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【最終話】
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事の終えたベットの上。
壁を背にして座り、布団で肌けている胸元と脚を隠す。お腹に中にまだ何かが入っているような変な感触が残っていて、なんだがすごく気持ちが悪い…… 。
そんな私にぴたっと体をくっ付け、シロタが寄り添うように同じ布団の中に入っている。
「ねぇ、基本的な事を確認しておきたいんだけどいい?」
「ん?」
すっきりとした表情で、シロタが私の顔を下から覗き込んできた。
「アナタ、何歳なの?その…… 人間の年齢で換算して教えて欲しいんだけど」
完全にシロタの話を信用している訳ではないが、頭に生えている尖った獣耳を見ていると、どうしてもそんな訊き方になってしまう。
「僕は生まれてから七年目くらいだね。だから七歳って事になるのかな?」
「な——七歳!?その外見で?」
私よりも身体は大きいし、対応もしっかりしているのに七歳だなんて有り得ない。しかも、人間での年齢に換算して、と言う要望が完全に無視れている。
箸を使うのが下手ではあるが、それにしたってその年齢はあまりにも可笑しいだろう。いったいどんな成長の仕方をしているの?その“狐”って生き物は。
それとも、私はシロタにからかわれてるの?
「僕らは自分の中にある魔力に応じて姿や髪の色が変わるんだ。魔力の強い者はそれだけ美しく、大人びた容姿になって、髪の色は特化している魔法と同じになるんだよ」
「最初白い色の犬だったのに、今は髪が黒なのはそのせいなの?」
半信半疑なクセに、相鎚だけは自然と打ってしまう。
「うん。生まれた時は皆白くって、段々と変わっていくの。僕はまだ特化したものがないからこの色だけど、七年で大人みたいな容姿になれたから潜在能力は高い方だと思うよ」
「そ…… そうなの」
いったいどこからどこまでが本当の話で、どこを信じていいのか判断が出来ない。あまりに自分の常識とかけ離れていて、もうどこからどう突っ込んでいいのやら。
「外見が大人でも、中身が追いつかなくって大変そうね?」
「そんな事も無いよ、僕らは真似にも特化した生き物だからね。だいたいの事はすぐこなせる様になれる。まぁ、結局それも魔力に依存しているから、やっぱり見た目で判断してもらう感じになるけどね」
「少年の外観ならここまで、青年ならここまでってふうに?」
「うん」
「じゃあ、すごい魔法使いはものすごいお爺ちゃんなんだ?」
「いいや。もうちょっと大人な雰囲気で、とっても綺麗になるんだ。容姿の美しさもまた、武器になるからね。ちなみに僕らは魔法使いじゃないよ。魔法使いは“人間”で魔法を使える奴等の事を言うんだ」
思ったよりも複雑な世界のようで、全てを説明されても覚えられないような気がしてきた。
「シロタの故郷には、人間もいるの?」
「うん。人間・狼・狐の三種族が近隣には多いね。他に行くともっと色々居るけど、僕は見た事がないな」
「ふーん…… 」
「あ!信じてないでしょっ」
少し大きめの声でそう言い、シロタが私の身体にぎゅっと布団ごと強めに抱きついてきた。
「そりゃぁ…… いくらなんでもねぇ」
無理でしょ、どうやったって。そう思うせいか、呆れた声しか出ない。
「もっと話そうか?僕らの事——」と、必死な顔付きで言うシロタの言葉を、「いや、今はいい」と遮った。
「…… なんで?」
悲しげに垂れる耳。
シロタの話がどこまで本当か、その世界を見た事も、見る事も出来ない私には判断できない。
だが、この耳だけは偽物ではないと確信している。
彼の長い髪を除けても私みたいな耳はどこにもないし、感情と共に自在に動く耳型の玩具などさすがにまだ存在しないだろう。
何よりもこの耳や尻尾はシロタの体から不自然な事無く、ちゃんと生えているから。
「実際に見てない話をされてもわからなし、今の私達には正直な所、関係のない話でしょ?だって、もうシロタはその世界に戻れないんだし」
「そうだけど…… でも」
「帰りたいの?」
“帰りたい”と言われても、放す気など全く無いくせに、本心が知りたい気持ちが先行して言葉にしてしまった。
「帰りたくない。僕はもう千早様の番だもの!」
ギュッと私を抱き締めてくるシロタの腕に更に力が入り、少し苦しい。
「番は一生傍に居るんだよ、離れちゃいけないんだ」
「義務だから傍に居るの?他に行く当てがないから、私を伴侶にしたの?」
「違うよ、千早様だからだよ。だって、僕は千早さまが、すっ…… す——」
シロタの言葉が詰まり、布団に顔を埋める。
「好き?」
サラサラとして綺麗な髪の頭をそっと撫でる。照れくさいのか、シロタは顔を布団に埋めたままコクッと頷いた。
さっきまでの恐ろしい程の性欲と勢いは、いったいどこにいったのやら。
番=えっちする間柄みたいな次式が、シロタの中にあるっぽい事もすごく気になる。若いから、そういった欲求も強いとかあるのかなぁ。
こういった一面を見ていると、本当に私よりも年下なんだろうなと思える。
「もう、その…… 番だなんだって、シロタの世界のルールで話をするのは止めましょ?」
「なんで!?」
シロタにとっては不本意な発言だったのか、彼は急に布団から顔を上げて私を見上げてきた。
「ここは私の世界で、私の部屋なの。だから、シロタは今日から私の——そうね、彼氏って事にしましょう」
「かれし…… 」
「不満?これ以上は譲歩しないわよ」
「番との違いがよくわからないんだけど、番じゃ駄目なの?」
もっともだ。でも…… 番だなんて鳥みたいな言葉がどうもしっくりこない為、どうしてもその言葉を使う気になれない。
一生傍に居るとしても、シロタと私は法的には結婚は出来ない。
だけど、シロタを内縁の夫とするのも何だか響きがイヤだし、結局彼氏という言葉が私の中で一番しっくりくる。それならば、誰かに何かを訊かれても言い易いし。
「駄目。番って言葉はね、一般的じゃないの。それは鳥とかに使う言葉で、人間は夫婦とか恋人とか——そういった言葉を使うの。わかる?」
「言葉が違うだけなんだね?」
「まぁ…… そうね、たぶん」
「わかった。僕は今日から千早様の彼氏だっ」
顔立ちには不似合いなのに、幼さの混じる誇らしげな顔が、なんだかちょっと可愛い。
「ねえ、ちゃんと座ってもらってもいい?」
私は彼にそう言うと、素直にシロタが私に抱きついていた腕を離し、すぐ横で私の方を向きながら正座をした。
両の手をギュッと握り、膝に乗せている。
そんなシロタの方へ体を向け、首に向かい手を伸ばすと、彼の頬が赤く染まった。
「見るなっ!」
肌けている胸元を見ている事にすぐに気がつき、私は少し叱るような口調で言った。
すると、しゅん…… …と悲しそうに耳を伏せ、すまなそうな顔に。恥ずかしくてついそんな声になってしまったが、ちょっと言い過ぎたかもしれない。そう思うと、私まですまなそうな顔になってしまった。
「千早様も悲しいの?僕が見たから?」
「違うよ、キツい言葉を言っちゃった事を後悔してるだけ」
私はそう答えながら、シロタの首に巻かさっている大型犬用の首輪を外した。
そして、外した後の首をそっと撫でながらニコッとシロタに微笑みかける。
「普通、彼氏に首輪なんかする彼女はいないからね。これはもう卒業」
「…… 千早様」
シロタがきょとんとした顔をする。首輪を外した理由がイマイチピンときていないみたいだ。
「“様”も、もう駄目よ。絶対に駄目。これからは対等な立場なんだから」
「で、でも」と言うシロタの口元に指を当て、言葉を遮る。
「シロタは彼氏、なんでしょ?」
「きちんと、名前だけで呼んで?」と、少し上目遣いをする。なんちゅう古い甘え方を…… とも思ったが、シロタはそういった事を気にするタイプじゃなさそうだからいいだろう。
「…… あ、えっと…… 千早…… さん」
視線を反らし、少し照れくさそうだ。
純情を絵に描いた様な反応に、さっきの二人の行為がまるで嘘だったように感じられてきたが、シロタはよく考えたら全裸のままなのよね。
その事に気が付きながらも、必死に視線を下へはやらないようにして、私はシロタの顔をじっと見詰めた。
「——さん?」
出来れば呼び捨ての方が嬉しいと思い、『その言葉は間違ってるよね?』という気持ちを込めて私はそう訊き返した。
「…… 千早」
「合格!改めて、これからもよろしくね」と、自分的には満開の笑顔で言う。
するとシロタの顔が一気に赤く染まり、彼が私にぎゅっと強く抱きついてきた。
「千早がご主人様で本当によかった!」
「私はシロタの彼女だって言ってるでしょ!!」
大きな声で叫び、私はシロタの頭を強く叩いた。
この大きな犬——
改め、同居狐の彼氏が私の良識の範囲内の存在に収まる日は、果てしなく遠いだろう。
【終わり】
壁を背にして座り、布団で肌けている胸元と脚を隠す。お腹に中にまだ何かが入っているような変な感触が残っていて、なんだがすごく気持ちが悪い…… 。
そんな私にぴたっと体をくっ付け、シロタが寄り添うように同じ布団の中に入っている。
「ねぇ、基本的な事を確認しておきたいんだけどいい?」
「ん?」
すっきりとした表情で、シロタが私の顔を下から覗き込んできた。
「アナタ、何歳なの?その…… 人間の年齢で換算して教えて欲しいんだけど」
完全にシロタの話を信用している訳ではないが、頭に生えている尖った獣耳を見ていると、どうしてもそんな訊き方になってしまう。
「僕は生まれてから七年目くらいだね。だから七歳って事になるのかな?」
「な——七歳!?その外見で?」
私よりも身体は大きいし、対応もしっかりしているのに七歳だなんて有り得ない。しかも、人間での年齢に換算して、と言う要望が完全に無視れている。
箸を使うのが下手ではあるが、それにしたってその年齢はあまりにも可笑しいだろう。いったいどんな成長の仕方をしているの?その“狐”って生き物は。
それとも、私はシロタにからかわれてるの?
「僕らは自分の中にある魔力に応じて姿や髪の色が変わるんだ。魔力の強い者はそれだけ美しく、大人びた容姿になって、髪の色は特化している魔法と同じになるんだよ」
「最初白い色の犬だったのに、今は髪が黒なのはそのせいなの?」
半信半疑なクセに、相鎚だけは自然と打ってしまう。
「うん。生まれた時は皆白くって、段々と変わっていくの。僕はまだ特化したものがないからこの色だけど、七年で大人みたいな容姿になれたから潜在能力は高い方だと思うよ」
「そ…… そうなの」
いったいどこからどこまでが本当の話で、どこを信じていいのか判断が出来ない。あまりに自分の常識とかけ離れていて、もうどこからどう突っ込んでいいのやら。
「外見が大人でも、中身が追いつかなくって大変そうね?」
「そんな事も無いよ、僕らは真似にも特化した生き物だからね。だいたいの事はすぐこなせる様になれる。まぁ、結局それも魔力に依存しているから、やっぱり見た目で判断してもらう感じになるけどね」
「少年の外観ならここまで、青年ならここまでってふうに?」
「うん」
「じゃあ、すごい魔法使いはものすごいお爺ちゃんなんだ?」
「いいや。もうちょっと大人な雰囲気で、とっても綺麗になるんだ。容姿の美しさもまた、武器になるからね。ちなみに僕らは魔法使いじゃないよ。魔法使いは“人間”で魔法を使える奴等の事を言うんだ」
思ったよりも複雑な世界のようで、全てを説明されても覚えられないような気がしてきた。
「シロタの故郷には、人間もいるの?」
「うん。人間・狼・狐の三種族が近隣には多いね。他に行くともっと色々居るけど、僕は見た事がないな」
「ふーん…… 」
「あ!信じてないでしょっ」
少し大きめの声でそう言い、シロタが私の身体にぎゅっと布団ごと強めに抱きついてきた。
「そりゃぁ…… いくらなんでもねぇ」
無理でしょ、どうやったって。そう思うせいか、呆れた声しか出ない。
「もっと話そうか?僕らの事——」と、必死な顔付きで言うシロタの言葉を、「いや、今はいい」と遮った。
「…… なんで?」
悲しげに垂れる耳。
シロタの話がどこまで本当か、その世界を見た事も、見る事も出来ない私には判断できない。
だが、この耳だけは偽物ではないと確信している。
彼の長い髪を除けても私みたいな耳はどこにもないし、感情と共に自在に動く耳型の玩具などさすがにまだ存在しないだろう。
何よりもこの耳や尻尾はシロタの体から不自然な事無く、ちゃんと生えているから。
「実際に見てない話をされてもわからなし、今の私達には正直な所、関係のない話でしょ?だって、もうシロタはその世界に戻れないんだし」
「そうだけど…… でも」
「帰りたいの?」
“帰りたい”と言われても、放す気など全く無いくせに、本心が知りたい気持ちが先行して言葉にしてしまった。
「帰りたくない。僕はもう千早様の番だもの!」
ギュッと私を抱き締めてくるシロタの腕に更に力が入り、少し苦しい。
「番は一生傍に居るんだよ、離れちゃいけないんだ」
「義務だから傍に居るの?他に行く当てがないから、私を伴侶にしたの?」
「違うよ、千早様だからだよ。だって、僕は千早さまが、すっ…… す——」
シロタの言葉が詰まり、布団に顔を埋める。
「好き?」
サラサラとして綺麗な髪の頭をそっと撫でる。照れくさいのか、シロタは顔を布団に埋めたままコクッと頷いた。
さっきまでの恐ろしい程の性欲と勢いは、いったいどこにいったのやら。
番=えっちする間柄みたいな次式が、シロタの中にあるっぽい事もすごく気になる。若いから、そういった欲求も強いとかあるのかなぁ。
こういった一面を見ていると、本当に私よりも年下なんだろうなと思える。
「もう、その…… 番だなんだって、シロタの世界のルールで話をするのは止めましょ?」
「なんで!?」
シロタにとっては不本意な発言だったのか、彼は急に布団から顔を上げて私を見上げてきた。
「ここは私の世界で、私の部屋なの。だから、シロタは今日から私の——そうね、彼氏って事にしましょう」
「かれし…… 」
「不満?これ以上は譲歩しないわよ」
「番との違いがよくわからないんだけど、番じゃ駄目なの?」
もっともだ。でも…… 番だなんて鳥みたいな言葉がどうもしっくりこない為、どうしてもその言葉を使う気になれない。
一生傍に居るとしても、シロタと私は法的には結婚は出来ない。
だけど、シロタを内縁の夫とするのも何だか響きがイヤだし、結局彼氏という言葉が私の中で一番しっくりくる。それならば、誰かに何かを訊かれても言い易いし。
「駄目。番って言葉はね、一般的じゃないの。それは鳥とかに使う言葉で、人間は夫婦とか恋人とか——そういった言葉を使うの。わかる?」
「言葉が違うだけなんだね?」
「まぁ…… そうね、たぶん」
「わかった。僕は今日から千早様の彼氏だっ」
顔立ちには不似合いなのに、幼さの混じる誇らしげな顔が、なんだかちょっと可愛い。
「ねえ、ちゃんと座ってもらってもいい?」
私は彼にそう言うと、素直にシロタが私に抱きついていた腕を離し、すぐ横で私の方を向きながら正座をした。
両の手をギュッと握り、膝に乗せている。
そんなシロタの方へ体を向け、首に向かい手を伸ばすと、彼の頬が赤く染まった。
「見るなっ!」
肌けている胸元を見ている事にすぐに気がつき、私は少し叱るような口調で言った。
すると、しゅん…… …と悲しそうに耳を伏せ、すまなそうな顔に。恥ずかしくてついそんな声になってしまったが、ちょっと言い過ぎたかもしれない。そう思うと、私まですまなそうな顔になってしまった。
「千早様も悲しいの?僕が見たから?」
「違うよ、キツい言葉を言っちゃった事を後悔してるだけ」
私はそう答えながら、シロタの首に巻かさっている大型犬用の首輪を外した。
そして、外した後の首をそっと撫でながらニコッとシロタに微笑みかける。
「普通、彼氏に首輪なんかする彼女はいないからね。これはもう卒業」
「…… 千早様」
シロタがきょとんとした顔をする。首輪を外した理由がイマイチピンときていないみたいだ。
「“様”も、もう駄目よ。絶対に駄目。これからは対等な立場なんだから」
「で、でも」と言うシロタの口元に指を当て、言葉を遮る。
「シロタは彼氏、なんでしょ?」
「きちんと、名前だけで呼んで?」と、少し上目遣いをする。なんちゅう古い甘え方を…… とも思ったが、シロタはそういった事を気にするタイプじゃなさそうだからいいだろう。
「…… あ、えっと…… 千早…… さん」
視線を反らし、少し照れくさそうだ。
純情を絵に描いた様な反応に、さっきの二人の行為がまるで嘘だったように感じられてきたが、シロタはよく考えたら全裸のままなのよね。
その事に気が付きながらも、必死に視線を下へはやらないようにして、私はシロタの顔をじっと見詰めた。
「——さん?」
出来れば呼び捨ての方が嬉しいと思い、『その言葉は間違ってるよね?』という気持ちを込めて私はそう訊き返した。
「…… 千早」
「合格!改めて、これからもよろしくね」と、自分的には満開の笑顔で言う。
するとシロタの顔が一気に赤く染まり、彼が私にぎゅっと強く抱きついてきた。
「千早がご主人様で本当によかった!」
「私はシロタの彼女だって言ってるでしょ!!」
大きな声で叫び、私はシロタの頭を強く叩いた。
この大きな犬——
改め、同居狐の彼氏が私の良識の範囲内の存在に収まる日は、果てしなく遠いだろう。
【終わり】
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感想を書いて下さりありがとうございます!(*ノωノ)。
励みになるのでとっても嬉しいです。
色々出来るけど、基本的に自分の力を過信したお間抜けさんっぷりが伝わったみたいでほっとしました。
当方ラブラブな話しか書かない奴なので、最終までお付き合い頂けると幸いです。今夜には最終話を公開し、完結します(*´꒳`*)。