クロスフューチャー

柊彩 藍

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2章~何か作れる人が欲しい!!!!~

仲間との再開

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   「ガシャン ガシャン ガシャン」次々にラドクリフの弱点を破壊し、倒していくハルトだったが…
 「はぁはぁ…はぁ……はぁ」確実に息があがっている。
 「ハルト大丈夫か、しんどいなら一旦逃げるぞ!」その姿を見かねたアルビオンが心配して、逃げることを提案する。
 「はぁ…いい、…大丈夫、はやく……こいつら倒さねーと…アルの仲間が殺されるんだろ…はぁ…だったらここで踏ん張らねーと」俺は逃げたくなかった。
 「でも、もうそんなに息あがってるじゃないか!」
 「大丈夫だって言ったろ、黙って見てろ」黙って見てろと言ったものの、かなり体力を消耗しているのは事実だ。どうやらテレポートは魔力とかそういった類いのものを消費しない代わりに、使用者の体力奪うらしい。
 「よし、あと5体!」 気合いを入れ直した時…
 「ふらっ…バタ」突然ハルトが倒れた。
 「えっ?」体に力が入らねー。本当に体力が無くなったのか?いや、それよりも、俺はまた、俺のせいで救えた命を落とすのか?嫌だ…嫌だ!
 「敵の弱体化を確認これより総攻撃を開始します」
 「バッ」体が引っ張られてる?
 「ハルト大丈夫か。少し距離とるぞ。」アルビオンに引きずられていた。
 「おい待て!アル!今俺が…俺があいつらを倒さねーと…また…」
 「それだったら俺の仲間助けれたとしても、ハルトが死んじまうよ!」
 「それでもいい!それでもいいから。頼む」俺は真剣な顔でアルの顔を見た。
 「はぁやっぱり、ハル君は無理しちゃうんですね。」聞き覚えのある声がした。
 「リリィ」ぶち壊した穴から、少しずつ降りてきた。
 「それに死んでもいいなんて、言わないでくださいよ」少し涙目になりながら杖で、俺の傷ついた体をバシバシ叩いてきた。
 「痛い痛い痛い、分かった。でも、俺は今すぐあそこに戻って戦わないと」
 「じゃあ、5分です。5分待ってください。」
 「そんなにも待てないって」
 「ダメです!まあ私がもっといい魔法使いなら、こんな状態すぐなんですけど…私にはそんな力はないので。それにその状態でもし行ったとしても、アルビオンさんが言ったように、死ぬのは避けられませんし、攻撃すら出来ないと思います。」本気で心配してくれているのが伝わってきた。
 「分かった、我慢する。」ハルトは唇を噛んだ。
 【キュア】
 「とりあえず外の事伝えておきますね、外では、この騒動が公になって国が一丸となって私たちを狙っています。そして、全ての門が封鎖されました。」
 「分かった。でも脱出に関しては安心しろ、俺が何とかする。じゃあいってくるわ。アルを頼んだぞリリィ」
 「はい!」
 
 そして、残り5体をあっさりと片付けてしまった。体力が元に戻ったお陰でスムーズに事が進んだ。
 「ふー終了!やっと片付いた、アル、どこに行けば皆がいるんだ?」
 「着いてきて!」
 「おう。」
 
 「おーい皆!姉ちゃん!」アルが声を掛けた先には数人の子供がいた。
 「アル!アルだ、アルが助けに戻って来たぞ!」
 「アル!ありがと!」
 「ブゥゥン」アル達の奥の方で青い光が灯った。
 「なあ、リリィあの青い光何かわかるか?」何かが引っ掛かる。
 「はい?あれですか?見えますけど何かは分からないです。」
 「そうか、何か見覚えのある光なんだよな…」と、俺の中の記憶を振り返っているときに、
 「バシュッ……ドサッ」刃が光を反射した瞬間には、すでに血しぶきが舞っていた。
 「えっ…」その場にいた、ほとんどの人間がその状況を理解できていなかっただろう。
 「アル!」アルの精神が崩壊しかけていた。
 「姉ちゃん?ねえ、姉ちゃん何で急に倒れるの?ねえ、ねえってば!返事してよ!」アルはその手を血で濡らしながら泣き叫んだ。
 「おい!アル!今すぐそこから離れろ」
 「姉ちゃん…姉ちゃん!」
 「クソッ」ショックがデカ過ぎて声が聞こえて無い。
 【テレポート】
 「おい!アル!大丈夫か?ケガはしてないか?」
 「ねえ、ハルト姉ちゃんがさっきから返事しないんだよ…動かないんだよ…どうして…どうしてどうして!」
 「お前の姉ちゃんは…死んだからだ」
 「そんなはず無い!だって今助けに来たんだよ?やっとここから出られるんだよ?なのに…なのに……」
 「ハル君!何か来てます!離れてください!」
 「危ねぇ…おい……なあこれ嘘だよな、だって俺が全部倒したのに何であれが残ってるんだよ…」そこにはラドクリフにとてもよく似たロボットがいた。
 (まさか…『このタイプはあと、48体。だけど、もしかしたら失敗作の一体が一番ハルトの強敵かも…』ってアルが言ってたやつか?失敗作…なのか?)
 「お前らか!せっかくの兵器を全部ダメにしやがったのは」ラドクリフの声ではない。
 「ラドクリフなのか?でも、人が乗ってる」
 「あーそうだよ!これはラドクリフじゃねぇ。ラドクリフ全部お前らが潰しやがったからな。だから、こんな失敗作を出す羽目になってんだよ!でも、安心しろ。一瞬でいかせてやるからよ」中に乗っている人は顔を真っ赤にしながら罵声を浴びせた。
 「リリィ、アルを頼む。これは俺がぶっ壊す」
 「分かったけど、私は何をすれば…」
 「とにかく、安全な場所に隠れといてくれ」
 「ごちゃごちゃうるせぇなぁ、どーせ今殺したガキと一緒で皆殺しなんだからよぉ」
 「いってろカスが!俺はお前を倒す!」俺はこいつを許せねえ!
 「殺れるもんならな」
 「やれるさ」
 【テレポート】
 ガレキを首に飛ばした。そして、呆気なく失敗作の首は吹き飛んだ。
 「結局何だったんだよ。リリィ逃げるぞ。今から国を出る」
 「ハル君!!」リリィが凄く青ざめた顔で叫んだ時にはもう手遅れだった。首を吹き飛ばしたはずのラドクリフの体だけが動いていた。
 「ザシュッバタッ」
 「グハァッな…何で動いてんだよ…」
 「ハル君!逃げて下さい。そのままじゃ死んじゃいます。それにこのまま闘ってもどうやったら倒せるのか分からない相手に戦うのは無理です!」
 「それでもいい、今度は失敗作じゃなくて中のあいつを殺すから。」この時どうすればあいつを殺せるのかが完璧に分かった。
 「クハハハハハザマァねぇな!『俺はお前を倒す!』だって?笑わせんな」
 【テレポート】
 「ドスッ」俺はテレポートでこいつの背後に入って、後ろから剣で貫いた。
 「何で…お前が…こんなとこにいるんだ…よ……」
 
 「また、守れなかった…クソッ…クソッ!」
 「やっと見つけた、予定を全て台無しにしやがって」物陰に潜んでいた、誰かがこちらを見て素早く…
 「バシュッ……バタ」俺はこの放たれた銃弾に覚えがある。一度受けた事があるやつだ。
 「ハル君!大丈夫ですか」
 「ハルト死ぬな死ぬんじゃねぇ」
 「皆俺に掴まってろ」流血なんてこの時は気にも止めていなかった。ただこの二人の命を助ける!その一心で…
 【テレポート】
 「ドサッドサドサ」三人に国を囲う大きな壁の上に転がり落ちた。
 「痛ったーここは?どこですか?」
 「たく、ハルトこれもう少しコントロールできねぇのかよ」
 「……」ハルトは黙り込んでなにも答えなかった。ハルトの様子は明らかに沈んでいた。
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