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1話 精霊チーチとボロボロ賢者
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「チパチパ♪こなチパ♪」
チパチパチパチー!
おうたを歌いながらお粉とたまごをまぜる。
人族より体がちいちゃいから泡立て器が手にあまるけどまぜるしかない。
「よぉし。つぎはぁー」
なになに “熱したフライパンに生地を流し入れてふつふつ穴があくまで三分ほど焼く” ふむふむなるほどー。
「フライパンはおもいの……おそとの石でいいかな♪」
見上げた棚のうえにフライパンが重なって置いてあるのはしってる。けどまえに持ってみたらすごく重くていろいろむりだったのを覚えてる。あと背が届かないからちょっとめんどい。
ボールをうんしょと抱えて開けっ放しの扉からおそとにでる。
目のまえはいっぱいの森。魔族も魔獣族もすくない土地で、ここは精霊族がいちばん多いんだ。でもいまは誰もいないみたい。めずらしー。
家のおそとにあるまっくろで平らな石。これは精霊仲間のポッポにつくってもらったの。
「あーつくなぁれ♪ チパチパあちちー♪ チパチパとろ~♪」
魔法で石をあっためて、背伸びしてうえから生地をたらす。
「……うむぅ。おもいぃぃー」
目をぎゅっとつむってボールを掲げるのがんばるけど腕がぷるぷるしちゃう。
「はあはあ……もういい?」
腕をおろすとボールに沿って生地が残ってるけど仕方ないよ。これがぼくの限界だもの。
ボールを横に置いて生地をじーっとみつめ穴が空くのをまつ。
「三分ってどれくらい?」
「180秒だったらしい」
「へえ」
じゃあ数えよう!
「ぁ、でもぼく10しか数えられない……」
「そうか」
「うん……」
ほんとうは10もむずかしいんだけど。
とにかく穴あけばいいよね!
「チーチーチィパぁ♪ あなぽっこぽー♪」
地面におしりをついておうたに合わせて体をゆらす。
しばらくしたら生地がぷくぅとして小さい穴がポコッとした!
「あっ! つぎはなにするのか読まなくちゃ」
あわてて家にもどって閉じないようにニンジンをのせてた本のつづきを読む。なになに “穴があいたら裏返して二分焼いてできあがり” ふむふむ。
「うらがえすのは風魔法でいいかな♪」
そうしたら“できあがり”だって! わぁい!お皿もっていこう。
「チパチパチパチパ♪」
おうたを歌ってちょっとスキップしながら扉をでたら、血まみれの人族がいた。
「キュァアアァー!?」
なんで!? いつから!? こわい! 血が出ててこわい!
ぼくはお皿をぎゅうっとだきしめたまま動けなくなった。
「驚かせたな、すまない。しかし」
木にもたれてぐったりの人族が、ゆっくり指でさししめした。
「焦げそうだぞ」
「キュアアァアァァ!? パンケェキ!」
石のうえのパンケーキが穴だらけになってる!
わぁあ!どうしよう! こわい固そう穴ぽこぽこ!?!?
「あわー!あわー!」
「……ウィンド」
血まみれ人族が指をふると風魔法がふわーとしてパンケーキをクルンとひっくり返した。
「………」
「………」
ぐったりを更にぐったりさせて人族が寝た。
ぼくはそうっとお皿を地面においてしばらくまった。いいかおりがしてきたので風魔法でパンケーキをお皿にいどうさせる。
焦げちゃったかとおもったけど “きつねいろ” でおいしそうにできた!
初めてつくったパンケーキすぐたべたい。あつあつたべよう♪ あつあつの………
「ひ、人族のひと、血をとめていい?」
ぼくは寝てる人族にそろそろとちかづいて聞いてみる。
人族は血を出したくて出してるのかもしれない。でもパンケーキ食べるのに血のにおいが近くにあるのは、いやなの。
「ここらへんのやさしいちから、あつまったら人族の血をとめて~」
人族にいいよって言われてないけど血をとめちゃう。あつまってきたチカラを人族のひとにあてると、全体がぼんやりひかって人族のエナジーがふえてってる。
「……む、これは」
人族が目をあけて、じぶんの手をみてからだをみて、ぼくをみた。
「治癒魔法、……ありがとう」
「!」
ありがとうだって! えへへ、もじもじしちゃう。
「あの、あの、パンケーキたべる?」
はんぶんこにしてもいいよ。
「……いただこう。きみは優しいな」
「!」
あわわわ!やさしいって!
ぼくは地面においたお皿をもってきて、すわりなおしてる人族に腕をのばしてさしだした。すわっててもぼくより背がたかいの。
「どうぞ!」
人族はそっとパンケーキをちぎって口にいれ、もぐもぐしたらニッコリした。
「とてもうまい。元気になる味だ」
「ほんとう!」
ぼくも食べたい!
おなじようにパンケーキをちぎって食べたら、ふんわりしてホカホカで、
「おいしーい!」
ほっぺに両手をあててさけんじゃう。たまごのあまい感じしておいしいよ!
人族もうんうん頷いてぼくをみてる。
「店が開けるほどだな」
おみせ……おいしくていい香りのものがたくさんあるトコロだよね。おみせ、したい!
「ぼくおみせやる! 人族もいっしょにやる?」
「………そうだな、やろうか」
わあい! ぼくは今日はおみせやさんだよぉー。
人族のぼくよりでっかい手をとってゆらゆらする。いっしょにおみせやさんだねー!
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
魔王の森。
この森は前時代の遺物が多くあり、またそれらが強い魔力を帯びているため人が踏み入れることはまずない。
その鬱蒼とした森へ、王国から認定された勇者とやらをおってやってきた。王国の姫、聖女とよばれる女が「魔王を倒さなければ国が滅びる」と予言したからだ。
この勇者は聖女が夢見でみつけてきた男で、異世界からやってきたと自称し魔王を倒すのに前向きだ。私は王国では魔術団の顧問をしているため勇者のサポート役として数年ぶりに呼び出された。
「えぇー魔法使いって女子じゃないの? エルフとかのエロエロ美少女かと思ってたのに」
この発言をうけ国中から腕利きの美女が集められると数人が勇者の仲間に加えられた。
私は仲間から外されたものの魔術団から必死に請われ、勇者一行を影から見張ることになった。そして我々の懸念どおり勇者は罪のない魔物を虐げるようにして魔王の森を進んだ。
愚かで純粋な勇者一行は知らないだろうが、聖女とは狂っている者が選ばれるし森に魔王などいない。歴史を研究している者からしたら当たり前のことなのだが、王国はそれを知らないし認めない。
「潮時だな」
魔王の森の中腹、強い魔物や機械兵士たちが現れだし、勇者たちも負う怪我が酷くなりはじめた。
「おまえは……王国でみた魔法使いか!」
「ゆ、勇者さま!」
「魔法陣です!」
一行のまえに立つと、話に応じることなく魔法陣を描く。勇者の足元に青い光が浮かびあがり、まわりの美女たちが驚愕の表情を浮かべたままて消えていく。
「あんた王国の味方じゃないのか!?」
「味方だ。だからこそ森を荒らしているのを止めるのだ」
「なに言ってんだ! おれが魔王を倒さないと!」
魔物と人との抗争を促してるのが自分とは思わないのだろう。
「?」
美女ともども隣国あたりに飛ばそうとするが、勇者は思いがけず抵抗し魔法陣に踏みとどまる。魔力を強めるのに、勇者も額に血管を浮かべて魔力を放出してくる。
「うおおおおおおおおおおお! ハーレムぅう!!」
そうして勇者は魔力を爆発させた。
木に叩きつけられ気を失っていたようだ。魔力の暴走か暴発か、賢者とよばれた私の体に大きな傷を負わせた勇者は消えていた。魔法陣の残り香から、おそらくどこかへ飛ばせたとは思うが……
「ぐ……っ」
歩くだけでも魔力が体から散っていくのがわかる。どうやら致命傷をおっているらしい。
どこか、魔力が補える場所に行ければ。先程の爆発のせいであたりに魔物がいなくなっているのが有り難い。最期に魔術団にことの報告くらいはすべきだろう……。
朦朧としつつも歩いていたが力尽き、太い木の根本に倒れ込む。
「チパチパとろ~♪」
閉じかけた視界には半裸の幼児がいた。
腰回りにだけこんもりと小鹿のような毛と尻尾が生えている。
まさか最期に精霊にあえるとは。
薄くなる自分の魔力と生命力を感じつつ、私は精霊をみていた。
チパチパチパチー!
おうたを歌いながらお粉とたまごをまぜる。
人族より体がちいちゃいから泡立て器が手にあまるけどまぜるしかない。
「よぉし。つぎはぁー」
なになに “熱したフライパンに生地を流し入れてふつふつ穴があくまで三分ほど焼く” ふむふむなるほどー。
「フライパンはおもいの……おそとの石でいいかな♪」
見上げた棚のうえにフライパンが重なって置いてあるのはしってる。けどまえに持ってみたらすごく重くていろいろむりだったのを覚えてる。あと背が届かないからちょっとめんどい。
ボールをうんしょと抱えて開けっ放しの扉からおそとにでる。
目のまえはいっぱいの森。魔族も魔獣族もすくない土地で、ここは精霊族がいちばん多いんだ。でもいまは誰もいないみたい。めずらしー。
家のおそとにあるまっくろで平らな石。これは精霊仲間のポッポにつくってもらったの。
「あーつくなぁれ♪ チパチパあちちー♪ チパチパとろ~♪」
魔法で石をあっためて、背伸びしてうえから生地をたらす。
「……うむぅ。おもいぃぃー」
目をぎゅっとつむってボールを掲げるのがんばるけど腕がぷるぷるしちゃう。
「はあはあ……もういい?」
腕をおろすとボールに沿って生地が残ってるけど仕方ないよ。これがぼくの限界だもの。
ボールを横に置いて生地をじーっとみつめ穴が空くのをまつ。
「三分ってどれくらい?」
「180秒だったらしい」
「へえ」
じゃあ数えよう!
「ぁ、でもぼく10しか数えられない……」
「そうか」
「うん……」
ほんとうは10もむずかしいんだけど。
とにかく穴あけばいいよね!
「チーチーチィパぁ♪ あなぽっこぽー♪」
地面におしりをついておうたに合わせて体をゆらす。
しばらくしたら生地がぷくぅとして小さい穴がポコッとした!
「あっ! つぎはなにするのか読まなくちゃ」
あわてて家にもどって閉じないようにニンジンをのせてた本のつづきを読む。なになに “穴があいたら裏返して二分焼いてできあがり” ふむふむ。
「うらがえすのは風魔法でいいかな♪」
そうしたら“できあがり”だって! わぁい!お皿もっていこう。
「チパチパチパチパ♪」
おうたを歌ってちょっとスキップしながら扉をでたら、血まみれの人族がいた。
「キュァアアァー!?」
なんで!? いつから!? こわい! 血が出ててこわい!
ぼくはお皿をぎゅうっとだきしめたまま動けなくなった。
「驚かせたな、すまない。しかし」
木にもたれてぐったりの人族が、ゆっくり指でさししめした。
「焦げそうだぞ」
「キュアアァアァァ!? パンケェキ!」
石のうえのパンケーキが穴だらけになってる!
わぁあ!どうしよう! こわい固そう穴ぽこぽこ!?!?
「あわー!あわー!」
「……ウィンド」
血まみれ人族が指をふると風魔法がふわーとしてパンケーキをクルンとひっくり返した。
「………」
「………」
ぐったりを更にぐったりさせて人族が寝た。
ぼくはそうっとお皿を地面においてしばらくまった。いいかおりがしてきたので風魔法でパンケーキをお皿にいどうさせる。
焦げちゃったかとおもったけど “きつねいろ” でおいしそうにできた!
初めてつくったパンケーキすぐたべたい。あつあつたべよう♪ あつあつの………
「ひ、人族のひと、血をとめていい?」
ぼくは寝てる人族にそろそろとちかづいて聞いてみる。
人族は血を出したくて出してるのかもしれない。でもパンケーキ食べるのに血のにおいが近くにあるのは、いやなの。
「ここらへんのやさしいちから、あつまったら人族の血をとめて~」
人族にいいよって言われてないけど血をとめちゃう。あつまってきたチカラを人族のひとにあてると、全体がぼんやりひかって人族のエナジーがふえてってる。
「……む、これは」
人族が目をあけて、じぶんの手をみてからだをみて、ぼくをみた。
「治癒魔法、……ありがとう」
「!」
ありがとうだって! えへへ、もじもじしちゃう。
「あの、あの、パンケーキたべる?」
はんぶんこにしてもいいよ。
「……いただこう。きみは優しいな」
「!」
あわわわ!やさしいって!
ぼくは地面においたお皿をもってきて、すわりなおしてる人族に腕をのばしてさしだした。すわっててもぼくより背がたかいの。
「どうぞ!」
人族はそっとパンケーキをちぎって口にいれ、もぐもぐしたらニッコリした。
「とてもうまい。元気になる味だ」
「ほんとう!」
ぼくも食べたい!
おなじようにパンケーキをちぎって食べたら、ふんわりしてホカホカで、
「おいしーい!」
ほっぺに両手をあててさけんじゃう。たまごのあまい感じしておいしいよ!
人族もうんうん頷いてぼくをみてる。
「店が開けるほどだな」
おみせ……おいしくていい香りのものがたくさんあるトコロだよね。おみせ、したい!
「ぼくおみせやる! 人族もいっしょにやる?」
「………そうだな、やろうか」
わあい! ぼくは今日はおみせやさんだよぉー。
人族のぼくよりでっかい手をとってゆらゆらする。いっしょにおみせやさんだねー!
<<<<<<<<<<<<<<<<<<<
魔王の森。
この森は前時代の遺物が多くあり、またそれらが強い魔力を帯びているため人が踏み入れることはまずない。
その鬱蒼とした森へ、王国から認定された勇者とやらをおってやってきた。王国の姫、聖女とよばれる女が「魔王を倒さなければ国が滅びる」と予言したからだ。
この勇者は聖女が夢見でみつけてきた男で、異世界からやってきたと自称し魔王を倒すのに前向きだ。私は王国では魔術団の顧問をしているため勇者のサポート役として数年ぶりに呼び出された。
「えぇー魔法使いって女子じゃないの? エルフとかのエロエロ美少女かと思ってたのに」
この発言をうけ国中から腕利きの美女が集められると数人が勇者の仲間に加えられた。
私は仲間から外されたものの魔術団から必死に請われ、勇者一行を影から見張ることになった。そして我々の懸念どおり勇者は罪のない魔物を虐げるようにして魔王の森を進んだ。
愚かで純粋な勇者一行は知らないだろうが、聖女とは狂っている者が選ばれるし森に魔王などいない。歴史を研究している者からしたら当たり前のことなのだが、王国はそれを知らないし認めない。
「潮時だな」
魔王の森の中腹、強い魔物や機械兵士たちが現れだし、勇者たちも負う怪我が酷くなりはじめた。
「おまえは……王国でみた魔法使いか!」
「ゆ、勇者さま!」
「魔法陣です!」
一行のまえに立つと、話に応じることなく魔法陣を描く。勇者の足元に青い光が浮かびあがり、まわりの美女たちが驚愕の表情を浮かべたままて消えていく。
「あんた王国の味方じゃないのか!?」
「味方だ。だからこそ森を荒らしているのを止めるのだ」
「なに言ってんだ! おれが魔王を倒さないと!」
魔物と人との抗争を促してるのが自分とは思わないのだろう。
「?」
美女ともども隣国あたりに飛ばそうとするが、勇者は思いがけず抵抗し魔法陣に踏みとどまる。魔力を強めるのに、勇者も額に血管を浮かべて魔力を放出してくる。
「うおおおおおおおおおおお! ハーレムぅう!!」
そうして勇者は魔力を爆発させた。
木に叩きつけられ気を失っていたようだ。魔力の暴走か暴発か、賢者とよばれた私の体に大きな傷を負わせた勇者は消えていた。魔法陣の残り香から、おそらくどこかへ飛ばせたとは思うが……
「ぐ……っ」
歩くだけでも魔力が体から散っていくのがわかる。どうやら致命傷をおっているらしい。
どこか、魔力が補える場所に行ければ。先程の爆発のせいであたりに魔物がいなくなっているのが有り難い。最期に魔術団にことの報告くらいはすべきだろう……。
朦朧としつつも歩いていたが力尽き、太い木の根本に倒れ込む。
「チパチパとろ~♪」
閉じかけた視界には半裸の幼児がいた。
腰回りにだけこんもりと小鹿のような毛と尻尾が生えている。
まさか最期に精霊にあえるとは。
薄くなる自分の魔力と生命力を感じつつ、私は精霊をみていた。
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