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4章~カジノで一攫千金!~
一攫千金!?
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翌朝目が覚めると服が一人一式と置き手紙が用意されていた。その紙には、「どうぞこちらに着替えてカジノでお楽しみ下さいませ。」と書かれていた。本当に何から何まで用意してくれて逆に怪しい気さえするほどであったが、その時の彼らはそんなことはお構いなしだった。全員用意されていた服に着替えてクルーピエの入り口で合流した。まあ、お互いの姿を見て笑ったことは想像がつくであろう。しかし、予想を裏切る者が二人いた。一人目はハルト・グレンフェルである。ここでもう一度言っておくが部屋に用意されていたのは、服である。そう、服だけなのである。まあ、言うまでもなくハルトのジャケット姿は似合ってるとか、似合ってないとかではなく、違和感しか感じさせない。だが、問題はそこではなかった。ハルトは、用意されていたもの以上のことをやっていたのだ。何とただでさえ違和感しかないのに更に違和感を与えるような工夫を…それは、髪をワックスで整えてきていたのである。これは、リリィ達を大爆笑させた。と、ここらで予想を裏切った二人目を紹介しよう。先に言っておくがこれは、誰も笑えなかった。それを踏まえて聞いてほしい。二人目は一条蓮である。一条蓮と言えば、和服姿が浮かぶであろう。それがジャケットを来ている。これだけで笑える要素は揃っている。揃っているのだがリリィ達は、笑うことが出来なかった。そう、蓮は似合っていたのである。それもかなり。リリィ達は笑うつもりでいたのだが今の蓮の姿を見てはそれもかなわない。と、お互いの姿を確認したところで一同はクルーピエの入場審査を受け入場した。ハルト達の所持する全財産をチップに変えて。
チップを手にした四人はチップを4等分にし、それぞれ稼ぎに出掛けた。
ハルトと蓮は、レース参加型のゲームに行った。何とその結果は一位!二人は掛け金の5倍を手にすることが出来た。一方リリィはというと、チップを失うのが怖すぎて何のゲームにも入らなかった。そして、ここで才能を発揮した男がいた。その名もアルビオン・ラッセルである。まず、アルビオンはポーカーを始めた。アルビオンは相手の顔色を伺って勝負を進めた。ポーカーなので駆け引きは当然ある。が、この男にそんなものは関係無かった。なぜなら心が読めるのだから。アルビオンはその特技を使って一度も負けることなくゲームを終えて、最終的に持っていた金のおよそ25倍。もうこれだけでかなり裕福な生活が数日続けられるほどだ。そうして、アルビオンがカッコよく金稼いでる一方で蓮と、ハルトはと言うとカッコよく金を稼いでる…訳では決してなく。無様にリリィに金を乞うていた。それは、もう惨めに。これまでに何があったのかと言うと大金を手にいれたあと、ブラフにかけられ大敗所持金全てどころかマイナスになっていた。明日の夜明けまでに準備できなかったら、勝ち目の無い命懸けのギャンブルをさせられるらしい。勿論命懸けというだけあって賞金は考えられないほどの額だが。未だに誰をそのギャンブルで勝ったものはいないという。なのでリリィにお金を借りに来たという訳だ。
「嫌です!いや、ハル君や、蓮さんが死ぬのも嫌ですが私も一文無しのなりたくないです!」
「そうだよ。ここでは多分一文無しは奴隷にされる。」
突然後ろから衝撃の発言をしたのはアルビオンだった。
「何でそんなこと言える。」
「この町の仕組みを誰も知らないからだ。だけどこの町のルールには、従わなくちゃいけない。そういうこと。」
「ごめん、意味分からん。」
「じゃあ、入るときに書いた書類の裏面を見た?」
三人は首を横に振る。
「僕も見てないんだけど、毎朝この国に税金を払わなければいけないらしい。それが払えなかったものは一生奴隷だそうだ。このお姉さんに聞いた。」と、指を指して紹介したのはかなりボインの美女だった。ハルトは横にいる蓮を見たが案の定鼻の下を伸ばしていた。
「どうも、セレストと申します。私は夫が死のギャンブルにつれてかれました。それをアルビオンさんに話したらとても強いかたがいらっしゃると聞いたので。」
「ふーん誰だ?それ」
「いや、あんたらだよ!」と蓮とハルトを見る。
「でもそこに助けに行く前に俺らが行きそうなんだけど…」
「勿論、報酬は、出します。お金は無理ですが私に出来ることは何でも。」
「何でも…ゴクリ」
「そういう何でもじゃないでしょ!」とリリィは蓮にチョップを食らわせた。
「まあ、とにかく俺らが行けばいいの?」
「そういう事。」
「分かった!じゃあ明日から行ってくるわ。」
「ありがとうございます!では、夫と、あなた方の帰りを待っております。」
そうして、セレストは去っていった。そして、セレストの姿が見えなくなると同時にハルトとアルビオンは顔色を強ばらせた。
「簡単に命かけるような事をしない!いくら人を助けたいからって自分の命大切にしないのはダメ!………ってどうしたの?二人ともそんな顔して。」
「いや、何でもちょっと気になることがあっただけ。」
その後、アルビオンはハルトに耳打ちした。
チップを手にした四人はチップを4等分にし、それぞれ稼ぎに出掛けた。
ハルトと蓮は、レース参加型のゲームに行った。何とその結果は一位!二人は掛け金の5倍を手にすることが出来た。一方リリィはというと、チップを失うのが怖すぎて何のゲームにも入らなかった。そして、ここで才能を発揮した男がいた。その名もアルビオン・ラッセルである。まず、アルビオンはポーカーを始めた。アルビオンは相手の顔色を伺って勝負を進めた。ポーカーなので駆け引きは当然ある。が、この男にそんなものは関係無かった。なぜなら心が読めるのだから。アルビオンはその特技を使って一度も負けることなくゲームを終えて、最終的に持っていた金のおよそ25倍。もうこれだけでかなり裕福な生活が数日続けられるほどだ。そうして、アルビオンがカッコよく金稼いでる一方で蓮と、ハルトはと言うとカッコよく金を稼いでる…訳では決してなく。無様にリリィに金を乞うていた。それは、もう惨めに。これまでに何があったのかと言うと大金を手にいれたあと、ブラフにかけられ大敗所持金全てどころかマイナスになっていた。明日の夜明けまでに準備できなかったら、勝ち目の無い命懸けのギャンブルをさせられるらしい。勿論命懸けというだけあって賞金は考えられないほどの額だが。未だに誰をそのギャンブルで勝ったものはいないという。なのでリリィにお金を借りに来たという訳だ。
「嫌です!いや、ハル君や、蓮さんが死ぬのも嫌ですが私も一文無しのなりたくないです!」
「そうだよ。ここでは多分一文無しは奴隷にされる。」
突然後ろから衝撃の発言をしたのはアルビオンだった。
「何でそんなこと言える。」
「この町の仕組みを誰も知らないからだ。だけどこの町のルールには、従わなくちゃいけない。そういうこと。」
「ごめん、意味分からん。」
「じゃあ、入るときに書いた書類の裏面を見た?」
三人は首を横に振る。
「僕も見てないんだけど、毎朝この国に税金を払わなければいけないらしい。それが払えなかったものは一生奴隷だそうだ。このお姉さんに聞いた。」と、指を指して紹介したのはかなりボインの美女だった。ハルトは横にいる蓮を見たが案の定鼻の下を伸ばしていた。
「どうも、セレストと申します。私は夫が死のギャンブルにつれてかれました。それをアルビオンさんに話したらとても強いかたがいらっしゃると聞いたので。」
「ふーん誰だ?それ」
「いや、あんたらだよ!」と蓮とハルトを見る。
「でもそこに助けに行く前に俺らが行きそうなんだけど…」
「勿論、報酬は、出します。お金は無理ですが私に出来ることは何でも。」
「何でも…ゴクリ」
「そういう何でもじゃないでしょ!」とリリィは蓮にチョップを食らわせた。
「まあ、とにかく俺らが行けばいいの?」
「そういう事。」
「分かった!じゃあ明日から行ってくるわ。」
「ありがとうございます!では、夫と、あなた方の帰りを待っております。」
そうして、セレストは去っていった。そして、セレストの姿が見えなくなると同時にハルトとアルビオンは顔色を強ばらせた。
「簡単に命かけるような事をしない!いくら人を助けたいからって自分の命大切にしないのはダメ!………ってどうしたの?二人ともそんな顔して。」
「いや、何でもちょっと気になることがあっただけ。」
その後、アルビオンはハルトに耳打ちした。
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