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弱肉強食
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体育館の中には避難所が設けられていた。
水害や震災などがあった時にテレビで見た光景。
愛理は段ボールで区切られたプライベートスペースに座る。
与えられたのは乾パンとレトルト食品にペットボトルの水。
ここでは誰もが疲れ切っていた。何が起きているのか分からない。
警察官や消防官ですら、傷付き、ボロボロになっている。
自衛官が居なければ、多分、皆殺しにされていただろう。
それだけははっきりしていた。
外では銃声が止む事は無かった。多分、ここに派遣されている自衛官達がここに集まって来る怪物と戦っているからだろう。銃声が聞こえるのがむしろ安心に繋がっていた。
愛理が避難所に連れて来られて半日が経った。すでに夜となっている。
愛理はスマホを何度も見る。何人かの友人から連絡があったが、返信しても、それ以上の反応は無かった。
そして、家族からは一切の返事が無かった。
休憩に入った自衛官に自宅周辺の話を聞いた。
各地で怪物が出現しており、安全な場所は無い。ほとんどの場所で地形が大きく変わり、その際に被害を受けた人が最も多いらしい。愛理の自宅があるマンションはすでに倒壊している。周辺は多くの怪物が確認されており、自衛隊も生存者探索に入れない。
つまり、家族の生存も絶望的だと言えるわけだった。母は自宅だろうし、妹は地元の中学校。可能性としては新宿に会社がある父だけである。だが、その父とも連絡はつかない。生きていれば、返事をしてくるだろう。
これ以上、家族を探す労力をするのは無駄ではないか?
酷くあっさりとした答えだが、この絶望的な状況において、当然の答えだと信じた。
夜半過ぎ。
銃声は断続的に鳴っている。夜でも怪物は現れるのだと誰もが思い、恐怖した。
愛理も耳を塞ぎながら、とにかく眠ろうとした。
灯りの消された体育館内に嗚咽だけが流れる。
愛理はなかなか眠れなかった。
その時、銃声が激しくなった。そして、爆音が聞こえた。
体育館の鉄扉が開かれる音がして、「危険だ!逃げろっ!」と自衛官が叫んだ。
暗闇の体育館で悲鳴が起きた。人々は慌てて逃げ惑う。だが、どこに逃げろと言うのだろうと愛理は思った。
銃を持つ自衛官が危険だと言う状況で逃げられる場所があるのか?
愛理は非常食の入ったビニール袋を手に提げ、立ち上がったまま、状況を眺めた。
突然だった。体育館の屋根が破壊され、天井の一部が落下してきた。鉄骨に潰される人が居た。
だが、愛理はそんな事よりも天井に空いた穴を見た。
ドラゴン
月明かりに微かに見えたのは巨大な怪物の顔だった。
それが渋谷で遭遇したドラゴンだったのか愛理には解らない。だが、憎しみを持つには充分だった。
愛理は手に提げていたビニール袋を天井に向かって投げた。それが天井に届く事は無かったが、怪物は体育館の屋根から去った。
愛理は開け放たれた鉄扉から外に出る。自衛官達が懸命に戦闘を続けている。だが、その数はかなり減っている。
呻き声が聞こえる。愛理は傍らを見た。そこには自衛官が倒れていた。左腕を失い、多量の出血をしていた。
やらなければ・・・殺される。
愛理は落ちていた64式狙撃自動小銃を手にした。
銃の使い方など知る由も無い。アニメや映画などで見た程度だ。
「お前・・・撃てるのか?」
倒れていた自衛官が息も絶え絶えに愛理に声を掛けた。
「わからない」
「ハァハァ・・・教えてやる。一度しか言わない。よく聞け」
自衛官は銃の使い方を愛理に手短に教えた。愛理は手際よく、銃の使い方を覚えた。
そして、構えた。
空には巨大な影が飛び回り、地上には何かが蠢いていた。
悲鳴と怒号と銃声。
地獄とはこういう事かと愛理は思った。
そして、その憎しみの対象とも言える存在。ドラゴンは月に照らされた。
愛理は照準鏡の中にそれを捉えた。醜い怪物の顔を見据えた。
引金を引くと、銃声と共に全身を貫くような重い反動を受けた。
夜空に悲鳴が響き渡った。それがドラゴンの悲鳴であったと愛理は手応えを感じていた。
「さぁ・・・私を食いたければ、掛かってきな」
愛理は再び銃を構えた。
朝まで愛理は撃ち続けた。
予備の弾は無くなり、自衛官の持っていた9ミリ自動拳銃を撃った。
夜明けが来て、生き残った僅かな自衛官は憔悴した表情で体育館に戻って来た。
そこに愛理の姿を見付けた。彼女の周りには多くの緑色した怪物の死体が転がっている。
「君がやったのか?」
自衛官の一人が驚きながら尋ねる。
「えぇ・・・ゴブリンは私が殺したわ」
愛理は手にした拳銃を見せ、そう答えた。それを見て、自衛官達は驚いた。
「銃の使い方はここに倒れている人に教えて貰ったの・・・もう死んでいるみたいだけど」
愛理に銃の使い方を教えた自衛官はすでに冷たくなっていた。彼の同僚達は彼の名前を呼び掛けた。
「そうか。多分、ここで生き残ったのは少ないだろう。ここも危険になった。我々は駐屯地へ帰還命令が出た。自衛隊にもかなりの損害が出ているようだ。避難場所も撤収と同時に駐屯地への避難民の移動が決まっている。一緒に行こう」
自衛官の指示に断る理由など無い。愛理は手にした銃をギュッと握り締めた。それを見た自衛官の一人が亡くなった自衛官の装備を取り外し、愛理に手渡した。
「もし・・・頼めるなら、君も戦って欲しい。僕らも見ての通り・・・もう4人しか残って居ない。生き残った人々だけ連れて、駐屯地までに戻るにも戦力が必要だ。頼むよ」
生き残った人々は30人ぐらいは居る。確かに、駐屯地まではまだ、かなり距離がある。移動にトラックを使うにしても戦力不足だった。
「解った。やれるだけやる・・・死にたくないから」
愛理はトラックの荷台に乗り込み、空になった弾倉を外し、自衛官から預かった銃弾を詰め始めた。
自衛隊に守られながら、ゆっくりと走り出したトラック。
揺られながら愛理は不意に街角を見た。大きく崩れたアパートには巨躯が倒れていた。それは青色の鱗に覆われたドラゴン。死んでいるのか、動かない。だが、愛理は確信した。それが昨晩、彼女が撃ったドラゴンだと。
水害や震災などがあった時にテレビで見た光景。
愛理は段ボールで区切られたプライベートスペースに座る。
与えられたのは乾パンとレトルト食品にペットボトルの水。
ここでは誰もが疲れ切っていた。何が起きているのか分からない。
警察官や消防官ですら、傷付き、ボロボロになっている。
自衛官が居なければ、多分、皆殺しにされていただろう。
それだけははっきりしていた。
外では銃声が止む事は無かった。多分、ここに派遣されている自衛官達がここに集まって来る怪物と戦っているからだろう。銃声が聞こえるのがむしろ安心に繋がっていた。
愛理が避難所に連れて来られて半日が経った。すでに夜となっている。
愛理はスマホを何度も見る。何人かの友人から連絡があったが、返信しても、それ以上の反応は無かった。
そして、家族からは一切の返事が無かった。
休憩に入った自衛官に自宅周辺の話を聞いた。
各地で怪物が出現しており、安全な場所は無い。ほとんどの場所で地形が大きく変わり、その際に被害を受けた人が最も多いらしい。愛理の自宅があるマンションはすでに倒壊している。周辺は多くの怪物が確認されており、自衛隊も生存者探索に入れない。
つまり、家族の生存も絶望的だと言えるわけだった。母は自宅だろうし、妹は地元の中学校。可能性としては新宿に会社がある父だけである。だが、その父とも連絡はつかない。生きていれば、返事をしてくるだろう。
これ以上、家族を探す労力をするのは無駄ではないか?
酷くあっさりとした答えだが、この絶望的な状況において、当然の答えだと信じた。
夜半過ぎ。
銃声は断続的に鳴っている。夜でも怪物は現れるのだと誰もが思い、恐怖した。
愛理も耳を塞ぎながら、とにかく眠ろうとした。
灯りの消された体育館内に嗚咽だけが流れる。
愛理はなかなか眠れなかった。
その時、銃声が激しくなった。そして、爆音が聞こえた。
体育館の鉄扉が開かれる音がして、「危険だ!逃げろっ!」と自衛官が叫んだ。
暗闇の体育館で悲鳴が起きた。人々は慌てて逃げ惑う。だが、どこに逃げろと言うのだろうと愛理は思った。
銃を持つ自衛官が危険だと言う状況で逃げられる場所があるのか?
愛理は非常食の入ったビニール袋を手に提げ、立ち上がったまま、状況を眺めた。
突然だった。体育館の屋根が破壊され、天井の一部が落下してきた。鉄骨に潰される人が居た。
だが、愛理はそんな事よりも天井に空いた穴を見た。
ドラゴン
月明かりに微かに見えたのは巨大な怪物の顔だった。
それが渋谷で遭遇したドラゴンだったのか愛理には解らない。だが、憎しみを持つには充分だった。
愛理は手に提げていたビニール袋を天井に向かって投げた。それが天井に届く事は無かったが、怪物は体育館の屋根から去った。
愛理は開け放たれた鉄扉から外に出る。自衛官達が懸命に戦闘を続けている。だが、その数はかなり減っている。
呻き声が聞こえる。愛理は傍らを見た。そこには自衛官が倒れていた。左腕を失い、多量の出血をしていた。
やらなければ・・・殺される。
愛理は落ちていた64式狙撃自動小銃を手にした。
銃の使い方など知る由も無い。アニメや映画などで見た程度だ。
「お前・・・撃てるのか?」
倒れていた自衛官が息も絶え絶えに愛理に声を掛けた。
「わからない」
「ハァハァ・・・教えてやる。一度しか言わない。よく聞け」
自衛官は銃の使い方を愛理に手短に教えた。愛理は手際よく、銃の使い方を覚えた。
そして、構えた。
空には巨大な影が飛び回り、地上には何かが蠢いていた。
悲鳴と怒号と銃声。
地獄とはこういう事かと愛理は思った。
そして、その憎しみの対象とも言える存在。ドラゴンは月に照らされた。
愛理は照準鏡の中にそれを捉えた。醜い怪物の顔を見据えた。
引金を引くと、銃声と共に全身を貫くような重い反動を受けた。
夜空に悲鳴が響き渡った。それがドラゴンの悲鳴であったと愛理は手応えを感じていた。
「さぁ・・・私を食いたければ、掛かってきな」
愛理は再び銃を構えた。
朝まで愛理は撃ち続けた。
予備の弾は無くなり、自衛官の持っていた9ミリ自動拳銃を撃った。
夜明けが来て、生き残った僅かな自衛官は憔悴した表情で体育館に戻って来た。
そこに愛理の姿を見付けた。彼女の周りには多くの緑色した怪物の死体が転がっている。
「君がやったのか?」
自衛官の一人が驚きながら尋ねる。
「えぇ・・・ゴブリンは私が殺したわ」
愛理は手にした拳銃を見せ、そう答えた。それを見て、自衛官達は驚いた。
「銃の使い方はここに倒れている人に教えて貰ったの・・・もう死んでいるみたいだけど」
愛理に銃の使い方を教えた自衛官はすでに冷たくなっていた。彼の同僚達は彼の名前を呼び掛けた。
「そうか。多分、ここで生き残ったのは少ないだろう。ここも危険になった。我々は駐屯地へ帰還命令が出た。自衛隊にもかなりの損害が出ているようだ。避難場所も撤収と同時に駐屯地への避難民の移動が決まっている。一緒に行こう」
自衛官の指示に断る理由など無い。愛理は手にした銃をギュッと握り締めた。それを見た自衛官の一人が亡くなった自衛官の装備を取り外し、愛理に手渡した。
「もし・・・頼めるなら、君も戦って欲しい。僕らも見ての通り・・・もう4人しか残って居ない。生き残った人々だけ連れて、駐屯地までに戻るにも戦力が必要だ。頼むよ」
生き残った人々は30人ぐらいは居る。確かに、駐屯地まではまだ、かなり距離がある。移動にトラックを使うにしても戦力不足だった。
「解った。やれるだけやる・・・死にたくないから」
愛理はトラックの荷台に乗り込み、空になった弾倉を外し、自衛官から預かった銃弾を詰め始めた。
自衛隊に守られながら、ゆっくりと走り出したトラック。
揺られながら愛理は不意に街角を見た。大きく崩れたアパートには巨躯が倒れていた。それは青色の鱗に覆われたドラゴン。死んでいるのか、動かない。だが、愛理は確信した。それが昨晩、彼女が撃ったドラゴンだと。
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