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writerS本部
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翌日
「蒼汰君。早いな、じゃあ、とりあえずついてきてくれるか?」
「ここが俺たちwriterSのアジトだ」あのカフェから数分歩いたところにあるフツーのビルだ。そこまで高くはないが。
「アジトと言うか普通にビルじゃないですか。政府が極秘で用意してくれたからな」
「なるほど」これほどのビルにも納得がいった。あまり費用をさけられなかったのだろう。あと追放した相手を堂々と高層ビルを与えるわけにもいかなかったのだろう。
「建物の説明をしようか。一階はエントランスだ。何もないから次行こー」
「そんな適当に…」
「二階、なんもない次」何である?
「三階、物置。次」
「四階、オフィス。ここは少し説明した方がいいかな。」
「やっとまともなところが」
「蒼汰君の席はここだ。隣が前いた、チャラ男で。前の席が、俺たちのなかで最強を誇る、アタッカーの玉木紗希だ。蒼汰より先輩だけど子供っぽいところあるから。あとこれ本人に言うと怒るから秘密な。」
「はあ、あのー僕の傷をなくしてくれた人は…」
「ああ、志穂か。志穂ならこの上にいるよ。」
「じゃあ、行きましょう。」
「ああ、ちょっと待て。」
「なんですか?」
「少し変なやつだから。それだけ頭に置いておいてくれ」
「分かりました」
「すみません失礼します。」
「…………」
「今はいないのですか?」置いてあるのは人体模型だけだ。
「いや、そこにいるよ」まさかあの人体模型なんじゃ…
「いや、そんなどこに…ギャァァ」何で、えっ?天井?にぶら下がってる??ダメだ思考が追い付かない。
「うんうんうん、いい反応するね。これからも脅かしがいがありそうだよ。」
「あなたが志穂さんですか?」抜かした腰で恐る恐る聞く。
「うん、そうだね。君はあのときの怪我人さんか。ねえねえねえ、君凄いね、いい筋肉のつきかたしてるよ。治療の時にちょびっとだけ堪能したけど理想の筋肉量だったよ。ねえ1日これだけあげるから少し触らせてー」
「え、えっとー」僕はそんなにムキムキじゃないんだけど。
「おい志穂それだけにしとけビビってるだろ。俺たちは少しこのビル回るから全員地下に集めとけ」
「はいよー、ボスの命令とあらば。志穂ちゃん頑張っちゃうよー」
「筋肉フェチはほっといて行くぞ」
「はい。」少し助かった気がした。
「ここは、資料庫だな。まあ、わりといろいろあるから。勝手に見てもいいけど、ちゃんと直せよ。あいつがキレまくるから。」
「あいつとは?」
「キレイ好きのスピードスター大柴涼太だ。とりあえず物が整理整頓してないと怒るから気をつけて」スピードスターって何か散らかしてそうなのに…
「分かりました。」
「あともう1つ上の階があるけどそこは今は行かない方がいいかな」
「何かあるんですか?」
「上にも一人特殊な奴がいてな、凄く頼りにはなるんだけど昼寝を邪魔されると凄く機嫌悪くなるから。」
「そうですか。今日何か僕にできることはありますか?」
「どうした?急に」
「いや、皆さんに助けてもらったこともあるので少しでも速く力になりたいと思いまして」
「そうか、じゃあついてこい。」
「はい!」
「地下ですか?」エレベーターで地下に降りていく。
「そうだ。地下にはな訓練場みたいな好きに暴れていい場所と、書庫がある。まあ、書庫っていっても実際は武器庫だけどな。」
「今からどうするんですか?」
「まあ、いずれ分かる」
「よーし皆注目!てか、ほとんどいねー」
「俺もう帰っていいっすかー」あ、あのときの。
「帰りたいなら帰ってもいいけど後悔するぞ」
「なんすかボスのその言い方は。そんなこと言われて帰れるわけないじゃないですか。あ、蒼汰君久しぶり~」
「今からこいつと戦いたい奴募集だ!」
「よっし俺!」
「帰るんじゃなかったか?慶斗」
「ボスは意地悪ですね。だから一度も彼女出来ないんすよ」
「おい、それは関係ねぇだろ!」ボスの顔が少し赤くなってる。面白い。
「ボスの事はほっといてやろか。蒼汰君」
「ちょっ、ちょっと待ってください!僕今何も持ってないんですけど。」
「あれ?ボス本見つかったんじゃないんですか?」
「ん?あぁ、忘れてた。まあ、めんどくせぇからこれが入社試験という事でよろしく~。」
「え!?僕死にますよ?」
「大丈夫だよ~。私が治すから~」
「え!?ちょっと待って志穂さん!?あとその剣地面に置いてくださいよ慶斗さん!」
「はい、頑張って~」
「うぅ、う?痛くない切られてない。よっしゃー!」と、喜びに浸る僕の横で
「ちょっとそれは、反則だわ。蒼汰」血を垂れ流しにした慶斗さんが倒れていた。
「慶斗さん?どうしたんですか?」
「おい志穂こいつ治しとけ。蒼汰ちょっとこい。それ持ってこいよ。」
「はい?え、えぇ!慶斗先輩すみません、すみません。」気づかないうちに持っていた銃と本を見て流石に僕も気がついた。
「いいってことよ」グッと親指を立てて、意識を失った振りをする。
「センパーイ!」と、僕は天に向かって叫んだ。地下だから上はコンクリートだけど。
「茶番はいいからこい。」
「すみませんつい。」
「おい、どう思う!」と七階の一室のドアを勢いよく開け放つ。
「ボス毎回思いますけど、何にたいしてなのか言ってください。」
「おお、すまん。実はな…と、その前にこれがうちの新人だ。」
「ああ、あの。どうも、シャーロック・ホームズの本を所有している高槻修と言います。宜しく」
「何の本かはわかりませんが、本を持っている荒牧蒼汰です。宜しくお願いします。」
「で、さっそくだか能力使え。」
「分かりました。」そういうと高槻さんは光に包まれた。
「よっし、俺に解いて欲しい謎は何だ?出来るだけ面白いやつで頼む。」
「こいつの本が消えたのは知ってるか?」
「ああ、修に聞いたぞ。」何か思ってたホームズと違う。
「それが今こいつの体から出てきた。」
「こんなこと俺に聞くなよなー。これくらいの謎なら修自身でも解けるぞ。」
「どういうことだ?」
「まず、この本は、魔法で作られた物だ。それに所有者とリンクすればするほど、その能力は強くなる。これは俺とか紗希ちゃんとか、涼太が証拠になるだろ。単にその上があったというだけだ。まあ、あくまで推理だから確実ではないがほぼ100%だろう。」
「2つ質問があるんですがいいですか?」
「おう、何でも聞け。えーと蒼汰、だったかな?」
「はい、1つ目は上というところの意味と2つ目は100%と断言出来ない理由です。」
「1つ目はともかく、2つ目はなかなかいいところを聞いてくるな。ワトソン2号にしてやろう。」
「いいからはやく答えろ。」
「まあ、1つ目は、リンクしてる度合いだ。でもここで不思議なのはリンクの強さが強くなってるけど戦闘にでていないこと。まあ、おそらく性能的に進化したと考えるのが妥当だろう。ほらあのグングニルとかいう投げたら必ず返ってくるみたいな感じだろ。今回の本がなくなった理由にも説明がつく。2つ目はまだ俺が本とは何かという概念を掴めていないからだ。これは新しくできたもので作った側も想定していない何かがあることを考慮すると100%とは言いがたいな。」
「じゃあもし、リンクが強まって蒼汰の体と本が同期しているならそれを確認することは可能か?」
「体と同期してるなら簡単だろ。あの微筋フェチにでも聞けば解析してくれるだろうよ。」
「そうか、ありがとう。」
「ちょっと待て、蒼汰何かあったらまず俺に聞け。俺というか修に聞け。何かお前には面白そうな匂いがする」
「分かりました。そのときはお願いします。」
「蒼汰君。早いな、じゃあ、とりあえずついてきてくれるか?」
「ここが俺たちwriterSのアジトだ」あのカフェから数分歩いたところにあるフツーのビルだ。そこまで高くはないが。
「アジトと言うか普通にビルじゃないですか。政府が極秘で用意してくれたからな」
「なるほど」これほどのビルにも納得がいった。あまり費用をさけられなかったのだろう。あと追放した相手を堂々と高層ビルを与えるわけにもいかなかったのだろう。
「建物の説明をしようか。一階はエントランスだ。何もないから次行こー」
「そんな適当に…」
「二階、なんもない次」何である?
「三階、物置。次」
「四階、オフィス。ここは少し説明した方がいいかな。」
「やっとまともなところが」
「蒼汰君の席はここだ。隣が前いた、チャラ男で。前の席が、俺たちのなかで最強を誇る、アタッカーの玉木紗希だ。蒼汰より先輩だけど子供っぽいところあるから。あとこれ本人に言うと怒るから秘密な。」
「はあ、あのー僕の傷をなくしてくれた人は…」
「ああ、志穂か。志穂ならこの上にいるよ。」
「じゃあ、行きましょう。」
「ああ、ちょっと待て。」
「なんですか?」
「少し変なやつだから。それだけ頭に置いておいてくれ」
「分かりました」
「すみません失礼します。」
「…………」
「今はいないのですか?」置いてあるのは人体模型だけだ。
「いや、そこにいるよ」まさかあの人体模型なんじゃ…
「いや、そんなどこに…ギャァァ」何で、えっ?天井?にぶら下がってる??ダメだ思考が追い付かない。
「うんうんうん、いい反応するね。これからも脅かしがいがありそうだよ。」
「あなたが志穂さんですか?」抜かした腰で恐る恐る聞く。
「うん、そうだね。君はあのときの怪我人さんか。ねえねえねえ、君凄いね、いい筋肉のつきかたしてるよ。治療の時にちょびっとだけ堪能したけど理想の筋肉量だったよ。ねえ1日これだけあげるから少し触らせてー」
「え、えっとー」僕はそんなにムキムキじゃないんだけど。
「おい志穂それだけにしとけビビってるだろ。俺たちは少しこのビル回るから全員地下に集めとけ」
「はいよー、ボスの命令とあらば。志穂ちゃん頑張っちゃうよー」
「筋肉フェチはほっといて行くぞ」
「はい。」少し助かった気がした。
「ここは、資料庫だな。まあ、わりといろいろあるから。勝手に見てもいいけど、ちゃんと直せよ。あいつがキレまくるから。」
「あいつとは?」
「キレイ好きのスピードスター大柴涼太だ。とりあえず物が整理整頓してないと怒るから気をつけて」スピードスターって何か散らかしてそうなのに…
「分かりました。」
「あともう1つ上の階があるけどそこは今は行かない方がいいかな」
「何かあるんですか?」
「上にも一人特殊な奴がいてな、凄く頼りにはなるんだけど昼寝を邪魔されると凄く機嫌悪くなるから。」
「そうですか。今日何か僕にできることはありますか?」
「どうした?急に」
「いや、皆さんに助けてもらったこともあるので少しでも速く力になりたいと思いまして」
「そうか、じゃあついてこい。」
「はい!」
「地下ですか?」エレベーターで地下に降りていく。
「そうだ。地下にはな訓練場みたいな好きに暴れていい場所と、書庫がある。まあ、書庫っていっても実際は武器庫だけどな。」
「今からどうするんですか?」
「まあ、いずれ分かる」
「よーし皆注目!てか、ほとんどいねー」
「俺もう帰っていいっすかー」あ、あのときの。
「帰りたいなら帰ってもいいけど後悔するぞ」
「なんすかボスのその言い方は。そんなこと言われて帰れるわけないじゃないですか。あ、蒼汰君久しぶり~」
「今からこいつと戦いたい奴募集だ!」
「よっし俺!」
「帰るんじゃなかったか?慶斗」
「ボスは意地悪ですね。だから一度も彼女出来ないんすよ」
「おい、それは関係ねぇだろ!」ボスの顔が少し赤くなってる。面白い。
「ボスの事はほっといてやろか。蒼汰君」
「ちょっ、ちょっと待ってください!僕今何も持ってないんですけど。」
「あれ?ボス本見つかったんじゃないんですか?」
「ん?あぁ、忘れてた。まあ、めんどくせぇからこれが入社試験という事でよろしく~。」
「え!?僕死にますよ?」
「大丈夫だよ~。私が治すから~」
「え!?ちょっと待って志穂さん!?あとその剣地面に置いてくださいよ慶斗さん!」
「はい、頑張って~」
「うぅ、う?痛くない切られてない。よっしゃー!」と、喜びに浸る僕の横で
「ちょっとそれは、反則だわ。蒼汰」血を垂れ流しにした慶斗さんが倒れていた。
「慶斗さん?どうしたんですか?」
「おい志穂こいつ治しとけ。蒼汰ちょっとこい。それ持ってこいよ。」
「はい?え、えぇ!慶斗先輩すみません、すみません。」気づかないうちに持っていた銃と本を見て流石に僕も気がついた。
「いいってことよ」グッと親指を立てて、意識を失った振りをする。
「センパーイ!」と、僕は天に向かって叫んだ。地下だから上はコンクリートだけど。
「茶番はいいからこい。」
「すみませんつい。」
「おい、どう思う!」と七階の一室のドアを勢いよく開け放つ。
「ボス毎回思いますけど、何にたいしてなのか言ってください。」
「おお、すまん。実はな…と、その前にこれがうちの新人だ。」
「ああ、あの。どうも、シャーロック・ホームズの本を所有している高槻修と言います。宜しく」
「何の本かはわかりませんが、本を持っている荒牧蒼汰です。宜しくお願いします。」
「で、さっそくだか能力使え。」
「分かりました。」そういうと高槻さんは光に包まれた。
「よっし、俺に解いて欲しい謎は何だ?出来るだけ面白いやつで頼む。」
「こいつの本が消えたのは知ってるか?」
「ああ、修に聞いたぞ。」何か思ってたホームズと違う。
「それが今こいつの体から出てきた。」
「こんなこと俺に聞くなよなー。これくらいの謎なら修自身でも解けるぞ。」
「どういうことだ?」
「まず、この本は、魔法で作られた物だ。それに所有者とリンクすればするほど、その能力は強くなる。これは俺とか紗希ちゃんとか、涼太が証拠になるだろ。単にその上があったというだけだ。まあ、あくまで推理だから確実ではないがほぼ100%だろう。」
「2つ質問があるんですがいいですか?」
「おう、何でも聞け。えーと蒼汰、だったかな?」
「はい、1つ目は上というところの意味と2つ目は100%と断言出来ない理由です。」
「1つ目はともかく、2つ目はなかなかいいところを聞いてくるな。ワトソン2号にしてやろう。」
「いいからはやく答えろ。」
「まあ、1つ目は、リンクしてる度合いだ。でもここで不思議なのはリンクの強さが強くなってるけど戦闘にでていないこと。まあ、おそらく性能的に進化したと考えるのが妥当だろう。ほらあのグングニルとかいう投げたら必ず返ってくるみたいな感じだろ。今回の本がなくなった理由にも説明がつく。2つ目はまだ俺が本とは何かという概念を掴めていないからだ。これは新しくできたもので作った側も想定していない何かがあることを考慮すると100%とは言いがたいな。」
「じゃあもし、リンクが強まって蒼汰の体と本が同期しているならそれを確認することは可能か?」
「体と同期してるなら簡単だろ。あの微筋フェチにでも聞けば解析してくれるだろうよ。」
「そうか、ありがとう。」
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