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第6章 異世界編 森の国 幻の国
冷たくて不思議な 1
ふらりふらりと歩く先、見慣れぬ景色がそこにはあった。
緑で覆い尽くされた空間。それが何なのか気付くまでかなりの時間を要した。ゆっくりと冷え切っていた意識がはっきりとしていく。
「目が覚めた?」
「誰…」
私は無意識に問うた。しかし返答は返らない。静かな空間がそこにあり続けるばかり、その間周囲を見渡す。先程より僅かながらにはっきりして来た意識と目に映るはユキ自身を逃がすまいと取り囲む木々の数々だった。一つ一つ巨大で一つ一つ間を空けないようにみっちりと敷き詰められた木々。
そこに立つ一人の人間。あるいは人間では無いのかも知れない。
彼女はユキを見てただただ笑っていた。
それは不気味で不思議でユキには明るすぎる笑みだった。
緑で覆い尽くされた空間。それが何なのか気付くまでかなりの時間を要した。ゆっくりと冷え切っていた意識がはっきりとしていく。
「目が覚めた?」
「誰…」
私は無意識に問うた。しかし返答は返らない。静かな空間がそこにあり続けるばかり、その間周囲を見渡す。先程より僅かながらにはっきりして来た意識と目に映るはユキ自身を逃がすまいと取り囲む木々の数々だった。一つ一つ巨大で一つ一つ間を空けないようにみっちりと敷き詰められた木々。
そこに立つ一人の人間。あるいは人間では無いのかも知れない。
彼女はユキを見てただただ笑っていた。
それは不気味で不思議でユキには明るすぎる笑みだった。
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