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5章~エルフVS忍~
忍の者
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忍が大勢で向かってくる。それを正面でハルト達は見ていた。
「どうする?」
蓮は、ハルトに尋ねる。ハルトから返事が帰って来なかったので、顔色を伺おうとして横を見ると誰も居なかった。蓮は、それを確認したうえで前を見た。そこには、大勢に突っ込んでいくハルトの姿が。蓮は落ち着いて一言叫んだ。
「やることは分かっていたよ。うん、分かっていたよ。けどな、せめて俺に一言言えよ!」
なんて文句を言いながら蓮も正面から突撃する。蓮は、相変わらずの型にはまらない動きで、ハルトはテレポートを使い相手を翻弄しながら相手の攻撃をかわした。そして、蓮がようやく反撃に出ようというときにハルトが蓮を呼び止めた。
「峰打ちでよろしく」
既に刀を振り下ろしていた蓮だが、無理矢理に刀を傾け相手を切ることなく戦闘不能に追い込んだ。ハルトも、その言葉通りに敵を次々と戦闘不能に追い込んでいった。瞬く間に忍の戦闘可能な人間が減っていった。
その頃シルヴァヌスでは。
「あの者達は何なのだ!私には理解が出来ない。あれほどに無礼な態度をとられてなお我らを助けてくれるというのか。」
タリアは状況を確認しハルト達の懸命な防衛に心を痛めていた。
「そんな人だからだよ。そこにたいそうな理由なんてないと思うよ。ハルトは出会った人を守りたい。出会った人の大切な者を守りたいと思うのさ。たとえその出会った人にどう扱われようとそんなことはハルトの頭にない。ましてや守れなかった事にたいして死ぬほど悲しむような人間だよ。」
アルビオンはタリアの疑問に答えた。そして、続けてリリィが訴えた。
「こんな人がどうしてこの国の驚異だと言うのですか!」
心からリリィは訴えた。
「私もあの方達は信じてもいいと思います。タリア様の見ているものは私には分かりません。ただ強いエネルギーを持っていることしか私には分からない。しかし、二人の行動を見ていてその力が悪い方向に行くとは私には考えられません。」
驚くことにタリアの説得に動いたのはアルビオンとリリィだけでは無かったのだ。ルナもハルトの行動に心を動かされたのである。だが、心を動かされていたのはルナだけでは無かったのだ。まさかのタリアまでもが二人の行動に感銘を受けていた。しかし、それでもタリアは自分の選択は正解かどうかは分からないが間違いではないと主張する。
「確かに私もあの者を見ていると心から混み上がってくるものがある。もしかしたら自分は間違っているのではないかとも考える。だが、それはあくまで私個人の意見であり。感情だ。そんなものは国を守る上で必要ない。必要なのは、確かな確信と事実だけだ。今その為にシルヴァヌス1の未来予言者を使っている。そろそろ終わるはずだ。もう少しだけ待ってくれないか。」
タリアはまたしても頭を下げた。そして、ハルト達がとっくに忍を一掃したあとようやく予言が済んだらしい。予言者がタリアに耳打ちする。タリアの表情は、予言者の言葉を聞けば聞くほど苦しいものとなっていった。
「二人とも落ち着いて聞いてほしい。」
深刻そうなタリアを見て二人は無言で頷く。
「まず、あの二人の事から話す。あの二人は、残念なのだが追放したままにさせてくれ。二人が忍の大群を連れてシルヴァヌスへやってくる未来が見えたそうだ。」
「分かった。なら俺達はあいつらの元に向かわせてもらう。」
アルビオンは、ハルト達が認められなかったことに対する怒りを抑えてリリィの服の袖を引っ張って外に出ようとした。すると護衛の兵士が二人の行く手を阻んだ。
「それは、させない。私がどんな風に思われようと君たちを外に出すわけには行かない。今さら何を言っても、信じられないだろうが、このままだと恐らく君は死ぬ。」
タリアはそう言ってアルビオンを指差した。更に続けて言う。
「リリィも、安全とは言えない。毒を盛られてひどく苦しむ様子が出た。私は、君たちが嫌いでこんなことをしているわけではない。もし私に私情を挟むことが許されるなら全て君たちの思い通りにしただろう。私は、私情を持つことさえ非難されるべき存在だ。だからささやかな気持ちとしてはアルビオン君と、リリィの命だけはこの手で守らせてくれ。」
アルビオンは一瞬強行突破することも考えた。しかし、戦力的に圧倒的不利である上、エルフを1人でも傷つけようものなら、ハルトたちが、とってきた今までの行動が全て無駄になると思い。こらえて立ち止まった。進むことも、振り替えることもせずに。
「どうする?」
蓮は、ハルトに尋ねる。ハルトから返事が帰って来なかったので、顔色を伺おうとして横を見ると誰も居なかった。蓮は、それを確認したうえで前を見た。そこには、大勢に突っ込んでいくハルトの姿が。蓮は落ち着いて一言叫んだ。
「やることは分かっていたよ。うん、分かっていたよ。けどな、せめて俺に一言言えよ!」
なんて文句を言いながら蓮も正面から突撃する。蓮は、相変わらずの型にはまらない動きで、ハルトはテレポートを使い相手を翻弄しながら相手の攻撃をかわした。そして、蓮がようやく反撃に出ようというときにハルトが蓮を呼び止めた。
「峰打ちでよろしく」
既に刀を振り下ろしていた蓮だが、無理矢理に刀を傾け相手を切ることなく戦闘不能に追い込んだ。ハルトも、その言葉通りに敵を次々と戦闘不能に追い込んでいった。瞬く間に忍の戦闘可能な人間が減っていった。
その頃シルヴァヌスでは。
「あの者達は何なのだ!私には理解が出来ない。あれほどに無礼な態度をとられてなお我らを助けてくれるというのか。」
タリアは状況を確認しハルト達の懸命な防衛に心を痛めていた。
「そんな人だからだよ。そこにたいそうな理由なんてないと思うよ。ハルトは出会った人を守りたい。出会った人の大切な者を守りたいと思うのさ。たとえその出会った人にどう扱われようとそんなことはハルトの頭にない。ましてや守れなかった事にたいして死ぬほど悲しむような人間だよ。」
アルビオンはタリアの疑問に答えた。そして、続けてリリィが訴えた。
「こんな人がどうしてこの国の驚異だと言うのですか!」
心からリリィは訴えた。
「私もあの方達は信じてもいいと思います。タリア様の見ているものは私には分かりません。ただ強いエネルギーを持っていることしか私には分からない。しかし、二人の行動を見ていてその力が悪い方向に行くとは私には考えられません。」
驚くことにタリアの説得に動いたのはアルビオンとリリィだけでは無かったのだ。ルナもハルトの行動に心を動かされたのである。だが、心を動かされていたのはルナだけでは無かったのだ。まさかのタリアまでもが二人の行動に感銘を受けていた。しかし、それでもタリアは自分の選択は正解かどうかは分からないが間違いではないと主張する。
「確かに私もあの者を見ていると心から混み上がってくるものがある。もしかしたら自分は間違っているのではないかとも考える。だが、それはあくまで私個人の意見であり。感情だ。そんなものは国を守る上で必要ない。必要なのは、確かな確信と事実だけだ。今その為にシルヴァヌス1の未来予言者を使っている。そろそろ終わるはずだ。もう少しだけ待ってくれないか。」
タリアはまたしても頭を下げた。そして、ハルト達がとっくに忍を一掃したあとようやく予言が済んだらしい。予言者がタリアに耳打ちする。タリアの表情は、予言者の言葉を聞けば聞くほど苦しいものとなっていった。
「二人とも落ち着いて聞いてほしい。」
深刻そうなタリアを見て二人は無言で頷く。
「まず、あの二人の事から話す。あの二人は、残念なのだが追放したままにさせてくれ。二人が忍の大群を連れてシルヴァヌスへやってくる未来が見えたそうだ。」
「分かった。なら俺達はあいつらの元に向かわせてもらう。」
アルビオンは、ハルト達が認められなかったことに対する怒りを抑えてリリィの服の袖を引っ張って外に出ようとした。すると護衛の兵士が二人の行く手を阻んだ。
「それは、させない。私がどんな風に思われようと君たちを外に出すわけには行かない。今さら何を言っても、信じられないだろうが、このままだと恐らく君は死ぬ。」
タリアはそう言ってアルビオンを指差した。更に続けて言う。
「リリィも、安全とは言えない。毒を盛られてひどく苦しむ様子が出た。私は、君たちが嫌いでこんなことをしているわけではない。もし私に私情を挟むことが許されるなら全て君たちの思い通りにしただろう。私は、私情を持つことさえ非難されるべき存在だ。だからささやかな気持ちとしてはアルビオン君と、リリィの命だけはこの手で守らせてくれ。」
アルビオンは一瞬強行突破することも考えた。しかし、戦力的に圧倒的不利である上、エルフを1人でも傷つけようものなら、ハルトたちが、とってきた今までの行動が全て無駄になると思い。こらえて立ち止まった。進むことも、振り替えることもせずに。
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