殺されて今の姿となった二匹を相手に、『生い立ち』と言うのも変な話かもしれないが。
(もっと早くに、叶えてやりたかったな…… )
心からそう思うからかメンシスの表情には憂いが混じる。大きなベッドに家族皆で寝転んで、仲良く寄り添い合って眠るという、ただそれだけの事すらも長い間叶えてやれなかった事への不甲斐なさと、それを不可能とした者達への恨みがましい気持ちで彼の胸の中はぐちゃぐちゃだ。
『ウン!ボクモ、そう思ウ』
瞳を細めてそう言うロロの表情はとても柔らかくて穏やかだ。目の前にあるささやかな幸せと、緊急イベントへの期待だけを享受している。そんな愛らしいロロの気持ちに水を差すまいと、メンシスは作り笑いをしながらゴロンッと、ちょっと大袈裟な動作でベッドの上で横になった。カーネと彼の間にロロとララが寝転ぶ形となり、自分の腕を枕がわりにして体を横向きにする。ロロは既に液体と化した様にでろんと寝転がり、妹であるララの体にぴたりと寄り添っていた。
『…… 目を覚ましタラ、絶対ララも喜ブネ』
もう眠気が襲ってきているのか、ロロの声はか細くってとても小さい。
「あぁ、そうだな」
『…… いつカハ、カカ様も喜んでくれるカナァ』
「そうだな。彼女も、喜んでくれる様に頑張ってみるよ」
眠るララと寄り添うロロの姿を見ているうちに、段々とメンシスも気を緩ませ、彼の頭に尖った獣耳が現れた。背後には大きな尻尾も生え始め、みるみる間に全身が獣の姿に変貌していく。美しい碧眼を持ち、濡れ羽色をした真っ黒な狼の姿に。
『トト様、本体になっちゃっタネ。珍しいネェ、そんなに気が緩むノハ』
「そうだな、やっとこうやって皆揃ったからかもな」
当人は敢えて変化したのだが、その辺はロロの受け止め方に合わせた。
『フフッ、きっとそうダネ』
二匹揃って尻尾を嬉しそうにパタパタと動かす。カーネを強制的に眠ったままになどせず、当たり前の様にこうやって眠れる日が来る日を夢見て、ロロとメンシスが瞼を閉じた。
ヒトであるカーネ、猫の姿をしたロロとララ、そして緊張を解いて狼の姿に戻っているメンシス達の体に窓の外から月明かりが差し込んでいく。その月光はとても優しい光を放ち、まるで月の女神のであるルナディアが彼らの再会を祝福しているかの様だ。まだ全てが『本来あるべき正しい姿』ではなくとも、また逢えた喜びを噛み締めながら眠りに落ちていく彼らの見る夢はきっと、とても幸せなものだろう。
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