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第6章 異世界編 森の国 幻の国
居ない筈の。1
真里の周りを風が囲う。周囲の空気は全て真里の魔力によってコントロールされているようだった。その風はぐるぐると真里を囲み真里の話や手や身体の動きあるいは表情だけでも動けるようで、何度かユキの周囲にまで近寄って来ていた。しかし、真里にもそうある様にユキ自身も周囲に霧の様に目視出来ないほどの氷の壁を出現させていた。
魔女に会えるかもしれないとコーローから聞いた時から地道に構築した魔法は、アイスウォール。文字通り氷の壁だ。しかし、無闇に使える様な物ではない。現にヨウと過ごした日々は発動させはしなかった。
そんなユキに対して、不敵な笑みを浮かべた。
「ねぇ、なんで?」
「なに?」
ユキは、真里の魔力を逆撫でするように同じようかそれ以上の無表情で返す。
すると思った通り、真里は激情と共に台風の様な強い風をユキにぶつけた。
「私を…私を避けなくてもっ!いいじゃない‼︎」
くっ…ぐ…
ユキは、アイスウォールを重ねがけし厚さを上げ耐え凌ぐ。
「ま、真里が!真、実、を言わない、から…っ」
「私が?私が悪いの?雪乃の、ユキのくせに?私が?悪い?」
その時、真里は壊れた。魔女に身体を明け渡し、自らが望んで異世界に来たと言った真里は自身では無い別の身体に宿った魔力に力に溺れて暴走したのだ。
それはユキと同じ心による暴走。
その暴走をユキには止められない、それはまだ真里から聞いていない事があるから?魔女の存在をまだ深く知り得ていないから?どれも違ってどれも合っていた。
だって…
(前世であんな風に言われても、やっぱり…)
「真里だから、攻撃なんて出来ない。」
ユキは、かけ続けたアイスウォールが壊されるのをただ見ていた。真里の暴走は、より強さを増していく。だが、やはり攻撃は出来ない。そんなユキに真里は風の刃を向け放った。
「真里っ…」
目を瞑る。風の刃は真里の魔力によりスピードも威力も極限にまで達していた。猛烈な痛みがユキを襲う、はずだった…
いつまで経っても来ない痛みにユキは目を開いた。目の前には、刃を放ったまま固まってしまった真里の姿と…
離れ別れた筈の彼の姿があった…
「ヨ、ヨウ!?なんで!?どうして…」
ユキの前に倒れたヨウの身体から真っ赤な血が、そして駆け寄ったユキの涙が混ざり合っていた。
魔女に会えるかもしれないとコーローから聞いた時から地道に構築した魔法は、アイスウォール。文字通り氷の壁だ。しかし、無闇に使える様な物ではない。現にヨウと過ごした日々は発動させはしなかった。
そんなユキに対して、不敵な笑みを浮かべた。
「ねぇ、なんで?」
「なに?」
ユキは、真里の魔力を逆撫でするように同じようかそれ以上の無表情で返す。
すると思った通り、真里は激情と共に台風の様な強い風をユキにぶつけた。
「私を…私を避けなくてもっ!いいじゃない‼︎」
くっ…ぐ…
ユキは、アイスウォールを重ねがけし厚さを上げ耐え凌ぐ。
「ま、真里が!真、実、を言わない、から…っ」
「私が?私が悪いの?雪乃の、ユキのくせに?私が?悪い?」
その時、真里は壊れた。魔女に身体を明け渡し、自らが望んで異世界に来たと言った真里は自身では無い別の身体に宿った魔力に力に溺れて暴走したのだ。
それはユキと同じ心による暴走。
その暴走をユキには止められない、それはまだ真里から聞いていない事があるから?魔女の存在をまだ深く知り得ていないから?どれも違ってどれも合っていた。
だって…
(前世であんな風に言われても、やっぱり…)
「真里だから、攻撃なんて出来ない。」
ユキは、かけ続けたアイスウォールが壊されるのをただ見ていた。真里の暴走は、より強さを増していく。だが、やはり攻撃は出来ない。そんなユキに真里は風の刃を向け放った。
「真里っ…」
目を瞑る。風の刃は真里の魔力によりスピードも威力も極限にまで達していた。猛烈な痛みがユキを襲う、はずだった…
いつまで経っても来ない痛みにユキは目を開いた。目の前には、刃を放ったまま固まってしまった真里の姿と…
離れ別れた筈の彼の姿があった…
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